音羽電機工業の雷写真コンテストの結果が…!
お猿@おはようございます。
ここんとこ一気に冷え込んでいるお猿のフトコロと気温ですが、今朝はいつも通りに目覚めて、フト窓の外を見て青ざめた。
雪…積もってるじゃん!
何でも積雪の初日は観測史上2番目の早さらしく、平年より18日も早いとのこと。ちなみに昨年よりも41日も早い。誰だっ、今年の冬は暖冬なんて言ったヤツはっっ!
そんな想定外のことが起きてしまったので、毎年12月に入らないとスタッドレスタイヤに交換しないお猿はますます青ざめた。積雪と言っても、まだ本格的な冬でもないので路面の雪はシャビシャビなシャーベット状。実は、こういう状態が一番スリップを起こし易いのですナ。つまり、スタッドレスタイヤに交換しないと普通タイヤは自殺行為。
更にお猿の夏タイヤは、F1の晴天用タイヤ一歩手前のミゾの状態だったので、これで雪道は絶対に走りたくない。朝ごはん食べている場合じゃなく、ダッシュでタイヤ交換しました。F1のピット作業には敵いませんでしたが、カーマで安売りしていた油圧ジャッキがあったので、ジャッキアップはかなりスピーディ。何とか仕事に遅れずに行けました。
皆さん、今年の冬は何が起きるか分かりませんよっ!!(新型インフルエンザとか、衆議院解散とか……)
さて、既にすっかり忘れられていると思いますが、今年の3月に東京ビッグサイトで行われたPIE2008で、お猿はうっかりと「PIE2008フォトコンテスト」にて自然の部グランプリというフォトグラファーとしての快挙を成し遂げてしまっていたのですが、その時の作品が、
「龍の巣」
……でしたね。
当時の事をご存じない方は、その時のブログ記事をご覧いただければと思います。その時に、関係者の富士フォトギャラリーのY川さんより言われたのが、「雷専門のフォトコンテストがあるのを知ってますか?是非、チャレンジしてみてください。きっと入賞すると思いますよ!」ということ。
雷専門のフォトコンテストなんてマニアックなことをやっているのは、音羽電気工業株式会社さん。雷による諸々の被害への対策を行っている「雷の総合メーカー」だそうな。そんな音羽電機工業が行っているフォトコンテストが「雷写真コンテスト」というもの。この企業あって、このフォトコンありっていうくらい、関連性が分かり易いのですが、実はこのコンテストはグランプリを獲得すると、なんと賞金が……、
100万円!
これは凄い。さすがに雷写真では国内最大を誇るだけはある。
これさえあれば、D700に、いやD3
かな?レンズだって欲しかった“AF-S VR Zoom-Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
”を買って、モニタも“ColorEdge CG242W
”を揃えられるなぁ
……と、応募する前から、とらぬ狸の皮算用状態でヨダレを垂らしていたのでした。これですっかりフォトライフも充実するんだけどなぁ……。
まあ、それはそうと、Y川さんのススメもあって、龍の巣を撮った時のストックとか、雷の多かった今年の夏に撮りためた物の中から数点チョイスして応募してみた。それが締め切りギリギリの先月10月17日のことだった。結果発表は12月中旬ということなので、暫く何も無かろうと思っていたら、今日、見慣れない電話番号から電話がかかってきた。
1つは、みんぽすのモノフェローズの調査の電話。そして、もう1つが、この音羽電機工業からであった。
電話に出てみると、女性の声。「音羽電気工業の……」と名乗りだした時に、
キターーーッ!
