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SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DGレビュー(2)

 お猿@おはようございます。

 前回の記事から、SIGMAの単焦点マクロレンズMACRO 70mm F2.8 EX DGのレビューをやっております。タムロンで一旦はポチしてしまったのですが、暫くしてキャンセルしてネット購入した一品であります。カリカリシャープなカミソリマクロということに惚れ込んで購入したものですが、さてその描写はいかに……?

 そういうワケで、一部の方より「早くやれ」と言われている実写レポートですが、今回はやっとできそうです。基本的に最初の1枚以外はレタッチしておりません。さっき、外に出て内蔵ストロボとAWBの状態で撮った物ばかりで、もっと真面目にやればよかったのですが……。それでも、描写だけは見ていただけるのではと思います。

 全ての写真をクリックすると実データが別ウィンドウで開くはずです。開く際には重いデータですので、覚悟してポチしてくださいね。では、行ってみましょう!

 まずは、野菜です。適当な光源がなく、白熱電灯で照らしてしまってホワイトバランスがイマイチですが、こんな感じです。

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Nikon D80 絞り:F5 ISO:100 WB:オート ストロボ発光ナシ

 野菜のみずみずしさを出すために霧吹きで水滴を付けてみました。「いいなあ」と思ったのが赤ピーマンとジャガイモの表面の質感でしょうか?赤ピーマンの表面には、どこでぶつけたのか、ちょっとした凹みというかキズがついているのですが、その再現性も文句なし。水滴もきれいです。また、ジャガイモも少し剥けた皮もリアルで好みです。この野菜を最初に撮ってみたんですが、これで一気にこのレンズが気に入ってしまいました。

 勿論、手ブレ補正なんてついていませんので、三脚使用なんですが、商品撮影なら問題ない条件です。

 次は、さっき家の庭で撮ってきたものです。「よ~し、サンプル撮るぞ~♪」と意気込んだものの、急に風が吹いてきて被写体が揺れる揺れる……。内蔵ストロボをブッ放して撮りました。ちなみにフードが付いていると見事にケラれるので外しましょうね。

 まずは、黄色の花です(花の名前は興味ないので調べず……)

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Nikon D80 絞り:F6.3 ISO:100 WB:オート 内蔵ストロボ発光

 これまた、内蔵ストロボ使っているからWBをストロボに合わせておけば良かったと後悔していますが、まあ質感だけでも分かってください。おしべやめしべ、がくなどのピントの合った部分のリアルさがたまりません。レタッチでシャープネス追加しなくても、これだけのシャープな画像を提供してくれています。

 次は、近くにあったシダ系の植物。

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Nikon D80 絞り:F6.3 ISO:100 WB:オート 内蔵ストロボ発光

 これも、かなり入り組んだ葉っぱなのですが、表面の質感の再現性や葉っぱのエッジの描写も素晴らしいですね。反面、それ以外のボケもなかなかのものです。ヘタにシャープネスを追加してかけるととんでもないことになりそうです(笑)。

 次は、小さなバラみたいな花の蕾。

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Nikon D80 絞り:F6.3 ISO:100 WB:オート 内蔵ストロボ発光

 まずは、見事なまでの日の丸構図で失礼しました。

 これは小指の爪ほどの小さな蕾なんですが、かなりクローズアップできています。産毛のような細かい毛も1本1本再現し、花びらの描写もなかなかです。もうちょっと絞ってみても良かったかもしれませんが、まあ、感じが掴んでもらえたらと思います。

 最後は、オマケですが、近くに潜んでいたコオロギです。

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Nikon D80 絞り:F6.3 ISO:100 WB:オート 内蔵ストロボ発光

 まあ、一見かなりグロテスクですが、ゴキブリじゃないので許してやってください。触覚のシマシマや、頭部の光沢、そして、足に至るまで気持ち悪いほどリアルに再現しています。まあ、こういう昆虫類を撮る時には、望遠が効かない分、90mmとか105mmに敵わないところかなと思っております。

 ……というワケで、撮ったものを並べただけですが、70mmマクロの実写サンプルを紹介しました。撮る人が撮ったらもっといいものが撮れたんでしょうが、まあ、私が撮るとこういう感じということで許してやってください。今後、もうちょっとマクロレンズに慣れていこうかなと思っております。

 ではでは。

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SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DGレビュー(1)

 お猿@おはようございます。

 1ヶ月ほど前にマクロレンズが必要となって購入したSIGMAのMACRO 70mm F2.8 EX DGなんですが、通販で届いたということを報告したものの、レビューをすると言いつつ、1ヶ月ほど別ネタで盛り上がってしまいまして延期となっておりました。まあ、我らがニコン党にとっては待望のフラッグシップ機が発表となったということで、浮かれてしまっていたんですね。まあ、それは無礼講ということでお許しください。……で、

