“スカイフェスとなみ”で熱気球を撮る(1)
お猿@おはようございます。
この3連休は、富山県内はおしなべて天気がよろしく、特に最終日の今日は快晴にて撮影日和でした。今日のところは、午前は屋外にて撮影、午後は仕事にて室内撮影って感じです。やっぱり、ぶ厚い雲を計算せずにバシバシ撮れるのは、気持ちがいいもんです。
さて、昨日は「稲穂の五箇山からコスモスの夢の平へ……」という記事を書きましたので、砺波市夢の平のコスモス撮影ネタかと思いましたが、意表をついて熱気球ネタです。しかも、2回シリーズのつもりですので、熱気球もろとも浮かれ切っていきたいと思うよっ!
そんなわけで、欲張りな砺波市は、夢の平でコスモスウォッチングなるイベントを開催していながら、チューリップ公園の近くの中村グラウンドという所で“スカイフェスとなみ バルーン大会”という浮かれたイベントをやってしまっていたりするわけです。
このイベントは3連休毎日開催されるもので、お猿はまず初日の夜から行ってきました。ちなみに気合を入れれば自宅から20分で到着する場所ですので実にありがたい。
バルーン大会の競技会そのものは日中に行われるのですが、初日の夜は「ナイトフェス」という大人の香りのするイベントが行われる模様です。どうやら、夜間試乗体験ができるという夜型の人間にとってはもってこいのイベントでありまして、500円ほど支払うと熱気球に乗せてもらって、しばらくの間、浮かれまくることができるという粋なはからいです。
到着してみると、こんな感じ。
夜間の気球はメルヘンというより不気味な巨大な物体という感じ
2つの熱気球がありまして、「ゴー、ゴー」というバーナーの音が聞こえてきます。熱気球というものは初めて見るのですが、こんなにやかましいものだとは思いませんでした。それにしても暗い。気球に乗って写真を撮ろうかと思いましたが、大した写真が撮れそうもないので、下から狙うだけにしました。この写真では、ナイター照明に照らされて不気味に浮かび上がる気球でございますが、定期的にバーナーで気球内に熱風を送るために、その時はバーナーの炎で気球が光ります。
それが、これ……。
バーナーそのものは、連続で2~3秒ほどしか出さないので、2つの気球が同時に光るタイミングを見つけるのに苦労した。また、気球の重なり具合などポジショニングにも気を遣う。露出は、光った時にスポット測光で測っているのだが、バカ正直にやってしまうと、バーナーが明るすぎるのでオーバーしてしまう。かといって、マイナス補正するとバーナーしか写らなかったりするので、気に入った露出で絞りとシャッタースピードを記録して、後はマニュアルで固定して撮りまくった。これで結構イケル。
2つとも上空に上がった時に撮ったのがコレ。さすがに夜間に撮るのは難しい。相手も動いていることなので、極力シャッタースピードも落としたくない。
バーナーから炎が出ているときでも、バーナーの強さ加減で明るさが全然違うので、非常に難しい。露出オーバーやらアンダーを量産しながら撮りまくった。
以前に八尾の「おわら風の盆」を撮った時に、ぼんぼりを撮ったのだが、今回は移動式巨大ぼんぼりの撮影と割り切った。しかも、頻繁についたり消えたりを繰り返す。
ちなみに、この試乗に関しては、数名乗せたら8階建てのビルくらいの高さまで上がって、しばらく止まった後、降下してくる
というもの。実際の競技会のような高度までは上がらないのだが、こんなことは未経験な人たちばかりなので、悲鳴
をあげる人も結構あった。
最後は、ゴンドラ付近でバーナーを噴射している所を撮影。手筒花火の写真をフォトコンテストになると見かけるが、それを見ているような気分だった。火炎の撮影……奥が深いぜ。
……とまあ、夜間の撮影は「移動式巨大ぼんぼり」の撮影ということで、色彩的にも面白くないので、後は翌日からの競技会を撮ることにした。
そして、翌朝……。
どういうわけか、競技会のスタートは実に早い。早朝7時からのスタートだ。夜行性のお猿にとっては非常に厳しいのだが、7時スタートの時には現場にいた自分を褒めてやりたい。
到着してみると、1つの気球がスタンバイしていた。ゴンドラを倒し、気球の中に熱風を送り込む。この時は、バーナーがフル稼働ということもあって、かなりやかましい、がチームの皆さんは超真剣。
ゴンドラに接近して写真を撮っていると危険なので注意されるよ!
