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越中八尾の「おわら風の盆」を撮る(1)

 お猿@おはようございます。

 いつの間にやら、常連の方やら通りすがりの方やらに踏みにじられ続けて、お猿ブログも18万ビューを突破しておりました。いや、ホントありがとうございます。これからも何卒、ガンガン踏みにじり続けて頂ければ、お猿としても本望でございますので、是非是非踏みにじっていってくださいね!

 そんなワケで、ここんところ、Nikonの某カメラの価格を追い続けてきましたが、気がつけば立山黒部アルペンルートの撮影レポートが途中でしたね。でも、まあ好き放題やっているブログですので、完結しないままで次のレポートに移りたいと思います。気が向けば再び立山レポートをしようと思うので、その時には是非とも遊びに来ていただければ幸いです。

 ……で、中途半端に何のレポートかと言えば、今が旬の越中富山が全国に誇るイベントおわら風の盆の撮影レポートです。そういえば、いつぞやのエンタとかいう番組で、富山県出身のピン芸人“長江もみ”とかいう人が、富山県に関する自虐ネタを披露していたと両親から聞いたのですが、いざYouTubeを見てみると「何もここまで卑屈にならなくても……」というくらいの自虐っぷり。「歴史の教科書で富山県が登場するのは、米騒動くらい。……載らない方が良かったです」と笑いを取っているが、音楽の教科書ならお猿も大好きなこきりこ節があるし、これ以外の越中民謡だってステキだ。

 んで、今回は教科書には載っていない「おわら節」です。

 ……いや、何だったんでしょうね?ここまで教科書ネタで引っ張ってきたのは。意味なかったです、ハイ。

 まあ、そもそも、お猿が「おわら風の盆」というのを知ったのは、高校時代。高校は寮生活だったのでテレビは先輩が占拠していたので、もっぱらラジオっ子でした。しかも、NHK FMっていう愛国精神たっぷりの高校時代!夜の「ミュージックスクエア」と「サウンド夢工房」の番組は好きでした。その「サウンド夢工房」にて1992年3/9~3/27に放送された「小高恵美の北陸旅紀行」というシリーズがあり、その3回目あたりが八尾の旅だった。そこで「おわら風の盆」という単語を耳にし、「おわら」という意味不明な単語と「風の盆」という風流な単語で一発で覚えた。そして、収録されたおわら節。この哀愁漂う旋律が何とも言えず、カンペキに脳裏に焼きつき、富山に来て再び耳にしたときは感動モノだった。「こきりこ節」の旋律はあやふやな覚えだったが、「おわら節」はカンペキに覚えていた。

 ……という感じです。

 その高校時代から心に残っていた「おわら風の盆」を今年こそは……ということで、計画を練っていた時に、八尾の友人から話を聞いた。

 「写真撮りに来るなら、前夜祭においで」

 ……とのこと。9月1~3日の本番は混雑するので、踊りそのものは本番と変わらないくらいに本格的な前夜祭に来たほうが良いということらしい。そもそも前夜祭は混雑緩和の為に、行われているものらしく、おわら踊りをする11の町(支部とも言うそうな)が日替わりで踊りを披露するというものだ。そういうことで、天気が心配ということもあって行ける時に行こうと先週の土曜日(8/23)に昼から行ってきました!

 あ、そうそう。このおわらの撮影に関しては、個人的な撮影願望だけではなく、当ブログによくいらっしゃるcameraman_hideさんの願望でもあります。以前の富山空港の撮影もそうですが、hideさんは富山県に非常に思い入れがおありのようで……、hideさんに喜んでいただきたいという思いもありまして撮ってきました!なんてたって、最新の記事に、

★ hideは、フォトグラファー猿さんに、この夏の「長良川鵜飼いレビュー」を捧げたいと思います。今度は、貴方に「富山の夜の宴」は、お任せましましたよ!  (大拍手!)

 ……とまで書いてくださり、嬉しい次第であります。

 さて、今回の撮影の日は、おわら踊りを支える11の支部のうち、「下新町」が披露する日でした。踊りの時間帯は交通規制がなされるので、早めに駐車場を確保して、町を散策。正直、あまり歩いたことがないので、この「歩く」というのが非常に大切です。

 駐車場から、八尾の町を見るとこんな感じです。坂の町と言われるように、非常に坂が多く、昔からの町並みです。

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 川側から見ると、綺麗な石垣が……。

2008242

 この石垣の道を上って町へ向かいます。別アングルから見ると、

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 ……という感じで、ぼんぼりがまた風情あります。電気式なので電線が邪魔ですが、まあこれは許容値ということで……。さて、今回の撮影の舞台である「下新町」の公民館に足を運んでみることにしましょう。

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 町内会の皆さんが集まって、夜の踊りに向けて準備を進めておられました。本当にリアル住民です。他の町内会の公民館も見てきましたが、周囲が近代的な建物であっても、公民館だけは情緒ある外観ですね。公民館の前では、皆さんが協力して手際良くぼんぼりの設置を進めていました。

2008245

 最近は近所付き合いが希薄で「隣は何をする人ぞ?」と言われますが、ここ八尾は全く違いまして、準備にやってきた青年が先に来ていたおじさんに「あ、ごくろうさまでーす!」と笑顔で自然に親しく挨拶をしているのを見て温もりを感じました。老若男女問わず仲がよく、おわらに誇りを持って、おわらを元に団結している印象を受けました。本当に素晴らしいことです。

 日が暮れると、ぼんぼりに明かりが灯りだしました。

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 いやぁ、ネオンのない町にぼんぼりの暖かい光……。風情があります。公民館前では、準備の最終段階です。ぼんぼりに防水のカバーをかけていました。

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 準備が終る頃、路地に人が集まりだします。

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 近くにある「聞名寺」という浄土真宗の寺の前も町流しで通りますが、ここは隣町の「今町」のエリアらしい。

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 町流しの時間が20時から。暗くなるにつれ、おわらに染まっていきます。

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 公民館前には、大勢のカメラマンが集まっていました。皆さん、縦グリのあるゴツイカメラを手にしています。どういうわけか、某C党が多かったように思います。EOS 1Dシリーズを持っている人が多かったような……?そして、ストロボ撮影用にブラケット使用がゴロゴロいらっしゃいました。

20082411

 ここで、お猿の装備を紹介。暗闇での手持ち撮影ということに加えて混雑による身動きが取れないということを考慮してのチョイス。本当なら愛用の単焦点レンズ「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」を動員させたかったが、「足で稼ぐ」ということが不可能っぽかったので断念。

○メイン機材

  • Nikon D300 (DXフォーマットながらフラッグシップ。高感度だって結構イケル!)
  • AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED (ズーム全域でF2.8通しの大口径に期待!)
  • SB-800 (町によってはストロボ禁止があるらしいけど、一応持参)
  • SUNPAK Diffuser Kit (いわゆるディフューザー。ストロボ直当ての必需品

○サブ機材

 ……というシンプル装備。結論から言うと、サブは使用する余裕なし。ごった返して、2台持って撮るのが邪魔だった。身軽さ重視でD80はバッグの中へ……。あと、少々レンズが暗めという弱点が痛い。

 それで、D300の1本勝負だったのですが、これが中々イケル。ストロボ禁止でなかったので、ワザとらしさが出ないようにディフューザーを使用して勝負。このSUNPAKのディフューザーは以前にディフューザーを使ったストロボ撮影という記事でも書いたように、携帯性にも優れている。今回はストロボはほんのり明るくする程度ということと、僅かに動きを止める目的で使用。その為にこのディフューザーは必須だった。ところが、このディフューザーを装着して、踊り開始を待っていたら、近くにいた写真愛好家らしきおじさんが声をかけてきた。見ればEOS 1D系のゴッツイカメラにブラケットでストロボを装着してスタンバイしている。これは手ごわそうだ。

 「すみませんが、それ何ですか?」

 ……とのこと。「いや、ディフューザーですけど……」と答えると、それまで気になっていたらしい、おじさんの仲間の人たちがワラワラとお猿の周りに集まってきて取り囲んだ。こ、怖いっ!!そこから、質問攻め!

 「それは、どういう効果があるんですか?」「それってストロボに標準でついているんですか?」「レンズでケラれたりしません?」……etc。ここから、暫くちょっとしたストロボ撮影講習状態になってしまった。試し撮りとして観光客が歩いているのを撮ったものを作例として見せて「こんな感じで、光が硬くないように撮れます。あと、影が出にくいですね。それから、これは別売りで売っているのですが、こうやって装着します。この中には、ストロボ付属のオレンジのカラーフィルタを付けて、ぼんぼりの色に合わせてあります……」と答えていく。「ほぉ~、これはTTLを効かして撮っているんですか?」と更に続く。まあ、光量調整はあまりシビアに考えていないので、気持ち明るくなればいいかなという微妙なさじ加減で使っている旨を説明。一同、満足して帰っていかれましたが、ディフューザーってあまり知られていない?

