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ディフューザーを使ったストロボ撮影

 お猿@おはようございます。

 いつものやや脱線した「Nikon D80 」のレビューを行っております。この際言っておきますが、僕はストロボ撮影を毛嫌いして何が何でもやらない人間でした。しかし、インドアな仕事をしている為か、室内撮影が多く、「あたい、ストロボなしにはやっていけないわ」と限界を感じて、本格的にストロボ撮影に挑戦してみようと思ったわけです。そこで何か指南書が必要ということで、以前にも何度か紹介した学研のCAPA編集部が発刊した「デジタル一眼レフストロボ100%活用術 馬場信幸著」だったワケですね。

ぶっちゃけ、ストロボ撮影とかフラッシュ撮影と言われるものの何がイヤだったのかと言えば、あの「ストロボ臭さ」ですね。いかにもストロボで撮りましたっていう感じのテカリとか影が嫌いだったんです。……でこの本もそういうストロボ撮影のデメリットを如何に解消するか。そして、どのようにしたらストロボを使っているんだけど、さも使っていないかのような自然な撮影ができるかということを徹底的に分析しているわけです。ハッキリ言って目からウロコの名著ですよ、これは。これで1,600円なんだから安いよね!?是非、ご一読を!

 ……で、ストロボ撮影のノウハウとして掲載されていたのが、大きく分けて「ディフューザーを使った撮影」「バウンス撮影」の2つだった。まあ、ストロボ撮影をやっている人にはお馴染みの撮影方法ですね。そこで、今回はディフューザーを使った撮影について、僕なりに実践してみたものを紹介したい。

 ディフューザーとは、「影とり」とも言われるが、影がが消えるというワケではない。クッキリとした影をやわらかくすると言った方がいいだろう。それでまず、この本の中で使われているディフューザーキットを購入してみた。作ろうと思えば作れるけど、何かと長く使うので市販の物を購入してきた。紹介されていたのがストロボには定評のあるSUNPAKさんのDiffuser Kit DFU-01(ディフューザーキット DFU-01)というもの。

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これがSUNPAKさんのDiffuser Kitだ。エアークッションで出来た袋に入ってギラギラしている

 このキットの中には拡散面積の大と小の2種類と、取付用のマジックテープが入っている。取扱説明書は日本語はじめ数ヶ国語で書かれているので、そこに書かれている通りにやれば簡単に使うことができる。

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いたってシンプルなキットの中身

 一応、発光部の大きさは、「L」が190×150mm、「S」が140×110mmとなっている。ストロボから発せられた光を拡散させるので当然ながら光量落ちが起きるのだが、それは-2EVとなっているのでこれを元に調整したらいいと思う。まあ、なんせコンパクトに折りたためるのでカメラバッグのポケットなんかに入って携帯性に優れている。

 また、このディフューザーの内側は銀色の反射シートが張ってあるので、ストロボの光を無駄にしない工夫がなされている。

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内側にも銀色の反射シートという工夫が……

 そして、このディフューザーをストロボに取り付けねばならないのだが、その為にマジックテープ(ベルクロ)を使用する。あらかじめディフューザー側とストロボ側にテープを張って脱着可能な状態にしておく。ストロボにテープを張るのは非常に気が引けたが、まあずっと使うものなので、やむ無く取り付け完了となった。

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ストロボ側にもマジックテープを巻きつける。ここにディフューザーが付く

 では、今回のディフューザー試験は4パターンで検証してみた。それは下記の通り。

 まずは、ストロボを直に発光させて、何もせずに被写体を照らす。

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僕愛用のSB-800を何もせずにただ光らせた。本当に点光源っていうカンジだ

 次に僕が愛用しているNikon純正のクリップオン式ストロボの「スピードライト SB-800 」に付属しているバウンスアダプターというもの。真っ白のプラスチックの箱みたいなものだ。SB-800の発光部にはめて光を拡散させることで、光をやわらげようという作戦だ。

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バウンスアダプターを装着すると確かに上下左右に光が拡散されているように見える

 そして、ここからディフューザーキットの登場だ。まずは発光面積の小さい「Sサイズ」。

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Sサイズでも結構光が面光源になって拡散されているのでは?

