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彫刻展『平田昌輝展』を鑑賞しました

 お猿@おはようございます。

 夏バテしているワケではないのですが、すっかり更新が滞ってしまいました。「アイツ、生きているのか?」と心配してくださる方がおられたならば、ご心配おかけしてすみません。色々と、締め切りなどに追われていまして、更新が今日になってしまいました。あと、皮膚も日焼けしまくっています(汗)。

 さて、今回は以前にもチラッと紹介したお猿のアート仲間(?)である、越中・五箇山の彫刻家、平田昌輝君の個展にお邪魔してきました。写真という平面的なお猿に対し、石彫という立体的な平田君ということで、対照的かもしれませんが、早いうちから案内状もいただいていたので個展初日に乗り込ませていただいたわけです。

 ちなみに平田君は、美の祭典 越中アートフェスタ2007の立体部門の大賞に輝いたスゴイ人。お猿が大好きな五箇山の住人ですが、南砺市の若きホープということで、南砺市のサイトにも、バンバンに紹介されています。その大賞の特典が、共催の北日本新聞本社の北日本新聞ギャラリーで個展を開けるということらしく、それが8月6日~11日に開催されるわけです。

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 ……で、北日本新聞の本社にやってきました。県庁向かいということで非常に分かりやすいです。景気良く花輪の一つくらい持ってくれば良かったのですが、ビンボーフォトグラファーにはかなわぬ夢ですので、断念。

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 入口には「平田昌輝展」と書かれてあって、「イヤ、マジで個展じゃん!」ってカンジでした。いいなぁ~、個展……。

 花輪持って来れなかったので、入口で記帳だけして入場。入場料はタダなので、実に申し訳なかったが、いずれは作品を購入させていただけるくらいになりたいものです。ハイ。

 中に入ると、お客さんが1人だけおられて、当の本人の姿が見つからない。怪しいオーラをプンプン漂わせながら徘徊していると、後ろで「お猿さんっ!(ちゃんと本名で呼んでくれましたヨ!)」と呼ぶ声が……!振り向くと、今回の主役の平田君だ。アタマに手ぬぐいを巻いて、作務衣で登場かと思いきや、至って普通のワイシャツにスラックス姿だった。何というか、フツーにビジネスマンです。

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 さすがに初めての個展では、あまり見に来られる人はいなかったのか……と心配したのだが、心配はご無用。どうも、昼どきということで一旦途切れただけだったようだ。暫くすると、続々とお客さんがやってくる。越中アートフェスタ大賞受賞で知った人は勿論、その日の北日本新聞でも紹介されていたので、それを見て来られた方も多かった。

 平田君も、応対におおわらわ。石の種類やら、どのようにして彫るのかなど、色々と説明してくれていた。石にも種類によって硬さが違って、そういうことも踏まえながら石選びをするようだが、う~ん、深い。やってくる人の中には、石に詳しい人がおられたりして、平田君と語っているのを隣で聞いていてもチンプンカンプン。今度、ジックリ聞かせてもらおう。

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 暫くすると、将来、芸術系の大学進学を目指す人が通う予備校ArtGym(アートジム)の生徒さんが先生に引率されてゾロゾロとやってきた。総勢20名ほどだろうか?東京藝術大学の大学院まで出た「平田先生」だ!彼らにとってはまさに憧れの星。暫く、「平田先生」の解説に耳を傾けていた。

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 そんな感じで、当初の心配はご無用で、非常に多くの方が遠方からも駆けつけて、平田彫刻を鑑賞していかれました。新たにファン獲得したんじゃないでしょうか?

