PIE2008に行ってきたぞ!(4)
お猿@おはようございます。
いやいや、今までこのブログでは、くだらない事やしょーもない無駄知識を書き連ねてきたのですが、気がついてみればカウンタが12万突破してますね。いつの間にこんなに踏まれたのでしょう?こんなに踏んでいただいて……、
お猿、ホンマに幸せ者やでっ!
まあ、これからもガンガン踏みにじっていただければと思います。
ここんとこ、PIE2008ネタで3回やってきましたが、この4回目でひとまず最終回としたいと思います。あれだけブースがあってもレポートの方向性を見ると、すんげぇ偏りがあるよね?まあ、PIE初心者のブログなんで許してやってくださいね!
……ということで、NIKKOR以外にも気になるのはレンズでありまして、諸レンズメーカーのブースを巡ってみようと思った。
やっぱり、レンズと言えば「空気が写る」というZEISSですよね!「カールツァイス!」いやぁ、何という素晴らしい響き。憧れのレンズっすよ!それなので、ZEISSブースにやってきました。
でも、ニコンマウントだとMFなんだよね。お猿はAFっ子なので、ちょっと敷居が高いです。NIKKORにも焦点距離的に匹敵する銘玉が存在するし、それはまたAFレンズだったりするので、それで満足です。
……なので、ZEISSブースは中に入りませんでした。
お次は……とブラブラしていると……、アレ?あれは?
んん~っ!
マグロやんけぇ~っっ!
SIGMAブースのちょっと高い場所にあったこのブツは、昨年のPIEでモックアップながら話題をかっさらった「APO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG」。今回は実際に使用できるようになっており、発売時期も公開されたっぽい。ニコン版は6月発売らしく価格は260万くらい。誰が買うんですかコレッッ!高級車買えちゃうよっっ!開き直って取っ手ついてるしっっ!!
カメラにレンズついて「レンズキット」ってのがあるけど、こうなると「カメラ付きレンズ」ですな。このレンズを売るときは「カメラキット」ってのがあるんじゃない?レンズの付属品としてカメラがついてくる!
それにしても、こんな色だったんですねー。
マグロというより、むしろ、ブリだな。
そう思った次第であります。やっぱり富山湾はブリだよねっっ!
いいぞっ、ブリレンズ!
まあお猿的には、SIGMAレンズは2本持っていて、それぞれにお気に入りですのでSIGMAブースはチェックしておきたい。
壁面には、SIGMAレンズのラインナップがズラリと……。
SIGMAブースで最も注目を集めていたのは、お猿的にはコンパクトデジカメながらAPS-Cサイズのイメージセンサーを引っさげてきた「DP1」だ。SIGMAのデジイチでは採用されてきたFoveon X3センサーを積んでいる。ローパスフィルタ無しで偽色のない鮮明な画像が得られるのだから実に魅力的。下手なデジイチなんかより画質がいいんじゃないだろうか?そういう意味で単焦点レンズながら非常に面白いコンデジだと思う。
でもまあ、お猿的に気になっているのが、単焦点レンズ「30mm F1.4 EX DC HSM」だ。個人的には「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
」が、抜群に描写がよくて絶妙なボケを見せてくれるので、ポートレートなどの勝負レンズとして使っている。しかし、この50mmという焦点域が微妙に望遠で勢い余って寄り過ぎてしまう感がある。
そこで、この30mmは35mm換算で約45mm。非常に良い焦点域だと思う。
SIGMAブースでは持参のカメラに装着して撮らせてくれるので、実際に自分のD300に装着して撮ってみた。そうすると、こんな感じだ。まずはF8画像。
お次は開放のF1.4画像だ。
う~ん、ちょっとボケが足りないようですが、もうちょっと落ち着いて撮れば良かったかな?それにしても、AFがHSMで動作するので、ボディ内モータで動作する50mm F1.4のニッコールより快適に使用できる。太さは結構あるものの、全く気にならない。価格も高いものではないので、いずれは……と思うが、ナノクリの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」が欲しいので、却下ですな。