 そうこうして、お猿のプチストロボ撮影講習が終る頃、公民館に踊り手が集まってきた。

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 ここの「下新町」の浴衣の特徴が、この鮮やかな朱色ということ。それにしても、若いお姉さんが集まってくる。古き良き日本の女性を見た気がする!

 まずは、一同が聞名寺の前まで行き、整列。通りを移動しながら踊る「町流し」が始まる。沿道の観光客の間を進んでいく。将来の踊り手と思われるちびっこも混ざって踊っていた。

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 先頭を先輩の踊り手が進み、その後ろを小中学生の踊り手が進んでいく。

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 列を撮る時は、是非ともぼんぼりの列も一緒に入れたい。この写真の悔やまれるのが、上の空間が広すぎたこと。もうちょっと先頭の女性の足元まで入れたかった。

 背景の家が古めの家だったら、そこら辺を入れたものを撮りたい。女性は傘からチラリと口が見えるくらいが奥ゆかしい?

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 逆から撮ったのがコレ。奥に男衆が踊っているのが見える。

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 これは賛否両論があるだろうが、背後の紅白の横断幕は品がない気がする。黒と黄色の照明という組み合わせが踊り手を映えさせると思う。あと、ボカシ方がイマイチ。

 撮っていて思ったのが、踊りを頭の中に叩き込んでおくことだということ。やっぱり絵になるポーズがあるので、そこでシャッターを切りたい。手を下にダラリと下ろしてしまう瞬間があったりして、そこで切ってしまうと「なんじゃこりゃ」となる。指先までピンと伸びて、肩から胸の高さに腕を上げているのがいいかもと思った。

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 ちなみに、踊りのサイトはコチラ。五箇山民謡とは違って、同じ動作を繰り返すことがないので、手をスッと伸ばすタイミングはいつかということは踊りを頭に入れておく必要がある。1回逃すと、更に1周待たねばならない。

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 町流しは、踊り手が列になって続いている感じが出ると良いと思う。しかし、最前列には整理の人が誘導棒で「はい、どいてください~」と道を確保しながら歩くので、こちらもそれに従って場所取りしつつ移動しなければならない。これは結構大変。

 今回の町流しはこれくらい。公民館前に到着すると「輪踊り」が始まる。そのシリーズは次回に回しますが、1枚だけ紹介。

20082419

 これは結構気に入った1枚。少々、腰の曲線が出ていないので、もうちょっと後ろに反った感じを撮りたかったが、まあ、今度は踊りを覚えて行こうと思う。今回、おわらをおわらっぽく撮る諸設定をまとめてみた。

○ホワイトバランス……色々と試してみたが、ぼんぼりの光源が白熱電球なので、赤カブリは消さずに行きたい。個人的には「曇天」がイメージにピッタリきた。ちなみに「白熱電球」にすると、見事なまでにカブリが取れて鮮明な写真になるが「幽玄さ」が全くなくなる。

○踊り手……ストロボ無しで撮るのも味があるが、ぼんぼりでうっすら照らされているようにストロボを当てたい。その為に、先に紹介したディフューザーを使用したい。中に、バウンスアダプターを使っている人がいたが、天井もないような屋外ではハッキリ言って無意味。ただ暗くしているだけで、発光面が狭いので硬いライティングになってしまう。そして、この踊り手の明るさを決めるのはストロボの数値のみ。個人的にはオートのままで露出調整ナシか-1EVが好みだった。また、ストロボの光とぼんぼりの色でミックス光源になるといけないので、ストロボの発光面に付属のオレンジ系のカラーフィルタを装着。これで、背景を照らすぼんぼりの色と、踊り手を照らすストロボの色が一致して自然になる。

○背景……ストロボを使用するので、普通なら背景は真っ暗くなるが、スローシンクロで背景を浮き出す。スローシンクロでも後幕発光にすることで、踊り手のブレが自然になる。ここで、露出とISO感度の設定がキモとなる。正直、踊り手の動きを止めてしまうのもいいが、流れるような踊りを表現するには、被写体ブレをわざと起こさせる必要がある。まず、背景の明るさを露出調整で設定し、好みの明るさまで上げていく。露出を上げるとシャッタースピードが遅くなるので、そのスピードが踊り手のブレとなる。遅すぎると手ブレも引き起こすし、踊り手のブレ幅が大きくなるので、どれくらいで止めるかはISO感度の設定になってくる。ぼんぼりがある場所とない場所では設定がガラリと変わるので注意したい。

 今回は、この3項目がキモだった。「ストロボの光量」「カメラの露出調整」「ISO感度」を撮影場所によってコロコロと変えていく。この設定は実に面白くやってきました。踊り手と背景の露出を担当する項目が明確に分かれているので分かり易い。かなりオートでできるD300だが、こういう手作りのマニュアルさがあった撮影で堪能できました。

 今度は、輪踊りですね。次回をお楽しみに!

 一応、前夜祭は今月いっぱいは続きます。お猿の自宅から車で20分で行けてしまうので、仕事が終ってからでもいける距離。平日なんかは一層撮影しやすそうだ。是非、今月中に再挑戦して今回の反省を活かしたい。

 ではでは。

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D700が25万円台突入で笑いが止まらん♪

 お猿@おはようございます。

 今だから白状しますが、前回の記事を書いていて「D700は全く購入予定なし」と言っているのに、かなりボルテージが上がってきております。これはヤバイ。「大人の事情」がやってくるのを今か今かと待ってしまっておりますので、キタムラから頂いてきたカタログは封印しておこうと思います。あ、それから自分に言い聞かせねば!

 いいか、お猿!D700はなぁ……、

 視野率100%じゃないんだぞ!

 焦点距離がDXみたいに1.5倍にならないんだぞ!

 DXレンズの資産があってもクロップでの撮影でしか使えないんだぞ!

 レンズの収差がDX以上に目立つんだぞ!

 ひつじが1匹…… aries dash

 ひつじが2匹…… ariesaries dash

 ひつじが3匹…… ariesariesaries dash

 ひつじが4匹…… capricornuscapricornuscapricornuscapricornus dash ……ん???

 ああっ!これはヤギだっっ!!coldsweats02

 ……と揺れ動く心に言い聞かせつつ、気晴らしするためにデジカメマガジンを開いてしまうと、D700を称賛する記事が百花繚乱っっ!!

 うがぁーーっっ!!wobbly

 Nikonのマインドコントロールにまんまとひっかかってしまったようです。

 ……と、前置きが実にくだらなく長くなってしまいましたが、本題です。

 前回の記事では、Nikon党の憧れる廉価版FXフォーマット機D700の価格を追い続け、再安で270,000円まで下がったぞと大はしゃぎしていたのですが、その後も価格は変動を続け、最終的には17日の20:00の時点で271,000円でストップ。そこまで、記事を書きました。

 しかし、この記事を書いた翌朝、同サイトをチェックしてみると、276,000円まで値上がりしていた。正直、当ブログを見て飛んで行った人にはガッカリ価格になってしまったのだが、お猿が価格変動の定点観測の場に岐阜の三星カメラを選んでいるのにはワケがある。ただ単に安いだけではない。その理由を昨日(8月18日現在)の同ショップ内の相場変動を見てみよう。

 まず、18日の朝では、前夜の271,000円から276,000円へと5,000円ほど値上がりした。たったの一晩でまずはそれだけの高騰をしたのだ。そして、その後は、1,000円単位で上下を繰り返し、夕刻の時点でやっぱり276,000円だった。

 しかし、ここからがスゴイ。

 18日の深夜に再びPCを開いて価格チェックをしてみると、驚くべき価格になっていた。

2008181

 25万円台キターーーッ!scissors

 いやはや、前回の記事で25万円まで値崩れするのは年内か……と言っていただけに、あまりにも早く25万円台達成で正直驚いている。なんてったって、今日1日で最高価格と最安価格の間に2万円ほどの差があるのだ。しかも、D700発売時の三星カメラでの初値が298,000円くらいだったのが1ヶ月足らずで4万円ほど値崩れしている計算になる。これはスゴイ。

 でも、1日の間にこれだけ価格変動するということは、ライバルショップもかなり値下げしているであろうと思うのだが、三星カメラで258,000円を付けている時間帯に大手比較サイトの価格.comでの最安価格は、こうなっていた。

2008182

 262,499円……。

 あれ?安いには安いんだけど、三星カメラの価格には4,000円以上の差がある。そもそも、三星カメラは価格.comにエントリーしているはずなんだから、それなら、最安価格に入っていてもいいじゃないかと思うのだが、肝心の三星カメラは、

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 ……と276,000円堂々の24位に甘んじてしまっていたのだ。つまり、この24位の三星カメラからアクセスすると夢の25万円台を見ることができるのだ。

 いやだわ、三星カメラさんったら!confident

 謙虚にも24位なんて目立たないところにいながら、ちゃっかりと価格.com内の最安価格よりも4,000円以上安い価格を付けているなんて!まさにダークホース!horse

 ちなみに、2位に僅か1円の差をつけて、堂々の1位になっていたAozakura.comの売り場に行ってみると……、

2008184

 えっ?……268,699円

 まぁ、17日の27万円ジャストで喜んでいたことを思えば安い値段だが、価格.comで最安価格と表示されていた価格よりも5,000円ほど高い価格じゃない?

