稲穂の五箇山からコスモスの夢の平へ……
お猿@おはようございます。
世間では、おしなべて3連休ということですが、ガンダム好きの友人の前で「ん?“黒い三連星”って何だ?」とか「“ジェットストリームアタック”って何だ?FMラジオの深夜番組にしては攻撃的だな」と言って呆れられてしまっているお猿です。
……いや、“3連休”と“黒い三連星”は全く関係ないですね。
そんなガンダム好きをも巻き込んでいる3連休ですので、お猿もちったぁ撮影に歩き回ろうかと思っている次第であります。その前に、ブログもまとめて更新しておこうと思うのですが、せめて先月末の「城端むぎや祭」の記事だけでも完結させておきたいものであります。
まあ、むぎや祭は終っていたのですが、シリーズ最後の記事である「『true tears』の城端で“むぎや祭”を撮る(2)」の記事を書いた翌日に再度、五箇山を訪れていたのですね。そこら辺までをしたためて、むぎや祭シリーズは完結しようと思う所存であります。
2日後になぜ五箇山に訪れたのか……というと、もう一度、賄い食をタダ食いしたかったためではなく、黄金の稲穂がなびく中の合掌造りをどうしても撮り直したかったからなんです……が、曇天。
本当は、日光に輝く稲穂……といきたかったんですが、屋外撮影は天候任せ。雨が降らなかっただけでもめっけものということで、曇天なら曇天の良さということで、しっとりした合掌集落を撮ろうじゃないの、ということでチャレンジしてみました。
合掌の里にさえ駐車すれば駐車料金はタダというのが菅沼集落のありがたいところ。相倉集落は家並みは好きなんですが、駐車料金っていうか協力金が取られますからね。D700の為にコツコツと貯金したいお猿としては、駐車料金だってバカにならんのです。そんなワケで菅沼集落っていうことなんですが、相倉にしても菅沼にしても、広大な稲穂の海というシチュエーションはちょっと見つけられない。
菅沼集落だと、合掌造りがほぼ円形に囲んでいるのですが、その中にある田んぼはあまり広くないし、観光客がゾロゾロ写ってイマイチ。ならば、中がダメなら外から撮れば……ということで、集落の外に広がる田んぼへと足を運んでみた。実はこの田んぼが広かったりするのだ。そこから、撮ってみたのがコレ。
如何ですか?稲穂メインで撮ったのでかなり面積を使っていますが遠近感も出て結構イケルと思います。ちなみにWBを曇天にしてあるので、青みが取れて稲穂が稲穂らしく写っていると思います。まあ、田んぼの面積が多すぎる気もしますが……。ちょっとした棚田みたいになっているので、奥に2段ほど田んぼが見えますし、合掌造りの横の立ち木も良い感じかと思います。これは菅沼集落の内側からは見えない風景です。
これをちょっと目線を変えて撮ってみるとこんな感じ。
あえて田んぼの端を入れて曲線部分を作ってみました。黄色の雲って感じじゃないですか?後方の山々も少し多めに入れたので、山奥の秘境っぽさが出たんじゃないかなぁ?こっち側から撮ると、合掌造りの土産物屋とかも写らずに結構イケます。
更に……、
これは、菅沼集落の五箇山民俗館なんですが、正面から見ると民俗館の看板とかあったりして風情がありません。そこであえて横から撮ってみました。
如何でしょう?手前にちょっとした田んぼと花が咲き、木々もイイ感じかと思います。規則正しく並ぶ障子戸と、その上のぶ厚い茅葺の屋根が田舎の家らしくないですか?あの辺に、割烹着姿のお婆ちゃんと三毛猫なんていたら典型的な日本家屋なんですけどね。あ、あと干し柿が吊るしてあると最高かも!!