レンズといえばタムロンもあったが、個人的に良い思い出がないのでパス。
そのままの足で会場隅っこにあった「日本カメラ博物館」に向かった。
日本の歴史的なカメラということで展示されていた。
こうやってカメラレビューを書いているので、マニアかと思われるかもしれないが、実は見ていてそんなに萌えない。コレクターでもないし、むしろ新しく描写の良いレンズにしか関心がないので、ジックリは見ていない。
でも、まあ何もレポートしないワケにはいかないので、いかにも……というものを紹介。
これは「ペースメーカー・スピードグラフィック」というものらしい。太平洋戦争後に新聞社で使用され「スピグラ」の愛称で親しまれたそうな。それにしても、重そうだ。D3の比ではない。
右は「フォクトレンダー・ダゲレオタイプカメラ」というものらしい。天保11年ごろのものらしいからケタが違う。ちなみに初代デジカメは「デジタル・ダゲレオタイプ」と呼ばれていたこともあったらしく、それ程使い物にならんものらしかったですね。
左は「シュタインハイル・グロッシェン・カメラ」というものらしい。これも天保11年ごろのものらしいけど、小型カメラの部類らしいですね。まあ、あまり関心ないです。それよりもD3が欲しい……。
帰りの道中で、出力側のプリンタが気になってEPSONブースに寄ってしまいました。
今回のコンテストでは、出力に父の某C社のA3ノビ対応プリンターを使ったのですが、最近のプリンタはAdobe RGBに平気で対応しているし、顔料インクで長持ちだってする。そういう意味で、非常に気になっているのが、EPSONの「PX-5500」と「PX-G5300
」。
前者の方が、MAXARTということもあってプロ仕様でいいし、インク構成だってグレーインキを充実させてモノクロプリントに威力を発揮する。しかし、後者は最近出てきて、オレンジインキを加えることで、肌色系のガモットを広げることに力を入れている。カラーで鮮やかにということなら後者なのだが、お猿的にはレタッチ後にプリンタドライバ上であまり色をいじってもらいたくない。つまり、ICCプロファイルを適用させて素直に出してもらいたいのだ。そうなると、前者か?
非常に悩んだのだが、スタッフに聞いても「PX-5500がいいんじゃないでしょうか?」と言われたり「PX-G5300がいいんじゃない?」と言われたり、スタッフ内でも意見が分かれるところだ。う~ん、悩む。フォトコンテストなんかでは、プリント技術も大事なので、是非ともプリンタもしっかりさせたい気もする。
プリント用紙ではクリスピアと光沢紙の差をまざまざと見せ付けられた。クリスピアとPX-G5300の組み合わせはクリスピアの光沢とグロスインクの影響でテカテカで美しい。
いやぁ、欲しくなったぜ。EPSON!
まあ、PX-5500も発売から2年以上が経過しているので後継機開発が進んでいるのは事実……とスタッフ曰く。しかし、いつ発表になるかまでは教えてくれなかった。それ程すごいのがPX-5500とも言えよう。
それにしても、PIE2008では、物欲がかきたてられまくって困った。チベットでは暴動がどーのこーので沈静化が大変だの何だのと言っておりますが、お猿の中でも物欲の暴動で抑制に苦労しています。
ということで、PIE2008ネタはこれにて終了しますね!
ではでは。
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コメント
Tamronは今メインで使っています。A16(17-50mmF2.8)ですが、使いやすくてとても気に入っていますので、ほぼ付け放し状態です。
AFが若干遅く、ボケ自体もちょっとウルサイ感じがしますけど、約3万円なのでコストパフォーマンスはバツグンです。
A3ノビのプリンターは相対的に数が出る商品ではないので、必然的に商品サイクルは長くなるんでしょうね。ましてや対抗のCanonが新商品をなかなか出せなかったですから・・・
っそれにしても、PIEのような展示会に行くと、どうしても物欲は際限なく湧き上がってしまいますよね(笑
投稿: flipper | 2008年3月29日 (土) 00時16分
デジカメ本体がどんどん低価格になってますからね。
カメラキット!ってあっていいかもしれませんよ。
そんな自分もカメラ以上に手の届かないレンズ達に物欲をかられています。
『D○○○』が付くなら思い切ってこのレンズを買っちゃえ!!