 これはヒドイ。

 価格.comでは、目立たない価格表示でありながら、実際に訪れるとはるかに安い価格表示している三星カメラと、目立つ価格表示をしていながら、実際に訪れるとはるかに高い価格をつけるショップ。印象が全然違いますね!

 そんなわけで、お猿はこよなく「三星カメラ」を定点観測で愛用しているのでした。

 何となく感ずるのが、三星カメラさんは日中は実に目立たない価格表示をしているものの、深夜になると価格.comの最安価格をはるかに超える安い価格になっている傾向がある。

 一先ず、日中にチェックしておいて、深夜に訪れると、かなりオトクにD700をゲットできるかもしれないと思うのであった。では、最後に定例の現在の価格をお知らせしましょう!(平成20年8月19日0:30現在)

  • D3……¥498,000- (相変わらず値崩れしないつれないお方!)
  • D700……¥258,000- (深夜になると格安になる!?驚きの25万円台!)
  • D300……¥155,800- (前日から全く変わらず。暫くこのままで安定か?)
  • D80……¥62,200- (前日から数百円単位で価格変動中)

 ……という具合だ。D80後継機が囁かれながらも、一番面白いのがD700の価格だろう。ガソリンスタンドが近所のスタンドをチラチラ見ながら、ちょこまかと表示価格を変えているのに似ているかもしれない。今月中に25万円台を切っちゃうかも!?そうなるとEOS 5Dの価格帯に一気に近づくかもしれないですねっっ!

 見逃せませんっ!!

 あ、ここまで記事を書いて、前回の記事の投票と行ってみましょう!

 ……ということで、現段階ではお猿は裏切り者なので、コッソリとD700をゲットするんじゃないかという皆さんの見解です。確かにこのまま行くとD300発売時の予測価格目前なだけに実に現実味を帯びますね。常用感度ISO6400……う~ん、いいなぁ!

 ではでは。

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D700の値崩れが面白い!&D700のアレをゲットだよ!

 お猿@おはようございます。

 巷では北京五輪で一喜一憂していますが、お猿としては北島康介選手の平泳ぎ100m&200mの2大会連続金fullmoonに感動!どうも、日本人って前評判が高くて期待されると案外呆気なく終ってしまうので、余裕で期待に応えてくれた北島選手は素晴らしいと思う。200m決勝なんて圧勝で金なのに、100m程の喜びじゃないっていうか、世界新じゃなかったということでガッカリしているみたいだったし……。やっぱり器が違うぜ!

 それから、金への道がなくなったものの、強敵の香港を破って3位決定戦に進んだ卓球女子団体!高校時代は卓球少年というかピンキチだったお猿としては、非常に嬉しい話。日本での卓球のイメージをガラリと変えた立役者が福原愛選手で、実力も中国での人気も大したものだが、お猿的には団体のダブルスを共に戦った平野早矢香選手が見逃せない。何がいいって、試合中とそれ以外の時の表情の違い。試合中はまさに「鬼の形相angry」で始終、相手を睨みつけている。しかし、それ以外の時は、ファンサイトがあるくらいに可愛らしい笑顔happy01という具合に差が激しい。そういうことは、こちらのYouTube動画でも言われているが、精神面的にも非常に強い選手だし、国内大会ではベスト8が最高の福原選手とは対照的に、優勝を何度か経験している選手だったりする。平野選手のフットワークの良さと、どれだけ揺さぶられても安定したフォームは福原選手にはないと思う。

 あ、いかんいかん。つい卓球ネタになると……。coldsweats01

 ……で、今回の卓球女子団体の対香港戦を見ていて気になるのが、コートの周囲で構えている報道カメラマンの使用しているカメラだ。そして、気付くのが圧倒的に黒レンズが多いこと!若干白レンズが見受けられるが、それでも黒レンズが目立っていた気がする。そりゃ確かに某C社のレンズにも黒レンズがあるでしょうけど、

 この場合の黒レンズって大抵はNikonだよね!

 別に某C社のアンチではないのだが、こういう状況はNikon党としては実に嬉しい。

 卓球と言えば、室内競技。しかも、卓球台を挟んで至近距離で小さな球をバシバシと打ち合う高速の世界。フラッシュを焚いて撮れればいいが、そんなことをしたら競技の邪魔以外の何物でもない。そこで、高感度撮影が必要になってくるのだが、そうなってくるとNikonのFXフォーマットの出番となってくる。いやぁ、D3の常用感度ISO6400はスポーツ報道写真を変えたと思いますね!

 Nikonの誇るノイズの少ない超高感度カメラと言えば、FXフォーマットのフラッグシップ機「D3」。撮影後にソフト的にNR(ノイズリダクション)しているのとは異なり、画素数はDXのままで据え置いて、CMOSサイズだけをFXに変更しているため、画素ピッチが大きくなり物理的に光量が増える。従って真の意味での高感度特性に優れたカメラだ。でも、憧れの彼は未だに49万円台。ビンボーフォトグラファーじゃ、とても手が出ない一品。そこに救いの手を差し伸べてくれたのが7月25日に発売となった廉価版FXフォーマット機D700だ。視野率や連写速度などD3に劣るところもあるが、撮像素子のクリーニング機能などの下克上をやってのけているNikonらしさがある機種でもある。でも、やっぱりD3譲りの高感度特性はD700を選びたい大きな理由だと思う。

 そんな、話題のD700だが、あちこちで「D700はいいゾ♪」という話を聞いてしまうと、35mm換算で1.5倍の焦点距離となるDXフォーマットと心中しようと思っていたお猿もさすがにグラついてくる。しかし、大半の店頭にある最高機種が「D300」という恵まれた(?)ロケーションにいるお猿ですので、ナマのD3とかD700にお目にかかることもなく、物欲はセーブされている。このセーブ状態をキープしたいと、発売時から心がけたのが、

 見ざるeye、聞かざるear、言わざるhappy01

 の3匹の猿ですね。D700に関する情報は見ないし、聞かないようにするし、話題にもしないようにして言わないようにしたつもり……。でも、

 思わざるthink

 だけは、不可能だった。視野率100%でないということは、かなりの減点だが、そんなものはサブ機として使っているD80だってそうなので「D700を使ったって苦にならないと思うよ」という悪魔の囁きが聞こえてくる……shadow。その「D700の芽budを摘み切れなかった甘さから悲劇が起きつつある。

 それが、昨日、ヤボ用でキタムラに寄った時に、イケナイと思いながらD700のアレを手に入れてしまったことだ。

2008161
これがイケナイ「アレ」の正体“D700のカタログ”だ

 ……D700のカタログですね。

 いいじゃん、見るだけなんだしっ!イヤホント、タダなんだからいいじゃん!Nikonの製品のカタログは一通り揃えておきたいだけなのっ!ちょっと、D700の写真集を貰ったようなもんじゃん!どれどれ……ふ~ん。

2008162
微妙に手が届きそうな中途半端な価格なだけに魅力的な情報にグラつくぜ!

 いやぁ、やっぱり高感度特性は大きく打ち出されていますね。風景写真意外は、室内でのイベント撮影なんかやっているお猿としては実に羨ましい。今月末から始まる越中八尾のおわら風の盆なんかも、近所でやっているようなもんだから、是非とも撮影したいと思うので風情ある暗めの照明での撮影になってくるよねぇ。ストロボなんか焚いちゃったら雰囲気ブチ壊しだろうし、やっぱ薄暗い雰囲気で若干の被写体ブレを生かして「風の盆」の風っぷりを表現したい。そうなると、選択肢はD700かぁ……。いいなぁ、いいなぁ……。

 でも、そうは言っても……、

 先立つものがないとねっ!dollar

 ……という、現実的なお話になってくるんですね。高感度撮影ということで言ったら、D3が出た段階でウハウハしているところだ。実はD3のカタログもPIE2008で貰うだけ貰っているし、会場で「お触りOK!」ということで触りまくってきた。ここまで来れば、本当ならテンションアゲ♂アゲ♂で、「イケイケムードrun」な感じでボルテージが高まってupしまうのだが、D3は発売から半年以上経った今でも49万円台を示している。「こんなにするなら、レンズにお金かけるわい」という理由から、「どうあがいても無理」ということで、購入対象にすらなっていない。テンション上がる前に「萎え~shock」である。しかし、D700は高いとは言っても「廉価版」なのだ。実に微妙だ。

 そういえば、今の愛機D300だって、リリース当初は「高すぎる!こんなもん暫く買えねーよ!」なんて言っていたし、発売当日だって「当分、D80で十分」なんて言っていた。でも、翌月には「大人の事情」とやらで、いつの間にやら謎の入手をしていた前科がある。このことがあってか、当ブログにお越しになるyasupiさんからは、Nikon D700発表という記事に於いて、

p.s.24-70F2.8持っているお猿さんが早めに移行しそうな気がします。

 ……と、名指しで「真っ先にFXフォーマットに移行しそうな奴リスト」に加えてくださったくらいだ。でもね、いくらカタログゲットしたからと言ったって、D300が出たときに裏切ったと言ったって、D700では無理なんだってば!

