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EPSON PX-5500待望の後継機PX-5600発表で言いたい放題

 お猿@おはようございます。

 前回も書いたことですが、完全にブログ更新のペースがガタ落ちしています。船場吉兆は廃業することになったそうですが、当ブログは更新ペースが落ちても廃業する意思はございません!まあ、何といいましょうか。当ブログの性質上、記事一つにかかる手間がバカにならないものがありまして、ちょっとまとまった時間がないと素材集め段階でつまづきますので停滞しやすいんですね。記事にしたいネタそのものはGW関連も含めて、これからの梅雨で腐るほどあるのですが、なかなか記事にできずにヤキモキしています。

 これからの記事、ちょっと古いネタになるかもしれませんが……、

 他の客に出したネタを使いまわすことはしないので、

 これからもご贔屓にお願いいたしヤス。

 ……ということで、毎度長い前口上はこれくらいにして本題に入っていきたいと思うのですが、GWネタをバババッとやっていきたいと思いきや、一昨日の5月26日にEPSONの新インクジェットプリンタが発表になったと聞きましたので、そのネタを一つ……。

 今まで当ブログでは、カメラやレンズなど、お猿の入力側、つまり、インプットな話題ばかりを提供してきました。そういえば、出力側、つまり、アウトプットな話題を全くしていなかったな……と思いまして、このニュースは、そんな話題をするキッカケになるなとも思った次第であります。

 家にはキッチンがあるからにはトイレがあるように、写真は入力から出力まであって完結するわけです。いずれは、出力側のこともネタにせねばなるまいと思っていたわけですが、思いもよらず早まってしまいました。

 それで、お猿の出力側の環境と言えば……、部屋の隅っこにあるコレであります。

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お猿の部屋の片隅にある和テイストで怪しげなオブジェ

 とてもプリンタカバーなんて買うお金がないので、いつもは日本の誇る便利なアイテム「ザ・風呂敷」に包まれているのですが、この中はコレが入っています。

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実は作品作りに、プロ御用達のA3ノビ対応顔料プリンタ「PX-5500」があったりするのです!

 そう、EPSONの誇るプロユース用でA3ノビ対応のMAXARTシリーズPX-5500です。発売以来2年以上経っているのに、根強い人気のある名機であります。お猿は当初、ややコンシューマ向けのPX-G5300にしようかと悩んだ時期もありましたが、最終的にグレーインクの存在などでPX-5500にした経緯があります。

 今年のPIE2008のEPSONブースにてPX-G5300が大々的にPRされていた中、担当者に「PX-5500の後継機は、ボチボチ出ますかねぇ?」と、知っていてもどうせ答えられんだろうと思われる質問をぶつけたお猿ですが、その時は「まぁ、開発はやっているのは間違いないでしょうけど、そういう話は聞いていません」と予想通りの答えが返ってきた。その僅か2ヵ月後に出た答えがコレだ。

プロが認めるプリント品質をめざした「エプソンプロセレクション」シリーズ
「VM(ビビッドマゼンタ)インクテクノロジー」搭載で色域拡大を実現
■A3ノビ対応インクジェットプリンタ『PX-5600』新発売

 ……と、アッサリとPX-5500の後継機になるPX-5600を発表してきたのだ。発売時期はまだまだ先どころか、目の前の6月5日だそうな。

 嗚呼、腹立たしい……。

 いやぁ~、こういう発表ってPIEみたいなところで発表しなくてどうすんのっ!と言いたいが、まあやっちまったことは仕方がない。ぱぱっとPX-5500とPX-5600についてクドクドやってみたいと思う。

 まず、お猿がPX-5500を選択した理由は、顔料インクということ。

 様々な業種からフォトグラファーになる人がいる中、お猿はDTPオペレーター出身である。その中でも、フォトレタッチがメインとなっていた。DTPをやるからには、CMYK4色によるオフセット印刷が最終目標であり、オフセット印刷のインクと言えば顔料インクなのだ。そうなると、染料インクよりも馴染みのある顔料インクに軍配があがる。まあ、それ以外の理由もあるのだが……。

 それから、次の理由がインク構成が基本的なCMYKベースであるということ。CMYKならば4色積んでいるべきだが、PX-5500は8色構成になっている。8色と言っても、

  • C要素LC(ライトシアン)C(シアン)
  • M要素LM(ライトマゼンタ)M(マゼンタ)
  • Y要素Y(イエロー)
  • K要素…LGY(ライトグレー)GY(グレー)、BK(ブラック)

 ……ということで基本構成は、あくまでCMYKだ。いくらCMYKプリンタだのRGBプリンタだの、AdobeRGB対応だのと言ったところで、白い紙にインクを持って着色をした段階で減法混色に頼ることになる。そうなると、純粋にRGBの補色であるCMYを用いた印刷がシンプルで扱いやすい。

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8つのインクカートリッジをセットする。フォトブラックとマットブラックの同時装填が望まれる

 ちなみに、PX-G5300も顔料インク使用でA3ノビプリンタなのだが、同じ8つのインクタンクを搭載していながら、インク構成が全く異なる。

  • C要素C(シアン)
  • M要素M(マゼンタ)
  • Y要素Y(イエロー)
  • K要素…BK(ブラック)
  • その他の色要素…R(レッド)O(オレンジ)
  • 特殊インク…GO(グロスオプティマイザ)