 遅ればせながら、やっとカミソリマクロレビューをします。

 ということで、カリカリシャープのマクロレンズということで「カミソリマクロ」の異名を持っているようですが、僕の中ではSIGMAのレンズは「シャープでクリア」というイメージがあったりするんですね。それも、以前に購入した超広角ズームレンズの10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMの性能の良さにすっかりSIGMAのブランドイメージが「どこぞの安価なサードパーティレンズメーカー」から「優秀なレンズを作ってくれるレンズメーカー」に変わってしまいまして、それ以来、一目置くようになっているんですね。

 ……で、マクロレンズと言えば、タムロンの銘玉「SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1」が定番となっております。シルクタッチのフォーカスリングでMF時も快適。そして解像力も申し分なし。それが、36,800円でゲットできるのだからコスト的にもグッドである。しかし、直前までタムロンマクロで進めていて、一旦は発注してしまったのですが、どういう訳かSIGMAのレンズが気になって、キャンセルして発注しなおしたというものだ。SIGMAの70mmマクロが、42,500円なので決して安くはないのだが、どうしてもカリカリシャープのカミソリマクロを手に入れたくて注文してしまったという経緯がございます。

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これがシグマの70mmマクロのセットだ。シグマらしい作りです

 ……ということで、SIGMAの70mmマクロがやってきたんですね。SIGMAらしいブラックの箱にポーチとフード付きで入っておりました。ポーチは超広角ズームの10-20mmにも付いていたもので非常にシッカリした作りになっております。ただ、レンズがこちらの方が長いのでポーチも長めになっております。

 レンズキャップとリアキャップは、これまた10-20mm同様にシグマ仕様のキャップになっております。非常に脱着しにくいキャップということは、以前の記事でも書いた通りだが、商品撮影などのブツ撮りで使うくらいなので、レンズそのものは頻繁に交換しないために、プチカスタマイズはやめて純正キャップを使うことにした。

 また、レンズフードも付いている。

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左が70mmマクロの丸型フード(金属製)。右が10-20mmの花形フード(プラ製)

 70mmという中望遠の焦点距離なので、そこそこの深さがある金属製で丸型のねじ込み式フードだ。10-20mmズームのような花形フードではないが、ねじ込み式ということで、脱着が非常に面倒くさい。しかし、レンズそのものは一度付けたら撮影終了まで付けっぱなしなので、気になることはあまりない。

 では、レンズそのものをチェックしてみよう。同じSIGMAレンズということで10-20mmズームに比較対照となってもらった。

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左が70mmマクロで、右が10-20mmズーム。いずれもずんぐりむっくり

 ……ということで、後玉側はFマウントということで同径なのだが、最大径と全長を比較してみるとこうなる。

  • 70mmマクロ ………… 76.0×95.0(最大径(φmm)×全長(mm)
  • 10-20mmズーム …… 83.5×81.0(最大径(φmm)×全長(mm)

 ……ということで、最大径ということでは10-20mmズームが大きい。形状としては、10-20mmズームは後玉から前玉に向けて広がるラッパ型に対し、70mmマクロはレンズ中央部分で広がった後、前玉側に向けてすぼんでいく樽型だ。その為、フィルタ径は10-20mmズームは77mmの大口径なのだが、70mmマクロは62mmと小さめで済んでいる。全長では70mmマクロの方が長い。その為、持った感じでは70mmマクロの方が大きく感じる。

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レンズボディにはゴム塗装というか、マット肌になっていて滑りにくい

 レンズボディの質感は10-20mmズームで使われているようなマット状になっている。薄いゴムが塗られているという感じなので滑りにくい。高級感もあって個人的に好きな外装である。

 あと、このレンズで気になるのがコレ。

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所有レンズの中では、このレンズだけに付いているフォーカスリミッター

 レンズ側面にある「LIMIT-FULL」の切り替えができるフォーカスリミッター。「AF-MF」のスイッチでもなし、VRのON-OFFスイッチでもない。これは、AFでピンと合わせをする時に、フォーカスリングを一旦無限遠にしてから再度調整をする為に、フォーカスリングの動く範囲の大きいものには付いているものらしい。確かに、近距離で撮影するのに、その都度わざわざ無限遠まで戻っていたら時間が勿体ない。一応、取扱説明書には、

フォーカスリミッター

 このレンズは撮影距離範囲を制限できるフォーカスリミッターを備えています。LIMITにセットすると、切換え時の距離目盛の位置によって、近距離側(0.257~0.48m)、もしくは遠距離側(0.55m~∞)に切換わります。通常はFULLにセットしてください。

 ということなので、レンズのボディにも、

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「0.257-0.48m」と「0.55m-∞」でリミッターがかけれられている

 ……ということで、「0.257-0.48m」と「0.55m-∞」で区切られるようだ。このLIMITの所でフォーカスを止めてみると、こんな感じです。

1909077
撮影倍率で言っていくと1:5で区切られるようだ

 撮影倍率(マクロ倍率)が1:5を境界に区切られているようです。

 ここでお気づきの通り、レンズ鏡筒に撮影倍率がプリントされています。

1909078_2
こいつは高倍率ズームレンズか、と思わせるくらい鏡筒が伸びます

 ……とまあ、近距離側から遠距離側までフォーカスを動かしていくと、鏡筒がかなり伸びることが分かると思います。AFで近距離撮影ばっかの時はフォーカスリミッターをかけておいたほうがいいかもしれませんね。確かにAFで撮っていると、無限遠まで行っているのがもどかしく感じます。まあ、マクロ撮影はMFだという人は問題にならないかもしれませんが、タムロンのシルクタッチにはかなわないと思います。

