富山新港新湊まつり花火大会を撮った
お猿@おはようございます。
我らがNikon待望の廉価版FXフォーマットデジイチである“D700”も発売され、カメラ雑誌はその話題で騒然。某比較サイトの掲示板なんかも花盛りです。既に三星カメラ
では、早くも¥288,500-と値下げが始まっているので、このまま行くとDXフォーマットと心中するつもりだったお猿もいずれFX機と不倫してしまうかもしれない……(汗)。あれほど惚れた現在の愛機“D300
”なんかは既に¥155,240-と、当初の10万以下になろうという勢いだ。
そんな感じでどのスペックを見ても元気なニコンデジイチなのだが、元気なのはデジイチだけではなかった。一気にコンデジがリリースされたのだ!我が愛用の三星カメラなんかでは、コンパクトデジカメの項目とは別にニコン専用の「コンパクトデジカメ (ニコン)」という項目が特設されているくらいだ。今まで、パッとしなかったNikonのコンパクトデジカメだったがここらで逆襲か?
性能はさておき、面白いと思ったのが“COOLPIX S60”というもの。シャッターボタンと電源以外のボタンがないと言ってもいいくらいのシンプルさ。諸設定はタッチパネルの液晶モニタに移行されたらしい。まるでiPhone!その恩恵で、液晶モニタは3.5型とデジイチの液晶なんかよりも大きい。ライブビューが標準のコンデジに於いては非常にありがたいかもしれない。発想のユニークさということで話題をかっさらいそうだ。
それと、コンデジのフラッグシップたる“COOLPIX P6000”もなかなか面白そうだ。コンデジながら同社のフラッグシップデジイチを上回る画素数。感度的に心配だが、コンデジでは大き目の1/1.7型CCDを搭載してきた。オプションの外部光学ファインダーとか付いたりして、このクラスのコンデジでも面白いことをしてきたなという印象。
まあ、そんな感じでNikonにはコンデジ業界でもキムタク効果も便乗して頑張ってもらいたいものだ。
さて、前置きが長くなったが、今回は花火ネタ!海の日に射水市の海王丸パークで総帆展帆と登檣礼が行われて、真っ黒(真っ赤?)に日焼けしながら激写しまくったばかりだが、何でもそこで花火大会が行われるという情報を耳にしたので現場に直行!その名も、
……らしい。個人的に新湊まつりはどうでもいいが、ライトアップされた海の貴婦人「海王丸」と花火のコラボレーションは是非とも見ておきたい……って、毎年やっているらしいんだけど、今回初めて行きました。
用事があって開始の20時の1時間前に到着するプランで車を走らせていたが、国道8号線の鏡宮交差点から続々と車が降りてきて、道の駅「カモンパーク新湊」を過ぎた辺りから車の流れが怪しくなってきた。総帆展帆ですら渋滞しないっていうのに、花火大会を侮っていた……。どうやら海王丸パークの駐車場は満車で入れないということで、新港の森に車を停めていくしかなかった。仕方ない、久々に歩くか……ということで、カメラと三脚を持って早足で30分歩いて汗だくになって海王丸パークに到着。いつもならガラガラの駐車場もパンパンで路上にまで車が停まっていた。
結局開始の5分前に到着となってしまって、海王丸周辺は既に人だかり。撮影ポイントはとっくに他のカメラマンに陣取られてしまっていた。お猿すっかりミステイク!仕方なく、かろうじて他の人の迷惑にならない位置に陣取って三脚を立てる。
横位置にして愛用のナノクリレンズを装着。絞りはF8で、WBはAUTO。海王丸がぶっ飛んでしまっては元も子もないので、スポット測光で海王丸で露出を計る。それで撮ったのがコレ。
海王丸から手前にかけての黒い部分はジベタリアンな人海です。海王丸が遠いです。その中で白い点光源が見えますが、これは全部、携帯電話の液晶画面。まあ、これはこれで現代っぽい花火鑑賞でいいのかもしれないけど、携帯電話で花火って撮れます?動画で撮っているのかな?