……とまあ、天候も天候なのに加えて、V字谷で空の狭い五箇山は暗くなるのが早い。ぼちぼち帰ろうかと近くの赤尾の道の駅に寄ったところ、「合掌造り集落」としてユネスコ世界文化遺産に登録されているもう一つの集落「白川郷」がここから20キロもない先ということを標識を見て知った。時速60キロで走れば20分で到着だ。国道156線の制限速度なんて気にしない!未経験の白川郷……これは行かねばなるまい。
国道156線(通称イチコロ)をひたすら南下。五箇山は富山県だが、白川郷は岐阜県だ。それだけで遠いと感じていただが、何てことはない時速60キロで走れば20分足らずで到着する距離だ。自宅から五箇山へ来ることを思えば近いもんだ。もうちょっと早く走ればもっと早く着く。
そんなワケで、庄川沿いにひたすら走っていくのだが、途中で庄川が蛇行する。そこでは、国道も蛇行するのではなく、蛇行する庄川を突っ切って走ることになる。ここで面白い現象を見ることができる。
これは、庄川が蛇行し始めるところにある看板。「虹のかけ橋 飛越峡合掌ライン」というもの。蛇行する区間は県境が庄川に沿っているため、橋を渡るたびに県が変わるというもの。橋を渡るたびに「富山県」→「岐阜県」→「富山県」→「岐阜県」……となっているので実に鬱陶しい。
富山側から走っていくと最後に渡るのがこの合掌大橋。
手前が富山県で向こうが岐阜県。しかし、ここまで来る間に数回岐阜県を通ってきているので頭が変になりそうだ。いや、すでに変か……。
……でやってきました。人生初の白川郷!夕暮れでかなり暗かったのですが、展望台に車ごと上がって撮ってきました。
中央右に縦に走っているのが国道156線。合掌集落の中を突き抜けているだけに、集落の中を何台もの乗用車がビュンビュンと走っている。特にこの道沿いは土産物屋が多く、観光客も多い。広い駐車場を保有している合掌造りもあったりして近代的だ。国道を走っているだけでは見落としがちな五箇山とは全く異なる。合掌造りの数も非常に多い。
ただ、この国道がいかにも邪魔だ。仕方がないので、国道より右を切ってみた。
チョロっと国道が入っているが、白川郷らしくなる。まあ、この展望台からの写真は定番構図なので、これでコンテストなどの賞をとるのは難しいと思う。それにしても、家屋が多い。特徴的なのが中央の合掌造りの家並みだ。これを縦位置でフレーミングしてみた。
う~ん、合掌集落らしくなったような気がします……が、結構、普通の家屋もあったりしてなんともかんとも……。
富山県民だからなのか正直なところ、合掌造り集落では白川郷より五箇山が好きだ。
確かに家屋数では五箇山の2集落を合わせても白川郷の集落にはかなわない。しかし、風情ということで言っていくと如何にも観光地化してしまった白川郷よりも、五箇山が好きだ。確かに、五箇山もみやげ物屋とか民宿化しているが、どこかひっそりとしていて文化が生き残っている気がする。代表的なのが五箇山民謡かと思う。人々の生活から生まれた民謡がかくも多く残っているのが五箇山だ。更に、白川郷を走っていて目に付いたのが「飛騨牛コロッケ」とかいう看板。対して五箇山で目にするのが、ソバとか五平餅、岩魚などなど。ここにかつて住んでいた人々が口にしていたものだろう。また、塩硝製造などいずれも残っているのだが、五箇山はその文化を随所で残している。そんな文化丸ごと生き残っている五箇山が大好きだ。何よりも民謡が良い。
……と、白川郷ファンの皆さんは気分を害されたかもしれないので、あくまで富山県民であって五箇山贔屓のお猿のたわ言として聞いていただければ幸いです。
そこで、皆さんは「白川郷・五箇山の合掌造り集落」のうち、どの集落がお好きですかアンケートを作成しました。回答は1回のみ!回答すればアンケート結果が表示される仕組みになっています。是非、ご参加ください!!
……というわけで、どうでもいい選択肢も含まれていたかと思いますが、シャレと受け止めていただければ幸いです。
そんなワケで五箇山と城端のむぎや祭ネタは完結ということで、次のシリーズに行ってみましょうかね。
五箇山とか城端は、南砺市なんですが、その隣が砺波市です。砺波市は、散居村やらチューリップの栽培で有名ですが、実はもう一つ有名なものがありました。それが、
夢の平のコスモス!
夢の平っていうのは、「夢の平スキー場」と「夢の平コスモス荘」ってのがある場所なんですが、秋のこの季節、スキー場のゲレンデが一面のコスモスでいっぱいになります。
この開花の時期に合わせて「となみ夢の平 コスモスウォッチング」という粋なイベントが開催されます。ご覧の通りのコスモスなんですが、遠くの建物から撮ったのでは、ただの赤い絨毯で面白くありません。グッと寄って遠近感を活かし、コスモスの花弁の形状がハッキリ分かるように撮りたいものです。
そこで、通路から撮ったのがコレ。
如何なもんでしょう。ところが、この時は天候もあまり良くなく、初チャレンジということもあって作品としてはイマイチ。何よりもコスモスの背丈に圧倒されました。お猿の身長が178cmなんですが、それを超えるような高さです。手前から奥に広がるコスモスってのを撮りたかったんですが、これは脚立でも使わないとダメなんだろうか?こんな斜面で脚立は危ないし何よりも他の見物客に迷惑だもんな。
そんなワケで、本日はもう一つのイベント「スカイフェスとなみ バルーン大会」ってのが行われるそうですので、その撮影も兼ねて再チャレンジしてみたいと思います。天気も良さそうだしっ!!頑張るぞ!!
ではでは。
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