« Nikon D300 vs D80レビュー(ボディ編) | トップページ | ケータイ電話はキビキビ動け! »

Nikon D300 vs D80レビュー(操作編)

 お猿@おはようございます。

 ここんとこ、うっかり愛機となったNikon D300のレビューをさせていただいておりますが、なんせ師走っていうことでまともな実写レビューができずに申し訳ありません。実写レビューともなりますと、自分なりに厳密に諸設定をして臨みますんで、時間がないと検証用の素材を確保できないのが現状です。まあ、結構撮影はしているんですが、仕事用の写真をここに掲載するわけにもいきませんので……。一先ず、本業で忙しい今日この頃です。

 ……とその前に、例の好きなデジタル一眼レフメーカーは?の投票が更にNikon大人気の模様です。

 

 ……いやぁ~、圧倒的与党なニコンですね。そんな、みんな大好きなニコンのデジイチですので、ますます気合を入れてレビューしたいと思います。

 さて、前回に引き続いてD300のレビューをしたいところですが、インドアライフでできるレビューと言いますと、カメラの操作感ってとこでしょうか?特にNikonのカメラは、カメラの作りと言いましょうか、メカメカした感じが受けているようですので、その操作感は素晴らしいものかと思います。Nikon移行前は某C社の初代「接吻デジタル(笑)」を使っていましたので、比較してみてもNikonの作りは良いですね。

 そんなワケで、操作感のレビューをしてみたいと思います。

 ……というワケで、Nikonデビューした時のデジカメってのが、みんな大好きな「Nikon D80」だったりするわけですが、これを使い始めた頃は、レンズの装着方法からして某C社と正反対な操作感に困惑したものですが、慣れてしまえば問題ナシです。今となっては、かなり手に馴染んだD80なんですが、これからのステップアップ組としての観点からレビューしてみたいと思います。

1912100
D80デビューの時に購入したガイドブック。D200と比較されて可愛そうだった

 ……と、なぜか各社(……と言っても2社だけだが)発行のD80ガイドブックの写真を掲載したんですが、これらの本で必ずと言っていいほどD80と比較対照とされるのが、同画素のエントリーモデル「Nikon D40x」ではなく、兄貴分の「Nikon D200」だったりするわけです。格上のモデルと勝負するのはどうかと思いながらも、画質面では互角の勝負であった。しかし、樹脂ボディとマグネシウム合金ボディという違いをはじめ、防塵防滴ボディといった堅牢な作りからカメラとしてのデキではD200に軍配が上がりがちだ。

 しかし、D300を使ってみて思ったのが、これらの記事を書かれるセンセイ方の評価は果たして正しいのだろうか?ということだ。画質面では文句は言えないが、操作面でD200と比べてD80はもたつくという評価が多い。しかし、D200以上のD1ケタというフラッグシップ機を日頃使っておられるようなセンセイ方からすれば、ボタンの配置などからソックリなD200の方が使いやすいに決まっている。

 そんなワケで、こういうガイドブックの執筆に呼ばれもしないD80出身者による評価も必要かと思った。……というのも、D300ユーザーにはD200以上のハイエンド機ユーザーによる買い増しという方も多いだろうが、D40とかD80といったエントリーモデルからのステップアップ組も相当数ある筈という理由からだ。そういうことで、D300を使うとどういう違いがあるのかということをD80の操作感にドップリ浸かっている猿的観点からレビューしてみた。

1、撮影モードの設定

 まず、僕が撮影時に基本としているのが「撮影モード」の設定だ。原則として「A(絞り優先モード)」にしているのだが、たまに「M(マニュアル)」に変更したりする。その辺の設定方法がD80からD300に移行する段階でかなり異なるので、要チェックや!