 ……となっている。最後のグロスオプティマイザは光沢のためだけに存在するので、無色であり、色は構成していない。そうなると、実質は7色となる。ただし、C要素とM要素がPX-5500はライト寄りにLCとLMをそれぞれに用意しているのに対し、PX-G5300は1色だけであり、K要素に至っては、PX-5500はLGYとGYも加えた3色構成になっているのに対し、PX-G5300はKのみである。その代わり、PX-G5300はRGBのR領域を伸ばす為か、ストレートにRインクとOインクを用意しているのが大きな違い。

 オフセット印刷で言えば、ヘキサクローム印刷に近いものがある。逆にPX-5500はCMYそれぞれのチャンネルの階調の繋がりを重視してかライトインクを用意して、あくまでCMYK印刷にこだわっている。ただ、感服するのがグレーインクの存在だった。

 PX-5500のレビュー記事などで、グレーインクの存在と言えばモノクロ印刷のグレーの安定性がことさら述べられているが、DTP業界の印刷屋の観点から言えば、むしろカラー印刷の安定性にこそ貢献していると言ってもいいと思う。

 通常なら、光の三原色と言えばRGBで加法混色とも言って、それぞれの要素を加えれば加えるほど白くなっていく。反対に色の三原色と言えばCMYで減法混色とも言って、それぞれの要素を加えれば加えるほど濁っていき最終的には黒くなる。ならば、CMYだけでいいはずなのに、あくまでオフセット印刷の現場ではCMYKなのだ。

 というのも、CMYが減法混色という様に、光のある要素を吸収して反射した色が見えるという仕組みなだけに、完全な反射と吸収をしなければならないのだが、実際のインクではそんな理想的な反射と吸収はしてくれない。余計な反射をしたり、余分に吸収したりして、CMYそれぞれのインクが微妙に色転びが起きてしまう。したがって、CMYを等値でかけ合せれば完全なる無彩色、つまり、グレーになるはずなのだが、どこかしら赤カブリやら青カブリといった色転びが起きてしまう。

 そこで、完全なグレーたるKインクも加えて、特に黒い箇所を極力グレーに近づけているのだが、PX-5500の思想はオフセット印刷でのGCRとかUCRと言った技術と全くと言っていいほど同じものだと思うのだ。つまり、無彩色ではないのだけれど、「C=50%、M=20%、Y=50%」なんていう組成の色があった場合、少々濁り気味の緑となる。これなら、単純に「C=50%、M=20%、Y=50%」のインクを出せばいいと思うが、機械やインクには誤差というものがあって、10枚刷ったら10枚全部微妙に色が転ぶのだ。中にはCが若干強めにでたものがあるだろうし、Mが強めにでるものがあるかもしれない。

 ならば、CMYが等値ならグレーという理屈なら「C=50%、M=20%、Y=50%」の各色20%は重なるので、これをKに置き換えれば「C=30%、M=0%、Y=30%、K=20%」となる。Kインクは完全無彩色なので、CMY3色を同じ分量出してグレーを作るより、Kのみにでグレーを作ったほうが色が安定するのは当然なことだ。ここに下色を加えることでUCR化することもあるが、LGYインクが存在するためにハイライト部分のグレーも担当できることで、印刷の安定性が確保される。また、グレーをLGYインクに置き換えるため、インク総量が減りカラーインクの節約にもつながる……ハズだ。

 これが、PX-G5300なら、カラー写真のハイライト部分はLGYインクがない分、CMYとかROインクの混色で行わなければならないために、色が転びやすい。グレーを作り出すインクが増えれば増えるだけグレーバランスが悪くなるのは当然なことだ。これはモノクロ印刷でも実証されている通りで、これはそのまあカラー印刷になってからもいえることだ。

 まあ、この辺のウンチクはいずれ記事にしたいと思うが、なんせPX-5500はモノクロ印刷ばかりクローズアップされて、カラー印刷を好むならPX-G5300なんて言われる方もおられるが、お猿的にはカラー印刷の安定性&自分でカラーマネジメントをしてレタッチすることを思えば、グレーバランスの取りやすいPX-5500はベストチョイスだと思う。ROインクを加えて実質5色印刷やろうと思えば、余程良いカラープロファイルを作らねば、色の繋がりなど良いものが出来る筈がない。

 ああ、段々とごちゃごちゃしてきましたね。

 まあ、PX-5500のインク組成は満足しているのだが、不満な点が一つあった。それが、ブラックインクにフォトブラックとマットブラックがあるのだが、それらを同時装填できないということ。これはPX-G5300や、A2対応のMAXARTであるPX-5800でも対応しているのだから、きっと後継機には……と期待されたが、残念ながら今回も同時装填は見送られた模様だ。

 その代わり、PX-G5800で採用されて、後継機にも期待されたM(マゼンタ)に代わるVM(ビビッドマゼンタ)の採用だ。CMYKでのM要素であるままで高彩度に持っていけるので、プロファイル的にも無理は出ないはずだ。ROインクを足して色域を広げようという考えはどうも好きになれないが、VMインクなら許されると思う。むしろ、これは歓迎だが、これは一体どれ程の効果があるのだろうか?