 ……で気になる、AF時の動作なんですが、

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ご覧の通り、マウントに古いレンズにありがちな「アレ」が付いています

 ……というように、マウント部にボディ内モーターからの動力伝達部があるので、レンズ内モーターではありません。言うまでもなく、超音波駆動モーターではないってことですね。正直、AF時の音はガーっとやかましいくて、ネイチャーの人は被写体が逃げちゃうかもしれませんが、ブツ撮りばっかの僕としては問題ありません。むしろ、画質重視ですからね。それでも、できれば今のご時世ですからHSMが欲しかったな~。まあ、それを取ったから安価に仕上がったのかもしれませんが……。

 あと、レンズの絞りも見てみましょうね。

19090710
左が開放側のF2.8。右が最小絞りのF22の状態

 ……ということで、さすがにF1.4のような「殆ど全部レンズ」ってわけにはいきませんが、それでもF2.8ですからね。明るいですよ。

 あと、D80に装着した状態も紹介しておきたいと思います。

19090711
これがフードなしの状態

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……で、こっちがフードを付けた状態

 という感じです。結構長く感じます。若干、重量もありますが、慣れればどうってことありません。まあ、三脚固定ですからね。手持ちで撮ることはあまりありません。

 焦点距離が70mmと中途半端なようですが、各社出しているマクロレンズは105mmっていうのが多いですよね。35mmフィルムで105mmが一番使いやすいようです。それで、70mmの焦点距離はAPS-Cで使えば35mm換算で105mmなので、APS-Cサイズデジカメで言えば、マクロでは標準的な焦点距離なのかもしれませんね。実際に使ってみたところ、ワーキングディスタンスも取れて使い勝手のいい焦点距離でした。

 では、次回は脱線しなければ実写レポートと行ってみましょう。どれほどカミソリマクロなのか?そして、SLDガラスを3枚使った性能をうまくレポートできたらと思います。

 ではでは。

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SONY α700が16万円弱ということは…

 お猿@おはようございます。

 最初に謝っておきます。すみません、

 今回も、カミソリマクロレンズネタじゃなくなりました。

 ……ということで、何に脱線するのかということなんですが、遂に波乱の幕開けなんでしょうか?コレです。

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遂に出たSONYの中級クラスのデジタル一眼レフカメラ「α700

 いやぁ~、SONYが出してきましたね。中級機のα700!ミノルタのαシリーズを引き継いでSONYがデジタル一眼レフカメラに参入してきた時も衝撃でしたが、C社をスタートに我らがニコン、そして、SONYが新機種を投入してきて、いよいよデジイチ冬の陣の始まりか!?という感じです。

 てっきり、今売っている「α100」の後継機かと思いましたが、それはエントリーモデルという位置づけで、α700は中級機らしい。ということは、α700の上にフラッグシップがやってくるらしいんですが、それってα1ケタ?それとも2ケタ?はたまた4ケタ?まあ、今年のPIE 2007で話題になったペンタ部にインパクトのあるアレなんでしょうね。これまた気になりますね。

 なんやかんやと、僕の職場では銀塩時代にミノルタのαシリーズをメインマシンとして使っていただけに、αの流れを汲んでいるのはレンズ資産を使えるかもしれないということで、ちょっと気になる存在。まあ、値段も気になるんですが、オフィシャルサイトでは無難な「オープン価格」ということでノーヒントなのだが、マスコミではボディで18万円前後と言われている。

 一応、お猿愛用のメディアラボNEXTさんの売り場では、既に予約開始されていて、現段階で159,600円で、ほぼ16万円という状態。α100が57,750円なので3倍弱といったところだ。Nikonで言ったらD80が90,720円、D300が205,212円なので中間よりも若干D300寄りの相場だ。最近ではD80のライバル機だったのではと噂される某C社のEOS 40Dが131,733円なので若干高い相場となる。でも、ラインとしてはその辺がライバル機種となると思う。

 まあ、SONYのデジイチで魅力的なのがレンズキットでカールツァイスレンズが付いてくるというもの。盲信ではないが、カールツァイスと聞くだけで「ほぉ~」と思ってしまうだけに、レンズキットを買っちゃいけないぜと言ってしまう僕ですが、こればっかりは例外と言いたい。ちなみにレンズキットは2種類出ていて、

 ……ということで、懐に余裕があればズームながらカールツァイスが選べるというものだ。いずれにしても、ワイド端が16mmスタートというのも面白い。

 まあ、撮像素子がAPS-Cサイズの1224万画素CMOSということで、このクラスではかなり稼いでいるという様子。アンチダストもα100を継承して付いているし、背面液晶がD300並に3型ながら90万画素オーバーの高画素ということで、これも注目だ。