なんて日も近いかも・かも。
4回に続く記事お疲れ様でした。
人事異動のこの時期、べあまんは、連日の送別会で、
身も心もボロボロでした。
雲台の『あそび』の記事は気になりました。
べあまんも普段から悩まされているからです。
猿殿が「至高の雲台」にめぐり会うことを祈願いたします。
単焦点レンズ「30mm F1.4 EX DC HSM」の写真は、
綺麗に写っていますね。
なんでもニコンがF1.4をラインナップする話も聞かれます。
楽しみです!!
手の届く値段でありますよーーに。
投稿: べあまんさん | 2008年3月29日 (土) 10時46分
○flipperさん、コメントありがとうございます。
すみません、flipperさんの前でTamronレンズとの甘酸っぱい思い出を語ってしまいまして……。まあ、高倍率ズームを某C社のマウントに装着して使っていたんですけどね。う〜ん、ちょっと……って感じだったんで……。でも、そのレンズは良さそうですね。コストパフォーマンスも良さそうだし……、Tamronもこれから見つめたいと思います。
AdobeRGB対応の顔料インクA3ノビプリンターは、AdobeRGB対応LCDと合わせて気になりますよ。まあ、ダディ所有の某C社のA3ノビもいいんでしょうけど、どーもNikon党としては利敵行為になるような気がして……。
いけませんね、こういう偏見は!
それにしても、PIE2008に限らず展示会に行くと物欲だけが煽られて「見なきゃ良かった」という心と「なんてえーもんがあるんや」という感動が混在します。
○べあまんさん、コメントありがとうございます!
本当にデジカメ本体って安くなりましたよね〜。昔は、わずか数百万画素にEOS 1Ds MarkIII並の投資をしていた人がおられますが、今の時代で良かった〜と思っています。数年後には「あの頃は高かったな〜」と思うんでしょうけど……。
レンズは、性能がいいのが出ても長寿ですからね。これからはレンズ投資していこうかな?(投げる“資”がないですけど)
雲台はギア付雲台にかなりグラついています。円高の影響で安くならないものですかねぇ。
NikonのF1.4とは初耳です。どんなレンズでしょう?狭いFマウントで頑張ってもらいたいものです!
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年3月29日 (土) 11時26分
うーん 僕も行けばよかったかなぁ~
おねえさん撮りに(爆)
ブリレンズ すごいですね
作例どっかにないですかね~買えないけど見てみたいw
価格comではすでに30万近く引かれた価格がUPされてました(笑)
シグマの30mmちょい気になってました。
ちょうど良い画角ですしね。
しかしやっぱりもうチョイ開放でのボケが欲しいですね。
投稿: ぶん | 2008年3月30日 (日) 21時21分
ぶんさん、コメントありがとうございます!
オネエサン撮りは、一種の文化だと思いますので否定はしませんよww。撮りたいものを撮る!これが写真だと思います。
ブリレンズ、なかなかのものです。今になって試してこなかったことが悔やまれます。価格.comも今、見て来ました。何といいましょうか?どこまで本気なのか……と思えてくるシロモノですが、こういうのがあってPIEは盛り上がるような気がしますね。デジタルカメラマガジンとかデジタルフォトでもレビュー記事出るんでしょうかね?やっても、ただのネタにしかならないと思いますが……?
30mmは実写をもうちょっと考えて撮ればよかったと後悔しています。ボケ味の差が出る撮り方といいましょうか……。まあ、同じf1.4のニッコール50mmと比べると大きいですが、非常に静かです。このレンズもアリだと思いましたが……、他に気になるレンズがありますので、そのレビューもそろそろやっちゃおっかな?
ではでは!
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年3月31日 (月) 14時05分