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越中八尾の「おわら風の盆」を撮る(2)

 お猿@おはようございます。

 前回は、我らがNikonからD80の後継機D90がリリースされたということで、すこぶるテンションがアゲ♂アゲ♂になって、本来の「おわら風の盆」ネタから脱線してしまいましたが、今回は何とか軌道修正をしたいと思う所存であります。

 ……とは言うものの、前回の更新からかなり日時が空いてしまったのですが、その間に越中八尾が全国に誇るイベントおわら風の盆は終了してしまいました。前の更新の時は、おわらの“前夜祭”というものを撮ったのですが、実は本番は9月1日~3日。とっくに終っています。ここで皆さんにお詫びなのですが……、

 お猿、おわらの本番には行っておりません……coldsweats02sweat01

 とんだ不祥事でございますが、あえて言い訳を言わせて貰いますと、お猿の所属している集まりの懇親会の旅行に行っていたり、帰ってきてからも有り難いことに仕事がわんさかとやってきまして、「おわらに行くぞー!」とダッシュでやっても終りませんで……。更に寒暖の差が激しくて少々風邪気味になりまして……。

 これがホントの、

 おわらない、の盆

 でございます。おあとがよろしいようで……。

 まあ、つまらんダジャレはこれくらいにして、本題に入っていきましょうね。

 前回は、おわら踊りを伝承してる支部の中で「下新町」の前夜祭に訪れていました。その中でも、「町流し」を撮ってみたのですが、今度は同じ支部(町内)の「輪踊り」をレポートしたいと思います。基本機材は「町流し」と同じです。スローシンクロで踊り子と背景の明度差を微妙に調節しつつ、WBも幻想的に、ブレもあえて入れつつチャレンジしてみました。

2009081

 輪踊りと言っても、どっかの公園でやぐらを中心に真円状にグルグル回りつつ踊るのではなく、あくまで踊りの舞台は八尾の“通り”ですね。この下新町は下新町公民館の前に地方(演奏などされる方)用の椅子が置かれ、そこを中心に細長い輪になって踊ります。踊る人が増えれば増えるほど、この輪が“長く”なります。細長い輪なので、コーナーになるのは2箇所だけ、それ以外は一直線になります。端のコーナーに行くとこんな感じに撮れます。

2009082

 コーナーに差し掛かってくる男の踊り手と、コーナーを曲がりきった女の踊り手ですね。向きが逆ですが、これまた変化があって面白い。おわらは町流しが特徴的ではあるのですが、撮影そのものは輪踊りが撮り易い気がします。

 輪踊りが始まって15分ほどした時に、パタッと演奏が終了し、地方の方が楽器を抱えていそいそと公民館の中へ“逃げて”行きました。それを追うように踊り手も逃げていきます。どうしたのかと思ったら原因は「小雨」でした。

2009083

 実はおわらはここでも説明されているように、非常にナイーブでして、小雨でも踊りが中止になってしまいます。一先ず、1フレーズ終ってから……なんて呑気なことは言っていられません。とにかくポツッとでも雨が降ってきたら「これぐらい続行でしょ」と思うくらいでも踊りが止まってしまうのです。完全に止むまで、地方や踊り手は公民館の中で待機です。

 観光客も傘をさしながら、雨が止むのを待っています。そのうち、雨も止んで公民館から地方や踊り手が出てきました。待ってましたっっ!

 外では、こんな光景も見られました。

2009084

 これは、後輩と思しき女の踊り手の編笠を直してあげる先輩踊り手ですね。「ほら、しっかりっ!」って感じで「ああ、エエなぁ……」と思わず撮ってしまいました。助け合いの精神!素晴らしいです。

 一方、持ち場についた地方さんは、音のチューニング。

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 これは三味線の演奏をされる地方さんですね。結構、こまめに音合わせはやっておられるようです。

 さて、待ちに待った輪踊りの再開です!

2009086

 雨などで踊りが一旦中止になると観光客もバラバラになるので、ポジションを変更するチャンスです。少々気になっていた、上新町公民館の前に移動してみました。

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 ここは先ほどのコーナーとは異なり、直線コースですので、一列になった踊り手さんを奥行きを持たせて撮ることができます。それにしても、この上新町の女性の浴衣は朱色なのに、色々な浴衣があるのが気になりました。う~ん、できれば浴衣はお揃いの方がいいなぁ。

 ここでWBを変更してみました。ぼんぼりの中は白熱電球。ストロボにもオレンジのカラーフィルタを装着して撮っていたのでWBを「白熱電球」に合わせて、赤カブリを除去して撮ってみました。

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 いやぁ、何といいましょうか、色カブリの全くないと言ってもいいクリアな描写(?)。現代的な蛍光灯の街灯の下で踊っているという感じです。まあ、これはこれでいいんでしょうけど、どうもねぇ……。

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 WBそのままで撮り続けています。女の踊り手の綺麗だなと思うのが、このS字に曲がったラインでしょうか。このタイミングで撮ると非常にしなやかな踊りっぽく撮れるのですが、この写真はちょっと手がイマイチ。やっぱり指先までスッと伸びているのを撮りたいネェ。