 ここまで、FXフォーマットに移行しないことをしきりに述べていますが、一先ず皆さんに意識調査をしたいと思います。久々の@nifty投票機能を使用しますよ!

 ……無記名投票ですので、遠慮なくどうぞ!正直、自分でも結果を見るのが怖いのですが、どうなるかな?予想としては裏切り者のレッテルを張られそうでビクビクしているのですがね。

 とまあ、D700には「ない袖振れないので」という理由を挙げておりますが、案外「大人の事情」ってもので入手したりして……?とチラつかせてみる。

 まあ、それはそうと、前回の記事の冒頭でNikonのD80以上の現在価格をアップしてみた。中々変動しないD3と、発表当初に「この価格帯なら即予約」と思っていた価格帯に突入という信じられないくらい安くなったD300。そして、発売から1ヶ月も経っていないのに、かなり安くなったD700のコト。

 原油価格も未だ高いままだし、家電の価格も上がっているみたいだし、これで暫くD700の価格は下がらないだろうと思って、記事を書いた翌日の昼ごろに愛用の三星カメラをチェックしてみたら、更に1000円ほど下がって27万4千円になっていた。リリース当初は29万5千円だったことを考えれば、1ヶ月も経たないうちにここまで下がったのはスゴイと思う。

 しかし、この日の夕方にチェックしてみたら、こうなっていた。

2008163
価格.comの三星カメラにも表示されていなかった驚異の価格!

 27万円ジャストキターッ!

 ……いや、これはスゴイ。実は、この表示の時に、大手比較サイトの価格.comを見てみたら最安値は27万3千円ほど。27万ジャストのハズの三星カメラが27万4千円のままだった。つまり、愛しの三星カメラさんは1日に何度も相場が変動するので、実際の価格表示が追いついていないようなのだ。そうなると、最安店を差し置いてコッソリとダントツの最安値を付けていた事になる。

 そうかと思えば、翌日の夕方には27万4千円ほどに復活。そして、今日の今ごろには、

2008164
27万円の時に“ポチ”しないと、気付かない間に値上がりしている

 ……と27万3千円となっている。そして、在庫も結構ある。27万円のラインを切るのはいつになるのか気になるが、D300でも「まさか、このラインは簡単に切れないだろう」と思っていたラインをバッサリと切ってくれたという前科があるから、アッサリと来週中旬くらいには切ってくれるのではないだろうか?今のところ某C社の廉価版フルサイズ機EOS 5Dが後継機の噂もあって20万8千円ということを考えると、25万円くらいまでは早く到達するのではないかと勝手に思ってみたりする。

 そうなると、D300のリリース時の予想価格と大して変わらなくなってしまう。案外D700は「会いに行けるアイドル“AKB48”」じゃないけど、手の届くカメラかもしれない。数日待つだけでかなりの幅で値崩れしてくれるのは非常に物欲を刺激してくれる。D700の購入を考えている人は、デイトレーダー並にチェックした方が良さそうだ。あ、あと「妥協点」を決めておかないと、いつまで経っても購入できないかもしれないので、程ほどに安くなってから「ポチ」したら良いかも知れませんね。

 ちなみに、発売当初は実勢価格23万円と言われたD300はどうなっているのかというと、

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発売当初にこの価格だったら「即予約」の可能性もあった価格帯に……

 ……と15万5800円という数字をはじき出し、在庫だってかなりあるようだ。僕がD80を購入した時のD200よりも若干安いくらいだろうか?いや、ホントにD300がこんなに安くなるとは!

 ここで改めて、D80以上のNikonのデジイチの三星カメラさんに於ける価格をお知らせです(平成20年8月17日20:00現在)

  • D3……¥498,000- (全くピクリともしない金剛のヨンキュッパ!)
  • D700……¥271,000- (お猿の把握する最安値より1000円高いが、もうひとふんばり?)
  • D300……¥155,800- (ここ数日、この価格帯を数百円単位で変動中……)
  • D80……¥61,400- (こちらもD90発売目前の噂がある中、底値に達したか?)

 う~ん、D3は簡単には値下がりしないようですね!

 この値崩れは、カメラボディだけのことではない。D300&D3と同時リリースされたナノクリスタルコートレンズのAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDだって、当初は20万オーバーしていたのに今や18万7千円台にまで下がっている。カメラと言っても、やっぱりデジモノとしての相場変動なされるようで、実に心が傾く。

 この調子でいっちゃうと、なんだかんだと「大人の事情」で、D700手にしちゃうかもね?

 そんなワケで、ここで皆さんの意識調査を再び!

 ……どうでしょうかね?結果が楽しみです。

 最後に、キタムラへ寄った「ヤボ用」の理由ですが、

2008166
みんな大好きなクリスピアを買いに行っただけでした♪

 プリンタの用紙を買いに行ったんですね。そう、EPSONユーザー御用達の高品質ペーパーの「クリスピア」だ。これを買うだけだったのに、D700のカタログをテイクアウトしてしまうとはっ!お猿はもしかしたら、とてつもなく危険な道を進んでいるのかもしれません。ヤバイヤバイ……。

 毎日の価格変動が気になりますが、安いのは大歓迎ですので、「大人の事情」発動ができるように、是非ともガンガンと値下げしてもらいものです。

 ではでは。

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立山黒部アルペンルートを行く(室堂編)-2

 お猿@おはようございます。

 巷では、北京五輪の話題一色ですが、期待されつつもワケの分からないところで敗北しがちなイメージのある日本選手団の中において、期待通りキッチリ仕事をこなしてくれた競泳平泳ぎの北島康介選手には感動しました。なんてったって世界新で金メダルですからね。200mも大いに期待したいと思います。反面、バドミントンのオグシオペアは残念でしたが、大金星で4強入りしたスエマエ(末綱・前田)ペアに期待しましょう!

 ……で、柔道やら水泳、バドミントンと屋内競技で盛り上がっている中、ちょっと気になるのが報道陣のカメラ。欲目で見ちゃっているからかもしれませんが、以前より白レンズが少なく感じるのはお猿だけでしょうか?やっぱり高感度特性に優れた我らがNikonのD3が脚光を浴びているのでしょうか?もしかしたら、今見ている五輪写真はD3で撮ったものかもしれないですね。

 カメラメーカーが続々とフラッグシップを出してきたのも五輪効果かと思うのですが、五輪が開催されてから、色々と値崩れしているようですね。(8月12日の価格)

  • D3……¥498,000- (旗艦機のプライドか、D700登場も全く値崩れせず)
  • D700……¥275,000- (当初は33万ほどと言われていたのに、ここまで安くなりました!)
  • D300……¥155,000- (D300ユーザーとしては悲しい値下げっぷり。もう買ってもいいトコロ?)
  • D80……¥61,360- (後継機のD90リリースの噂も真実味を帯びてD60と良い勝負か?)

 ……とまあ、フクザツな心境になるお値段になってきていますが、D3はやっぱり簡単には値崩れしませんね。でも、その分D700が落ちてきました。EOS 5Dの後継機が出る前にどこまで値下がりするかですね。D300は当初より10万程安くなっているので、お猿的には面白くない。D80もお猿が購入した時と比べると「フザケルナ!」と言いたくなるお値段。でもまあ、総じてデジタルモノなので仕方ないよね。D80なんて2年選手だもん。とあるルートからの情報では、後継機のD90もボチボチ登場だとか……。ついでに単焦点の50mm F1.4だって、AF-Sレンズとして9月頃に出るらしいので、Nikon党としては、新製品のスターマイン状態になるんじゃないかと思っています。ウフフ……。

 それはさておき、前回から、富山県民となって10年以上も経ってからやってきた立山黒部アルペンルートレポををやっています。それにしても、夏山の立山連峰はステキすぎます。特に、室堂のみくりが池周辺が晴れたときの光景は何とも言えません。写真として人気がある山は富士山ですが、「近寄れば さほどでもなき 富士の山」と揶揄されるように、近くに来てみると美しくない山が富士山で、それが原因でユネスコの世界遺産の登録がなされていないらしいですからね。遠くから見ても近くでも美しいのは立山だぜ!

2008121

 ……で、実はみくりが池の展望台付近に居ると何やら後ろから「シュー、シュー」と不気味な音が聞こえてきます。後ろを振り向くとこんな風景が!

