お猿@おはようございます。
さて、前回の「続・NECのPCサポートはスゲエ!(第1話)」の続編です。現在の
VALUESTAR G タイプCを安く購入する為に売りに出されることになった先代の
LaVie Gちゃん。2年程度しか使っていないので、オンラインの見積もりでは高く売れそう。しかし、これは最高の状態であればの話だ。ところが具合の悪いことにLCDパネルに不具合があって減額の対象になりそうだった(第1話参照)。そこで、3年間安心保証に入っていた私は、無償でカンペキな状態に修理してもらうことにした。

そう、あくまでも評価額を吊り上げるために……。 それで、予定より1週間ほど遅れて修理が完了した私のLaVieが戻ってきた。でも、動作テストをしたらHDDを真っ白にして使われることなく売り出される運命に……。まあ、新しいご主人様の元で頑張ってもらいたい。お前は、今の最新型LaVieに勝っても劣らないスペックを持っているから自信を持てよ……。

……で、動作テストをすべく梱包を解いてみた。搬送時の衝撃に耐えられるように厳重に梱包されている。言うまでもなくACアダプタも電源コード、その他の書類も綺麗に収納されている。 ……で、PC本体を包んでいるエアークッションを破って中身を出すと……、
更にもう1枚の袋で包まれていた。手書きのナンバーシールが隅っこに張られていたが、修理センターで管理された面影があって、なぜか嬉しい。では、電源を入れて動かしてみましょう。

データ移動を忘れていたものがあったので、現在のPCであるVALUESTARの横で起動する。他にもMacintoshがあるから、どこぞのパソコンオタクの気分になった。まあ、束の間ですけどね……。では、画面を真っ白にして、LCDパネルの中央にあったススのようなものがあるか確認してみましょう。

……おお、消えている。ムラなく真っ白な美しい画面です。
第1話であったように、修理が遅れた理由は、NECさんが診断を行ったところ、こちらが言ったLCDパネルの不具合以外に何箇所か不具合が見つかったそうで、むしろそっちの部品を調達するのに時間がかかっているからとのこと。年に一度の定期健診に行ったところ、ちょうど胃にポリープでも見つかったような気分だ。
電話で修理する内容を聞かされたが、よく分からないので、ジックリと修理の報告書を見てみよう。添付されてきた「納品書兼ご報告書」に詳しく書かれているので見てみるとしよう。