 さて、ここで、ちょっとだけ平田作品を紹介しましょう。

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 これは、平田君をして「僕の代表作です」と言わしめる「くら闇のひと」。大学在学中の作品だそうで、ノミの痕を残し、お猿的にも好きな作品。個人的にはこういう方が温もりがあって良いと思います。ちなみにこれは今回の個展の案内状に使われた作品なだけに、平田君の思い入れの非常に強い作品です。

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 次は、恐らく富山県で最も有名な平田彫刻と思われる「ふたり」。なぜ最も有名かと言えば、この作品こそが彼を一気に有名にした「越中アートフェスタ」の大賞受賞作だからだ。母親と子供だろうか。元々は母親の頭が付いていたそうだ。しかし、それを思い切って切り落とし見る者の想像力をかき立てさせた。これで、「叱っている」「あやしている」「なぐさめている」「ひっぱたいている」……など、色々な見方ができるのだが、そうやって色々に想像してもらえると嬉しいと平田君談。ちなみにお猿は「あやしている」という見方でした。

 ちなみに、この思い切って切り捨てるというのは写真の世界でも言えることなので非常に勉強になりますね。何でもかんでもフレーム内に入れたくなりますが「写真は引き算」と言われるように、主題をハッキリさせる為に不要なものをフレーム内から省いていく。また、この先には何があるんだろうと想像させるように、あえてフレームアウトさせたり、空間を作ったりすることもある。この辺のかけ引きは難しいだけに、この首をバッサリと切り取った平田君の決断は実に素晴らしいと思う。

 新聞やホームページなどで、何度も見ている作品ですが、やっぱり彫刻は立体作品ということで、現物を見ると全く違う感動があった。そういうことで、是非とも個展の会場に足を運んで見ていただきたいと思う。石の質感とか見る角度による印象など……本当に味わいがありますので是非!!

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 次は、お猿が何とも言えず気に入ってしまった一品!それが「personal piece 〈foot〉」だ。これは石彫ではなく、ブロンズの作品で手の平に載るサイズの作品。やりようによってはブローチとかペンダントにできそうだが、かなり重量があるのでそれは不可。ブローチにしたら、服が伸び切ってしまうでしょうし、ペンダントにしたら、首にチェーンの痕がクッキリ……ということになりかねない。それにしても、この足の指の微妙な長さとねじれがツボにキタ。それと、黒い木の台座。ちょっと奮発すれば買えるのかも知れないが、その時は懐が空気で満ちていたのでお買い上げには至らなかったが、う~ん、いいなぁ……。

 あと、この会場には石彫をする前に描くデッサンも展示されていた。

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 サッサと描いたように見えるが、非常にこれはこれで味わいがありますよね。写真で言ったら、モノクロ写真のような……。家の壁に掛けておくとリッチな気分になりそう。う~ん、写真にはない味があります!

 そんなワケで、全部を紹介するわけにはいかないので、これくらいにして、個展は8月11日まで開催しているので直接行って平田君の解説を聞きながら鑑賞していただきたい。やっぱり、彫刻は生で見るに限る!そして、気に入った作品は是非とも購入したいものだ。この個展では即売はやっているかどうかは聞いていないが、聞いてみるのは自由だし、そういう声は作家としても嬉しいことだと思う。

 最後に、僕が最初に知った平田君の作品を紹介!

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 今回の個展では展示されていない作品だが、お猿のホームタウンである射水市の某所に展示されている高さ2m程の巨大な作品。その名も「花 -sakura-」だ。この裏には顔が彫られていたりと何かと謎の多い作品だ。しかし、何かしら訴えるものがあって、何度も見ているが飽きがこない。石なのに手の柔らかさが伝わってくるし、手の滑らかさに対照的な足の荒々しさ。そして、デカさ。これも是非とも平田ファンなら見ておきたい作品だ。

 そんなワケで、友人の初の個展を喜んでお邪魔したわけですが、終始気を遣ってもらって非常に恐縮でした。今月は、地元での上畠アート 08というイベントが8月22日〜24日にかけて行われるらしく、それにも是非ともお邪魔したいですね。今後もどんどん彫っていくようですので、富山の星として大活躍を念じています。

 最後に、個展に行かれた方は是非とも彼のブログ五箇山の彫刻家・平田昌輝日記に、今回の個展の記事もありますので、感想などをコメントしてさしあげると喜ばれると思います。

 ではでは。

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8月6日(水)から11日(月)まで、北日本新聞ギャラリーにて、彫刻家平田昌輝さんの彫刻展が開催されています。平田さんは昨年の「越中アートフェスタ2007」の立体部門の大賞を受賞... [続きを読む]

受信: 2008年8月11日 (月) 00時32分

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