 まずは、D80の設定……、

1912101

 ご覧のように、ペンタ部の横に撮影モードダイヤルが付いている。このモデルの特徴が、通常のPSAM(あ、並び方変えたらSPAMだ♪)に加えて、全てカメラ任せのAUTOを初めとする「デジタルイメージプログラム」が加えられている。初心者でもその場その場に適した設定を予めカメラに登録してあるのでミスが減るというものだが、正直これにお世話になったことがない。ただし、カメラ初心者にとっては便利な設定だと思う。

 このダイヤル方式だと、これだけを回して選択するだけなので非常にお手軽。しかし、何かの拍子に回ってしまうことがあり、Aモードのつもりでいたのに、実は隣のSモードとかMモードで撮っていたことがあったりしてとんでもない写真になったことがある。僕のやり方としては、この設定はワンタッチではなく、一手間かかった方がありがたい。

 その点、D300はどうか?

1912102

 こちらは、シャッターボタンの横にMODEボタンがあって、それを押しながら手前のメインコマンドダイヤルを回すことで設定ができる。僕は、人差し指でMODEボタンを押して、親指でメインコマンドダイヤルを回すという操作をしている。この設定方法では、MODEボタンを押すだけでは設定は変わらないので、僕としては先ほどの理由からしてありがたい。ちなみに現在の設定そのものはカメラ上部の表示パネルで確認ができる。

2、撮影動作モードとAFモードの設定

 次に、撮影動作モードとAFモードの設定に入っていきます。これを並べてレビューするのは、D80ではこのボタンが並んでいるから、というだけ。

1912104

 ほらね。上のボタンが撮影動作モードボタン。下がAFモードボタンです。D80では、撮影動作モードは、このボタンを押していくとシャッターを押した時の動作を、

 1コマ撮影 → 連続撮影 → セルフタイマー 2秒リモコン → 瞬時リモコン

 と順に送りながら選ぶことができます。ボタンを押しながらコマンドダイヤルを回すのではないので設定そのものは楽なんですが、僕の撮影スタイルとしては、縦位置の時にグリップを下にして持つことが多いので、その時にシャッターボタンを押す人差し指の関節が当たって、誤って押してしまうことがあり「1コマ撮影」のつもりだったのに「セルフタイマー」になっていて、シャッターが切れなかったという悲劇が多々あります。そういうことでは、これも一手間かかった方がいいですね。

 AFモードは、AFモードボタンを押すことで、

 AF-A → AF-S → AF-C

 と順に送りながら選ぶことができます。これに関しては、僕自身AF-S以外はあまり使わないので固定です。そういうことでは撮影動作モードボタンのように誤って押したくないのですが、やや手前にある為か、誤作動は未だかつてありません。

 では、この辺の操作感はD300はどうなんでしょうか?

1912105

 撮影動作モードに関しては、D80では撮影モードダイヤルのあったところに移転していました。ここでは、ダイヤルが撮影動作モードの設定になっています。まあ、D300では「レリーズモードダイヤル」という名称になっています。これには、左上の丸の中にあるロックボタンを押しながらでないとダイヤルが回らないので、誤って回転してしまうことがありません。で、これを回すことで、

 1コマ撮影 → 低速連続撮影 → 高速連続撮影 → ライブビュー撮影 → セルフタイマー撮影 → ミラーアップ撮影

 を切り替えることができます。

1912106

 特に、このライブビューモードが加わっているのが、イマドキのデジイチって感じですね。まあ、僕は使っていませんが……。

 この設定方法も、僕としては使い勝手は良いですね。お陰さまで間違ってセルフタイマーになっていることはありません(汗)。

 次にAFモードですが、D300では「フォーカスモードセレクトダイヤル」という名称になっています。D80のようなボタン式ではなく、マウント横にダイヤル(ツマミ?)として付いています。

1912107

 D80のようにAF-Aがなく、その代わりにM(マニュアルフォーカス)があります。AF-Sにしてフォーカスポイントを51点にすれば、D300のお家芸である3Dトラッキングを実現できます。これは、ちょっとレンズをいじるときに間違って触れてしまうことがあるので、D80のような形式が良かったかなと思っていますが、まあ、しょっちゅうないのでいいとします。目立たないし……。