 参考までに、PX-5500のスタンダードのプロファイルを見てみると、こんな感じだ。

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 黒いラインは可視光領域。そして、白い立体はAdobeRGBの色空間だ。こうやって見てみると、むしろエメラルドグリーン要素が足りないように思われるが、若干ながらレッド~オレンジ要素も足りていないようだ。

 ちなみに、お猿が、このPX-5500でプリントする際にはプロ御用達のCRISPIA(クリスピア)を使っている。カメラ雑誌で用紙選びが云々と言っている人が多いが、個人的には光沢紙かマット紙かっていうくらいの差しかない。プリントはあくまでプリンタの色づくりには任せず、あくまでカラーマネジメントを行ったモニタでレタッチをして、それを忠実に出してくれるプリンタであればヨシとしている。その為にも、きっちりとしたプロファイルが必要となってきて、EPSON純正のクリスピア専用のプロファイルが提供されているのは実に心強い。このICCプロファイルに忠実にプリントするというスタイルはDTPオペレーターとしては当然の選択であって、そのスタイルが抜け切らない。そんなワケで信用できるプロファイル&用紙となると光沢紙ではクリスピアとなる。

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 ちなみに、PX-5500でクリスピアに印刷した際のガモットはこうなる。

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 同じPX-5500のプロファイルなのだが、スタンダードに比べるとクリスピアは角が取れて、急にガモットが狭くなったかと思うところもあるが、総じてエメラルドグリーン部分がAdobeRGBを突き抜けるほどの元気っぷりだ……が、若干足りない部分もある。また、レッド領域も足りていないのは事実だ。やっぱり、AdobeRGBを完全に網羅するのは至難の業っぽい。

 さて、今度のPX-5600はどうなるのだろうか?EPSONのブログから拝借したガモットを見てみると、

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 ……と寒色系は殆ど変わっていないものの、マゼンタ側が格段に伸びている。今回のPX-5600を買うメリットはこの部分を買うかどうかと言ってもいいかもしれない。ちなみに、この角度でPX-5500のAdobeRGB色域に占める割合を見てみると、

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 ……という具合に確かにマゼンタ付近がAdobeRGBに及んでいない。断面で見れないのが残念だが、それでもPX-5600はAdobeRGBのマゼンタ付近にグッと近づいた感がある。流石はVMインクだ。彩度が全く異なる。

 ちなみにMインクをVMインクに切り替えることで、総合的に色づくりを考えねばならないので、プロファイルも相応にチューニングされているようだ。ただ、やっぱりプロファイルの出来不出来で階調表現も全く異なってくるので、じっくりと動向を見守っていきたい。

 あとは、PX-5600に、CD-Rのレーベル印刷やらピクトブリッジなどが対応したというのがあるらしい。う~ん、店頭予想価格は8万円後半らしいが、今では前機種のPX-5500なら66,000円で手に入る(6月7日の時点で三星カメラでのPX-5600の価格は¥89,000-で2万円以上も高価だ)。VM格調領域を必要とするか。そして、CD-Rレーベル印刷を必要とするか。ピクトブリッジは必要なのか?はてさて、2万円弱の差額を出してPX-5600を買うべきか、PX-5500の値崩れしたところを狙うか?

 さあ、皆さんならどうします?

 ではでは。

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合法的にチューリップを切断する人を撮る

 お猿@おはようございます。

 最近どうもブログ更新のペースが落ちてきているようですが、お猿もいい歳ということで歳相応に更新していこうという所存でございます。

 ……と出だしから自虐的ですが、続けて読んでいただければ幸いです。

 さて、中国では国家を挙げて北京五輪という一大イベントを成功させようと躍起になっていますね。小学校の理科の実験で行ったように、暫く前にギリシアで太陽の熱を集めて点火した火を各国に持って回っていたようです。それで、これまたオリンピックの競技として採用してもいいんじゃないかっていうくらい各国で盛り上がって“火”を消そうとしている人もいたわけですが、何はともあれ“フリーチベット”な人も“フリーチケット”な人も既にテンションアゲ♂アゲ♂で盛り上がっているようです。

 そこで、お猿としても北京五輪に負けていられませんので、日本国民の一大イベントである5月のゴールデンウィークを成功させようと頑張ってまいりました。

 ハッキリ言って、あちこちで写真ばっか撮っていました。

 そんなゴールデンウィークでしたが、お猿が生息している富山県も様々に盛り上がっていたようですので、中でも富山県民なら大好きな“チューリップ”を撮ってきたですよ!

 いいよね、チューリップ♪

 ……ということで、富山県は県花がチューリップということもあり、球根生産も日本一!更に、チューリップと名の付く企業も、

 ……とまあ、ちょっと列挙しただけでも結構あるくらい、チューリップ激萌えなのが富山県なんですが、イベントとして有名なのが砺波市チューリップフェアだったりします。期間は、4月23日~5月6日ということで、今となってはとっくに終わってしまったのですが、期間中は全国のチューリップ激萌えなチューリップマニア!チューリップオタク!が終結して盛り上がっていました(すみません、マニアやオタクはいないと思います。お猿ウソ言っていました)

 ところが、お猿は花心はよく分かんないので、事前調査をしようとフェアの1週間以上も前の4月19日に行ってみました。

 ……で、現地の様子はこんな感じ。

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 名物の5連水車付近に、沢山のチューリップが植えられているのですが、殆どつぼみ状態。気の早いチューリップが、少々フライングで花開いている程度でした。どうも、チューリップ公園付近は調整しているようで、他の場所に比べてつぼみばっかでした。あと、チューリップ公園の中心部分は閉鎖されていてゲート前には警備員が立っていて怖い顔をして、

 フェアまでのお楽しみだよ♪

 と言わんばかりの迫力をかもし出していました。まあ仕方がないので、ローアングルで僅かに咲いている部分を撮ってみました。

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 う~ん、チューリップですね。まあ、殆どが緑のつぼみの中の赤い花でしたので、浮き立って良かったのではないでしょうか?後ろの五連水車がまた風情がありますしね。これも“アリ”だと思います。ただ、ピクチャーコントロールをお猿大好きな“ビビッド”に設定して全部撮ったのですが、ビビッドだとただでさえ鮮やかなチューリップが更に鮮やかになってしまって、AdobeRGBでも対処しきれないほどに色飽和してしまいました。

 せめてスタンダードで撮った方が良いかもしれませんね。

 まあ、五連水車の付近は殆どチューリップが咲いていなかったのですが、その代わりに存在感があったのがスイセン。

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 お猿大好きな超広角ズームレンズであるシグマの「10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM」で撮ってみましたが、面白く仕上がったと思います。青空も良かったので爽やかな印象になったのではないでしょうか?まあ、ホンネを言うともうちょっと花のゾーンを増やしたかったくらいでしょうか?

