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射水市浄土寺のホタル撮影にチャレンジ!

 お猿@おはようございます。

 まずは、皆さんに踏み続けられて、いつの間にやら15万ビュー突破していたことに御礼申し上げます。「D300 お猿」とか「お猿 でじたる」という検索でやってこられる人が実に多いですが、中には「Nicon」でいらっしゃる方もおられまして、Nikon党のお猿としては少々腑に落ちない今日この頃です……っていうか、「Nicon」で何で到達するのさ?まあ、細かいことは抜きにして、これからもガンガン踏みにじっていただければ幸いです。

 さて、6月に突入したことなので、いい加減に5月の大型連休ネタを整理せねばと画像をひっくり返していたところ、富山県人みんな大好きなローカル紙「北日本新聞」の昨日の記事にこんなのがあった。

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 見出しは「ホタル飛び交う 射水市浄土寺の農業用水」……ときたもんだ。正直、この記事を見た時「あっ、こりゃまずいな」と思ったのだ。その理由は後ほど……。

 射水市浄土寺と言えば、当ブログでも検証ネタで度々お邪魔している親鸞会館のある集落と言ってもよい。特に今回の記事の舞台となっているエリアは、聞法ドメインと呼ばれる法輪閣同朋の里の中間地点に広がっている。

 詳細は、こちらです。 → 「浄土寺集落のホタル」

 周囲の日中の風景はこんな感じ。

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 梅雨目前ということもあって、あいにくの曇天だが、非常にのどかな田園風景。この中のある農業用水が今回の記事に紹介されたというわけ。

 浄土寺の住民の方に聞いたところでは、一昨年の今ごろは気持ち悪いほどフワーっとホタルが飛び交ったそうだ。それを聞きつけた新聞社が翌年に報道したところ、遠方からも見物客が訪れて、昨年は、ちょっとした観光名所となったらしい。かなりの見物客が来たので、町内会が教育委員会と協力して対策を立てて、集落内の数箇所に立て看板を立てたのだ。

 まず、車は農業用水の近くの浄土寺公民館に駐車してから徒歩で来てもらうというルール。ちなみにホタル鑑賞の起点となる浄土寺公民館はこんな感じの建物だ。

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 少々、オシャレな外観なので分かると思うが、駐車場も舗装し結構きれい。それに、かなり広いので満車で困ることはなかろう。ちなみに道路沿いには、少々小さいが、こんな立て看板が立っている。

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 「ホタル鑑賞の方 駐車場 この先、徒歩でお願いします」……とのこと。集落内は道も狭いので、ここに停めておくことをオススメしたい。そもそも、車のライトが明るすぎて運転しながら行っても見つけるのは困難だ。基本的なルールでもあるので、これは厳守。

 ちなみに、この北日本新聞の記事が出る4日ほど前の5月30日に、既にお猿は現地でホタル撮影をしていたのだ。まあ、シーズンになると見物客が大勢いて根気勝負のホタル撮影は落ち着いてできないであろうということ。それが理由でホタルが出没した頃に行った。

 それで、初めてホタル撮影して撮ったのがコレ。

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 農業用水にかかる大きめの橋の脇に三脚を固定して撮っています。どんなもんでしょうか?日暮れの夕方7時くらいにセッティング完了し、10時まで釣り人のように動かずに粘ります。1度セットしたら動けないので、1日に1カットしか撮れないくらいだ。それなので、今回の機材はNikonのD300D80の2台体制で臨んだ。

 D300側のレンズは、ナノクリレンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」。マナーからしても勝手に畦に入っていくわけにもいかないので、ズームが可能でかつ全域で開放F値がF2.8ということで抜擢した。使い勝手は良好。橋の上から前には行けないので、ズームでフレーミング。開放側で撮っても非常に描写の良いレンズなので、F2.8もさほど恐れていない。三脚固定でリモコンケーブルでレリーズしながらも、念には念を入れて露出ディレーモードでミラーアップ時の振動を回避。これでISO200~400でマニュアル露出で撮影した。

 次は、もう1台立てて先ほどの写真の奥を望遠で撮ってみた。

 撮影システムは、D80にVR搭載の望遠レンズ「AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)」を装着。橋の上からも十分寄れるズームだ。VR搭載とはいえ、三脚使用なのでVRはOFF。このレンズも当ブログのレビューで明らかなように開放から描写は優れているので開放で撮るようにした。ワイド端で開放F4.5、テレ端で開放F5.6で決して明るいレンズではないものの、三脚&露出ディレーモードでかなりイケル。それがコレだ。