2008122

 1本の階段がズーッと谷底まで延びている。実はこの階段の先にあるのが「地獄谷」と言われる室堂の散策スポット。古くから「立山に地獄あり」と言い伝えられてきているようですが、このことを指しているようです。実は、4月29日に訪れた時には、この写真とほぼ同角度から撮ったのがこんな感じでした。

2008123

 ご覧の通り、雪まみれで地獄谷の底だけは雪がない状態。そこまでの、遊歩道というか石段なんぞ全く見えない。この写真を見比べただけで、立山の積雪量のスゴサが分かっていただけるのではないだろうか?まあ、なんせ遊歩道が完全に雪に埋もれて境界線が分からないので、雪解けまでは地獄谷は開放されない。したがって、4月には地獄谷に入れず、今回になってやっと入ることができるのでした。

 この遊歩道の石畳は……、

2008124

 ……という感じに実に長い。これをチマチマと降りていくのだが、降りたら登ってこなければならないのだが、大丈夫だろうか?まあ、なんせこれが地獄なら可愛いものですな。実際に仏教では、地獄には「頭下足上」で堕ちて行くと教えられるので、階段が用意されているような地獄は地獄じゃない?やけにサービスの良い地獄です。

 さて、谷底に到着するとT字路があって左右に行けるようになっているが、そこにある看板がコレ。

2008125

火山ガス注意

この先ガスが濃くなっておりますので、すみやかに通り抜けてください。

 ……とのこと。ご丁寧に、注意の看板があるあたりも実に親切すぎる地獄だ。それにしても、この地獄谷は硫黄臭い。谷の上のみくりが池付近でも硫黄臭い。理科で言ったら腐卵臭ってヤツだろうか?自殺で使われたということで話題になった硫化水素なんかも出ているらしいので、歩道以外のところを歩くと危険だそうだが、歩道を歩いていても長時間居座ってしまったりすると決して良くないそうで、じっくり腰を据えて写真を撮るのも良くないっぽい。

 ちなみに、そんなお猿ですが、

 実は、硫化水素の腐卵臭ってスキheart01

 ……というヤバイ嗜好を持っております。ハイ。

 まあ、この際、折角なので暴露しておきますと……。

 ドメスト臭も激萌えです!heart01

 従って、掃除仕立てのトイレに入ると何とも言えない気分なんですが、今でこそ「猿」を名乗っていますが、過去世は「蝿」かもしれませんね。この間違った嗅覚嗜好は何とかした方が長生きできるかもしれません。……努力します。

 この近くには、こんな卒塔婆のような標識が立っている。地獄の一丁目ってトコだろうか?奥に見えるのは地獄谷で一番目立つ硫黄の塔。

2008126

 その硫黄の塔をクローズアップしてみよう。

2008127

 この塔のあるのは「鍛冶屋地獄」という場所。硫黄の塔の中間部分に穴が空いており、そこから常時、もの凄い勢いで噴気が出続けている。この音が大きくてみくりが池付近まで「シューシュー」という不気味な音を響かせていた。どうやら、昔はこの塔の先から噴気が出ていたようで、今は止まってしまったらしい。まあ、中央からの噴気もヨシか……。

 ここから左を見ると「百姓地獄」という場所へと続く。

2008128

 どういうわけか、観光客があまりいない。この谷をずーっと行くと落差日本一の称名滝の最上部に辿り着くわけで、こっちにはあまり山がない。天気が良ければ、この谷の向こうには富山平野やら富山湾が望めるらしい。

 それにしても、山の上とは対照的にグレーな世界。荒々しくも感じる。アリゾナの砂漠のようにも見えるけど、この遊歩道を外れると有毒ガスで死にかねない、まさに死の大地だ。冬場はさすがの立山でもこのエリアには積雪がないようだ。

 この百姓地獄を突き進んでいくと、煙がモウモウとしている。随所でゴボゴボと泡を立てて何かが噴き出しているし、湯煙(?)もたちこめている。下手な温泉地ではかなわない。

2008129

 ちなみに、近くの水溜りをクローズアップしてみると、灰色の水の中からゴポゴポと泡が出ている。沸騰しての水蒸気というより、火山性ガスなんだろうなぁと思うが、こういうガスって資源として有効活用できないものだろうか?

20081210

 遊歩道を歩いていると、遊歩道の中でも小さな泡をプチプチと噴き出しているところがある。とにかく、この地獄谷の地面の下にはガスやら熱が溜まっているようだ。人間の生きる様を「噴火山上の舞踏」と例えられることがある。100%死ぬ身であり、しかも、そのXデーが今晩かも知れないのに、その現実から目を反らして趣味や生き甲斐にうつつを抜かして生きているのはまさに、いつ噴火するとも知れぬ火山の上でダンスを踊っているようなもんじゃないかということ。いやいや、浅間山が噴火したという話を聞くにつけ、立山だって危ないぞと身が引き締まる思いです。

 さて、先ほどの鍛冶屋地獄に戻り、百姓地獄と反対側の道を進むと、「紺屋地獄」に向かいます。

20081211

 ご覧の通り、百姓地獄を見たときとは対照的に山だらけ。山の斜面に沿って噴気が上がっております。

20081212

 ゴロゴロとした岩の間からもモクモクと噴気が上がっております。実は、この紺屋地獄が一番有毒ガスが多いのだとか……。でも、遊歩道を外れたところで赤いジャージを着たおじさんが、何やら作業をしていた。聞いてみると、みくりが池温泉限定で売っている閻魔様の黒たまごを作っているのだとか。本当にこんなところで茹でて作っていたんですね。お猿としては、ずっとこんな所に居座って仕事をしているおじさんが心配だったんですが「ああ、濃度を測りながらやっているから大丈夫だよ」とのこと。本当か?

 さて、紺屋地獄を進んでいくと、案外緑地が目に付く。

20081213

 まあ、そんな中にも上の写真の真ん中のように泡の出ている真っ白な水溜りがあるんですけどね。美しいと言っていいのか、殺伐としたと言っていいのか、表現に困る光景です。

20081214

 こんな光景に出くわすと、地表の何とも言えない起伏の造形がアートだし、その窪みに逞しく育つ緑も美しい。向こうの山肌の土と緑のせめぎ合いも綺麗だ。

 ……でも、ここは地獄だ。

20081215

 ここを進んでいくと、相変わらず噴気がありますが、ロッジ立山連峰の赤い屋根が見える。何かと、「天国にいちばん近い島」というフレーズを聞くことがありますが、これはまさに「地獄にいちばん近い宿」ですな。

 ちなみに仏教で、地獄は八大地獄として教えられていますが、「曽無一善(いまだかつて一つの善もしたことがない)」と教えられる私たちが因果応報で堕ちるのは一番怖ろしい「無間地獄」と言われています。その名の通り、苦しみにヒマのない地獄なのですが、その地獄の苦しみを問う弟子と釈迦のこんなやり取りが「賢愚経」とかいうお経に残っているそうです。

釈迦「如何なる喩をもってしても地獄の苦は説けない」

弟子「教え給え」

釈迦「では喩をもって説こう。朝と昼と夜と、それぞれ100本の槍で突かれる。その苦しみを何と思うか」

弟子「僅か1本の槍で突かれてさえ苦しいのに、1日300本で突かれる苦しみは心も言葉も及びません」

 そこで、釈迦は豆粒大の石を手に取った。

釈迦「この石と向こうの雪山(ヒマラヤ山?)と、どれ程違うか」

弟子「それは大変な違いでございます」

釈迦「日々300本の槍で突かれる苦はこの石の如く、地獄の苦はあの雪山の如し」

 ……とまあ、私たちが死ぬとこんな想像を絶する地獄に堕ちなければならないのだと思うとゾッとしますね。考えてみれば、殺生一つ考えてみても、生きるために仕方がないとは言いながら、牛・豚・鶏・魚問わず、相当の肉を食べていますからね。彼らから見れば僕なんか鬼でしょう。死んだら天国とか極楽と言う方が無理がありますね。

 って、地獄谷からちょっと聞いた話になってしまいましたが、こんな話を考えると地獄谷って「チョーかわいい地獄」ですよね。観光で行ける地獄って一体……ってカンジです。

 ここからさらに進むと、雷鳥沢キャンプ場に辿り着きます。

20081216

 いやいや、何とも綺麗な景色ですね。ここでは、沢の音が聞こえて何ともいいですね。地獄谷に続いた谷底なんですが、ここは大丈夫そうです。

 まだまだ、室堂散策は続きます。

 ではでは。

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立山黒部アルペンルートを行く(室堂編)-1

 お猿@おはようございます。

 先月から今月にかけて更新が滞っていたので、今月は頑張ってみようかと思います。まあ、金欠につきレビューなどは難しいと思うので、越中富山ならではの撮影旅行記といきたいと思いますが、なんせ自宅から近場なので「旅行記」というほど大袈裟なものかと甚だ疑問です。ハイ。