 ただ、手ブレ補正がボディ内ということで、先発のCanonのISやNikonのVRといったレンズ内手ブレ補正と正面衝突する。ここは賛否両論現れるところで、従来のレンズ資産を有効に使いながらも手ブレ補正の恩恵を受けたいのか、それとも、レンズは新規購入ながらファインダーで補正結果を確認しながら撮影するか……ということだ。最近は、シグマやタムロンといったサードパーティ製レンズでもレンズ内手ブレ補正モノが出ていることを思えば、デジイチに至ってはレンズ内手ブレ補正に軍配が上がっているのだろうか?この手ブレ補正の選択如何でα700を買うかどうかが決まりそうだ。

 あと、記録媒体がCFというのは納得ながら、SONYらしくメモリスティックのデュアルを付けてきた。もういい加減メモリスティックは撤退すればいいのに……と思うのだが、こればっかりはしつこい。そもそも、デジイチを使う人にメモリスティックを使いたい人があるのだろうか?ナゾだが、NikonにもSDとのデュアルを実現して欲しかった。

 画質はオフィシャルサイトにサンプルが出ているが、何といいましょうか、まあキレイなんじゃないでしょうかね。画像処理エンジンで「BIONZ」というゴッツイ名称のものを付けてきましたが、DIGICやEXPEEDと比較して実力の程は如何に?

 画作りという点では「Dレンジオプティマイザー機能」とか「クリエイティブスタイル」というものもひっさげてきました。どっかで見たような機能ですが、最近のデジイチの流行なのかもしれませんね。特にDレンジを広げたいというのは永遠の悩みですもん。最近のデジイチの流行といえば、「ライブビュー」というものがありますが、α700には付いてこないようですね。90万画素の液晶が付いているから付けてくるかと思ったんですが。まあ、僕も使うことがないと思うのでチェック項目でもありません。

 実際のユーザーが使ってどうかというのも聞きたいものですが、SONYのサイトでは撮影サンプルが出ているというのが羨ましかった。D300とかD3は、それすら出ていないもんね。早くD300の実写サンプルを公開してもらいたいものです。

 そんなワケで、性能的にはD300に迫るものがあるんじゃないでしょうか?実際にどれ程出るのか見守っていきたいと思います。とは言っても、僕はD300のためにコツコツと……頑張って手にしたいと思います。

 ではでは。

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NECの水冷式PCが復活したんだが

 お猿@おはようございます。

 前回の記事で「次回からカミソリマクロレビューします」なんつって、案の定、話題が逸れてしまいました。……っていうか、Nikonネタやる前は、NECのパソコンネタがメインだったんですけどね。まあ、ちょっと気になる話題があったので、チョロっとNECネタに戻したいと思います。

 NECと言えば「水冷式PC」が名産です(?)。実は僕の使っているパソコンは、よそ行き用はAppleのPowerMacintosh G4の12inchモデルなんですが、自宅でのメインマシンはNECの「VALUESTAR G タイプC」という、スリムタイプの水冷式タワーPCです。

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これが我が愛機の水冷マシン、NECの「VALUESTAR G タイプC」

 静音性に優れた水冷式PCということで、「ささやき声のような静けさ」というキャッチフレーズに憧れて購入したんですが、「ささやき声も時にはやかましい」と言いましょうか、聞きなれぬ水冷式独特の音というものがありました。そのネタで約1年ほど前に当ブログにて「NECのPCサポートはスゲエ!」っていう記事を書きましたところ、これがフィーバーしまして色々とご意見をいただきました。当ブログのアクセス解析をチェックしてみたところ、あの頃はNECさんのホストからのアクセスも頻繁に殺到した時期でした。

 考えすぎかもしれませんが、もしかしたら、あの記事でNECのお家芸とも言える水冷式PCの評判を落としてしまい、サポートセンターを困らせてしまったのではないかとチョット罪悪感……。だって、

 記事を書いて間もなく「VALUESTAR G タイプC」の販売が終了し、

 挙句の果てには、

 水冷式PCがラインナップから消えました

 考えすぎだ、と自分に言い聞かせていますが、もし、これが俗に言う「風評被害」ってヤツだったら、今回の記事で汚名返上したいと思います。

 ちなみに、冒頭に掲載したデスクトップマシンは、ついさっき撮影した僕の愛機です。この水冷式マシンは1年以上経過した今もバリバリ現役で、僕のネットライフ、デジタルフォトライフ、ブログライフを支え続けてくれています。これと言って不具合はないのですが、しいて言えば、

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本体サイドの吸気口に詰まったホコリたち。こうなる前に掃除しようね!

 ……と、吸気口にホコリが詰まっているのと(掃除しろよっ!)

