SB-800はどれくらいワイヤレスか?(後編)
お猿@おはようございます。
前回の記事(前編)から、Nikon純正クリップオン式ストロボで最上位機種の「スピードライト SB-800 」のアドバンストワイヤレスライティング検証を行っている。検証と言っても、私の持っているデジタル一眼レフの「Nikon D80
」との相性で、この内蔵ストロボを主灯とするワイヤレスライティングは、どれくらいワイヤレスなものか?ということを、大人気なくガチンコで検証してみた。
前回は、主灯と反対側にSB-800を置いても発光したので、更に難易度を増して検証してみた。
今回は、反対側を向けるだけでは全く無意味ということが分かったので、カメラとストロボの間に障害物を置いてみることにした。それぞれを反対向きに置くのは前回と同様で、その間に、そこそこ厚い座布団を立てて仕切ってみた。D80とSB-800の絆は如何に?座布団という壁で絆は切れてしまうのか!?
さて、結果は……?
あ、光った……
あっさりと光っちゃいましたね。まあ、こうこなくっちゃ、これだけのことで1つの記事を書こうと思っている僕としても、面白くありません。もうちょっと粘ってもらわないとね。まあ、一応、マニュアルには「ワイヤレス補助灯について」という項目の「補助灯の配置についてのご注意」に、こういった記述がある。
- 補助灯は、主灯の光がセンサー窓に入る位置(通常はカメラより被写体に近い位置)に置きます。特に、手持ちで撮影する場合、主灯の光が確実にセンサー窓に入るように、補助灯はカメラより前に構えてください。
- 主灯と補助灯の間に障害物があると、正常な交信ができません。
……とある。どうやら、主灯の光がセンサー窓に入りさえすれば補助光は発光するらしい。まあ、センサー窓が主灯から発せられる光に向かっていれば発光するのは言うまでもないが、主灯から発せられた光が、壁など何らかの形で反射したものであっても、センサー窓がその光に向かってさえいれば、感知して発光するっぽい。だから、障害物があれば良かろうと思ったのだが、座布団の周囲から回り込んだ光に反応してしまったようだ。
そこで、SB-800のワイヤレスリモートセンサー窓を直接何かで塞いでしまったらどうだろう?と思いまして、ひとまず、我々に馴染みのある「付箋紙」をセンサー窓に張ってみた。
こんな感じで付箋紙1枚でセンサー窓を塞いでみました
では、行ってみましょう。
パシャ!
いやあ、やっぱり光っちゃったね。付箋紙くらいワケないようです
……まあ、付箋紙1枚くらいでバテテしまってはね。これくらいなら、光を通すのでしょう。さすがは相性の良い、カメラとストロボですね。これくらいできれば、余程の撮影環境でも、ワイヤレスライティングを楽しめることが分かりました。
でも、これではガチンコとは言えませんので、更にブ厚くしてみました。それがコレ。
ふふふ、これでどうだ!何も見えまい!
デジカメの汎用性ケースとして売られているDigioについている液晶クリーナーです。厚手の布で遮光性はバッチリ!これでガッツリとセンサー窓を塞いでみました。これではさすがに無理でしょう……。では、行ってみましょう。
パシャ!
あれ?光らないぞ。もしかして、もうギブアップ?
結果は、この通りで、全く光りませんでした。個人的には、ここで光ってくれると、もうちょっと盛り上がると思ったのですが、一気に熱も冷え切ってしまいましたね。ここを乗り切ったらカメラは屋内、ストロボは屋外に置いて挑戦してみようと思ったのですが……。でも、今から思えば、ここでギブアップしてくれて良かったと思います。だって、大人気ないもん。
では、座布団を取り除いたらどうなるでしょうか?
パシャ!
あれ?これでも光らないの?