 ……で、富山県と言えば、世界遺産の五箇山以上に有名と思われるのが立山黒部アルペンルートですよね!早い話、立山連峰と黒部ダムと言ったら分かり易いかと思いますが、今年になって2回行ってきました!1回目は春で4月29日の「昭和の日」!そして、2回目は、ついこの間の8月9日!四季と共に見どころ満載の立山を制覇していこうと思います。

 しかし、太平洋側の某県から富山県に移住してからというもの、県内の代表的な観光地に行った事のなかったお猿ですので、春の立山撮影に向けて必要最低限の装備だけは揃えておこうと頑張りました。

 まずは、丸々1日は山歩きということを考えて足元を固めておこうとトレッキングシューズを調達。それまでもスニーカー系のカジュアルシューズは持っていたのですが、まずは防水性がないし、靴底は薄いし……で心配だったので、今後の撮影も考えて安いのを調達しました。4月は春山と言っても雪山ですので、雪を考慮して防水重視だったんですが、世に名高いGORE-TEXはお値段も高い。しかし、店員さんは「正直、そこまでの性能は必要ないですよ」と言われたので、都合のいい情報は素直に聞くお猿は安い防水シューズを選択。これでも、ハイカットで靴底は結構厚いんですよ!

 他にも色々と揃えようかと思いましたが、ウェア系は予算オーバーなので全く購入せず。安心価格のしまむらで厚手の靴下を揃える程度でした。次にゲットしたのが、リュック系のカメラバッグ。それまで持っていたのは、以前にもレビューしたtamracの大型ショルダーバッグ5612 Pro 12と小型のショルダーバッグシューティングバッグNEOでした。しかし、実際に片方の肩にのみ負担のかかるバッグは非常に疲れる上に、両手を使えないのは非常に不便ということもあって、リュック型も揃えました。それが、ハクバのPHOTOLAND TR+というもの。本格的な登山用のリュックではなく正方形に近いリュック。そして、上部のみがガマグチのように大きく開くために、あまり機材を持っていかないのであれば結構便利。実際、これは今も多用していて、リュック型に切り替えてから両手が空くメリットは堪能している。使い方としては、基本的にTAMRACに詰め込んで現地まで車で行き、必要機材をPHOTOLANDに詰め替えて行くというスタイル。

 さて、立山黒部アルペンルートは、富山県から長野県に抜けていくので両県に起点があるのだが、富山県民なお猿は富山側からスタートすることになる。ガイドブックなどを見てみると、JR北陸本線で富山駅に到着して富山地方鉄道に乗り換えて……と電車ベースな書き方がされているが、お猿はネイティブ富山県民なので自家用車で行った方が安上がりなので、車で行けるギリギリラインということで立山駅まで直行。早朝なら自宅から50分もあれば到着してしまうのだ。早朝4:45に自宅を出発して、5:35に立山駅に到着。始発は6:00っぽかったのだが、改札は既に人でいっぱい。恐るべし、立山人気!立山駅は遠方から電車で来た人には富山地方鉄道の終点の駅であり、自家用車で来た人には広い無料駐車場を備える駅であり、アルペンルート観光の起点である。

2008101
立山駅の様子。左が富山地方鉄道のホーム。右上にケーブルカーのトンネルが見える

 ここから先は、電車で来た人も、自家用車で来た人も同じコースを辿ることになる。ここから出ている立山ケーブルカーに乗るのだ。

2008102
立山駅のケーブルカー改札の様子。意外と近代的だったりする

 立山駅の中は意外と広く、観光客でごった返している。きっぷうりばでバーコード入りの切符を購入する。立山ケーブルカーは美女平駅までの一区間だけだが、そこから高原バスに乗り換えれば、弥陀ヶ原やら室堂まで行くことができるし、更にそこからトロリーバスで黒部ダム方面まで行けるので、ここで必要とされる場所までの切符を購入することになる。混雑する季節には朝の6:00くらいから便が出ている。

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ケーブルカーのホームの様子。地下道の階段のようにしか見えない

 ケーブルカーは急勾配をケーブルに引かれて昇っていくということで、ケーブルカー本体が平行四辺形な形をしているし、駅のホームまでも階段状になっている。この立山ケーブルカーの特徴は、めちゃめちゃデカい貨車を連結しているということ。

2008104
立山ケーブルカー自慢の巨大貨車。ここにスキーやらリュックなどが載ります

 この貨車は、本来は工事のための資材を運ぶためのものらしいが、そうでもなければキャンプ目的や登山目的で巨大なリュックを背負っている人や、春スキーをエンジョイする人のスキー板やらスノーボードを置く場所となっている。どうも、これがかなりの自慢らしい。ちなみにそういった巨大な荷物を車内に持ち込んでしまうと、かなりの大顰蹙。

2008105
ケーブルカー社内も階段状になっています。立ち乗りもフツーです

 ……とまあ、車内がこんなに混雑しているのだ。ちなみに、定員は120名。5月の連休とか夏休みの夏山シーズンなんかは、乗車までかなり待つことになる。こんな所にボードなんか持ち込んだら顰蹙モノだ。これで、昇り切った美女平駅もまた広い。ここから高原バスに乗り換えて室堂まで向かうことになる。

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美女平駅の高原バスを待つ人たち。大半は台湾人

 バスを待つ人の行列……。弥陀ヶ原とか天狗平など途中下車の列と室堂一直線の列と分かれる。ちなみに、この写真は4月29日の状態だが、雪の大谷ウォークのシーズンということもあって、大半が台湾からの観光客。日本語よりも中国語の方が耳に入ってくる。台湾では富山観光が大ブームらしく、富山空港にもちょくちょくチャーター便が出ているくらいだ。

2008107
アルペンルートで一番高所の室堂ターミナル。4月末でも雪が残っています

 そして、今回の旅の目的地の室堂の様子。これも春山なのだが、ご覧の通りターミナルは除雪されているものの、それ以外は雪だらけ。ここが室堂散策の拠点となるのだが、すぐそばにあるのが、火口湖のみくりが池。室堂でも人気の高い名所だ。この湖畔にあるみくりが池温泉は、日本一高所にある温泉として人気が高い。宿泊しなくても立ち寄り湯も可能なので、利用客も多い。喫茶のオリジナルのレアチーズケーキとブルーベリーソフトを所望したが、これまた美味であった。ここは朝日や夕日を眺めるにいいらしいので、いずれは宿泊したいところ。

 さて、室堂の撮影は夏がオススメ。しかも、個人的には残雪のある頃がオススメだ。8時台に撮ったのがコレ。

2008108

 正面に見えるのが雄山。みくりが池は火口湖ということで、非常に湖面がおだやか。しかも、水が非常に綺麗。真っ青な空と真っ青な湖面、そして、残雪の白と高山植物の緑という鮮やかさが好き。C-PLフィルタを微妙に効かせて、D300のビビッドで撮っている。これは朝なのだが、この左上に太陽があるので、少々コントラストが甘いのが玉にキズ。

 この室堂の天気というのは、山上ということもあって非常に変わりやすい。山全体を雲がすっぽり被って「ああ、今日はアカンわ」と思って、腹いせに室堂ターミナルのホテル立山なんかで昼食を食べて外に出てみると雲がなくなっているってことがあるくらいだ。天気予報もアテにならないので、実際に泊り込みで来てみるのが一番だが、日帰りでしかプランの組めないお猿としては非常に辛い。

 夏場なんかは、午前は天気が良く、昼過ぎになると雲が多くなってくる。恐らく、午前中に暖められた富山平野や富山湾からの水蒸気が午後くらいになると雲を作るからではないかと思われる。出来ることなら午前中に撮り終えたいのだが、みくりが池から大汝山とか雄山を撮ると南東側になるためにほぼ逆光。一番鮮やかなのが午後なので、天気との勝負となる。

 次の写真は、室堂の上に雲が増えてきた頃の写真。向こうは天気がいいのに、みくりが池の所は影になっている。でも、その明暗が面白いと思う。

2008109

 しかも、残雪と湖面に映った残雪が魚のような形をしているのが面白い。それにしても、湖面が綺麗だ。ちなみに、この場所を4月29日に撮ったのがコレ。

20081010_2

 少々、広角寄りになっているが、4月末くらいでは、みくりが池全体が結氷してしまって、一面の銀世界となってしまう。かろうじて、手前のハイマツの部分は早めに融けるので黒っぽく写るが、空を除けば全くのモノトーンの世界。

 このみくりが池を別角度から撮ってみたのがコレ。

20081011

 撮っている最中にも、どんどん雲が形を変えていくから、山岳撮影は「ジックリと……」というわけにはいかない。途中から三脚を使わずに手持ち撮影に切り替えたくらいだ。手持ちでC-PLフィルタをクルクル回して撮ってみた。手前の黒い中にキラリと輝くみくりが池と残雪が何とも言えない。こういう写真もアリだと思う。

 さて、再び元のみくりが池に戻ってみよう。

 昼過ぎに太陽が顔をのぞかせた頃に撮ってみた。左が大汝山で右が雄山。完全に雲がなくなっていないが、それでも、山の緑などが鮮やかで面白い。

20081012

 これを4月末に撮るとどうなるか……。

20081013

 日中だと、斜光線にならないので、実に平面的な写真になってしまう。本当なら、せめて1泊して朝や夕方の写真を撮って陰影の強調された写真を撮りたいが、日帰りのお猿にはかなわぬ夢。やっぱり、ある程度融けないと日中の写真は厳しいものがある。みくりが池、凍りすぎ……(汗)。

 ……とまあ、立山の中でもメジャーな撮影スポットであるみくりが池に行ってみました。お次は、どこを紹介しようかな?

