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D300付属のCaptureNXを使う

 お猿@おはようございます。

 ここのところ、Nikon D300に搭載された目玉機能のアクティブD-ライティングについて検証しています……が、べあまんさんより寄せられた課題に答えるべく準備をしたいと思います。そのべあまんさんからの課題とは、

アクティブD-ライティングを使用するのと、RAWで撮影後CaptureNXでD-ライティングを施すのとではどのように違うのでしょうか?

 というものです。そのCaptureNXとは、知る人ぞ知るNikon純正のRAW現像ソフトです。先代のNikon Capture4も非常によくできたソフトで憧れていたのですが、お金がないという理由と、D80のNEF(NikonのRAWファイル)ならAdobe PhotoshopCS2に付属のRAW現像ソフトで展開できたという理由で、あえて購入しませんでした。

 しかし、僕が仕事で使っているMacOSX版PhotoshopはCS2。私用のWindowsXP版はCSだったりします。D80はCS2以降で展開できますが、CSでは展開できません。Photoshopは新バージョンになってから発売されたデジカメのRAWファイルは、それ以前のバージョンでは面倒を見てくれないようです。これは痛い!CS3に上げないとD300のNEFは展開できないという大ピンチ!Photoshopは、どのカメラメーカーのRAWでも展開できるメリットがありますが、高いお金を払ってバージョンを上げていかないと新しいデジカメには対応できないというデメリットがあるようですね。

 そこで、純正のCaptureNXが欲しくなってくるのですが、なんせ購入すると1万円以上のシロモノ。PhotoshopをCS3にアップグレードするよりはマシだけど痛い!……と思っていたら、天下の太っ腹ニコン様からこんなお達しが!

D3、D300の発売を記念いたしまして、別売のフォトフィニッシングソフトウェア Capture NX(Ver.1.3)をD3、D300本体パッケージに特別付属品として同梱いたします。Capture NXはデジタル画像の可能性を引き出し、より表現力豊かな作品に仕上げることができる、次世代型のデジタル画像処理・編集ソフトウェアです。

 ……あらやだ。これって先着30万本はオマケで貰えるってことじゃないの♪ママうれしいっ!

 タダより安いモノはないよね♪

 ……ということで、D300の箱を探してみるとあったよ!CaptureNXの……

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赤い矢印の部分にプロダクトキーが印刷されている。この紙は無くさないように!

 ……紙がっっ!

 へっ?紙?CDが入っているんじゃないの?と思ったら、プロダクトキーが印刷された紙が1枚入っているだけでした。どうやら、NikonのCaptureNXダウンロードサイトからトライアル版をダウンロードして、それを正規版として使うことになるらしい。ブロードバンド必須です。ダイアルアップごめんなさいです。

 まあ、インストールCDを30万枚作ると環境に悪そうだしね。まだ、プロダクトキーを印刷した方が環境に優しそうだよね。これぞ、当ブログのテーマ!

 チーム・マイナス6%だぜっっ!

 ……まあ、サーバーを稼動させておくためのCO2排出量を考えるとドッコイドッコイのような気もしますが、どうやら最近のD300にはインストールCDが付属している模様です。

 前口上が長くなりましたが、早速ダウンロードしまくったCaptureNXのトライアル版をインストールしてみたいと思います。ここら辺は、色んなソフトのトライアル版をPCが動作不安定になるくらいインストール&アンインストールしまくった実績のある僕です。CaptureNXだって立派にインストールしてみせるぜ!

 ……で、MacOSX版をダウンロードしてみたよ。

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 デスクトップにこんなアイコンで出るのでダブルクリック!

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 モノトーンでシックなCaptureNXのオープニング画面っぽいのが出ました。「Capture NX セットアップ」をクリック!

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 おっと、いきなりMacOSXの鉄壁のセキュリティが作動しました。スーパーマリオブラザーズの最初のクリボーみたいなものですね。あの頃は、ジャンプのタイミングを誤ってダッシュして即死しまくったけど、今の僕は違う!MacOSXのアカウント用のパスワードを間違いなく入力して突破だ!

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 次はコイツだ。「ようこそCapture NX インストールへ」と歓迎ムードです。

 しかし、文面は「このウィザードがCapture NXのインストールプロセスをご案内いたします」だと?Wikipediaでは「ウィザード=魔術師、魔法使い」とある。

 いきなり、魔法使い出現だよっ!

 ……ということで、ここから先は魔法使い(ウィザード)が案内するようですが、レベル1の僕は攻撃系の魔法をかけられたら太刀打ちできないので、とりあえず今のところは言うことを聞いておきたいと思います(ホントは「コンピュータで、ユーザーに必要な情報を適宜示しながら対話形式で簡便に操作できるよう工夫されたソフトウエアの機能」なんですがね)

 どうやら、他のアプリケーションを終了させておくと、再起動させずにインストールできるようです。では、逆らわずに他のアプリケーションを終了させておくことにしましょう。

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 すると、次にウィザードが「大切な情報」をくれました。後々、重要な情報になりそうなのでしっかり目を通しておきたいと思うよ!フムフム「自動赤目補正」か……。僕、ドライアイで充血しやすいから気をつけておきたいと思います。

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 次は「使用許諾契約」か……。なかなか、インストールさせてもらえませんね。どうやら、契約しても詐欺に騙されることはなさそうですので、一通り目を通して続けたいと思います。

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 次は「インストール先を選択」です。究極の二者択一です。まあ、どっちを選んでもゲームオーバーにはならないと思うので気楽に行きたいと思います。とりあえず、定番のアプリケーションフォルダに入れようと思います。