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いっけねぇ!うっかり更新サービスの延長をするのを忘れていた模様です

 Nortonのインターネットセキュリティの更新サービス期限が見事に切れてしまっているということくらいでしょうか。最近、更新サービスの期限が切れたので延長しろと毎日しつこく催促されていて鬱陶しいです。このしつこさはストーカーか悪徳セールス以上ですね。

 あ、でもこれってNECのせいじゃないよね。すみません、僕のせいです。早速、吸気口を掃除してサービスも更新しようと思います。もしくは、パソコンのリカバリしちゃおうかな?そうすれば、タダで1年間延長だ♪

 それはそうと、それ以外にこれといった不具合はありません。あの頃の記事で書いた「カタカタ……」というような音が未だにしておりますが、聞きなれたのか、

 今では全く気になりません。

 そういえば、「光に向かって100の花束(1万年堂出版刊・高森顕徹著)」という本の中にソクラテスの哲学として「水車の回る音も、聞きなれれば苦にならない」という小話が出ていましたが、まさしくソレですね。

 空冷式PCが大半の中、水冷式PCを使うと最初はこの水冷ユニットを冷やすための低速ファンの音が気になるかもしれない。これはある意味「慣れ」なのかもしれない。「カラカラ……」というような羽根の回る音のようでもあるし、「ポコポコ……」というような泡の音のようでもあります。特に後者は水冷式ならではの音なので空冷式から移ってきた人にとっては気になるのかもしれない。

 実際、静かだと思って使っていても空冷式の場合はCPUに負荷がかかると、ファンの音が一気に上がる。「フオォォォォ~~~ッ!」という音が響き渡り、長く同じマシンを使っていても、慣れる音ではない。しかし、この水冷式の音っていうのは、気にならなくなります。デジタルフォトの大量処理や、You Tubeなどの動画を利用して、CPUに負荷がかかってもファンが高速で回転してやかましいということは未だかつてない。いつもの調子なのだ。この点で水冷式の恩恵を受けているのがよく分かる。

 なんだかんだと言って、水冷式は静かだと思う。

 そんなラインナップから水冷式PCを外してしまって1年経とうとした今になって、NECが水冷式PCを出してきたのだ。僕が買ったときは2モデルあったけど、今回は1モデルだけ。

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 ……というVALUESTAR G タイプWというもの。前作同様に一般の家電量販店などでは売っておらず、NECパソコン直販サイト NEC Directのみで扱っているモデルだ。まあ、個人的には家電量販店などで売っているモデルは、低スペックものが多く、テレビなどのオーディオ機能に特化したものが多かったりするので、デジタルフォトを扱ったりするのは、カスタマイズができる直販モデルにお世話になるので全く問題ない。

 それにしても、今回のモデルは「タイプW」ということで、「Water」ということなんだろうかと思っている。急に小奇麗になったという印象。一見、横置きのPCでその上に液晶モニタが乗っかっているように見えるが、実はモニタと本体が一体型というもの。一体型と言えば、iMac (intel)のようなものかと思いきや、実際の紹介サイトで様々な角度で見てみると、iMacがモニタ1枚に本体も全て収めているのに対し、タイプWは本体のメインはモニタ下にあり、水冷の冷却ユニットがモニタ裏についているといった感じだ。僕としては、デザイン的にiMacが好きだ。

 ここで心配なのが、やはり静音性。現在使っているタイプCは、静かと言えば静かだが、ハードディスクの音などは考慮されているとは言い難い。また、先述の低速ファンのカラカラいう音や、水冷ポンプの弁の音などが、若干気になる。水冷ポンプの音はタイプCと同時発売されていたタイプXでは殆どしなかったらしい。というのも、タイプXはスリムタイプのタイプCと異なって拡張性重視のずんぐりむっくり型なので、水冷ユニットと外板との間に適度の空間があって振動が外に伝わりにくいのでは、という説がある。

 今回のタイプWのサイトでは、タイプCやXにはなかった動画による静音性の紹介がアピールされているが、聞いてみるとイメージとは言ってもかなり静か。また、ハードディスクにも防音材をまき、冷却水による冷却を実現しているのに注目したい。タイプCではCPU負荷が大きくなっても騒音は出てこないが、ハードディスクは、仮想ディスクフル稼働なんかになっちゃったりすると、空冷式同様にやかましい。その点は評価したいと思う。

 あと、ポンプなどの稼動音ですが、サイトには、

 パソコン動作時の発熱を排出するためには、CPUに加え他の部品も冷却する必要があります。
 そこでNECは、水冷システムを採用して、CPUとハードディスクを効率よく冷却しつつ、同時に稼動音を抑えるという課題を実現しました。水冷システム内ではポンプで冷却液が循環します。ハードディスク・CPUの熱は冷却液に吸収され、ラジエータ部で外部に排出されます。

 ……と、期待のできる一節がある。タイプCで話題になっていた冷却ポンプに関しても、タイプWサイトの冷却ユニットの図解では「低駆動音タイプのマイクロポンプ」とやけに駆動音に関して言及されている。やっぱり、意識しているのだろうか?何はともあれ、今回は結構な自信作かもしれない。

 まあ、僕としては、モニタ一体型というのは、モニタ重視の画像処理をしたいので歓迎できない。ただ、CPU負荷の大きい動画編集なんかやりたい人に至っては騒音も気にならないのでオススメのような気がする。あと、ネット動画を楽しんだり、テレビ機能を使いたい人。それにオーディオ編集などもいいかもしれませんね。