 ちなみに、今回の撮影では悪魔のレンズAF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)とシグマの超広角ズーム10-20mm F4-5.6 EX DC /HSMを多用した。特に悪魔のレンズは守備範囲が広いので、あまり機材を持ち歩きたくない山岳撮影では非常に重宝する。どうしても、風景撮影では出番が多くなってしまうレンズだ。

 お猿が得た山岳撮影での教訓。「機材は欲張らずシンプルにすべし」。あまり欲張ると「あと、もう少し撮ろう」という気持ちが起きる前に疲れきるので、ボルテージを上げるためにもシンプルにしたい。

 ではでは。

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富山新港新湊まつり花火大会を撮った

 お猿@おはようございます。

 我らがNikon待望の廉価版FXフォーマットデジイチであるD700も発売され、カメラ雑誌はその話題で騒然。某比較サイトの掲示板なんかも花盛りです。既に三星カメラでは、早くも¥288,500-と値下げが始まっているので、このまま行くとDXフォーマットと心中するつもりだったお猿もいずれFX機と不倫してしまうかもしれない……(汗)。あれほど惚れた現在の愛機D300なんかは既に¥155,240-と、当初の10万以下になろうという勢いだ。

 そんな感じでどのスペックを見ても元気なニコンデジイチなのだが、元気なのはデジイチだけではなかった。一気にコンデジがリリースされたのだ!我が愛用の三星カメラなんかでは、コンパクトデジカメの項目とは別にニコン専用のコンパクトデジカメ (ニコン)という項目が特設されているくらいだ。今まで、パッとしなかったNikonのコンパクトデジカメだったがここらで逆襲か?

 性能はさておき、面白いと思ったのがCOOLPIX S60というもの。シャッターボタンと電源以外のボタンがないと言ってもいいくらいのシンプルさ。諸設定はタッチパネルの液晶モニタに移行されたらしい。まるでiPhone!その恩恵で、液晶モニタは3.5型とデジイチの液晶なんかよりも大きい。ライブビューが標準のコンデジに於いては非常にありがたいかもしれない。発想のユニークさということで話題をかっさらいそうだ。

 それと、コンデジのフラッグシップたるCOOLPIX P6000もなかなか面白そうだ。コンデジながら同社のフラッグシップデジイチを上回る画素数。感度的に心配だが、コンデジでは大き目の1/1.7型CCDを搭載してきた。オプションの外部光学ファインダーとか付いたりして、このクラスのコンデジでも面白いことをしてきたなという印象。

 まあ、そんな感じでNikonにはコンデジ業界でもキムタク効果も便乗して頑張ってもらいたいものだ。

 さて、前置きが長くなったが、今回は花火ネタ!海の日に射水市の海王丸パークで総帆展帆と登檣礼が行われて、真っ黒(真っ赤?)に日焼けしながら激写しまくったばかりだが、何でもそこで花火大会が行われるという情報を耳にしたので現場に直行!その名も、

 第44回 富山新港新湊まつり花火大会

 ……らしい。個人的に新湊まつりはどうでもいいが、ライトアップされた海の貴婦人「海王丸」と花火のコラボレーションは是非とも見ておきたい……って、毎年やっているらしいんだけど、今回初めて行きました。

 用事があって開始の20時の1時間前に到着するプランで車を走らせていたが、国道8号線の鏡宮交差点から続々と車が降りてきて、道の駅「カモンパーク新湊」を過ぎた辺りから車の流れが怪しくなってきた。総帆展帆ですら渋滞しないっていうのに、花火大会を侮っていた……。どうやら海王丸パークの駐車場は満車で入れないということで、新港の森に車を停めていくしかなかった。仕方ない、久々に歩くか……ということで、カメラと三脚を持って早足で30分歩いて汗だくになって海王丸パークに到着。いつもならガラガラの駐車場もパンパンで路上にまで車が停まっていた。

 結局開始の5分前に到着となってしまって、海王丸周辺は既に人だかり。撮影ポイントはとっくに他のカメラマンに陣取られてしまっていた。お猿すっかりミステイク!仕方なく、かろうじて他の人の迷惑にならない位置に陣取って三脚を立てる。

 横位置にして愛用のナノクリレンズを装着。絞りはF8で、WBはAUTO。海王丸がぶっ飛んでしまっては元も子もないので、スポット測光で海王丸で露出を計る。それで撮ったのがコレ。

2008081_2

 海王丸から手前にかけての黒い部分はジベタリアンな人海です。海王丸が遠いです。その中で白い点光源が見えますが、これは全部、携帯電話の液晶画面。まあ、これはこれで現代っぽい花火鑑賞でいいのかもしれないけど、携帯電話で花火って撮れます?動画で撮っているのかな?

 それはそうと、意外と海王丸と花火の位置が離れてしまった。まあ、事前に何の情報も持たずにやってきたのだから仕方がないが……。そもそも、他の場所が取れない。隣のおっちゃんも「なんだ?こんなに離れているのか?いや~、持ってきたレンズじゃ入らないなぁ」とガッカリ。

 それでも、ナノクリレンズの広角24mmいっぱいで撮ってみた。

2008082_2

 こんな変形花火もあったりしました。花火の下にボンヤリ浮かんでいる顔は携帯を見つめているカップル。ハッキリ言って怖いが、これはこれで面白いかも。

 そうこうしているうちに、花火も盛り上がってくる。だんだんと大きくなってきて……、

2008083_2

 フレームに入りきらない大きさになってしまった。これくらいの大きさになると、比較対照の海王丸が小さく見えて、迫力が出てくるのではないか?是非とも花火は全部入れたい。

 ……と目線を下にやってみると、先ほどのカップルがまだ携帯を見ている。う~ん、何を見ているんだ?気になって仕方がない。

 あ、それで花火を全部入れたいので、レンズをシグマの誇る超広角ズーム“10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM”にして、縦位置で構えてみた。これなら高く上がった菊の大輪が丁度いい位置に来るに違いない。

2008084_2

 そう思っていると、元の大きさに戻ってしまった。その代わり、手前の携帯カメラ軍団の光が灯篭のように目に付く。

 このままの位置では海王丸の背後に打ちあがる花火は撮れないと、ダメもとでポジションを変えることにした。できることなら海王丸の背後に花火が上がるようにしたかったが、そのポジションはすでに満席。仕方がなく、ほぼ対岸まで移動することにした。これにより、撮れたのがコレ。

2008085_2

 うーん、打ち上げの光跡は撮れなかったけど、さっきよりは良くなったのではないか?でも、大きいので花火自体はあまり入らず。まあ、これはこれで大きさの表現としてはいいかもしれないが……。縦位置で撮ってみた。

2008086_2

 これは、撮っている最中は気付かなかったが、松葉のような光跡になっている。次は……、

2008087_2

 コレ。カラフルなミニ花火がいくつも破裂して色彩的にはGood!でも、日本の夏ってカンジじゃないなぁ。そう思っていると、スターマインが始まった。

2008088_2

 大体、同じ高さで破裂しているので、スターマインっぽくない。色々な色が楽しめるのはいいんだけどね。花火の高さもまあ順当か。

 そして、再び縦位置に変更。

2008089_2

 ああ、これは手前の黒い部分が多すぎた感もありますが、迫力はあるのでは?打ち上げの光跡もバッチリ写っているし!このアングルで別カットがコレ。

20080810_2

 真っ赤な花火!これで面白いのが、海面への反射ですね。真っ赤な海になっているのが何ともイイですね。これくらい毒々しいカラーもまた一興!

