レンズレンタル体験しました♪
お猿@おはようございます。
前回の記事で「交換レンズを試着したい」ということを書きましたが、この度、実際に交換レンズのレンタルっていうのを体験しましたので、そのレポでもやってみたいと思います。今回は憧れのレンズ全域F2.8通しの大口径ズームレンズ「AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)」をオーダーしました。マトモに購入すると20万円弱ですが、そんなお金はひっくり返っても出てきませんので、「THE RENTAL CAMERA SHOP」にて1泊2日で5000円強のレンタルのご厄介になります。
利用したい日の前日になると、「発送しました」メールが届きます。……で、予定時刻になったらクロネコが運んできてくれましたよ。配達先は、撮影の仕事をするイベント会場だったのですが、見事に届けてくれました。
これが届いたレンタルセット一式。ライトグレーじゃないのが残念でした
中には、レンズの他に純正花形フード、それとレンズケース、取扱説明書、納品書等などが入っています。それと、忘れちゃいけないのが、返送用のクロネコ着払い伝票ですね。
返送用の着払い伝票も必要項目は全部入力済みの状態で同梱されています
着払いなので、送料はレンタル屋さん持ちで無料です。これを負担しないだけで、かなりの経費削減!それにしても、この伝票を見ると「ああ、これってオレのモノじゃないんだな……」と現実に戻されるようで寂しかったです。所詮はレンタルなんだネ。
このレンズは焦点距離70~200mmでありながら、ズーム全域の開放F値が2.8というスグレモノ。勿論、大口径になるので非常に大きく重いです。重量は、1470gという重さ。常用の悪魔のレンズ「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)」も結構な重量のあるレンズだが、それでも560gだから、この約2.6倍の重量になる。ちなみに、このレンズを装着しようとしているD80の重量は585gだから、手持ち撮影をするとなると未経験の世界になる。細腕の僕にできるだろうか?
同僚には、「一脚付けて撮影した方がいいんじゃない?」と言われたけど、ニコンの誇るレンズ内手ブレ補正「VR」に対して失礼じゃないか、とあくまで手持ち撮影にこだわる事にした。一応、2日のイベントで初日に2時間の連続撮影と休み休みのスナップ撮影。二日目には1時間のスナップ撮影が2回あった。
このレンズには、三脚座が付いているので、手持ち撮影するにはこれがジャマだ。これを外せば75gの減量となって、手持ち撮影の負担減となるハズ。
三脚座を外すのも、2箇所をいじるだけで非常に簡単で驚きました
ご覧の通り、三脚座の横に1のツマミがあるので、これを緩めます。その次に、2のボタンを押しながらスライドさせると、下の写真のように三脚座が外れます。
外してしまえば、フツーの筒状のレンズですよね
……で、外れたのがコレ。
使い慣れないレンズということもあって、どこを持つのがベストか戸惑いました
持つとこんな感じです。ちなみに前玉側がフォーカスリング。後玉側がズームリングです。基本的にAF撮影をするのでフォーカスリングを触ることがありません。専らズームリングを回すのですが、そうなるとレンズのボディ側を持つことになります。しかし、ボディは樹脂製のD80で軽すぎます。どうしても大型のレンズが集中している前玉側に重心が行ってしまい、バランスを取るのが大変。ちょっと、前玉側に左手をスライドさせるとAFで合焦した後に触れてしまって狂ってしまうことが何度か……。
やっぱり、この手のレンズを振り回すにはマグネシウム合金ボディのカメラが、総重量は重くなりますが、バランス的に丁度良いようです。そんなワケで……、
改めて「D300」が欲しくなりました♪
……誰か買ってください。
華奢な僕の腕で長時間振り回すために、VRにお世話になります。悪魔のレンズのようにVRのON/OFFスイッチが付いており、またNORMAL/ACTIVE切り替えスイッチも付いています。ちょっと違うのが、フォーカスリミッタースイッチですね。
VRレンズを持っているのでスイッチ類で戸惑うことはありませんでした
再び三脚座を付けて、三脚に固定してみました。
う~ん、三脚座を使うのは初めてですがなかなかバランスがいいね
う~ん、デカいですね。レンズにカメラが付いているってカンジです。カメラだけ持ってレンズを振り回すのは大変でしたが、レンズだけ持って振り回すのは非常に軽かったです(笑)。では、付属のフードを付けてみましょう。
それにしても、デカイ、長い!レンズにカメラが付いているようです
ますます、デカくなりました。このレンズにはライトシルバーっていう、殆ど白と言っていいカラーのモデルもあるんですが、これを使っている人は「カメラに大根が突き刺さっているようだ」と言っておりましたが、マウントの小さいニコンのレンズだと妙に納得してしまいました。
レンズから見るともの凄い迫力です
レンズを前の方から見るとこんなカンジ。まるで大砲です。
ちなみに三脚に取り付けて縦位置撮影をしたい場合は、雲台を倒す必要はありません。そんな事したら、重量のあるレンズですのでバランスが悪くなってしまいます。その時には、三脚座のリングに付いているツマミを緩めます。
縦位置撮影に切り替えるには、このツマミを緩めるだけ
すると、リング内のレンズだけが回転できるようになるので、好きな角度に回転させることができるようになります。
ツマミを緩めてしまえば、三脚座はそのままでグルグル回ります
ホラ、三脚座は回転しないままで縦位置になったでしょ?