 ここまでチューリップは全然咲いていないような感じで書きましたが、公園入口付近に設けられていた創作花壇には珍しいチューリップが花開いていました。中でも、これは炎みたいで好きでした。

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 ネ?良さそうでしょ?他にも「え?これがチューリップ?」って言いたくなるようなチューリップもありました。

 まあ、チューリップフェア会場では、あまりワサワサ咲いたチューリップを拝見できませんでしたので、帰路につきましたところ、農道を走っていたら見つけたのがコレだ!

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 チューリップ畑!

 いやぁ~、一瞬、菜の花畑と見紛うくらいでしたが、黄色のチューリップが畝にワサワサと植えられて満開です!花壇にデザインされて咲いているチューリップも見事ですが、こういう畑状態のチューリップって良いですよね。

 ちょっと離れたところでは、こんな感じ。

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 いやぁ~、こっちはピンクですね。遠くに黄色のチューリップも見えて見事です。こういう直線的に咲いているのってお猿的にはオランダに来たみたいで好きです。遠くに見える冠雪した山も情緒があって良いじゃないですか!!

 更に離れると、こんな感じ……、

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 ……ってアレ?どことなく美しくない!

 そうだ、手前から2列目のチューリップの花が見事に全部切断されていました。

 もしかして、これって今年、全国各地であったチューリップの花を切断する被害でしょうか?チューリップ王国の富山も例外ではないのかっ!?と思って、目を横にやると?

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 おばさん、チューリップの花取ってる~っ!!

 おばさん、現行犯やんけっ!!

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 白昼堂々、軽トラックを乗り付けての犯行っ!?

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 夫婦での犯行かっ!!

 ……と、テレビショッピング並にワザとらしく盛り上げてみましたが、このチューリップ畑の持ち主さんでした。このチューリップ畑は球根を収穫するための畑でして、球根を育てるために花を切ってしまうのだそうな。勿体ないけど、ここから全国に球根が発送され、全国で綺麗なチューリップを咲かせてくれるのです。

 日本海側の人間は、陰気だといわれることが多いのですが、お猿が「写真撮らしてくださ~い♪」とお願いすると、「あはは~!いいっちゃ!」と気軽に応えてくれました。色々としゃべりながら撮っていたんですが、これだけの花を摘むのは非常に大変とのこと。

 前橋市などで心無い者によるチューリップの花を切ったりする被害が報道されましたが、そんなにチューリップの花を切りたければ砺波に来なされ!農家の方にお願いすれば、喜んで切らせてくれるぜ!小さな花壇でチマチマやっていないで、1日中やったって終わらないくらい広いから、気が済むまでやらせてくれるぜ!しかも、合法的に!交渉次第ではバイト料だって貰えるかもしれない!何よりもおばちゃんに喜んでもらえるよ!

 そんなワケで、この辺では花切り大歓迎っぽいです。

 チューリップフェアの下見が終わって、ふと思い出したのが砺波市は散居村で有名だということ。散居村はかつて社会科の授業で勉強した気がする。砺波市にある夢の平というスキー場にある展望台に行くと砺波平野が一望できる。

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 ちょっとこの日は、霞がかっていて美しくないが、これを見ただけでも隣家までが離れているのが分かると思う。回覧板を回すのが非常に大変。また、自宅で大音量でカラオケやっても近所迷惑にはならないと思う。

 ちなみに、夢の平は秋になるとゲレンデ部分が一面のコスモスの絨毯に変身する。これをお目当てにやってくる写真家も多いらしく、今年はお猿も是非ともチャレンジしたいと思う。

 この夢の平に上っていく道中には棚田があり、田植えに向けての準備が着々と進められていた。その光景が実にのどかだ。

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 おじいちゃんと孫だろうか?トラクターを運転するおじいちゃんのひざの上にチョコンと乗った男の子。「写真撮らせて~」って言うと、ずっとピースをしていたのが印象深かった。これは、フイ撃ちで撮った物ですが……。

 別の棚田では、ソフトバンクのCMに出てきそうな犬がトラクターと併走していた。

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 お父さん、そんな所で何をしているの?というセリフが聞こえてきそうだ。

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 仕事が終わったら、トラクターの横をチョコチョコと付いていくお父さん……、いや、犬!非常にお利巧さんにしているのだ。もしかしたら、トラクターを運転しているのは“お兄ちゃん”?ってことは、この犬は息子の仕事を見ている“お父さん”?