3、測光モードの設定

 次に自動露出に関わる測光モードの設定です。僕としては、基本的にはかなり優秀なマルチパターン測光で撮影をし、ヒストグラムを確認して露出の微調整を行うという撮影スタイルなんですが、明度差がある時にはスポット測光に切り替えます。中央部重点測光は使ったことがありません。二者択一で行っています。

 その測光モードの切り替えですが、

1912108
左がD80の測光モードボタン。右がD300の測光モードダイヤル

 D80の場合は露出ボタンの左に測光モードボタンが付いていて、これを押しながらメインコマンドダイヤルを回すことで、

 マルチパターン測光 → 中央部重点測光 → スポット測光

 と順送りしながら選択します。それに対して、D300の場合はファインダー横に測光モードダイヤルが付いていて、この小さなツマミを回すことで設定ができます。ガイドブックに諸センセイ方のコメントがあるんですが、この辺からダイヤルで設定できるD200の方が使い勝手がイイと言われますが、僕としてはグリップしたままで人差し指で測光モードボタンを押し、親指でメインコマンドダイヤルを回すという、露出設定のような感覚がスマートだと思うんですが……。このダイヤルを回す時は小さくて硬いのでグリップから手を離さねばならず操作感はBad!D80ユーザーからすればちょっとやりにくいですね。

4、ISO、WB、QUALの設定

 次に、最もよく設定を変更するISO感度、WB(ホワイトバランス)、QUALの設定です。特に前者2項目はちょくちょく変えます。そして、フィルムじゃなくてデジタルで良かったな~と最も恩恵を感じるところですね。これは、双方共に3つまとめてあるんですが、その位置が全く異なる!まずは、D80……、

1912109

 D80の場合は、背面液晶の左に縦にズラリと並んでいる。上からWB、ISO、QUALの順番だ。これを押しながらメインコマンドダイヤルを回して設定するのだが、グリップしたままで左の親指で希望のボタンを押して、右の親指でダイヤルを回すというのだから、非常に使い勝手は良い。これに対して、D300はというと、

19121010

 カメラ上部のレリーズモードダイヤルの中に円形に配置されている。これを押しながらメインコマンドダイヤルを回していくという手法。僕は、QUALは撮影中にコロコロ変える事はないのだが、ISOとWBは変えることが多い。左手の人差し指でこれを押しながらダイヤルを回していくことが多いが、これは実に安定性が悪く。流れる撮影スタイルを壊してしまう。この辺はD80がダントツに使いやすい。

5、AFエリアモードの設定

 AFエリアモードの設定に関しては、D80はいささか面倒くさい。MENU画面から選択するという方法だ。

19121011

 やりにくいと言っても、ファンクションに割り当ててしまえばいいのだが、僕は中央部分のフォーカスポイントしか使わず、どの場所でも中央でAFして、フォーカスロックしながら構図に持っていくというスタイルなので、これの変更がやりにくいのは逆にあり難い。僕はファンクションにも割り当てていない。

 この点、D300はどうか?

19121012

 こんな感じで、背面液晶画面の右側にAFエリアモードセレクトダイヤルとして付いている。ここで、

 シングルポイントAFモード → ダイナミックAFモード → オートエリアAFモード

 をダイヤル単独で切り替えることができる。従来ならシングルポイントAFモードを選択しっぱなしにするところだが、3DトラッキングができるD300としては、ダイナミックAFモードにしておくことで、その恩恵にあずかれる。通常はシングルポイントAFとして使えるので、これにしっぱなし。まあ、誤動作もないので、D80方式でもD300方式でも僕としては一向に構わない。

6、フォーカスポイントの設定

 シングルポイントで中央のみフォーカスポイントを選ぶ僕としては、あまり世話にならないが、フォーカスポイントを画面の任意の位置に持っていくのがフォーカスポイントの設定だ。いずれも、背面のマルチセレクターで移動するのだが、中央部分しか使わない僕としては、一段と大きいマルチセレクターに触れてしまって簡単に移動してもらうのは非常に困る。

 そんなワケで、それをロックしてしまうフォーカスポイントロックレバーの使い勝手はどうかを見てみたい。

19121013

 まずはD80だが、マルチセレクターの下に直線的なスライド式スイッチになっている。

19121014

 D300はマルチセレクターの回りにダイヤルが付いていて、これを回転させることでロックできるようになっているが、いずれにしても使いにくいので、逆に使いにくいのは好都合ということでD80もD300も及第点!