 中には、こんなカワイイ踊り手もいました。

20090810

 小学生くらいの女の子ですね。編笠はかぶっていませんが、浴衣を着て上手に踊っています。観光客の一番人気は編笠をかぶった踊り手ですが、このジュニア達もオジサンやらオバサンの観光客に「キャー、かわいい~♪」とか「あら~、上手ネェ~♪」と声をかけられつつ人気がありました。これくらいからおわらに親しんで、この伝統を受け継いでいくんでしょうね。それにしても、上手に踊っていました。あ、こういう写真撮っていますがロリではありませんので、あしからず……。

 あ、そうそう。お猿が、公民館前に陣取ったのは理由があるんですね。それが、上新町公民館の玄関の引き戸が“格子戸”ってこと。昔からの風情ある格子戸でして、現代的な商店街をバックにするより風情があるなと思ったからです。また、公民館前に地方さんも陣取っているので、それらの方もバックに入れて写すことができるのです。

 それがコレ。

20090811

 どうです?商店街で踊っている感じがしないでしょ?公民館前は、関係者の通路ということもあって、観光客も写り込みにくいんです。それなので、ファインダーの中には、大半が浴衣を着た踊り手か地方さんばっかですね。更にもう一枚!

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 後ろのベンチは近代的なものではありますが、これはこれで非常に味があると思いませんか?公民館の格子戸も江戸時代にタイムスリップって感じで個人的には、踊り手を連ねて撮らないのであれば、このバックがお気に入りです。更に横から撮ると、編笠が半円状に撮れるのです!

 さて、雨で中止になった後は、空の調子も良く、順調におわらモードです。ですが、ほぼエンドレスで踊り続けるので休憩が必要です。ラスト30分くらいで休憩に入りました。我々観光客にとってはポジションチェンジの時間帯です。

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 おわらの楽器の中でも胡弓の音が大好きです。これは、お猿大好きな五箇山民謡にも使われない楽器でして、おわらの特徴でもあるんでしょうね。この音が、おわらの哀感漂う旋律になっていくんですが、この胡弓を上手に弾くのは難しいようで、先輩の地方さんが若い女性の地方さんにアドバイスをしているのも見かけました。

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 地方さんも、自分の担当する楽器に誇りを持っておられるようで、実に大事に扱って音合わせもやっておられます。

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 休憩中は、この周辺は地方さんの撮影会状態になります。輪踊りの最中は、輪の中になってしまうので、なかなかうまく撮れません。踊り手がいなくなった時がチャンスってワケですね。

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 空を多めに入れて撮ってみると……、

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 これはこれでアリじゃないでしょうかね?

 さて、踊りが再開です。

20090818

 今度は、公民館の格子戸が写る様にしながら、列の奥行きも写るようにしました。輪の中では、踊りの別バージョンが踊られていた。その踊り手が右側に写っている。

 更に、先ほどとは反対側のコーナーで撮ったのがコレ。

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 カーブ状に女の踊り手が進んできます。本当ならもうちょっと後ろに続いていて欲しかったし、民家に明かりが欲しかった。若干暗いのが残念。

 最後に、脚立を持っていなかったために近くのブロックに乗って高いアングルから撮ったのがコレ。

20090820

 最後の休憩からの輪踊りは観光客も輪に入って踊れるというもの。これをやりたくてやってくる観光客も多いそうで、輪の密度が高くなります。それにしても、ごった返していますね。前夜祭でコレですから、本番はどうなることやら……。

 では、今回の下新町の前夜祭はこれまで。実は前夜祭は合計3夜お邪魔していますので、次は今町の前夜祭にお邪魔したいと思います。

 あ、それから、コメントくださっている皆さん!返信が遅くなってスミマセン!必ずやお返事させていただきますので、懲りずにコメントつけてやってくださいね!!crying

 ではでは。

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コメント

親愛なる お猿さんへ、「08風の盆のレビュー」ありがとう御座います。wink
一文字一文字味わいながら、読んでいきました。ゴッツサンでした。

今年の本番祭は、スケジュール上で御都合が付かなかったのですね。そうですよね、お猿さんは職業がフォトグラファーだから、この事件ばっかり張り込み(密着撮影)している訳には、行きませんものね。
私も、本当は、お猿さんに撮影依頼してばかりいないで、自分で富山へ行って撮影すれば良いと内心では思っています。

お猿さん、今年の本番祭りの3日間は、私がウェブで何気なく掴んだ情報では、雨の気配が漂っていたとの事でしたが、どうだったのでしょうかね?
お猿さんの、本心から、風の盆を撮影してみょうという気持ちが現れているレビューだと思います。だって、前夜祭に3夜も通われての撮影されているのですもの。風の盆は、確か11地区で行われているから、後10年間は通い続けられるますね。

是非、全地区完全制覇なさって下さい。
八尾の人は、「風の盆の為に一年を掛けて過ごす」と、富山の情報誌に書いて有りました。土地の人が、本気で身を尽くしされているから、魅力溢れる素晴らしい風物なのでしょうね。