このペッタンコの気球が、かなりのペースで膨らんでいく。
手前にこんなにでっかい穴があいているのに、どうして萎まないんだろうと思うのだが、これが科学ってヤツだ。そうこうしている間に、気球は完成。それにしても、バーナーの熱で気球が融けないのかねぇ。
他の気球も続々とできていきます。単体で撮るよりも、少し重ねて撮ると奥行きもあるし、色彩的にもグッドな気がする。撮影には、勿論C-PLフィルタを使用しているが、これによってキャンバスとなる空がグッと青空になるし、気球の彩度も増して華やかになる。
そして、最初からやっていた手前の気球は離陸した。どうも、全ての気球が一斉に飛び立つのではないらしい。この気球が飛び立った後でも、ペッタンコの気球があったり、まだ膨らましている最中の気球もあるのだ。その写真がコレ。
手前から奥に向かって、気球の膨らむ工程というタイトルが付けられそうな写真になった。上空には最初に離陸した気球がかなり小さく浮いている。それにしても、色とりどりだし、気球の形状からしてもメルヘンな気分になる。
思いっきり派手に撮ろうぜ!
……ということで、ピクチャーコントロールは「ビビッド」に設定。これでかなりメリハリのある写真になる。色飽和……?知ったことかっっ!!
最初の気球がかなり遠くに行った頃には、大半の気球が飛び立つ準備が出来たようだ。
一番奥の気球が「巨大なイチジク」に見えるのは、お猿だけでしょうか?
そして、これらの気球が続々と宙に浮いていく……。
なかなか一斉に飛び立つというわけにはいかないが、離陸した直後くらいを狙うと、先に飛び立った気球も含めて面白い写真になるようだ。それにしても、「愉快」という言葉が似合うのが気球だと思う。
地表を入れずに撮ったのがコレ。
……富山っぽくないな。アメリカと言っても通じるんじゃなかろうか?上空の気球になればなるほど、下から見上げた感じに見えるが、これはこれで結構面白いと思う。
更に別アングルで撮ったのがコレ。
木や鉄塔などを入れて撮ってみました。総じて、全ての気球が逆さのイチジクの形状をして写っていると思います。これはちょっと、遠くを撮ったからですね。
いい加減、全ての気球が飛び立った後に、車に飛び乗って気球を追いかける。砺波市役所の近くの田んぼに気球がボテボテと降りてくる。
既に稲刈りの終った田んぼ。どこの誰の田んぼか分からないが、住宅密集地ではない散居村の砺波市だからこそ、大抵の所に安全に降りられるということでバルーン競技会が開催可能なのだと思った1枚。
そして、フト今来た道を振り返ると、続々と気球が追っかけてきていた。
現実には見られない光景なだけに、堪能しました!
逆光気味なので、気球は暗くなってしまったが、あちこちで浮いたり沈んだりを繰り返している。どうも、どこかにターゲットがあるようで、そこになるべく近いところにマーカーを落とすのが競技会のポイントっぽい。
まあ、そんな感じで、2日目の競技を撮ってみました。
この反省を活かして、最終日である本日撮ってみたのですが、その結果は次の記事で!
ではでは。
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コメント
いくつもの気球が大空にあがる姿は爽快ですね。
流れる清清しい風が感じられます。
次回を楽しみにしています。
投稿: べあまんさん | 2008年10月13日 (月) 20時24分
べあまんさん、コメントありがとうございます。
大きな大会に比べたらバルーンの数は少なめだと思うんですが、人生初バルーンでしたので堪能しました。
そこそこに青空が気持ちよかったので何よりです。富山は空気もきれいですし!!
さて、今日はどんな写真が撮れたのやら……。
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年10月13日 (月) 21時11分
こんにちは、コメントありがとうございました♪
私も写真が趣味で、昨日は気球とコスモスの写真を撮りに行ったんですが・・(汗)
情報収集が甘かったですね、残念でした(^-^;
その代わり、こちらのページで雰囲気を堪能させていただきました(笑)
投稿: sillagojaponica | 2008年10月14日 (火) 12時45分
sillagojaponicaさん、ようこそ!
最近は情報収集って大事だと思います。ネットって便利ですよね!
続編も書いたので是非ごらんくださいませ~♪
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年10月15日 (水) 00時35分