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 先ほどよりは、暗めだが、これはこれなりに雰囲気が出ているのではないだろうか?WBをいじって青く仕上げているので、夜っぽさは出ていると思う。

 さて、これを元に2日後に再度チャレンジしたのがコレ。システムはD300&24-70mmだ。

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 1番最初の写真の水路脇のみを狙ってみたが、わけがわからなくなってしまった。光跡に遠近感を出すのは至難の技なので、背景をしっかり計算せねばと思った反省材料となった。もうちょっと、民家や農業用水の反射を入れても良かったと思う。また、縦位置もアリだと思った。

 さて、この写真を撮った翌日にチャレンジしたのが、ホタルのマクロ撮影。歯医者の予約が入っていて、現地到着が大幅に遅れたので完全真っ暗な中での撮影になった。機材は、D300にカリカリシャープマクロのシグマ「MACRO 70mm F2.8 EX DG」である。

 完全真っ暗なために、AFは効かせられない。そもそも、見物客の迷惑ということもあるのでAF補助光すらOFFにしているのだ。その為に、MFにてピントを合わせる。この点でも開放F値がF2.8というのはありがたい。単焦点マクロバンザイだ。

 そうは言っても、ピントを合わせるのは至難の業。微妙に調節しながらジッとしているホタルのみを狙った。……が絞り開放で撮ると、ちょっと風が吹いて草が揺れようものなら、被写界深度が浅いために、すぐにピントがズレてしまう。1段ほど絞って被写界深度をかせいで撮ってみた。それがコレだ。

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 案の定、絞りが絞りなだけに背景にいたホタルの光が、綺麗な丸ボケではなく絞り羽根クッキリの八角ボケになってしまった。更に寄って撮ったのがコレ。

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 う~ん、ちょっとお尻の光が弱々しいか?次に茂みの中にチャレンジ。

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 寄りきれていないものの、2匹のホタルを撮影成功!ほぼ真っ暗な中でマニュアルでもピントが合わせにくかった中でよく合ったと感動した一品。

 次は、ちょっと広めの葉っぱの上でペカペカしているゲンジボタル君。

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 既に触覚の一方がボケる程のギリギリのピント。これも茂みの中だったので、ホタルの光だけを見て数枚シャッターを切った中の1枚。それにしてもマニュアルは非常に疲れる。

 ……とまあ、色々と撮ったわけですが、冒頭で新聞記事になって「あちゃー」と思った理由をそろそろ書きたいと思う。

 特にプロのフォトグラファーなんかになってくると当然のことなのだが、ロケで撮影をする際には、色々なマナーは厳守しなければならない。しかし、自分の写真のことしか考えておらず、他の人が撮れないレアな写真を撮ろうという我利我利亡者が居るというのも事実。まあ、そういう人はロクな写真が撮れない。マナーを破らないと写真が撮れないとは論の外だ。上手な人は、マナーを守っても他の人に撮れないような写真を撮る。この辺は、PIE2008フォトコンテストで審査員をされた丹地先生のブログにも書かれている。これには激しく同感だ。

 そこで、今回の北日本新聞の記事だが、こういった記事が書かれると先述の通り、多くの見物客が訪れる。こういった人の中にはマナーを守らない人が実に多い。この数日、新聞記事に紹介されている51歳の住民男性と一緒に写真を撮りながら語って分かったことだが、一昨年までは気持ち悪いほどいたホタルが、新聞に紹介された昨年で激減したそうだ。理由は簡単で、車のライトを照らして現地に来る人や、フラッシュを焚いて写真を撮る人。勝手に畦を歩いて荒らす人。タモを持ってきて捕まえていく人。そういうこともあって、記事にする時には、そういうマナーを守るように書いてくれと頼んだそうだが、実際は書いてくれなかった。今年も書いてない。これだから新聞社は困るのだが、見物客も困り者だ。

 まだまだ、ホタルの名所としては知名度が低いので、地域挙げてのイベントというわけでもないので、この51歳男性が孤軍奮闘して注意しているというのだ。注意といっても「すみませんが、○○という理由でホタルがいなくなってしまいますから、○○していただけないでしょうか?」という“お願い”なのだ。現地の人がお願いするっていうのも申し訳ないが、こういうことに対して「お前のホタルなのか!?poutと逆ギレする馬鹿者もいたそうだ。でもね、「アンタのホタルでもないんだよcatface。だから、勝手に捕まえていくのも論外だし、ホタル鑑賞のルールを守れないなら来ない方がいいでしょう。