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 ……ということで、「“Macintosh HD”に簡易インストール」したいと思います。これだけ、手順を踏んでも「簡易」なんだそうです(汗)。

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 次は「カラーマネジメント」です。まさか、ここでカラマネの設定をすることになるとは思ってもみなかったので、先制攻撃を喰らったかのようです。作業用色空間設定ですが、D300なら撮影時にAdobeRGBかsRGBが埋め込まれるようですので、「(A)開くファイルの色空間を作業用色空間として使用します。」を選択すれば間違いないでしょう。

 ただし、(A)を選択していてもファイルにプロファイルが埋め込まれていない場合は、デフォルトのRGBカラースペースが適用されるようです。そこを考えると、D80の場合はsRGBを選択すればプロファイルが埋め込まれますが、AdobeRGBを選択してもプロファイルが埋め込まれていないようなので、「デフォルトのRGB色空間」はAdobeRGBに設定しておけば事故は少ないように思います。

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 お!いよいよインストールが開始です。

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 む?インストールの後にCaptureNXを起動するかどうか聞いてきたぞ。まぁ、すぐに使ってみたいので起動しますかね。ということで「はい」

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 ……ひたすら待つ。寝ても良いし、ウダウダしていても良いでしょう。

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 インストールが終わったぞ!どうやら、クリアしたようです!

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 「ソフトウェアが正常にインストールされました」……うん、分かったって!

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 すると、ドックにCaptureNXのアイコンが追加されたぞ!

 お猿はCaptureNXを手に入れた。

 ……

 ……

 ……もう、面倒なのでRPGっぽく解説するのはヤメます。

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 ……と自動でCaptureNXが起動したぞ!バージョンは1.3.0だ!勿論、D300にも対応しているよ!ここでD3とD300購入者はプロダクトキーを持っているはずなので「プロダクトキーを入力する」を選択して入力しよう!そうすれば、晴れて正規のCaptureNXユーザーの称号を与えられる!

 まあ、どうしても魔法使い(ウィザード)にフィッシングかなんかで騙されそうで、プロダクトキーを入力したくない人は、OSごと再インストールくらいすれば体験版として更に30日くらいは無料で使えるよ!でも、良い子はそういうことはやめようね!

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 ……で起動したのが、コレ。Adobe Bridgeのようでもあり、全く違うインターフェースなので少々戸惑い気味です。見ていくと、Nikon純正らしくカメラに合わせた機能が満載っぽいです。RAW展開ソフトとしては独特の操作感のCaptureNXです。純正ソフトのメリットを活かした現像処理をできればと思います。

 ということで、めでたくCaptureNXがインストールできました。次回は、アクティブD-ライティングの検証の続きを行うと共にCaptureNXの検証もしていきたいと思います。

 ああ、忙しくなってきた!でも、頑張ってレビューしたいと思います!

 ではでは。

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コメント

おぉ!! NX仲間になりましたかっ!!!
私はD70でNC4を購入しましたが、D80は非対応だったことと、Vista非対応、今後のサポートもなしっていうことだったので、早めに見切りを付けちゃいました。それでNXに移籍した次第なんですが、このトキにSilky移籍をした人が多かったらしいですね。
NXの難点は独特なUIのわかりずらさというか、使い勝手の悪さがあげられると思います。反面、コントロールポイントなど有用な改善点もあるので、個人的には手放せないです。
「CaptureNX完全ガイド」(←私も買いました)というムック本がImpressから発売されているほか、他社でも数種同様な本が発刊されていたはずです。大手(ヨドとかビック)の書籍コーナーに行くと山積みされているのですが、普通の書店だと?ですけどw。
初めての場合、こうした本を参考にするととっつきやすいかもしれませんよ~♪
いずれにせよ、レビュー楽しみにお待ちしています。

最後に・・・清き1票忘れないようにしなければ(汗

投稿: flipper | 2008年1月11日 (金) 23時49分

flipperさん、コメントありがとうございます。

ええ、CaptureNXユーザーになってしまいました。D300のRAW現像しようと思ったら他の手段ないですし……。色々と経費がかかって現像に出費もできませんし……。

まあ、Photoshopなんかに慣れているとCaptureNXの使い勝手は独特すぎてアレですよね。でも、コントロールポイントは面白いと思うので自由自在に使えるようになりたいと思います。

解説本はオススメのムックも目を付けているのですが、一先ずD300の完全ガイド(これも定番のインプレス刊ですが……)の巻末のCaptureNXの項目を読んでいます。ムックもいいですが、D300以降に追加になった機能などはありませんしね……。とは言え、基本的に使う機能は詳細に書かれていると思うのでワークフロー確立の為にもいずれはゲットしたいと思います。

まあ、タダでバラまかれた分、ユーザーも増えると思いますしね……。インプレスのムックも増刷になったらしいですし……。

清き1票ありがとうございました!!

投稿: フォトグラファー猿 | 2008年1月12日 (土) 11時22分

価格ドットコムから飛んで来ました。私のはCDが同梱されていました。また色々参考にさせてください。
ありがとうございます。

投稿: コニール | 2008年2月14日 (木) 08時55分

コニールさん、コメントありがとうございます。

CD同梱されていたとは!羨ましい!
バージョンアップしていくとはいえ、CDがあるのとないのでは安心感というか満足感が違いますよね。
環境にはいいのかもしれませんが……。

ただ今、Capture NXの修行中です。

投稿: フォトグラファー猿 | 2008年2月14日 (木) 15時47分

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