 ……まあ、ソフトバンクからは外れましょう。

 夢の平から射水市へ戻る道中、国道359号線沿いに県民公園の頼成の森(らんじょうのもり)というのがある。この入口に非常に目を引くしだれ桜があったのだ。

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 天気も良い上に、満開ということもあって実に見応えがありました。どこかの写真クラブがやってきて、周囲に三脚を立てて狙っている人も大勢。個人的にはソメイヨシノよりも風情があって好きです。

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 う~ん、見事なしだれっぷりですね。

 さて、そろそろ帰ろうと思うときに、夕日が綺麗でした。再び、夢の平の展望台に上ると、

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 散居村で既に水を張られた水田が夕日を反射してキラキラしていました。これがまた見事。まだ、あまり水が張られていないので本調子ではないのですが、それでも綺麗なもんです。まあ、5月も下旬に向かう今となっては田植えも殆ど終わっているようなので、再び撮影に行きたいと思う。なんたって、自宅から30分もしない所ですからね。

 更に、日没後はこんな感じ。

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 飛行機雲が一筋……。

 やっぱり、もう一度チャレンジしたいですね。

 チューリップフェアにも行きましたが、是非とも散居村を再度撮ってみたいと思います。

 ではでは。

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逆光対決でナノクリスタルコートの意外な結末!

 お猿@おはようございます。

 まずは、皆さんに踏みにじられ続けて、一昨日の昼ぐらいに見事14万ビューを達成しました!お猿が確認した時には「140001」でしたので、タッチの差でキリ番ゲットできませんでした。

 まあ、自分のブログでキリ番踏んでも虚しいけどナ。gawk

 そんなワケで、これからも皆さんにはガンガン踏みにじっていただければ幸いです。

 さて、前回まで、4回シリーズでNikonの誇るナノクリスタルコート大口径レンズのAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの描写系レビューをしてきました。所詮はお猿レベルの手作り感タップリの検証実験なので、カメラ雑誌でセンセイ方がされている精度には遠く及ばないものの、それなりに頑張ってやったつもりです。まあ、「某ユーザーの場合はこうなった」ということで、あくまで“参考”程度にご覧いただければ幸いです。

 レビューでは、20万円オーバーの当レンズがキタムラのネットショップでは、期間限定で19万円で買えてしまうということを、しつこく訴えてきたわけですが、検証で使用したDXフォーマット機のフラッグシップである我が愛機のNikon D300なんかも、とてつもなく値下がりしていた。三星カメラさんでは、ボディだけでもご覧の通り¥163,000-だ。

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 レンズキットでも安い方で¥190,000-、悪魔のレンズとセットでも¥228,000-ときたもんだ。発売当初はボディだけで20万円切ったら買おうという掲示板のカキコを何件か見た気がするが、今やレンズキットで19万円。発表当時のボディの予想実売価格が23万円ほどだったことを考えると、夢の悪魔のレンズとセットで23万円を切っているのだから、発表と同時に予約してまで購入した人は、「やだぁ~、もう~、信じらんなぁ~い!cryingってトコだろう。そして、D300予備軍の皆さんは……、

 欲しくなったんじゃない?scissors

 原油価格高騰をはじめとして、食料品から何まで何でもかんでも物価が値上がりしている御時世に、カメラ業界はどうなっているのか!?他の業界もこのカメラ業界を見習ってもらいたいものですなぁ……と好き勝手なことを言ってみる。

 ……と前置きが長くなったところで、本題に戻りましょうかね。

 この24-70mm F2.8の特徴は、諸収差を抑えた優れた描写ということでも数々のカメラ雑誌のレビューで報道されている。しかし、それ以上に昨年秋のモデルに通じて話題となったのが「ナノクリスタルコート」だ。「ナノクリレンズ」と呼ばれることもあるようだが、今までのコーティングと違った驚異のコーティングということで、カメラ雑誌でも大きく取り上げられている。まあ、今までも105mmマイクロとかサンニッパなどにも使われているのだが、なぜか今回は大フィーバーしているようだ。

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 ……で、これらの雑誌を通じてメインの話題となっているのが、逆光特性だ。ナノクリスタルコートをレンズの1面にだけ施しても反射が抑えられて、ゴーストやフレアを大幅に軽減できるというのだ。これは、他の描写以上に取り上げられている。確かに、PIE2008でナノクリスタルコートを施したガラス板を数枚重ねたサンプルを見たが、ガラスがないのかと思うくらいの反射のなさだ。

 そんなワケで、24-70mm F2.8の描写検証をやってきましたが、今回は大本命の逆光対決と行きたいと思うよ!

 お猿的には、逆光のお世話(?)になるのは、広角側で風景モノを撮る時が多いので、焦点距離は24mmでの勝負にしてみた。そうなると、比較対照のレンズは下記の通り。

 ……の2本。前者は言わずと知れた大人気の悪魔のレンズだが、高倍率ズームでレンズ枚数も多いけど、比較的新しいレンズの為にコーティングもしっかりしているであろうということで、一番逆光に弱そうなのは24mm単焦点と踏んでいる。描写は良いもののコーティングは古めだと思うので、結構ゴーストとかでるんじゃないだろうか?そう思ってやってみたのがコレ。

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 左がVR 18-200mmで、右が24mm単焦点だ。案の定、VR 18-200mmはゴースト&フレアがないわけでないが、軽微。反面、24mmは光源付近と、対角線上にも豪快にゴーストが現れている。

 では、逆光に強い“はず”の24-70mmはどうか?ここでは掲示板でも話題になったことのある、保護フィルター(プロテクター)を使用するか否かで結果が変わるかもしれないので、使用と未使用でも比較してみた。