 ホタルは個人のものではありません。しかし、このホタルを守るために現地の人がどれだけ苦労をされているか知るべきかと思います。

 浄土寺の農業用水の上流には大きなゴルフ場があります。芝生には大量の農薬がまかれるものですが、農薬もなるべくまかないようにしているそうです。勿論、住民の水田にも農薬はあまり使っていないようです。更に、水が綺麗でも水路の両側の草が刈られてしまったらホタルが来ません。刈らないなら楽じゃないかと思うのですが、草が伸び放題になっていると、水田に虫が発生するんです。殺虫剤をまこうものならホタルも虫なので死んでしまいますから、ホタルを守るために米を作るのも大変になってきます。他にも色々と気遣いをされて、自分たちの生活が大変であってもホタルを守ろうと苦労されています。それを、どこの馬の骨とも知れぬ人がやってきて、そういう苦労をして守ってくださる人を前に「お前のホタルじゃないだろ!」と罵声を浴びせて好き放題しているのは全く話になりません。住民の方に感謝して“見せていただく”姿勢が大切ですね。

 事実、昨年のマナーが悪くて住民の中で「もうどうでもいいや」と土手の草を刈ってしまった人がありました。実際に農業用水の数箇所の草は綺麗に刈られています。しかし、そうなった所にはホタルは見られませんでした。例えば、今回私が撮った写真の1枚目を見てください。水路の両側で片方にはホタルがいるのに、片方にはホタルがいませんよね?手前の土手は草が刈られてしまっているんです。見物客の中には「あー、こっちにはいないね」と残念がる人も……。また、ライトを照らしてやってきてもホタルはいなくなってしまいます。見物客の自業自得で、ホタルは見られなくなります。地元で守ってくださる方が大変なんです。見せていただく私たちも少々大変でもマナーは守りましょうね!

 ちなみに、お猿も県内をあちこち撮影に回っているので、プロのフォトグラファーとしても、そこそこにマナーを心得ているつもりで、ホタルの撮影の服装として黒のジーンズに黒のシャツを着て反射を抑えます。これで、どっかで撮影をしている人の写真にも写りにくくなります。そして、集落に入ったら地元の人とすれ違う時に「あ、ホタル撮らせていただいています」と挨拶します。浄土寺にいたっては町内会長さんにもご挨拶させていただきました。そうすると、気持ちよく応対してくれて楽しく撮影できます。現地の人のみぞ知る撮影スポットなど教えてくれることもあって、オトクです。僕の場合は、撮影地の人とは積極的に話をします。風景写真を撮るのがメインですが、話をすることで楽しくなりますし、その土地の空気とか生活を撮ることができます。その後に訪れる時に情報を仕入れる貴重なルートにもなります。これはネットよりも効果大です。そして、最後に自分が撮影していて、されてイヤなことは自分もしないことです。

 そんなわけで、お猿的に思いつくホタル鑑賞のルールとしては、

  1. 撮影スポットまで車で行かない。
  2. 虫除けは使わない。(ホタルだって虫だということを忘れずに!)
  3. 現地の人の指示に必ず従う。
  4. 勝手に水田や畦、水路に入らない。
  5. ホタルを捕獲するなどもっての外。
  6. フラッシュ撮影は厳禁。(ストロボ焚いても綺麗なホタル写真になりません)
  7. 携帯電話の液晶の明かりも禁物。(メールや通話はしない。そもそもそんな急ぎの用事じゃないでしょ?)
  8. 懐中電灯も厳禁。
  9. ゴミなどは絶対に持ち帰る!

 ……ってなところでしょうか。

 特にライト関連は、ちょっとの明るさであってもホタルより明るいことが多く。暗闇のどこでカメラを構えて粘っている人がいるか分かりません。ちょっと光るだけで、何時間もかけて撮影してきたのがダメになることもあります。有名なホタルの名所になると、うっかりフラッシュを焚いたばかりに、周囲から罵声が飛んだということもあります。諸々のトラブルの原因にもなりますので、マナー違反はやめましょうね。

 ……と、長々と興奮気味に書いてしまいましたが、そんなところです。

 ちょっと、興奮気味でしたので、少々おちつきましょうかね?

 一昨日に撮影した、射水市の太閤山ランド内の睡蓮です。

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 今がちょうど見ごろでしょうか?これまた、初の睡蓮写真です。ちょっと縦位置で望遠で撮ったのがコレ。

20060413

 う~ん、どうでしょう?また、コメントお願いします!

 ではでは。

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