私の撮影活動も、9月のこれから本格化します。(9月と11月が主体です。)
八尾の土地で、一生懸命に取り組まれてこられた貴方に少しでも、喜んでいただける写真を撮れる様に頑張ってみます。

それでは、また...........遊びに来ますね! dog


投稿: cameraman_hide | 2008年9月 8日 (月) 21時20分

いつもながら、力の入ったレビュー、しっかり拝見させていただきました。
お書きのように、WBを調整して「赤かぶり」をとってしまうとクリアになる反面、その場の雰囲気が伝わらなくなってしまうんですね。完璧なデジタル処理も、行き過ぎるとやっぱり味気なくなってしまうのでしょう。
参考までに・・・ですが詳細の設定を少し教えていただけると幸いです。
(ISO感度とかSS、絞り値など)
次期機種の選定材料と、来年の夏祭り(平塚七夕まつり)の参考にさせていただきたいと考えています^^

投稿: flipper | 2008年9月 9日 (火) 22時33分

○cameraman_hideさん、コメントありがとうございます。

半分寝ながらブログ書いているので、一文字一文字読まれると誤字脱字&支離滅裂な表現ばかりかと思うので、流し読み程度でお願いしますねcoldsweats01
で、心配してくださった風の盆本番ですが、ズバリ、本番は天候に恵まれずちょっとしか町流しとかされなかったようです。そういう意味で、本番さながらに順番に町踊り開催してくれる前夜祭はフォオトグラファー的には落ち着いて撮れて良いですね。今回は前夜祭で正解でした。
八尾の人は老いも若きもおわら大好きですね。すごく団結していて、他人ながら嬉しくなりました。これからもこういうものは撮っていきたいと思います。
hideさんの力作も楽しみにしています!!

○flipperさん、コメントありがとうございます。

WBの設定次第で、写真のイメージが全く変わってしまうのでかなり重要ですね。RAWで撮れば撮影時にはさほど気にしなくていいみたいですが、お猿は基本JPEGなんで撮影時に数パターンWBを変えて撮っています。たまに蛍光灯にして撮ると面白い効果がでて楽しんでいます。
今回の撮影では、F2.8通しのズームは必携でした。他にも色々とレンズを持っていきましたが、ごった返しているので単焦点を使って足で距離を稼ぐなんて無理でしたからね。ストロボ撮影で、スローシンクロ。ISOは大半が400〜800でやっています。これで、ブレの量を決めます。ブレを出したい場合は400くらいで撮り、そこそこに止めたい場合は800くらいで撮っています。1000を超えてしまうと流れる雰囲気が出ないのでやっていません。
被写体の明るさはもっぱらストロボの発光量に依存しています。これは街灯があるかないかでも設定が変わってきます。-1EVで撮ることもあれば、+1EVで撮ることもあります。ディフューザーを使うとストロボ使用とは思えない自然さかと思います。そして、背景の明るさは露出補正で調整します。そこそこに落とさないと被写体が浮き上がりませんし、落としすぎるとストロボ撮影っぽくなって面白くありません。この辺も撮りながら調整かと……。あとは、基本的に絞りは開放ですね。ソフトフォーカスっぽい方がノスタルジックな感じが出ると思います。

そんな感じです。

投稿: フォトグラファー猿 | 2008年9月16日 (火) 21時12分

25~6年前の石川さゆりさんの「風の盆恋歌」ヒットの頃から八尾に茨城県から通っています、高橋治氏の同名小説の舞台になったおわら風の盆”の町八尾、
ディフューザーを使われてスローシンクロで撮られているのは自慢しているので分ります、現在ISO感度がどれだけある機種をお使いなのかはっきりしませんが
たとえディフューザーをつけてもシンクロ時の被写体(踊り手)への不快感はストレート発光といくらも変わりません、フラッシュは自粛しましょうと耳にタコが出来るほど
聞いているはずです、八尾の人達が大事に育ててきたおわら”・・・勿論20~30万人もの観光客が来町するのですから「私達が楽しめばいい祭り」とだけ言う訳には行かないでしょう。
しかし、阿波踊りや郡上踊りのような気持ちを爆発させる祭りではないのではないでしょうか? 男踊りにも女踊りにも収穫に感謝しホタル取りに楽しく興ずるやさしい女性のしぐさ・・・
私も25年前フィルムカメラで夜間の撮影で30本のフィルム全てが駄目でした、当事は殆どのカメラマンはフラッシュを使っていましたが私はあえて使いませんでした、
現在はデジタルになり高感度の数値設定が出来それにF2.8クラスのレンズを併用すればフラッシュは使わなくてもよいのではないでしょうか、ふざけるな!と言われそうですが非常に
低照度のところはカメラ無しで静かに見て楽しむのはいかがでしょう、お猿様の立派なブログを見ているといつまでたってもフラッシュ無しの素敵なおわら”は実現しないのではないかと
心配です。

投稿: yaokazu | 2014年9月19日 (金) 01時01分

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