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 左がフィルター無し、右がフィルター有りだ。まず、フィルター云々よりも豪快にフレアとゴーストが出てしまってはいないだろうか?いずれもVR 18-200mmの方がゴーストもフレアも少なめ。24mmと比較すると、ゴーストは少なめだが、フレアによるコントラスト低下という観点から見ると24mmの方がコントラスト高めに見える。

 ここでは、比較しやすいように縮小写真だけを並べたが、次は各レンズの細部をチェックしてみたいと思う。

○AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)

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 まず、光源近くのA点部分に目立つゴーストが1つ。それから、ちょっと分かりにくいがA点とB点の間に粒のようなゴーストが2点ほど見受けられた。B点には殆ど見られず、C点には大きなゴーストとその円周の上に小さなゴーストが重なっている物が目立つ。そして、D点まで行くと殆ど見られない。フレアという観点から言っていくと、コントラスト低下はごく僅か。光源から左上にかけて筋が見られるのがこのレンズの特徴。しかし、このレンズのゴースト&フレアは「悪玉」というよりは「善玉」ということで、気にはならないと思う。(ゴースト&フレアに「悪玉」と「善玉」があるかどうかは知らんが)

 正直なところ、前回まで行ってきた描写の検証では高倍率ズームということで全焦点距離に於いて比較対照のカモとなってきて、その便利さとの代償で描写は犠牲になって惨憺たる結果だった当レンズだが、ここに来て意外なまでの逆光の強さに驚いた。

○Ai AF Nikkor 24mm F2.8D

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 さて、今度は24mmでの描写対決では好成績を収めてきた24mm単焦点だ。よ~っく、目を凝らさなくてもゴーストが豪快に出ている。光源近くのA点では、VR 18-200mmに比べると大きめ。オレンジ色の円形のゴーストの円周上に彗星のような尾を引いたゴーストが見られる。B点にもパープルのダルマ状ゴーストが見られる。VR 18-200mmでは豪快に出ていたC点では殆ど見られない。それがちょっと遠くに出たのかD点に一番目立つグリーンのゴーストが発生している。こればっかりは「悪玉」だなぁ~って思った。全体的にゴーストの数といい量といい大量生産状態だ。やっぱり、古いレンズというだけあってコーティングは一歩及ばずか……。

 フレアという観点から見ていくとVR 18-200mmよりはややコントラストが甘い。ただ、光源付近の放射状の筋は目立たない。コントラストの甘さに隠れているだけかもしれないが……。まあ、総合評価でいけばナノクリレンズの比較レンズとしては“良い”サンプルレンズかもしれない。

○AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G(保護フィルタ無し)

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 さて、いよいよナノクリスタルコートの逆光特性をとくとご覧あれ!ということで、画質を最大限に発揮できるよう保護フィルタも外してやってみた……が、アレ?ゴースト出まくってます?まず、光源近くのA……には小さな円形のゴーストが発生しているように見えるが、拡大図には入りきらない薄めの大きなゴーストが発生している。それに伴い、フレアも手伝ってか光源付近のコントラストは24mm単焦点より甘めだ。反面、24mm単焦点では紫色のゴーストが発生していたB点には発生していないように見える……が、実はB点とC点にかけて薄いオレンジの円形ゴーストが発生している。C点の左上にゴーストの下半分が見えていると思う。B点の下の枝が黄色がかっているのはゴーストがあるため。そして極めつけはD点のレインボー並に全色揃ったゴーストが発生。24mm単焦点のグリーンゴーストをカラフルにしたような感じだ。中央の細長い筋状のゴーストもシアンがかっていて実にカラフル。更にD点の左上にもC点で見られたようなゴーストが発生。あと、光源から四方に放射状に筋状のフレアが出ている。

 総合評価で言っていくと、ゴーストの数的には24mm単焦点と大して変わらず。ただ、D点のゴーストを除けば全体的に薄めのゴーストなのでパッと見では24mmよりは少なめに見える。ただ、D点のレインボーゴーストなんかはお猿的には「悪玉」の部類。それ以外は表現ともとれるゴーストと思う。

○AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G(保護フィルタ有り)

2005109

 最後に、画質を落とすとも言われる保護フィルターも装着してみた。前玉の前に、もう1枚レンズがあるようなものなので、変化がない筈がない。ナノクリスタルコート効果にどれ程の影響を与えるか見てみた。

 全体的に、ゴーストの出る位置や種類は近似しているが、フレアが強めに出ていてコントラストを若干落としているのが分かる。そして、A点のゴーストが二重の円形に変わっていると思う。この辺が、保護フィルタと前玉の間で起きている反射だろうか?まあ、その程度の違いだ。Nikonで「ナノクリスタルコート保護フィルタ」なんて売ったら、案外効果があるのではなかろうか?

 ……と、この検証をする前は鳴り物入りで登場したナノクリスタルコートレンズを、お猿が使ってもゴーストが出なかったよ……という結論に持っていこうと思っただけにビックリな結果になってしまった。先の4回分の検証で高倍率の便利さと引き換えに画質を犠牲にした悪魔のレンズが逆光特性で圧倒的勝利を収めているのには驚いた。

 ちなみに、これは前回までの検証の舞台である親鸞会館の藤棚で行ったものだが、同じ場所で同じ実験を再度やってみたが結果は同じだった。ただ、雑誌などで圧倒的な逆光特性を見せ付けている写真があるのも事実。恐らく光源の位置や背景の色なども影響があるのかもしれない。今回の検証ではフレームの内側に光源を入れた実験をしているのだが、フレームの外ギリギリで行えば結果はまた違うのかもしれない。そういう意味で、あくまで「こういう場合はこうなった」と見ていただければ幸いだ。