 僕としては、スリムでなくていいので、タワー型の拡張性のあるタイプXのようなモデルが出てくれることを願いたい。なんせサポートは素晴らしいし、現段階の水冷式でも十分静かだと思うからだ。

 そんなわけで、次回からはカミソリマクロレビューにかかりたいと思います。

 ではでは。

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NEC デスクトップ(ラインアップ)

医療現場の声

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Nikon D300反省会(最終日)

 お猿@おはようございます。

 いやぁ~、8月も終わって夏も終わりってカンジですね。今年の夏は、長梅雨で冷夏かと思いきや、猛暑予想はシッカリ当たっておりまして、前半振るわなかった分、後半で必要以上の酷暑となりました。我が家も家庭菜園で色々と育てておりますが、ゴーヤ(苦瓜)とかキュウリなどの瓜生えているエリアは、前半の長雨で病気にやられまして(うどんこ病?)、葉っぱも真っ白になって壊滅的な被害を受けました。お陰さまで後半の快晴でも挽回せず、キュウリの収量も前年比で行くと落ちていますし、ゴーヤは全滅でしたね。

 反面、プチトマトやピーマン、茄子生えているエリアは元気も「元気!前年に比べると収量は格段に増えておりました。いやいや、これは8月の追い込みによるものかと思っております。それにしても暑い夏でした……が、デジカメ業界はイマイチでしたね。最後の最後にN社もC社もフラッグシップをリリースして熱くなってきた模様です。まあ、秋に突入してしまいますので、「収穫の秋」といったところでしょうか。ベン♪ベン♪

 ……というわけで、ひと夏の思い出でした。

 それはそうと、ついに先陣切って某C社のEOS 40Dが発売されましたね。発表当初は、我らがD300のライバル機種と比較されておりましたが、スペック的には、むしろ対抗機種としてはD80が適当かと思いますね。単純に画素だけ言ったらD80の方が僅かに勝っていますしね。撮像素子だってCMOSかCCDの違いであって同じAPS-Cサイズですので、それぞれに一長一短はあってもいい具合に張り合っていると思います。

 さすがに液晶サイズやゴミ取り機能、ライブビュー、連写などはEOS 40Dに軍配が上がりますが、それでも僕のニーズから言っていくと実勢価格で10万円を切っているD80を買っちゃいますね。連写やゴミ取りなんかは、そりゃあったら便利だろうけど、そのために数万円上乗せしてまで買おうと思いませんし、まして況やライブビューなんていつ使うんだ?って感じなので魅力は感じません。背面液晶だって、今のD80の大きさでも満足しているくらいなので、お値段据え置きで3型が付くなら嬉しいけど、これで料金上乗せされちゃたまんないし……。あとは、画質。特にノイズ対策がどれだけなされているかが重要ですがね。

 まあ、ぶっちゃけ、

 僕なら、D80を選びます。

 と強がってみました。

 それでもEOS 40Dの購入ページなんか見ていると、納期に1ヶ月とかかかったりして、人気商品であることには間違いないようです。それにしても、実勢価格で13万円って……、僕がデジイチを最初に手にした職場の初代EOS kiss D並のお値段じゃないですか?パソコンのみならず、デジタルの世界はまさしく生鮮食品。価格変動にもついていけません……。

 それでD300なんですが、こちらもまた既に予約でいっぱいのようですね。待望された「DXフォーマットのフラッグシップ機」なだけに、熱いNikon党が殺到するのもわかります。もしかしたら、D300を購入しようとしている人の中には、Nikon党じゃない人もいらっしゃるのじゃないかと思いまして、ライバルのA社(ホントはC社、クドい!?)からの乗換え者がどれ程あるか調査してみたいと思います。では、みんな目をつぶってぇ~、正直に手を挙げてね。

 えー、開票するのがチョイ楽しみです。

 そんなワケで、前回まで皆さんへの事前調査を元にD300の反省会をやってきましたが、D300には設問に上がらなかった魅力的な機能がいっぱいありますので、中でも気になったものに関してコメントしておきたいと思います。

魅力1、「EXPEED」について

 というわけで、「ニコン独自の新画像処理コンセプト『EXPEED』採用」と謳って、画像処理エンジンに名前を付けてきましたね。なんか速そうな名前なので、

 意味もなくタイトルに「斜体」付けちゃいましたwww

 ……すみません。僕も少しうかれているようです。

 これ系の話題をしていると、まず思い浮かぶのが某C社がDIGICというもの。今ではDIGIC IIIとやらになって、最近のモデルには搭載しているようですが、実は僕が某C社からNikonに乗り換えた理由の一つがコレ。DIGIC嫌いなんですね。