と直立不動状態に……。も、も、もしかして、結果報告の電話かしら?と思って「あ、か、か、か、雷のフォトコンですかぁ?」と上ずって聞くとビンゴだった。そりゃそうだ、それ以外に雷の総合メーカーがお猿に何の用事がある……?聞くまでもあるまい。
女性の声は、どことなく申し訳なさそうに少し震えながら話している。「イ、イカン。落選通知か……」とビクビクしながら聞いていると、
「お猿さんのご応募された○○という作品が、雲の感じが凄くて審査員の先生方もビックリされていました。それで賞をさしあげようということになりまして……」
……とのこと。入選通知を郵送する前の事前連絡のようだった。良かった……少なくとも入賞はしたようだ。さて、入賞作品は名づけて、
「龍の城」
……と言います。
あ、作品にはモザイクはかかっていません。発表が12月中旬ということなので、何となく感じていただければ幸いですので、薄めで遠くから見ていただくなどして堪能していただければ嬉しゅうございます(ホント、すみませんデス)。
作品タイトルは、PIE2008フォトコンの「龍の巣」と1字違いですが、これには理由がありまして、この2作品は姉妹作品なんです。実物を見ていただければ、これはまさしく「城」です。同様に稲妻の走る積乱雲を捉えた一品なんですが、「龍の巣」に比べれば若干広がりに欠けるかなというもの。しかし、放つ光はコッチの方が強烈というものでして、我ながらイイ出来だったと思います。
ちなみに賞は……、
佳作でした。
う~ん、やっぱり「龍の巣」には勝てなかったか……。まあ、審査員を見てみると電気関係の研究所の教授さんが大半っていうことで学術的にも見られたりするらしい。それでも、佳作は佳作!良くも悪くも佳作です。よくやった、オレ。
そんな佳作でも、12月中旬の発表の頃には、サイトにもお猿のコメント付きで発表されるらしいし、入選通知と同時に試用許諾書も送られてくるという事で、今後何かと印刷物に使われるそうな。まあ、その頃に忘れていなければサイトをチェックしていただければ幸いです。
まあ、毎年このコンテストは行われますし、富山県は雷の多い県なのでアドバンテージは高めですね。普通は冬場は雷はシーズンオフなんですが、北陸地方は冬の雷の方が多いくらいで冬もシャッターチャンスがあります。音羽電気工業さんのサイトを見ると、冬の雷っていうのは実に珍しいらしく、日本海沿岸以外はノルウェーの大西洋沿岸に限られた気象現象らしい。そんなレアな雷ですが、富山県の冬の雷は「激雷地区」に指定されているようで、これはかなり面白そう。ドラム缶が転がるような雷鳴は日常茶飯事ですからね!冬の雷にいっちょ挑戦してみるかっ!!
それにしても、今年1年間は、お猿にとってもかなり楽しい1年間でした。雷が多い1年間だったと言いましたが、雷鳴が聞こえると周囲の人はいい顔しませんが、お猿は全く逆で脳内モルヒネ大放出で興奮状態に……。カメラと三脚に手を伸ばしそうになってソワソワしだすという有りさま。
まあ、夜にならないといいのが撮れないので、夜まで待つしかないのですが、毎日、北陸電力の発雷予報をチェックして来る夜のショーに備えておりました。いやぁ、夜空に浮かぶ雷雲!どことなくヤバそうな雰囲気が漂っているのが夜でも分かる。そうなると、ハシゴをかけて屋根に上るお猿。猿とナントカは高いところが好きと言われるが、まさにソレだ。
幸いお猿の自宅は陸屋根なので、屋上が三脚だって立てられる絶好の撮影スポットだ。雨さえ降らなければいいのだが、周囲に高い建物もないので、カーボン製の三脚はかなり危険。それでも、雷撮影はじっくりと待って一瞬を狙う、まさに魚釣りのような感覚だ。アタリが来るまでジックリ待つのだ。う~ん、書いているだけでゾクゾクする。
それで、お猿の雷写真の特徴は、雲重視っていうこと。大抵の雷写真は稲妻重視だけど、お猿は雷雲である積乱雲こそが美しいと思っているので、それが写る様な撮り方をしています。積乱雲の中で雲内放電が起きているサマは本当に見事。そこからチラリズムで見える稲妻がピリッと辛い山椒だ。ただ、お猿の雷写真はまだまだ暗中模索中。
ちなみにお猿が住む射水市は、実は雷撮影の穴場でもあるのだ。まず、富山湾に近いということ。それで、海上の雷もすぐに撮りに行ける。それから、常連となっている青井谷の「食事処 サンキュー」で仕入れた情報だが、小杉ICからサンキューへと続く青井谷の地区は、射水平野から山間地へと続く谷間ということで「雷の通り道
」なのだそうな。確かに理屈から言っていくと通り道だ。そこら辺で構えていればヤツらは通り過ぎるのだ。待ち伏せして収めてやれっていうことだね。
そんな来シーズンへの野望を秘めて、今年の雷写真コンテストは終るわけですが、このコンテストはデータでの応募はできず、全てプリントによる応募。
お猿としては、写真屋でやるほどリッチではないので、自宅にてプロ仕様のインクジェットプリンタであるEPSONのPX-5500を使ってプリントしている。
いつも風呂敷というベールに包まれているPX-5500です
まあ、毎度のことですが風呂敷を被っていますがPX-5500です。これでキッチリとカラマネとってプリントアウトです。
そして、用紙はこれまたEPSON純正のCRISPIA(クリスピア)ですね。
やっぱりCRISPIAで打ち出すのが美しいよね!!