 そして、この新湊での花火大会の目玉は、北陸最大級か日本海側最大級の「水中花火」とも「水中スターマイン」と呼ばれる海面で破裂する花火。それと、「祝砲大スターマイン」と呼ばれる、陸上から海側に斜めに打ち上げられる花火ですね。

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 実は、この花火の存在も知らずにやってきたので、始まったときは度肝を抜かれた。場所も把握していなく、丸っきりダメダメだが、撮れたのがコレだった。右に斜めに弧を描いているのが「祝砲大スターマイン」。その左の扇状に破裂しているのが「水中スターマイン」。そして、上にあるのがノーマルな花火ですね。こんなシーンが今回は2回あったのだが、元々取っていたポジションなら水中スターマインが海王丸の後方に撮れたのではなかろうか?と思うと悔しい限りだ。

 まあ、初の花火撮影ということもあったし、事前調査も全くなしということで、今回はロケハン扱いで来年もチャンスがあれば是非ともチャレンジしてみたい。こうやって撮影の幅を広げていけたらと思う。

 やっぱり、富山はフォトジェニックだぜ!被写体には困りません!!

 ちなみに明日は、早朝から立山の撮影に行きます!!春に続いて夏山撮影。美しいみくりが池に映る山々や、地獄谷。そして、弥陀ヶ原の湿原と高山植物などなど今から楽しみです。起きれるかどうかも心配だし、夏休みで混雑しないかも心配。日帰りなので天気が心配だが、できる限りの撮影をしてきたいと思います!!

 ではでは。

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彫刻展『平田昌輝展』を鑑賞しました

 お猿@おはようございます。

 夏バテしているワケではないのですが、すっかり更新が滞ってしまいました。「アイツ、生きているのか?」と心配してくださる方がおられたならば、ご心配おかけしてすみません。色々と、締め切りなどに追われていまして、更新が今日になってしまいました。あと、皮膚も日焼けしまくっています(汗)。

 さて、今回は以前にもチラッと紹介したお猿のアート仲間(?)である、越中・五箇山の彫刻家、平田昌輝君の個展にお邪魔してきました。写真という平面的なお猿に対し、石彫という立体的な平田君ということで、対照的かもしれませんが、早いうちから案内状もいただいていたので個展初日に乗り込ませていただいたわけです。

 ちなみに平田君は、美の祭典 越中アートフェスタ2007の立体部門の大賞に輝いたスゴイ人。お猿が大好きな五箇山の住人ですが、南砺市の若きホープということで、南砺市のサイトにも、バンバンに紹介されています。その大賞の特典が、共催の北日本新聞本社の北日本新聞ギャラリーで個展を開けるということらしく、それが8月6日~11日に開催されるわけです。

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 ……で、北日本新聞の本社にやってきました。県庁向かいということで非常に分かりやすいです。景気良く花輪の一つくらい持ってくれば良かったのですが、ビンボーフォトグラファーにはかなわぬ夢ですので、断念。

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 入口には「平田昌輝展」と書かれてあって、「イヤ、マジで個展じゃん!」ってカンジでした。いいなぁ~、個展……。

 花輪持って来れなかったので、入口で記帳だけして入場。入場料はタダなので、実に申し訳なかったが、いずれは作品を購入させていただけるくらいになりたいものです。ハイ。

 中に入ると、お客さんが1人だけおられて、当の本人の姿が見つからない。怪しいオーラをプンプン漂わせながら徘徊していると、後ろで「お猿さんっ!(ちゃんと本名で呼んでくれましたヨ!)」と呼ぶ声が……!振り向くと、今回の主役の平田君だ。アタマに手ぬぐいを巻いて、作務衣で登場かと思いきや、至って普通のワイシャツにスラックス姿だった。何というか、フツーにビジネスマンです。

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 さすがに初めての個展では、あまり見に来られる人はいなかったのか……と心配したのだが、心配はご無用。どうも、昼どきということで一旦途切れただけだったようだ。暫くすると、続々とお客さんがやってくる。越中アートフェスタ大賞受賞で知った人は勿論、その日の北日本新聞でも紹介されていたので、それを見て来られた方も多かった。

 平田君も、応対におおわらわ。石の種類やら、どのようにして彫るのかなど、色々と説明してくれていた。石にも種類によって硬さが違って、そういうことも踏まえながら石選びをするようだが、う~ん、深い。やってくる人の中には、石に詳しい人がおられたりして、平田君と語っているのを隣で聞いていてもチンプンカンプン。今度、ジックリ聞かせてもらおう。

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 暫くすると、将来、芸術系の大学進学を目指す人が通う予備校ArtGym(アートジム)の生徒さんが先生に引率されてゾロゾロとやってきた。総勢20名ほどだろうか?東京藝術大学の大学院まで出た「平田先生」だ!彼らにとってはまさに憧れの星。暫く、「平田先生」の解説に耳を傾けていた。

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 そんな感じで、当初の心配はご無用で、非常に多くの方が遠方からも駆けつけて、平田彫刻を鑑賞していかれました。新たにファン獲得したんじゃないでしょうか?

 さて、ここで、ちょっとだけ平田作品を紹介しましょう。

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 これは、平田君をして「僕の代表作です」と言わしめる「くら闇のひと」。大学在学中の作品だそうで、ノミの痕を残し、お猿的にも好きな作品。個人的にはこういう方が温もりがあって良いと思います。ちなみにこれは今回の個展の案内状に使われた作品なだけに、平田君の思い入れの非常に強い作品です。

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 次は、恐らく富山県で最も有名な平田彫刻と思われる「ふたり」。なぜ最も有名かと言えば、この作品こそが彼を一気に有名にした「越中アートフェスタ」の大賞受賞作だからだ。母親と子供だろうか。元々は母親の頭が付いていたそうだ。しかし、それを思い切って切り落とし見る者の想像力をかき立てさせた。これで、「叱っている」「あやしている」「なぐさめている」「ひっぱたいている」……など、色々な見方ができるのだが、そうやって色々に想像してもらえると嬉しいと平田君談。ちなみにお猿は「あやしている」という見方でした。

 ちなみに、この思い切って切り捨てるというのは写真の世界でも言えることなので非常に勉強になりますね。何でもかんでもフレーム内に入れたくなりますが「写真は引き算」と言われるように、主題をハッキリさせる為に不要なものをフレーム内から省いていく。また、この先には何があるんだろうと想像させるように、あえてフレームアウトさせたり、空間を作ったりすることもある。この辺のかけ引きは難しいだけに、この首をバッサリと切り取った平田君の決断は実に素晴らしいと思う。

 新聞やホームページなどで、何度も見ている作品ですが、やっぱり彫刻は立体作品ということで、現物を見ると全く違う感動があった。そういうことで、是非とも個展の会場に足を運んで見ていただきたいと思う。石の質感とか見る角度による印象など……本当に味わいがありますので是非!!

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 次は、お猿が何とも言えず気に入ってしまった一品!それが「personal piece 〈foot〉」だ。これは石彫ではなく、ブロンズの作品で手の平に載るサイズの作品。やりようによってはブローチとかペンダントにできそうだが、かなり重量があるのでそれは不可。ブローチにしたら、服が伸び切ってしまうでしょうし、ペンダントにしたら、首にチェーンの痕がクッキリ……ということになりかねない。それにしても、この足の指の微妙な長さとねじれがツボにキタ。それと、黒い木の台座。ちょっと奮発すれば買えるのかも知れないが、その時は懐が空気で満ちていたのでお買い上げには至らなかったが、う~ん、いいなぁ……。

 あと、この会場には石彫をする前に描くデッサンも展示されていた。

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 サッサと描いたように見えるが、非常にこれはこれで味わいがありますよね。写真で言ったら、モノクロ写真のような……。家の壁に掛けておくとリッチな気分になりそう。う~ん、写真にはない味があります!

 そんなワケで、全部を紹介するわけにはいかないので、これくらいにして、個展は8月11日まで開催しているので直接行って平田君の解説を聞きながら鑑賞していただきたい。やっぱり、彫刻は生で見るに限る!そして、気に入った作品は是非とも購入したいものだ。この個展では即売はやっているかどうかは聞いていないが、聞いてみるのは自由だし、そういう声は作家としても嬉しいことだと思う。

 最後に、僕が最初に知った平田君の作品を紹介!

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 今回の個展では展示されていない作品だが、お猿のホームタウンである射水市の某所に展示されている高さ2m程の巨大な作品。その名も「花 -sakura-」だ。この裏には顔が彫られていたりと何かと謎の多い作品だ。しかし、何かしら訴えるものがあって、何度も見ているが飽きがこない。石なのに手の柔らかさが伝わってくるし、手の滑らかさに対照的な足の荒々しさ。そして、デカさ。これも是非とも平田ファンなら見ておきたい作品だ。

 そんなワケで、友人の初の個展を喜んでお邪魔したわけですが、終始気を遣ってもらって非常に恐縮でした。今月は、地元での上畠アート 08というイベントが8月22日〜24日にかけて行われるらしく、それにも是非ともお邪魔したいですね。今後もどんどん彫っていくようですので、富山の星として大活躍を念じています。

 最後に、個展に行かれた方は是非とも彼のブログ五箇山の彫刻家・平田昌輝日記に、今回の個展の記事もありますので、感想などをコメントしてさしあげると喜ばれると思います。

 ではでは。

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