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Nikon D80購入記 / レンズキット?ボディのみ?編

 お猿@おはようございます。

 そんなワケで、キムタクをして「やっぱりいいわ、ニコン……。かっけー!」と言わしめたNikon D80 でありますが、購入に踏み切るまではNikon D200 と迷いはしたものの、比較的早かったように思います。何よりも先立つものの差と、その差に相応したスペックを持ち合わせているかと言えばボディの堅牢性と連写機能の差くらいしかなく、画質云々で言っていけばD80もD200も大差がないということから決めました。(そうは言っても、D200の重量と大きさには未練があるのだが……)

 それで、D80を購入することにしたのだが、デジタル一眼レフには購入段階でコンパクトデジカメにないプロセスがある。「レンズ選び」だ。なんせ、デジタル一眼レフの醍醐味は様々なレンズを試せるということ。特にニコンに至っては長い歴史を持つニッコールレンズを筆頭に、サードパーティのレンズメーカー製によるニコンFマウントレンズが多数揃えられている。このレンズ選びをしないとあっては、一眼レフの良さを最大限に引き出せない。

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 そこで、D80を購入すると決まったら、まず最初に下記の3点の選択肢から選ばねばならない。

  1. Nikon D80 AF-S DX18-135Gレンズキット
  2. Nikon D80 AF-S DX18-70Gレンズキット
  3. Nikon D80 ボディー

 ボディを選ぶ段階で、この3点がニコンから出ている。

 1つ目も2つ目も、スタンダードなレンズが付いてオトクというものだ。しかし、僕には以前から目を付けているレンズがある。「AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF) という、超人気レンズだ。このレンズを知ったのは、あの電塾のサイトにて鹿野宏さんによるテストレポートによってだ。見てみるとズームレンズならではの欠点がかなり解消されている。同類のレンズとしては、TAMRONからは「TAMRON AF18-200mm F3.5-6.3 XR Di II/A14 」、SIGMAからは小型軽量の「SIGMA 18-200mmF3.5-6.3DC 」が出ている。

 値段的には純正のニッコールがダントツに高い。しかし、高いのには理由がある。ボディ内手ブレ補正が付いていないのがD80なので、その分、レンズ内手ブレ補正というものがニコンには付いているのだ。つまり、VR機能(Vibration Reduction)だ。このメリットは、ファインダーから覗いてVR適用後の状態を確認できるということだ。ボディ内手ブレ補正は、光学ファインダーでは確認できない。そうなってくると、望遠側の手ブレが補正されるとなれば、三脚ナシで撮れる範囲が広がるということだ。スナップ写真用途の私としては、実に歓迎されるべきことなのだ。それ以外にも、このレンズは諸々のズームの弱点を克服していて他社と大きく引き離している。

 D80のレンズキットは全て広角18mmスタート。望遠側が、この200mmに追いついていない上にVRが付いていないとなると、「勿体ないゴミ」になりかねない。そこで、Nikon D80 ボディー をチョイスすることにした。

 勿論、レンズはAF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF) だ。他にも、ポートレート撮影用に単焦点も欲しいということで、AF Nikkor 50mm F1.4D も同時発注。この焦点距離で「AF Nikkor 50mm F1.8D 」というものも存在したが、少しでも明るいのが欲しかったので、コレを選びました。

 いずれにせよ、品薄な人気商品らしく、18-200mmは3ヶ月待ち。50mmは1ヶ月待ちと言われてしまった。特に前者はニッコール業界でも有名な超品薄商品なのだ。早く欲しいのはヤマヤマだが、焦って変なものに流れたくないので我慢しよう。

 これでいずれ貯蓄ができたならば、次は広角ズームということで、「SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM を狙いたい。ニッコールの広角ズームは「AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G (IF) 」と18-200mmとダブるところが出てくる上に、シグマよりもダブルスコアで高いので避けようと思う。VRも付いていないし、何よりも10mmの広角が手に入れられるのはウレシイ。案の定、これまた品薄な商品であったりするのだ。

 こんな感じで、レンズ選びも充実させたいので、ボディのみと先ほどの2本のレンズを発注……。更に他のアクセサリも発注するのだが、この辺は次回送りにしたいと思う。

 この日記を書いている段階で、50mm単焦点は届いております。発注後1ヶ月以上が経った今も、未だ18-200mmが届かず!そうこうしているウチにTAMRONが「TAMRON AF18-250/3.5-6.3XR DiII A18N 」という18-250MMというスーパーズームレンズを発売してしまってうっかり浮気しそうになりましたが、VRが付いているハズもないので踏みとどまっています。18-200mmが、いつになるやら、気長に待ちたいと思います。

 ではでは。

~今日のリンク~
メディアラボNEXT店

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Nikon D80購入記 / デジイチが欲しい編

 お猿@おはようございます。

 超・久しぶりのブログということで、うっかりココログ管理画面に入れなくなって焦っておりました。何とか入れましたので最近購入いたしましたデジイチ(デジタル一眼レフ)の購入記でも書いていきたいと思います。

 一応、芸名に「フォトグラファー」と付いているだけあって、僕は職業柄カメラをいじることが多いのです。……と言ってもプライベートデジカメを買ったのは平成12年発売のFUJIFILMのデジカメであるFinePix40iだ。当時は、フォトレタッチこそやっていたが仕事で撮影ということはやっていなかった。その為、このデジカメは「写るんです」並みの小さなレンズで単焦点。従って光学ズームなどないので、専らデジタルズームという「なんちゃってズーム」だ。画素数は400万画素オーバーという当時としてはかなり優秀な成績を謳っていたが、FUJIFILMのお家芸のスーパーハニカムCCDとやらで実質は400万画素もないというマユツバものだった。しかし、色も鮮やかで日頃の記録的な用途ならば申し分ないものだった。まあ、このカメラが如何にホビーなカメラだったかというのは、MP3プレイヤー内蔵というフザけた機能がトッピングされているあたりであろうか?……とはいえ、僕は頻繁にこのMP3プレイヤーとしての利用もしていたので、やっぱりド素人の部類だった。