それはそうと、意外と海王丸と花火の位置が離れてしまった。まあ、事前に何の情報も持たずにやってきたのだから仕方がないが……。そもそも、他の場所が取れない。隣のおっちゃんも「なんだ?こんなに離れているのか?いや~、持ってきたレンズじゃ入らないなぁ」とガッカリ。
それでも、ナノクリレンズの広角24mmいっぱいで撮ってみた。
こんな変形花火もあったりしました。花火の下にボンヤリ浮かんでいる顔は携帯を見つめているカップル。ハッキリ言って怖いが、これはこれで面白いかも。
そうこうしているうちに、花火も盛り上がってくる。だんだんと大きくなってきて……、
フレームに入りきらない大きさになってしまった。これくらいの大きさになると、比較対照の海王丸が小さく見えて、迫力が出てくるのではないか?是非とも花火は全部入れたい。
……と目線を下にやってみると、先ほどのカップルがまだ携帯を見ている。う~ん、何を見ているんだ?気になって仕方がない。
あ、それで花火を全部入れたいので、レンズをシグマの誇る超広角ズーム“10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM”にして、縦位置で構えてみた。これなら高く上がった菊の大輪が丁度いい位置に来るに違いない。
そう思っていると、元の大きさに戻ってしまった。その代わり、手前の携帯カメラ軍団の光が灯篭のように目に付く。
このままの位置では海王丸の背後に打ちあがる花火は撮れないと、ダメもとでポジションを変えることにした。できることなら海王丸の背後に花火が上がるようにしたかったが、そのポジションはすでに満席。仕方がなく、ほぼ対岸まで移動することにした。これにより、撮れたのがコレ。
うーん、打ち上げの光跡は撮れなかったけど、さっきよりは良くなったのではないか?でも、大きいので花火自体はあまり入らず。まあ、これはこれで大きさの表現としてはいいかもしれないが……。縦位置で撮ってみた。
これは、撮っている最中は気付かなかったが、松葉のような光跡になっている。次は……、
コレ。カラフルなミニ花火がいくつも破裂して色彩的にはGood!でも、日本の夏ってカンジじゃないなぁ。そう思っていると、スターマインが始まった。
大体、同じ高さで破裂しているので、スターマインっぽくない。色々な色が楽しめるのはいいんだけどね。花火の高さもまあ順当か。
そして、再び縦位置に変更。
ああ、これは手前の黒い部分が多すぎた感もありますが、迫力はあるのでは?打ち上げの光跡もバッチリ写っているし!このアングルで別カットがコレ。
真っ赤な花火!これで面白いのが、海面への反射ですね。真っ赤な海になっているのが何ともイイですね。これくらい毒々しいカラーもまた一興!
そして、この新湊での花火大会の目玉は、北陸最大級か日本海側最大級の「水中花火」とも「水中スターマイン」と呼ばれる海面で破裂する花火。それと、「祝砲大スターマイン」と呼ばれる、陸上から海側に斜めに打ち上げられる花火ですね。
実は、この花火の存在も知らずにやってきたので、始まったときは度肝を抜かれた。場所も把握していなく、丸っきりダメダメだが、撮れたのがコレだった。右に斜めに弧を描いているのが「祝砲大スターマイン」。その左の扇状に破裂しているのが「水中スターマイン」。そして、上にあるのがノーマルな花火ですね。こんなシーンが今回は2回あったのだが、元々取っていたポジションなら水中スターマインが海王丸の後方に撮れたのではなかろうか?と思うと悔しい限りだ。
まあ、初の花火撮影ということもあったし、事前調査も全くなしということで、今回はロケハン扱いで来年もチャンスがあれば是非ともチャレンジしてみたい。こうやって撮影の幅を広げていけたらと思う。
やっぱり、富山はフォトジェニックだぜ!被写体には困りません!!