やっぱり、色が安定していていいや。
これに、今回の撮影は「龍の巣」同様のNikon D80によるもの。これに、「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」を装着して撮っている。やっぱり高価な機材は必要ないのだ。
それにしても、フォトコンは審査員の好みによって左右されるとは言われるものの楽しいものだ。自分の価値観で撮ったものを審査員に訴える。お猿のやり方は特定のフォトコンに出すために撮るというよりも、日ごろ撮りためたものから、フォトコンで出せそうなものをテーマに合わせて出していくという「先に撮影ありき」というスタイルなので撮影時は余計なことを考えずに済む。
そうやって今年もかなり写真を撮りためたので、年末にかけて色々と面白そうなフォトコンがあるので、色々とチャレンジしてみようと思う。自由課題というのもあるし、世界レベルのものもあるので、ダメもとでやってみたい。
ちなみにPIE2009のサイトも内容はまだまだだけど開設されていた。恐らく来年もフォトコンをやるだろうから、2連覇は無理だろうけど、楽しみながら応募してみたい。今年は「自然の部」だけだったけど、人間も撮ったので「人間の部」や「自由の部」にもチャレンジして全部門で力試しをしてみたい。それにしても結果発表まで待つのがワクワクするので本当に楽しい。皆さんも是非、PIE2009のフォトコンへ!!
まあ、そんなワケで、決意新たに頑張ろうというワケですが、本日発売されていたCAPAにタイミング悪く、こんな記事が出ていた。
物欲をかきたててくれる記事を毎度載せてくれるカメラ雑誌
カラマネ&広色域の液晶モニターの特集記事だ。ついこの間、このことのネタをやったばかりで、物欲Max状態の時に見てしまった。そして、このCAPAを買ってしまった。特集の扉にはEIZOの最新版のカラマネモニタ「ColorEdge CG242W
」が出ていた。
ヤバイ、欲しい。
でも、今回の佳作の賞金では、とても手が届かない。仕方ない、我慢するか……。
こうやってお猿の物欲は高まるだけ高まって打ち砕けるのでした。
ではでは。
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この記事へのコメントは終了しました。
コメント
「龍の城」がみたいーーーーっ!っす。
姉妹作ですか?
龍の巣は見事でした。
展示会場でも段違いで、一番目を引いていましたから。
それにしても、
「本日発売されていたCAPAにタイミング悪く、こんな記事が出ていた」とは。。。。
普段雑誌をあまり買わないようにしているのですが、そんなべあまんさんも、
まったく同じ動機で、CAPAを購入してしまいました。
それにしても、ただ脳みその足りない自分は、カラマネなるものがやはり理解できず断念。
経済力以前に、理解力で撤退です。とほほ。
後は、猿殿のカラマネ検証、兼、講習特集に期待です。
猿殿であれば、入賞も現実的ですし。
(と、かる~~く背中を押してみる(笑))
投稿: べあまんさん | 2008年11月22日 (土) 10時35分
べあまんさん、コメントありがとうございます!!
姉妹作なんで、雰囲気は似ているんですけど、光の具合は「龍の城」の方がいい気がします。でも、雲の感じは「龍の巣」に敵いません。
カラマネネタどうしよう……。ColorEdge買わないとダメ?
投稿: フォトグラファー猿 | 2008年11月22日 (土) 19時35分