これが「納品書兼ご報告書」だ
これには、
という項目が用意されている。
最初の「ご指摘症状」は、こちらが当初言っていた不具合である。いわゆる、受け取りに来た時に添付した「修理チェックシート」に記入した内容が書かれている。
「ディスプレイの半分より上の部分が黒い霧がかかったような様態。放電、BIOSの初期化でも改善せず」
……と書かれている。超アバウト&超テキトーに書いた私の依頼を、実に見事に分かりやすく、名文で書かれている。ただ、NECはこれだけではない。ちゃんとPCの健康診断もやってくれるのだ。他に問題はないか診断してくれる。その結果が次の「診断内容」に詳細に記されている。
「この度は機器修理によりご迷惑をおかけしています。ご指摘の症状を確認致しました。LCDパネル故障による画面表示不具合、ご指摘外にてLCDベース・LCDベゼル変形により背面部に隙間が開いてしまう症状、メインボード不具合により間欠的に起動しない症状を確認致しました為それぞれ交換を行います」
……とのことだ。まずはお詫びから入り、指摘外の症状を簡潔に書き、交換する旨が記されている。ハッキリ言ってメインボード不具合から起こる「間欠的に起動しない」なんて認識していませんでした。……が、買取査定をしたならばLCDパネル不具合による減額とは比べ物にならない減額になるに違いない。本当に頭が下がりました。
そういえば、当ブログの「NECのPCサポートはスゲエ!」にコメントくださったexhさんが、「自分もNECのサポートには感動したことがあります。3年ほどまえノートPCを使っていて、僕が大きく振動させるようなことしたのが原因なんですが、それは言わずに突然HDDが音を出して壊れたみたいだというようなことを言って修理にだしたことがありました。実はそれ以外にキーボードのボタンが1個機能しなくて、そのことを電話で言われたんですが、馬鹿正直に自分が飲み物をこぼして・・・ということを言って自分に非があるので、何を考えてか(その場合は有償のはずなので)そちらは修理していただかなくていいと言ってしまいました(金欠だったので)。そしたら、なんと電話のお姉さんが、「うちの技術者が満足しないと思いますのでそちらも修理させていただきます。」と。ほんと感動しました」とおっしゃっていましたが、まさにその通りでした。プロ意識を感じます。
では、修理はどうなったのか?それが「修理内容」に記されている。
「メインボード、LCDパネル、LCDベース及びベゼル交換を行いました。電源ボタン押下による繰返し起動テスト正常。タップテスト、ヒートランにて画面正常表示を確認。OS起動、ウィルス検査(メール添付ファイル、圧縮ファイル除く)正常。当社テストツールによる総合テストにて異常はございませんでした。」
……だそうだ。交換部品の数々を見ていると、ほとんどパソコン全部を入れ替えたのではないか?とさえ思われる。それにしても、高そうなパーツのオンパレードではないか。実際に交換した部品のリストも記述されている。
うわ~、高そうです。ちなみに、このLaVieは以前の記事にあるようにコンデンサの破裂による発煙トラブルで一度メインボードを丸々交換している。そうなると、これで2度目だ。これはNECが不良品を使っているように思えるかもしれないが、私自身、今まで使っていたSH○RPのメビ○スでも何度かマザーボードの交換をやっている。当時は、延長保証なんてバカバカしくて入っていなかったので、実費で5~6万円取られていた。モバイルPCを扱う私自身に問題があるような気がする。それにしても、2度もメインボードを交換したとなると、このLaVieの修理代だけで1台新品を購入できるのではないか?さて、修理代金は実際にいくらかかったのだろうか?

ジャーン!ベーシックモデルのパソコンなら買えちゃう値段だ
……ということで、 修理代金は、しめて115900円也!
これだけあったら、そこそこ良いパソコンをゲットできてしまうぞ。前回のメインボード交換も合わせれば、相当いいパソコンをゲットできる値段になる!もし、延長保証に入っていなかったら前回の修理代も含めて全額自己負担だから考えただけでも、ゾーッとする。ハッキリ言って、自動車保険や火災保険なんかよりもお世話になる可能性は大です。しかも、購入段階で支払ってしまえば、3年間は保証されるから年々に更新する必要もありません。3年も経てば次のがほしくなる人も多いでしょうし。
それにしても、特にノートPCを持っている人ならば
NECパソコンの延長保証(全4種類)には絶対に加入しておくべきだと思う。4種類というのは、不具合の程度によって値段が変わってくるのだが、ユーザーの過失による延長保証には入っておくべきでしょう。モバイル環境の場合は、そういう過失による故障がつきものですから……。このサービスは
NEC Directで購入したものだけでなく、店頭に並んでいるNEC商品にも有効なので、是非とも追加で入っておくことをオススメしたい。なんせ、私のLaVieの修理代が全部チャラになることを思えば安いモンです。
まあ、私の場合は
NEC Directでの購入なので、PCを購入した段階で結構なポイントが付く。それと下取りしてもらうことでも結構付くので、ポイントが付いた段階で、そのポイントを利用して延長保証を購入すれば安く加入できるっていう寸法です。PC購入後60日以内に加入すれば有効だった筈なので、是非ともオススメします!
一応、上記の写真のようにこちらが送ったものもリストアップされていて、修理完了後に送り返す際にチェックしているのが分かる。コード類を束ねていた「結束バンド」までチェックされているのには驚きました。本当に正直者の集まりという印象を受けました。
……で次回の修理を出す際に必要な新しい「PC修理チェックシート」も入っていました。今回の修理で購入時に入っていた分は使っちゃいましたからね。でも、すぐ売っちゃうから必要ないんだけど……。ゴメンね、NECさん……。
……で、NECサポートネタは完結のように思われますが、まだまだ奥深いサポート話がありますので、時間を見つけてはレポートしていきたいと思います。NECのサポートはNO1!とつくづく感ずる今日この頃です。
ではでは。
~今日のリンク~
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