 結局、銀塩カメラというかフィルムカメラ時代では「フィルム」の性能に当たると思うんですが、この「画作り」を担うのが画像処理エンジンってヤツなんですね。ところが、これが悪さをすることがあるようでして、あまりに色を作りすぎてトーンが連続的でなくなってしまうようなんです。つまり、肌モノなんか撮ってみると非常に滑らかな階調表現がなされるものなんですが、撮りっ放しだと結構DIGICってキレイだったりするんですよ。ところが、ちょっとレタッチを加えると階調の連続性が失われてトーンジャンプを起こす。人の肌なんかはケロイド状になってしまうっていう弊害があるようです。

 じゃあ、撮りっ放しでキレイな方がいいじゃないの?と思われるかもしれませんが、僕の最終ターゲットは印刷物なんですね。デジカメではRGBデータなんですが、印刷物にする時はCMYKデータ。もしくはヘキサクロームのようなCMYKOGなんかに色変換をするようになっていくのですが、ここら辺で結構チマチマとレタッチを加えざるを得ないんですね。特に肌モノなんかだと、一般的なCMYKのカラースペースに収まりきらないので、ガモットをマッピングし直すんですが、この段階でかなりスペースが圧縮されてしまうだけに、元データで連続階調が如何にできているかが着眼点なんです。その点、Nikonのカメラは測色的な画作りということで評判なので、データを見てみると結構滑らかなんですよ。

 そこで言いたいのが、このEXPEEDっていうのが、どの程度の画作りをするかっていうことです。DIGICのような画作りをしなければいいのですが……。実写を見て見ないと分からない領域なので、レポートを待ちたいと思います。

魅力2、高密度51点AFシステムについて

 というわけで、「高密度51点AFシステムにより高精度なフォーカシングを実現。15点クロスタイプセンサーは開放F値5.6までのレンズにフル対応」といことで、ついにAFが51点になっちゃいましたか……。正直、こんなにあってどうするんだっていう感じです。そんなに移動モノを撮ったりしないだけに、AF性能の良い中央だけを使ってフォーカスロックかけて撮るスタイルが多いだけに、51点もあってもどうするか……って感じです。

 まあ、もう1つの「1005分割RGBセンサーを使用した新開発『シーン認識システム』がAFの被写体捕捉性能、AE、AWB(オートホワイトバランス)の精度を一段と向上」という謳い文句とセットにして考えるべきかと思いますが、どんなもんですかね。

 僕的には「魅力」と書いておきながら、AFに関しては「ド真ん中直球勝負」なので、そんなに重視していないところです。ただ、後者のAEやAWBに関しては、どの程度、精度がアップしたのか見ものですね。

魅力3、「ピクチャーコントロールシステム」について

 というわけで「ユーザーの思い通りの画作りを選択・調整できる「ピクチャーコントロールシステム」を新たに採用」と謳って某C社じゃないですけど「ピクチャーコントロール」が付いたようです。

 この辺のことは「デジタルフォトマガジン7月号」での開発本部のインタビューに掲載されていました。以下、ちょっと抜粋します。

田中(前略)ところで話は違いますが、1つお願いがあります。ニコンの場合は機種ごとに画像の仕上がりや、極端なものでは露出レベルに違いがあったりしますね。僕としてはニコンブランドのどの機種も可能な限り画質や色調、露出レベルは同じにしてほしいんですよ。初期設定では機種ごとに違ってもいいのですが、設定を選ぶことでニコンのすべての機種で同じ仕上がりにできるようにしてほしいです。」

川村「我々もターゲットユーザーに合わせて、画作りを変えていますが、足場が固めきれずにいる部分がありお叱りを受けているのは事実です。キヤノンさんで言うところのピクチャースタイルのようなものを、検討していきたいと思っています。それぞれの機種に特徴を出す一方で、ニコンとしての統一したモードが欲しいというのはおっしゃるとおりです。」

田中「ニコンが採用している仕上がり設定モードはわかりやすいし、すごく良いと思っています。ただ、選んだそれぞれの設定の中でシャープネスやコントラストなど細かなパラメーターを調整したり変更できないのが不満です。ユーザーが工夫して絵を決める楽しみを残してほしいんですね」

川村「日々勉強です。これはこの後に計画している機種の中で構築していきたいと思います。お叱りにはかなりグサッと来ていますから。」

 ……とまあ、すでにD40からD200へのラインナップについて語っている段階でピクチャーコントロールの構想はできていたっていうか、すでに出来ていたんですね。「この後に計画している機種の中で構築していきたいと思います」って、D300やD3のことなんですね。見事に搭載されていますが、果たしてどんなもんでしょう?