そんなこんなで、色々と試してみました。実写レポもやりたかったのですが、結構忙しかったのと、時間があったら休みたかったということもあって、実写データはお店できません。ただ、仕事で撮った分を見ると、やっぱりボケが美しい!タダでさえ被写界深度の浅い望遠レンズですので、その効果は絶大です。ただ、開放F値側で撮ってしまうとかなり甘い描写になります。絞り気味で撮るのが解像感があっていいと思います。
あと撮影段階においては、ズーム全域の開放F値2.8通しというのは、ダテではなく明るいです。ISO感度低めでもVRも手伝って結構イケますし、室内でも見事に動きを止めます。VRなしの80-200mmっていうのがありますが、VRが付いていると、こんなメリットがあるっていうことが分かりました。
そうこうしているウチに、このレンズとの別れがやってきました。僕に残ったのは、このレンズと作り上げた写真と筋肉痛……。左腕がパンパンになってしまいました。
返却では届いたダンボールに緩衝材と一緒に閉じ込め、クロネコの事業所に……。ホームステイしに来た子供との別れのようで、寂しいもんですね。是非、また利用したいものです。
しょせんレンタルなので同僚のレンズと一緒に返却に……。ちょっと寂しい
いや、今度は是非とも我が物にしたいぜ!
ではでは。
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コメント
レンタルとは便利なものがあるんですね!
なかなか手が出ない高価なレンズたちですから、こういったものを利用して
体験できるとすばらしいですね。ただし実際に使ってみるとますます欲しくなってしまうのは目に見えていますね。
今回の70-200は私も欲しいレンズのひとつですがD80とは
バランスがいまひとつのようですね。
まあ、最近はレンズは財産でカメラ本体は消耗品のような気がして
きましたので、重要ではない気もしますが・・・
今回のレンタルレポートとても参考になりました!
投稿: しゅんぱぱ | 2007年11月 6日 (火) 08時58分
しゅんぱぱさん、ご無沙汰しております!
そうですねぇ。こういう常用でないような20万クラスのレンズになるとレンタルがオトクかもしれませんね。まあ、2日で5000円を安いと取るか、高いと取るかですが……。
ただ、仰るとおり欲しくなりますねぇ(笑)。
デジタルになって余計にカメラは消耗品という感じが強いですが、画素数重視で見ていったらDXフォーマットなら今の1200万画素が限界のような感じがしますね。そうなると、これからのDXフォーマットデジカメなら寿命は長いのかなぁ?まあ、ノイズの問題があったりするので、その辺はやっぱり最新式になってくるんでしょうけど……。
それでも、今は諸事情を考えるとレンズシステムは間に合っているので(……と言いつつ300mmズームも欲しかったりする)、D300に狙いを定めていきたいと思っております。やっぱ、僕からすればD80はチョット軽いかな……。サブカメラとして活躍してもらえたらと思います。なんだかんだとフットワークはいいので……。
では、またお越しくださいませ!
投稿: フォトグラファー猿 | 2007年11月 6日 (火) 09時30分