 そして、同じくディフューザーキットの「Lサイズ」だ。

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Lサイズまでになってくると被写体側からストロボ本体は全く見えない。かなり光がやわらかい

 今回はそれぞれ2種類の撮影方法で挑戦してみた。……とは言っても、横位置撮影と縦位置撮影だ。横位置では影の影響がわかりにくいと言われるが、果たしてどうか?そして、影の影響が思いっきり出ると言われる縦位置ではどうか。その辺を検証してみた。使用したレンズはニッコールの誇る単焦点レンズ「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D 」だ。

 ちなみに今回のモデルはみんなのアイドルのミニーマウスちゃん♪

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これが横位置撮影。レンズの真上からの照射で被写体の下に影ができるのでわかりにくい

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そしてこれが問題の縦位置撮影。レンズの真横から照らすので非常に影がクッキリする

 では、この2種類の撮影方法で、それぞれの場合をチェックしてみましょう。写真は左が横位置で撮った写真。右が縦位置で撮った写真となっている。絞り優先でF8、ISO 100、露出補正は0EVとなっている。ヒストグラムも付けたので、それぞれの明るさも要チェックや!

●SB-800そのまま発光

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横位置はさすがに下にしか影がでないので分かりにくい。でも、両方とも影がシャープ

 いずれにせよ、影の輪郭がとてつもなくシャープに写っている。これを基準に他の3つの方法を見ていこう。

●SB-800にバウンスアダプター使用

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何とな~く影がやわらかくなったようにも見えるが

 例の白いハコを取り付けて撮ったが、気持ち影の輪郭がシャープになったかなというカンジだ。指南書によれば、発光面の大きさに左右されるのだから、このやり方はむしろ光を無駄にするだけで、効果はあまりないというものだが、事実そういうことになっているようだ。

 ●ディフューザーキット Sサイズ

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左手周辺を見てみると明らかに影の輪郭がボケボケになってきている

 Sサイズだが、なかなかに影がやわらかくなっている。ただ、やっぱり-2EVと光量落ちがあるので、かなり暗めに仕上がってしまった。

●ディフューザーキット Lサイズ

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かなり暗めの仕上がりだが、影はキチンとやわらかくなっている

 流石にLサイズまで来るとかなり輪郭がボヤけてきていますね。また、あれだけの大きな面で処理しているので光量落ちも顕著に出てしまっています。露出補正は0EVでこの試験をおこなっているので、SB-800側で+2EVの補正をしてやってみました。

●ディフューザーキット Lサイズ(+2EV補正)

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これでかなり明るくなりました。もうちょっと明るくしてもいいかな……?

 ハイ結構、明るくなりましたね。これでもシャッタースピードは1/60秒だ。

 そんなワケでストロボはこれくらいの距離では直に光らせちゃいけないよってことだ。バウンスアダプターも効果はイマイチ。こういうディフューザーなら折りたためばカメラバッグのポケットに突っ込んでおけるので、是非とも携帯して、こういう場面で自然な写真を仕上げてもらいたいものである。

 では、お次はクリップオン式ストロボの醍醐味「バウンス撮影」にアタックしてみたいと思います。

 ではでは。

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コメント

こんばんは。
これからSB800/600あたりを狙っている自分的にはとても参考になりました。
直打ちすると影がキツイことになるので、デフューザー付のSB800に惹かれていたのですが(無論「大は小を兼ねる」というのもありますけど)、こうしたキットを別途用意しとくといろいろ便利なんですね。
といっても、いつスピードライトが買えるかわからないのですが(苦笑

投稿: flipper | 2007年5月12日 (土) 22時20分

flipperさん、いつもコメントありがとうございます。

なんか機材的に似ているので笑っています。

SB-800にバウンスアダプターは付いていますが、ディフューザーというよりはバウンスで使うというタイプなので、次回のバウンス撮影記事で検証してみたいと思います。

ディフューザーとして使うには、ほぼ無意味だと思いますよ。

あと、ストロボ撮影は文中の虎の巻は結構愛読者がある本でオススメです。こちらの記事でも私なりに実践してみようと思いますが、是非ご覧くださいね。

では、お楽しみに!

投稿: フォトグラファー猿 | 2007年5月12日 (土) 23時24分

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