バニッシングポイントのお作法(3)
お猿@おはようございます。
すでに新機能と言うにはどうかと思うが、PhotoshopCS2 の新機能「バニッシングポイント」の紹介をしている。前回までは、面を作成するまでやってみた。この出来不出来が質に大きく左右するので、丁寧にやりたいものだ。
さて、お次は作った面にいろいろと張り込んでいこうと思う。
第1回の時に紹介した素材のうち、お猿謹製のドラゴン君のポスター(?)をコピー&ペーストで、バニッシングポイントの画面にペーストする。そして、「変形ツール(T)」で対象のオブジェクトを選択して拡大縮小などの変形を加える。
そして、移動すると面の形状や遠近感に応じて選択されたオブジェクトの形がスルスルと変形する。
ここで、自然に馴染ませるために、上のメニューで「ぼかし」「不透明度」「ブレンド」を設定できる。そのまま貼り付けた状態では周囲がザックリ切れていていかにも「貼り付けました」といわんばかりになってしまうので、ぼかしを使ったりするのもいいが、結構秀逸だと思われるのが「ブレンド」というもの。「オン」「オフ」「輝度」から選べる。
「オフ」は全くブレンドかけずに貼っただけというもの。「オン」は合成モードの「乗算」のようなものだが、結構使えるのが「輝度」というもの。背景の輝度に合わせてオブジェクトの明るさが変わるのだ。これで、ライティングに応じて自然に貼っていくことができる。
ちなみにMacintosh版ならオプションキーを押してからドラッグしていくと複製ができる。上記のようなコーナーに来たらちゃんと向きを変えて変形するのだから面白い。
そうして、壁だろうが、地面だろうがベタベタと貼っていくことができるのです。上のサンプルは急いで作ったもので、変であるがほかにも色々と使い方があるので研究してみるといいでしょう。それにしても、ブレンド条件を「輝度」でやっていくと上記の写真のように光の当たった壁と当たっていない壁でキッチリ変わっているのがお分かりだろうか?
ちなみに、バニッシングポイントから通常の編集画面に戻り、背景画像を消すと上記のように、分離して表示ができる。最初に「新規レイヤー」を作ってからかからないと、バニッシングポイントから戻ったときに、オブジェクトは背景に貼り付けられた状態になって修正不可能になってしまうので、微調整や加工を加える為にも「新規レイヤー」を作ってから臨みたい。
ではでは。
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