Nikon D80の「故障」or「仕様」? <シャッター編>
お猿@おはようございます。
コメントはじめ、諸々のところで、以前に書いた大人気デジタル一眼レフNikon D80
にまつわる諸現象が果たして「故障」なのか「仕様」なのかというネタが好評っぽかったので、ネタ埋めに続編といきたいと思います。お忙しい人はそのまま別ページへ行っていただければ幸いです。
今回のテーマは、うっかりシャッターが切れなくなってしまうトラブルです。D80を使っていて右肩の表示パネルに「F EE」の文字が点滅してシャッターが切れない(落ちない?)時ってあると思います。

こんな「F EE」という点滅がしてシャッターが切れないことないですか?
シャッターが切れないトラブルには、いろいろ理由があります。マニュアルの中だけでも、
- 残量のあるSDカードが入っていますか?
- SDカードがロックされていませんか?
- 内蔵フラッシュの充電中はシャッターがきれません。
- ピント表示●は点灯していますか?
- Gタイプレンズ以外のCPUレンズを装着している場合は、レンズの絞りリングを最小絞り(もっとも大きい数値)に設定しないとシャッターがきれません。
……といった理由が挙げられています。最初の2つは記録メディア関連ですね。フィルム切れみたいなものなので理解できます。その次はフラッシュのチャージ関連ですので、これまた光らせるつもりで光らないのだからスタンバイOKじゃないので理解できます。その次のAFでありながらピントが合っていないというのも理解できます。一番分かりにくいのが最後ですね。
ズバリ、この「F EE」という表示は一番最後の「絞りリング」のトラブルによるものです。「絞りリング」っていうのは、最近のレンズにはついていないのが多いんですが、絞りを調節する為のリングですね。普通のニッコールレンズなら前玉側から「ズームリング(単焦点レンズにはない)」「フォーカスリング」という順番に並んでいるのですが、最も後玉側にあるのが「絞りリング」です。
例えば、僕が所有しているのであれば「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
」なんかが該当します。

これが「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」の「絞りリング」
ハッキリ言って、使うことのないリングなんですが、以前は使ったんですよ……。ちなみにマニュアルにあるGタイプのレンズっていうのが、この絞りリングのないレンズですね。僕が所有しているのであれば悪魔のレンズの「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)
」が該当します。

これがGタイプレンズの「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)」
写真でご覧の通り、前玉側からズームリング、フォーカスリングまでありますが、絞りリングがありません。このタイプのレンズを使っている限りでは「F EE」表示が出てシャッターが切れないというトラブルは起きません。切れない場合は、記録メディア関連かピント関連でしょうね。
……で、この絞りリングを回して希望のF値に合わせる事で、レンズ内の絞り羽根が動いて、絞りを調節できるようになります。また、それに伴ってマウント部分のレバーが動きます。下の写真は、50mm F1.4の最小絞り(最も絞った状態)のF16での羽根の状態です。赤い丸で囲まれたレバーは2本の赤い直線で挟まれた部分の一番下に来ています。

最小絞りのF16の段階でレバーは一番下に来ています
レンズを外した状態では、絞りは最小絞りになっていることが分かります。この状態では、レバーを動かすことで、開放絞りのF1.4から最小絞りのF16まで調整できます。つまり、絞りリングを使わなくてもレバーで絞りをF1.4~F16まで調整できるということですね。
次は、F4を見てみたいと思います。

F4の状態だと、レバーは若干上に来ています
すると、絞り羽根が若干絞られ、レバーが少し上に来ているのが分かります。レバーは下に押しても行かないので、絞りリングを使わないでレバーのみで調整することになるとF1.4~F4の間しか調整できないことになってしまいます。
更に、開放絞り値であるF1.4に絞りリングを合わせるとどうなるでしょう?

開放絞りのF1.4に合わせると、レバーは一番上まで上がりきります
絞り羽根は開ききった状態になり、レバーは一番上に来ているのが分かります。手でレバーを動かそうとしても下には行かないので、F1.4しか設定できません。
レンズはカメラから外した状態では、最小絞り値の状態になるのですが、カメラに装着すると写真のようなマウント内のレバーの位置で固定されます。

このレバーが下に下がることでレンズのレバーを押し下げて絞りを調整します
これにレンズの絞りのレバーが持ち上げられて、カメラに装着したレンズは常時、開放絞りの状態で待機することになります。

レンズをカメラに装着すると、レンズのレバーが持ち上げられて開放絞りになります
そして、撮影の時は、カメラ側で設定した絞り値の位置までマウント内のレバーが下がり、レンズ側の絞りレバーがバネの力で落ちて希望の絞りに開く……という寸法です。ですから、F値を最小絞り値にしておかないと、カメラ側が最小絞り値にしたくても、そこまでレンズの絞りレバーが下がらないので、無理な力がかかって壊れるかもしれません。そこで、絞りリング付きのレンズを装着する場合は、カメラ側で開放絞りから最小絞りまで調整できるように、最小絞りに合わせておく必要があるわけです。

絞りリングは最小絞りに設定し、ロックをかけておくと使いやすい
そして、絞りリングが何かの拍子に回ってしまわないように写真の右側の丸の中のロックをかけることでリングが回らないようにすることができます。Nikon D80では基本的にこれは使わないのでロックしておくのがいいでしょう。
すると……、

「F EE」の表示が消えて使用可能状態になった!
見事に、表示は現在のF値を示してシャッターが切れるようになります。
……というワケで、知っている人はよく知っていることですが、案外慌てふためく方が多いので特集してみました。うっかり、被害者意識タップリで故障だと早合点してニコンさんに殴りこみに行くのはやめましょうね。単焦点レンズを使っていると結構起こりやすいトラブルなので覚えておくといいですね!
ではでは。
ブログランキングにも参加しているので良ければクリックお願いします。
/
←清き一票を!
~今日のリンク~PC・AV周辺機器が直輸入で激安 上海問屋
県立劇場の講演会
| 固定リンク
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- 北日本新聞で「工場萌え」フォトグラファーとして登場!(2010.06.27)
- AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II だぜっ!(2010.01.31)
- 海王丸パーク写真コンテストで入選でした(2009.12.31)
- CFを洗濯しました(汗)(2009.11.30)
- Nikonがいろいろとオモロイことをやってくれます♪(2009.10.17)












コメント