ちなみに明日は、早朝から立山の撮影に行きます!!春に続いて夏山撮影。美しいみくりが池に映る山々や、地獄谷。そして、弥陀ヶ原の湿原と高山植物などなど今から楽しみです。起きれるかどうかも心配だし、夏休みで混雑しないかも心配。日帰りなので天気が心配だが、できる限りの撮影をしてきたいと思います!!
ではでは。
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コメント
私も何日か前に地元の花火大会の写真をエントリしました。
季節ですからネ、やっぱり!!
8/6に、静岡県御殿場市にある「プレミアムアウトレット」に行ってまいりましたが、最近そちらにNikonが店を構えたとのこと。早速立ち寄ってまいりました。タイムリーなことに「D700」があったので、隣に設置してあったD300ともども触りまくってきました(爆
どちらも、D80使いな私からすると「重量級」。仕様表だけみていたら問題外なのですが、いざ持ってみるとあら不思議。何故かどちらも重さを感じにくいです。ついていたレンズはVR24-120とVR16-85ですkら、レンズの重さ自体は普段自分が使っているVR18-200と大差ないんですけどね・・・
触れば触るほど持ち帰りたくなってくるので、早々に切り上げてきました(苦笑
・・・しかし、いいものはいいなぁ・・・
最後に・・・ポチっと援護入れときます!!
投稿: flipper | 2008年8月 9日 (土) 23時44分
flipperさん、コメントありがとうございます!
確かに、今の時期って花火ネタ多いですね。お猿的には、今年はホタル撮影同様に花火撮影も初体験でしたので、試行錯誤でした……が、やってみると面白いものですね。こうやって撮影の幅を広げていきたいものです。
御殿場のアウトレット行ってこられましたか……。何かと話題ですが、「お触りOK!」とは良いですね。お猿は、PIE2008にてD3を初お触りでして、D700に至っては未だネット上のブツであります(汗)。富山ってフォトジェニックなもの揃っているのに、こういうのってあまり来ないんですよね。是非ともいじってみたいものです。
ただ、身近にあると思わずサイフのヒモが……となりかねませんので注意が必要ですね。
援護サンキューです!
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年8月10日 (日) 19時13分
夜のライトアップされた海王丸と花火の写真は素晴らしいですね。私には、まるで山下清画伯の花火の作品の様に見えています。
お猿さんは、昼間作品では海王丸が主体で撮影されて、夜作品では、海王丸と打ち上げられた花火を一緒に撮影されて、昼と夜の海王丸の世界を表現されていますね。今回の作品では、対岸へ移動されてからの方が、縦・横の構図に関わらず良い作品が撮れたのでは思います。
最近夜の撮影していると、ご時勢とは言え、お手軽に撮れるのか、メールを読んでいるのか解らないけれど、携帯の発光が結構ありますね。私の鵜飼い撮影では、土手から光っていました。----ようやく、私の撮影物がまとまりました。小作品で物足りないかと思いますが、近日中にレビュー致します。
投稿: cameraman_hide | 2008年8月11日 (月) 21時37分
cameraman_hideさん、コメントさんくすです!
灯台下暗しとはよく言ったもので、海王丸はホームタウンなるが故に、今までまともに撮って来なかったというのがあります。もっと足しげく通って、誰でも撮りそうな写真から脱していきたいですね。花火の写真は早くても来年か……。

それにしても、山下清画伯とは恐れ多い!あ、でも、家にいる時は裸の大将状態かも……。
携帯電話のバックライトは難物ですね。今回の花火大会なら、人工物vs人工物ということで被害は少ないものの、入梅時のホタル撮影の時なんかは雰囲気ブチ壊しですかね。見ている花火を携帯のカメラで撮って知人に……っていう優しさから来ているのかもしれませんが……、まあ、これが今の文化と開き直るしかないですかね。
ブログ拝見しました。既にお腹すいています(笑)。
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年8月12日 (火) 14時44分