 24mm単焦点と比較した感じでは、ナノクリスタルコートの効果が出ているようだが、それでも逆光に関してはかくの如しだった。NIKKORの新大三元レンズとして、

 ……があり、ワイド側の2本は昨年末に発売になったばかりのナノクリレンズ。VR 70-200mmもVRも付いた人気のレンズなのだが、大三元の中で唯一ナノクリが施されていない。そういう理由で、VR 70-200mmのナノクリスタルコート化を待望する声が聞かれ、待っている人もあるようだが、現段階の価格で¥187,998-ということを考えると、ナノクリ化で一気に高騰しそうなため、非ナノクリレンズ状態で購入した方が、コスト対効果を考えてもお徳かも知れないと思った。むしろナノクリ化前に70-200mmを導入すべきではないか……という暴言まで出そうだ。

 何かの雑誌に、レンズの1枚だけではなく全部にナノクリを施した「スーパーナノクリスタルコートレンズ」を試作してみたところ、効果は凄かったというのが書いてあった。ナノクリの真価が発揮されるのは、あくまで「スーパーナノクリ」なのかも知れない。是非とも、ナノクリを施すコストを下げて、スーパーナノクリを格安で提供できるようになってもらえると、本当の意味での逆光特性に優れたレンズが誕生するのかもしれない。

 まあ、そんな感じでNikon党としてNikonのお家芸であるナノクリを讃嘆しようと記事を書き始めたが、「お猿がやったらこうなった」だけかも知れないが、結果は結果として正直に書かねばなるめぇということで、VR 18-200mmに軍配が挙がる結果になってしまった。こんなんじゃあNikon党員失格かなぁ~とテンションが下がり気味なのですが、またいずれ別の被写体でチャレンジしてみたいと思う。

 ではでは。

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AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDレビュー(4)

 お猿@おはようございます。

 前回の更新から、かなり時間が経ってしまいましたが、まあ固定資産税の納税で忙しかったということで堪忍していただけたら幸いです。あ、それとゴールデンウィークで富山県内を撮影で駆け巡っていたということもありますね。

 ハッキリ言って、かなりハードな連休でした。

 まあ、そんな訳で「楽しいよね!納税♪goodなどと実にふざけたセリフを吐いて連休に突入したわけですが、今月に入って更に嬉しいDMが届いたよ!

2005071
すっかり忘れていた頃に届く納税通知書ってかなり痛いよね?

 自動車税納税通知書、キター!!dollar

 ……とあまりに楽しすぎる納税を終えた後、また来ちゃいましたね、自動車税。

 ガソリン税の暫定税率も復活したこともあって、前にも増して車を巡る楽しい納税ライフを送らせて頂いております。「金喰い虫」とも揶揄される車ですが、輪をかけて金喰い虫っぷりを発揮しております。10月には車検というビッグイベントも待っているので、今から鼻血が出るほど興奮しております。しかも、軽自動車と普通自動車で金額が全然違うしねっっ!

 たまんねぇぜ!普通車!!rvcardash

 ……とかなり、莫大な出費を控えてテンションアゲ♂アゲ♂なお猿ですが、そろそろ本題のレンズネタに入りたいと思います。まあ、今のところカメラ税っていうのがないのでホッとしているところです。(消費税はかかっているけどねっ!)

 そんなわけで、Nikonの誇るナノクリスタルコート大口径レンズのAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDの描写系のレビューを続けております。20万円オーバーなレンズですが、キタムラのネットショップでは、前々回もお知らせしたとおり期間限定で190,008円という驚異の金額をはじき出していました。当時の期間というのが“4月18日~27日”でしたが、とっくに期間を過ぎてしまった今日、確認してみたら“4月28日~5月18日”に更新されていました。

 これってずっと続くんじゃない?

 と思うのですが、まあ安くなっているのは良いことですので、そっとしておきましょうね。

 まあ、レビューはお猿所有のレンズで、このナノクリレンズと焦点距離のダブるもので描写チェックをしていました。24mmと50mmが終了したところで、24mmでは情けない結果だった24-70mmでしたが、50mmではなかなかの結果を残しました。

 さて、今回はワイド端の70mmでの検証です。今回のダブりレンズは下記の通り。

2005072
左から24-70mm、70mm、VR 18-200mm、VR 70-300mm

 ……の3本です。

 24mmと50mmはNikon純正同士の戦いでしたが、今回はSIGMAの登場ですね。しかも、単焦点のカミソリマクロです。これはちょっと手ごわいかも!では、今回もシリーズを通して決戦の舞台となっている射水市親鸞会館を被写体にチェックをしてみた。

 今回は、正本堂の真正面に取り付けられているシンボルの黄金の鷲のマーク(大正製薬じゃないよ!)と、その周辺のタイルを撮ってみた。

2005073
外壁のテクスチャの描写力に大きな差が出そうと踏んでのサンプル起用だ

 特に外壁の細かいタイルのテクスチャは実に興味深いですね。中央部分の鷲の顔と、左下のタイルをサンプルに等ピクセルでチェックしてみた。

○F2.8勝負

 まずは、大口径ズームの証“F2.8”での勝負だ。対抗できるのはカミソリマクロのSIGMA 70mmだけ。では、見てみましょう。

2005074
AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

2005075
MACRO 70mm F2.8 EX DG

 ご覧の通り、両者共に解放から良い勝負だ。ただ、中心部分の鷲の顔に至っては24-70mmの方がシャープかつコントラストが強めに感じられる。逆に左下のタイルに至っては70mmマクロの方がシャープに感じられた。