 そのうち、約6年前くらいからフォトレタッチをしているうちに、自ら撮った方がよっぽど印刷用途に向いた写真素材を確保できるのではないだろうかと思い、編集部に直談判を持ちかけやってみることになった。この時が、僕のデジタルフォトグラファー元年とする。まあ、撮影はもっぱらAUTOモードだったので、やっていることは素人同然。今から考えれば恥ずかしい限りだ。

 ……で、仕事で光学ズーム付きのそこそこ良いデジカメを使わせてもらっていたので、プライベートも単焦点なFinePix40iじゃ物足りなく、そもそも電源系統がイカれてきていたので買い替えを決意。メディアもスマートメディアという化石のようなものを使っていたので決意は固くなっていった。

 そこで買ったのが、Canonのコンパクトデジカメ「PowerShotS80」だ。当時、我が家は新築で、現場の進行状況の写真を納めるために先代のFinePix40iで撮りまくっていた。しかし、単焦点で広角がきかない。狭い室内で極力全体を写せる機能が欲しかったので、この時のデジカメ選択の基準はメーカーではなく、「如何にして、広角まで写せるか」ということだった。勿論、ワイドコンバーションレンズなんていう面倒くさいものを購入しない条件だ。そうなってくると、広角28mmという性能を誇るPowerShotS80くらいしかなかったのだ。本当は、コンパクトなIXYが良かったが、今でこそIXY DIGITAL 900 IS という28mm広角対応機種が出ているものの当時はなかった。仕方なく、PowerShotS80となったワケだ。それにしても、やっぱり28mmは室内でもほぼ満足いく内容に仕上がるのであった。

 だが、この頃から仕事で使うようになったのがデジタル一眼レフのEOS kiss Digitalである。廉価版でコンシューマー向けのデジイチ入門機だ。広角18mmからの標準レンズでワイドに撮れる。更に、デジカメと言えば背面液晶を見ながら撮影……というイメージだったのが、ちゃんとファインダーを覗いてトリミングを決められるという、まさに「一眼レフ」だったのだ。この撮影のしやすさで、背面液晶を眺めながら撮影するなんて……という感覚になっていく。画素数は600万画素そこそこなのだが、次第に仕事で使う写真が大型化していき、600万画素では力不足になってきた。世間では1000万画素オーバーが普通になりEOS kissシリーズもEOS KissデジタルX という1000万画素オーバーモデルを売り出して、入門者でも高画素の恩恵にあずかれるようになった。

 そこで、稟議にかければいいのだが、いつになるか分かったものじゃない。そもそもフォトグラファーならばマイデジイチを持って、日々持ち歩いて鍛錬すべきでないか。写真の上達は撮った枚数によるとさえ言われる。それによって、経験が増え、さまざまな状況で最適なショットを得られるのだ。よし、デジイチを持とう!となったワケだ。

 そこで、本屋に行き、デジイチ選択の基準としてデジタルカメラマガジンを購入。丁度、デジタル一眼レフの格付け特集がなされていたからグッドタイミングだ。

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 これで見る限りでは、新参者のFinePix S5 pro が1位になっていた。なるほど、スーパーハニカムCCDの恩恵でダイナミックレンジは非常に広い。ただ、色づくりしすぎの感があるメーカーは今回は消去していった。理由は後日述べたいと思う。FUJIFILMは日本を代表するフィルムメーカーだけあって、デジイチでもボディはNikonを使い、画像処理系統は自社のこだわりを見せるというギトギトの色づくり派なのだ。従って、このボディのベースとなったNikon D200 に白羽の矢が当たった。

 非常にNikonらしい渋い作りで、お安いながらもプロユースで十分使えるモデルだ。マグネシウム合金のボディという惚れ惚れするものだったが、僕としてはチョット高嶺の花だった。この大きさといい重量といい僕好みだったが、タッチの差で懐が寒いのだ。

 では、2番手のNikon D80 は?とスペックを見てみると、ボディではD200にかなわないものの、画像処理系統はほぼD200譲りなのだ。確かにD200が5枚/sという連写性能に対して、D80が3枚/sという違いやその他の違いがあるものの、スポーツを撮るわけでもないので、これは無視した。むしろ、画質云々で言っていけばD80が上回るところがあるくらいの甲乙付けがたいものがあったので、「ならば、費用はレンズに賭けよう」という選択をしてD80をマークするのであった。そして、近くの大手カメラ専門店に行く。

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 ここで、Nikon系列のデジタル一眼レフのNikon D200 Nikon D80 」「Nikon D40 をそれぞれいじってみた。CanonもFUJIも眼中になかった。流石にD40になってくると、画素数的に全く問題にならず、そもそも小さすぎるので指がガバガバに余ってしまう。やっぱり、D80だ。一度いじっちゃうとD200より軽いし、指が余るけど許容値だ。……ということで、一応、この3機種のカタログとレンズカタログを頂いて帰ってきた。

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 ああ、キムタクが微笑んでいる。そういやD80のCMなんか見ていると、あまり好きじゃないキムタクがやっていてもいいものに見えてくる。

 そんなワケで、Canonユーザーだった僕も、雑誌やらカタログを眺めているうちに段々と洗脳というかマインドコントロールされていきまして、D80ゲットに向けてプロジェクトは進んでいくのであった。

 ではでは。

~本日のリンク~
ニコン
カメラのキタムラ インターネット店
親鸞会 東京

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