7、背面ボタンの総合的な使い勝手

 まあ、D80からD300になるとボディが大型化しているということで、背面のボタン類のレイアウトが大きく異なる。……と言っても基本的な配置は一緒なのだが、それぞれのボタンの割り当てが異なるのでその辺をチェックしてみたい。

19121015

 D80はOKボタンが右下についている。MENU操作時によく使うボタンなのでパソコンのエンターキーを押す感覚で右親指で押すクセが付いている。更に、撮影後の画像拡大の確認は、左下の拡大ボタンでやっている。これも、左下という分かり易い位置なので無意識に左下を押す。では、これがD300ではどうなるか?

19121016

 OKボタンがあったところにCFのロックレバーが付いて、D80では拡大ボタンがあったところにOKボタンが移動してしまった。恐らく、マルチセレクターに右親指を固定して、左親指で色々な操作をできるようにしているんだろうけど、未だに画像確認の際にOKボタンを押してエラーが出てしまう。たった1つ上にある拡大ボタンに慣れるのはいつのことか?

 この辺の操作感はD80出身者にとってはかなりきつい。まあ、全体的にボタンそのものは円形になって押しやすくなったんですけどね。結局は、「慣れ」ということでしょう。

 そんなワケで、ガイドブックをご執筆のセンセイ方は何かとD300とほぼ同じ操作感のD200の操作感に好評価のようですが、そのセンセイ方も慣れていないだけなので、D80をこれから使おうっていう方は、この辺の操作感はガイドブックを鵜呑みにしない方がいいでしょう。なんだかんだ言っても、D300をゲットした今となってもD80は総合的によくできたカメラだと思うのでした。

 かなり、D80贔屓の独断と偏見による評価となってしまいましたが、お猿的な使い勝手はこういうことでよろしくお願いします。

 色々と長々と書きましたが、これからもD300もD80もガンガン使っていこうぜ!

 ではでは。

ブログランキングにも参加しているので良ければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ/Banner_03 ←清き一票を!

~今日のリンク~
信頼と実績のデジカメ・ビデオ激安ショップ!

メディアラボNEXT店
商品代金1万円以上で送料無料・代引手数料も無料です。

瓜生島 “沈んだ島”の虚像と実像
熊本研修会

|

« Nikon D300 vs D80レビュー(ボディ編) | トップページ | ケータイ電話はキビキビ動け! »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

コメント

D80を購入して約2ヶ月。
このレポートを読んでとてもうれしくなっちゃいました!
大事に使っていきたいと思います。
ありがとうございました!
<(_ _)>

投稿: しゅうげん | 2007年12月10日 (月) 00時09分

しゅうげんさん、コメントありがとうございます!

そうやって読んでくださる人がいて嬉しいです!
なんだかんだ言って、D300を手に入れてもD80を手放さなかったのは、D80が良いカメラだからです。バッチリ仕事で使えるんですよね。それに僕としても、初のマイデジイチということで、本当に恩のあるデジカメなんですよ!

何かの雑誌の評価であったんですが、D80というのはコレといって目立たない機種なんです。だから、良い仕事をするって。

今ではEOS 40Dが、あの金額であの性能ということでチヤホヤされていますが、僕は40DとD80は良い勝負だと思いますね。40DとD300をライバル機種扱いする人が多いですが、40DとD80をライバル扱いしていいと思うくらいです。

そんなわけで、D80でガンガン良い写真撮ってくださいね!

投稿: フォトグラファー猿 | 2007年12月10日 (月) 00時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/156894/17310706

この記事へのトラックバック一覧です: Nikon D300 vs D80レビュー(操作編):

« Nikon D300 vs D80レビュー(ボディ編) | トップページ | ケータイ電話はキビキビ動け! »