 画作りの「EXPEED」「ピクチャーコントロール」でNikonのデジカメの画作りはどう変わっていくのか、実写が楽しみです。

魅力4、ライブビューについて

 ということで、「『手持ち撮影モード』と、コントラストAFが可能な『三脚撮影モード』の2種類のライブビュー機能を搭載」と謳っております。O社やC社に続いて、コンパクトデジカメのようなライブビューですか……。でも、

 僕としては必要ないかも……

 っていう感じです。

 まあ、どの業界でも最近のモノは多機能になって便利になったのはいいけど、「昔はそんなものに頼らなかった」と頑なに、新たな道具を購入しても、そういった機能を使わない人があります。デジカメ業界では、それは顕著に現れているようです。

 特に、RAWで撮影して後工程の現像で様々なパラメータを弄って作品を作り上げていくということや、フォトレタッチソフトでの画像補正などに嫌悪感を覚える人は多いようです。それよりも、撮影する時に全てをやってしまえという「銀塩時代では、そんなことできなかった」と撮影時一発勝負屋がおられるのは事実です。

 しかし、僕としてはデジカメはデジカメで銀塩写真のやり方を持ってきてはいけないと思うんですね。僕の居る出版業界も写植の時代からDTPに移行しているのですが、機械はデジタル化してもワークフローはわざわざアナログの写植時代を引きずっているのが多いとか……。デジタルになったらデジタルのやり方に切り替えていかないと、本来の恩恵にあずかれないかと……。そういうことで、僕としてはRAW撮影して後でパラメータを弄るのは賛成だし、レタッチだってやればいいじゃん。それがデジタルフォトっていうジャンルだよ、というのが僕の考え方。結構柔軟でしょ?

 ……と、ここまで言っておきながら、デジカメならではのライブビューに関しては批判的なんですよね。何でか知りませんが。やっぱりファインダー覗いて撮らないと、しっくり来ないというか何と言うか……。ライブビューだって一眼レフの構造からして、AF作動時はミラーが落ちて、ライブビューが一旦暗くなるとかあって結構面倒っぽいんですよね。スナップメインの僕としては、ちょっと使いにくいかも……。

 そんなワケで、あればあったで嬉しいゴミ取り機能とは違って、あればあったで使わない機能がライブビューです。まあ、背面液晶の高画素化でピントのヤマを掴み易くなったことで考え方が変わるかもしれませんね。

魅力5、アクティブD-ライティングについて

 ということで、「適度なコントラストを保ちつつ、白とび、黒つぶれを改善する、アクティブD-ライティングを搭載」と謳われております。実は、僕的には……、

 アクティブD-ライティング萌え~♪

 でございます。ライブビューでは、超批判的に「萎え~♪」状態でしたが、このアクティブD-ライティングに関しては、メッチャ「ウェルカム!」って感じです。

 まあ、実際に使ってみないと分からないのですが、カメラ内での画像処理工程の中でもかなり上流側での処理らしいので、この処理を行うに際する画質劣化は心配ないかも……っていう感じです。某F社のハニカムなデジイチのようなダイナミックレンジに憧れていただけに、擬似的なものかもしれませんが、レンジ幅が広がりそうで期待しています。

 D80にもDライティングはあるのですが、ぶっちゃけ使っていません。シャドー側を広げるらしいんですが、僕的にはハイライト飛びを何とかしたいところ。そこで、ハイライト側もシャドー側も面倒を見てくれるアクティブD-ライティングは結構オモシロそうなので、画質に与える影響を見極める必要があるかと思いますが、EXPEEDとピクチャコントロールシステムと合わせてNikonの画作りとして期待大です。

 この辺は、銀塩上がりの方にはジンマシンものかと思いますが、こういった工程を踏めるのはデジタルっていうことですので、こういうのを使いこなして作品を作っていくのがデジタルという別のジャンルと思っていただくといいのではないかと思います。

魅力6、高精細VGA 3型液晶モニターについて

 ということで「高精細VGA(約92万ドット)、広視野角170°の3型液晶モニター搭載」と謳われております。

 3型液晶モニターは先に発表された某C社のデジイチにも搭載されていたりして、指を咥えていたのですが、Nikonにも搭載されていたので一安心。それどころか、92万画素ということで液晶でも細部に渡ってビューワーとして活躍してそうです。これは某C社に圧勝ですね。

 デジカメで画素と言ったら撮像素子が連想されますが、今後は液晶も高画素化ですかね。特に先述のライブビューが標準搭載されていくであろうデジイチの将来ならば尚更のことでしょうね。

 まあ、僕は撮影した写真のチェックなんかで活躍してくれそうで非常に有難いものと思っています。まさか、こっちまで高画素化してくるとは思いませんでした。

 そんなワケで、D300の反省会はこれまでと致します。かなり、独断と偏見で最終回は締めくくりましたが、その辺は大目に見てくださいね。それで、ここまで反省会をしまして、恒例のD300買うのかっていうアンケートです。既に投票済みの方は、リアルタイムで結果が表示されていると思います。まだの方は是非とも投票してくださいな!

 現段階で、既に予約した人が22名!これから予約が14名!発売日を待ってから購入が20名となっております。いつの間にやら未来のD300ユーザーが、非購入予定者層を上回り過半数を確保しましたね。それでも、「買えないよ!」というD300に対する熱い思いを持ちながらかなわない悲しいソルジャーが36名おられるのも事実でして値下げが望まれるところです。きっと待っている間にD300xなんてのが出るんじゃないかな?

 さて、次回からは、正気に戻ってカミソリマクロレビューに戻ろうかと思いますが、う~ん、どこまでできるかな。

 ではでは。

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