これはさすがに光るだろうと思ったら光りませんでしたね。これくらいは乗り切るだろうと思ったのですが……。
まあそんなワケで、センサー窓にくっつけるようにして遮光しなければ、光るということが分かりました。センサー窓さえ塞がなければ、たとえ、カメラとストロボの間にちょっとした壁や障害物があっても、ちゃんとワイヤレスライティングができるようなので、普通の撮影には必要にして十分な性能があると思われます。
では、今回のワイヤレスライティング検証は終了します。
ではでは。
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コメント
始めまして!
ストロボの情報集めててたどり着きました(^^)
面白いレビューをかかれてて参考になりました。
またちょくちょくよらせていただきますね。
投稿: ぶん | 2007年4月21日 (土) 00時06分
ぶんさん、こんにちは。
ぶんさんもニコン党なんですね、しかもNikon D80(笑)!
屋内撮影が多いので、ストロボは必携なんですが、なかなか自然な撮影をするには難しいですよね。
その点、当ブログで紹介させていただいた本はすばらしいですよ。
また、お越しくださいね。
投稿: フォトグラファー猿 | 2007年4月21日 (土) 20時52分
コメントありがとうございます(^^)
D200と迷ったんですけどね~
予算的にちょっと届かなかった^^;
そこへD80登場でしたので飛びついてしまいました。
僕の撮影のメインは外か水の中なので、
ストロボの優先順位はまだ低いですけど、
SB-800がとてもほしくなってしまいましたw
投稿: ぶん | 2007年4月21日 (土) 23時11分
ぶんさん、毎度どうもです。
実は僕もD200は悩んだんですよね。
予算的に借金して買うべきかどうか……。
ここの選択肢で、まず記録メディアがSDかCFかになってきますからね。
でも、画質的にはそんなに大差がないし、むしろD80の方が上だと紹介している雑誌もあるくらいなのでD80にしました。それでも、D200のホールド感は捨てがたいのでD300とか出たら検討するかもしれません。
最近はD200を見ないようにしています。
本題に戻りますがSB-800買って良かったと思っております。
水中ストロボ撮影も案外オモシロイかも……?
投稿: フォトグラファー猿 | 2007年4月22日 (日) 18時47分
どうも~
水中専用の外部ストロボは持ってるんですよ。
直につなげることは一応できますが、
TTLは使えないに等しいです(^-^;
(ほぼマニュアル設定です)
もしSB-800(600)買ったとしたら、
水中ハウジンも用意して水中に持っていくんですけどね~
D200の後継は僕も狙っています(笑)
でも先にD80の後継とか出ちゃいそうですよね。
投稿: ぶん | 2007年4月22日 (日) 20時04分
ぶんさん、早速のコメントありがとうございます。
妙にこの記事のコメントが長引いているようですが、大いに結構です♪(……というワケで勝手ながらリンクさせていただきました)
水中専用の外部ストロボ持っておられるとは脱帽です!水中でのマニュアルって結構大変そうですね。(^_^;
やっぱりD200の後継は狙っておられますか!D80の後継機が出てもマグネシウム合金のボディに惚れているので、見向きもしないかも……(金額で見向きしちゃう可能性も大アリですが……)。できれば後継機はCFとSDの両方が使えるといいなぁと思っております。
投稿: フォトグラファー猿 | 2007年4月22日 (日) 22時10分
こちらからもリンクさせていただきました~
水中撮影は何かとお金がかかります(^^ゞ
カメラを入れるハウジングでもう2台D80買えちゃいます・・・
とりあえずレンズをそろえたいので、
後継機が出たとしてもしばらくはジックリ吟味するとします(^^ゞ
投稿: ぶん | 2007年4月22日 (日) 23時44分
ぶんさん、相互リンクありがとうございます♪
水中撮影には全く縁がないので、ハウジングの価格を知りませんでしたが、そんなにするんですね!!高っっ!!
まあ、D80もD200をいじらなければ、そこそこに質感もいいので、画質でヨシとして、レンズにお金をかけたいですね。単焦点でも3本は揃えたいし、超広角ズームと、望遠でも口径の大きいヤツを狙いたい。
写真機器ってなんでこんなに高いんだ=!
投稿: フォトグラファー猿 | 2007年4月22日 (日) 23時58分