 ……で、中央と左下だけで今回は終わらせようと思ったのだが、この被写体ならではなのだろうか?意外なところに大きな差が出ていた。鷲のマークの尾の部分だ。

2005076
左が24-70mmで右が70mmマクロの描写。かなり、ニジミが出てしまった

 ご覧の通り、24-70mmではクリアな描写なのだが、中央付近にも関わらず70mmマクロにはパープルフリンジ(?)が出現。個人的には許せない描写。70mmに於けるF2.8勝負では24-70mmが70mm単焦点マクロを抑えて優秀な成績を納めた。

○F5勝負

 お次は、2本のVRズームレンズの絞り開放値付近であるF5勝負。VR 18-200mmの70mmでの開放F値はF5だったが、VR 70-300mmではF4.5だった。VR 70-300mmの方が70mmは若干明るいようだ。それはそうと、F5ということで並べて勝負してみた。

2005077
AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

2005078
MACRO 70mm F2.8 EX DG

2005079
AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)

20050710_2
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

 ご覧の通り、中央部分の鷲の顔は24-70mmとVR 70-300mmが、ほぼ同じ描写だった。シャープかつコントラストが強めでクッキリした印象でお猿好み。次点が70mmマクロ。これはシャープだが、若干コントラストが甘め。最下位は悪魔のレンズVR 18-200mmだ。ぼやけた感じで決して美しくはない。まあ、高倍率なるがゆえの代償だろう。

 左下のタイル部分は、70mmマクロがシャープかつ滑らかな描写。24-70mmとVR 70-300mmは、ほぼ同じ描写で次点という感じ。VR 18-200mmは目地部分が不鮮明だ。それだけではなく、平行四辺形にタイルが歪み、歪曲収差が強烈に出ている。この歪曲収差ということを見るとVR 70-300mmが一番少ないのではなかろうか?24-70mmと70mmマクロはほぼ同等の歪曲だ。

 全体的なバランスではVR 70-300mmが好み。よく考えれば、VR 70-300mmにとってはF5なんて、ほぼ開放F値としているのに開放F値がF2.8の大口径に引けを取らない描写とは見事。

 ついでにF2.8で気になった鷲の尾の部分を拡大してチェックしてみよう。

20050711
左が24-70mmで右が70mm。若干70mmマクロにニジミが出ているか?

20050712
左がVR 18-200mmで右がVR 70-300mm。前者はクリアさに欠ける。

 ……とまあ、尾に関しては24-70mmが良好の描写。次点は若干のニジミが見られるVR 70-300mm。でも、開放F値にしてこの描写とは立派。その次が70mmマクロで、最下位はVR 18-200mmだ。まあ、最下位とは言いながらもVR 18-200mmは高倍率で便利というのがウリ。若干の描写は犠牲になるものの、これだけの描写ができれば見事だと思う。

○F8勝負

 最後は、お猿が絞りに絞った時に使うF8だ。これ以上に絞るのは怖いので滅多に絞ることはない(……とは言いつつ、F16まで絞ることも稀にある)。今までの様々なレンズの検証でもF8は、諸収差を抑えて良好な描写が見られたので楽しみである。

20050713
AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED

20050714
MACRO 70mm F2.8 EX DG

20050715
AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)

20050716
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)

 どうだろう?中央の鷲の顔はVR 18-200mmを覗けば大差が見られない。VR 18-200mmだけ、僅かにエッジがぼやけているくらいだろうか?それでも中々の描写だ。

 左下のタイル部分は、相変わらずVR 18-200mmの歪曲収差による平行四辺形への変形は強め。それでも、目地はF5の時よりは格段にシッカリ出ている。他に至っては70mmマクロの描写が一番美しいと思う。滑らかなタイルの質感も出ているように思う。24-70mmと70-300mmに至っては、ほぼ同格。

 折角なので鷲の尾を見てみよう。

20050717
左が24-70mmで右が70mm。若干70mmマクロがややコントラスト強め?

20050718
左がVR 18-200mmで右がVR 70-300mm。前者は相変わらずクリアさに欠ける。

 ……ということで、色収差ということで言ったら全部同じくらい。若干70mmマクロにニジミが見られるような気がする。案外VR 18-200mmにニジミが見られないのは驚いた。とは言っても、描写総合で言ったら24-70mmとVR 70-300mmには適わない。

 F8描写で言ったら、総合力は24-70mmかVR 70-300mmだ優秀だろうか?

 ……とまあ、F2.8、F5、F8の夫々でチェックしてみたが、やはり24-70mmはこの辺でも優秀な描写を見せた。そして、意外と粘ったのがVR 70-300mmだ。総合的に、この2本のレンズの描写は非常に似ていると思った。そう考えるとダブる焦点距離は70mm部分だけだが、この部分では70-300mmのコストパフォーマンスを考えると目立たないながらも70-300mmの描写には脱帽だ。VR 18-200mmと並んでよく売れているのが良く分かる。

 そんなわけで、70mm勝負をしてみたのですが、50mmと70mmに於いては24-70mmはコスト相応に頑張ったと思う。特に色収差に関してはピカイチだと思う。

 そこで、次回はナノクリスタルコートの真骨頂である逆光特性をチェックしてみたい。ゴーストやフレアは、同焦点距離のレンズと比べて格段に解消されているのか?実は、かなり驚くべき結果に!乞う御期待!

 逆光対決でナノクリスタルコートの意外な結末!」へGO!

 ではでは。

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