ColorEdge CG241Wでキャリブレーション実践!(1)
お猿@おはようございます。
最近、職場での昼休みにNHKニュースの円相場と日経平均株価をチェックするのが習慣となっております。いや、別にドルを持っているわけでも株を持っているわけでもないのですが、凄く激しく変動しているので、野次馬的に見ております。
それと同時に、変動の激しい三星カメラでのD700価格をチェックしているのですが、さすがは夜になると一気に値下がりする習性を持っているカメラ店だけあって、キャッシュバックキャンペーンを控えたお猿としては気になる存在です。さっきなんか深夜価格で21万円台ですからね。キャッシュバックを適用すれば18万円台ですよ、18万円台!やっぱ気になります。
まあ、レンズも欲しかったりするので、物欲に負けまいと、職場に導入されたAdobeRGBカバー率96%のカラマネモニタ「ColorEdge CG241W」のレビューでもやって気を紛らせています。そんなワケで前回は、ColoeEdge CG241W専用のキャリブレーションソフトである「ColorNavigator」をMacintoshにインストールしました。
今回は、そのColorNavigatorを使って行きたいと思います。
その前に、ColorNavigatorを使ったキャリブレーションの仕方を習得しなければならないのですが、その手法が書かれている書物と言えば、お猿の手元に2種類ございます。
1つはColorEdge CG241Wに付属してきた説明書ですね。もう1つは以前の「ColorEdge CG242Wの誘惑♪」という記事に書いたように、ColorEdgeのDMに入ってきた「チョー簡単!ColorNavigatorの使い方」という書物。DMなんで基本的に捨てるものなんですが、これはどうも捨てられず、「いずれColorEdgeを手にした時の為に……」ということで、カタログ同様にイメトレしていました。これはあくまで販促なんですが、厚みはこっちの方があるんですよね。しかも、見るからに簡単そう……。
そんなワケで、捨てられなかったDMを使ってキャリブレーションをしてみました。
まずは、「1準備編」だそうです。
これはColorNavigatorのインストール方法と、ColorEdgeとPC本体との接続方法と、センサーの接続方法ですね。表紙には「プロ標準のカラーマネジメントモニター……」と書いてありますが、全てが図解。しかも、クマなのかパンダなのか分からない生命体の赤ちゃんがガイドとなっている。しかも、口調も赤ちゃん言葉だ。
お猿もナメられたもんです。
では、ナメられついでに次のステップに移りましょう。次は、「2調整編」です。
ここでは、ガイドがなぜか公家だ。しかも口調が旧仮名遣い。ますます意味不明だ。ここではまず「そもそもなんで、どうしてキャリブレーション?」っていう「そりゃ、ColorEdge購入前の問題だろ?」とツッコミを入れたくなるような項目からスタートしているのだが、そうだ、これはあくまで販促のパンフなんだと納得。スタンダードなやり方、インクジェットプリンタとの色合わせ、希望の目標値への合わせ方など3種類のやり方が載っている。やっぱり、図解は分かり易かった。
この次は「3微調整編」ですね。
ここでは、ガイドが一気に医師になる。しかも、マッドな医師って感じだ。「ここからはやりたい人だけやればいいのだ」と半分「どーでもいーけど」という感じだが、手動調整が入ってくるので気の短い人間には無理だ……。そして、ここのページで「ツキノワ教授の総回診です」っていうセリフがあるので、この生命体はツキノワグマということが判明した。
どうでもいいですね。だいたひかるに「どうでもいい歌」か「どうでもいいラップ」でも歌って貰いたい心境です。
そして、最後が「4定期調整編」となっている。
ここのガイドは、西洋の王様ですな。そして、最後の最後に今まで出てきたガイドが揃って大団円となっている。キャラにも楽しませてもらいました。ここではタイマを使って時期が来たらキャリブレーションを促す警告を表示する設定、そして、再キャリブレーションのやり方などが掲載されている。まあ、モニタは安定しているのだけど、精度を保つには定期的なキャリブレーションは必須だ。頑張ってやっていこうと思う。
では、実演です。
まず、キャリブレータを接続してから、前回インストールしたColorEdge専用のキャリブレーションソフト「ColorNavigator」を起動しましょう。
すると、対応する測定器を選択するダイアログが表示されます。
お猿の場合は、業界ではかなりシェアが高いと思われるグレタグマクベス社の「eye-one display2」を所有しているので、それを選択。フィルタ式のセンサーだけど、評判はいいぞ。
次に「リストから調整目標を選択してください。」とキャリブレーション目標値を選択します。
デフォルトで2つの設定が登録されています。
- CG241W(41375108)印刷用一般設定
- CG241W(41375108)写真・デザイン用一般設定
……とあるが、お猿の職場の場合は前者となる。スタンダードな設定だろうと確認してみると、白色点5000K、ガンマ1.8、輝度80cdとなっている。文句なしの設定だ。ここはお手軽にこの設定をそのまま利用してみたい。
ここで大事なのが、ウィンドウの「状態」のところ。この写真では「4時間経過」と書かれていますが、キャリブレーションする際には、モニタの電源は最低でも30分前には入れておかねばならないので、そういうことを知るにも便利な表示だ。
それからモニター情報として、通算で何時間使ったのかということも知ることができる。
ここで、目標値を設定してからいよいよキャリブレーションなんですが、次に現れるウィンドウはコレ。
測定器の初期化ですね。測定器も調整が必要とのことで、初期化を行います。ちなみにお猿が使っているi1のセンサー部分はこうなっている。
測定器をひっくり返すと細かい吸盤と、その中央にセンサーが見える。吸盤はCRTのキャリブレーションを行う為に必要で、LCDというか液晶では無理して吸い付かせる必要はない。周囲には、黒いウレタンというかスポンジが縁取るように囲んでいる。従って、初期化の際にテーブルなどに置くだけで、
……というように、スポンジが隙間を塞いでくれるので、外光はセンサー部分には入らないようになっている。まあ、お猿の場合は念を入れて上から軽く押さえています。
準備が出来るとモニタ表面に、
……というように、キャリブレータの形が表示されるので、それに合わせてキャリブレータをセットします。前回の記事で紹介したように、ColorEdgeのフードはキャリブレータのケーブルを通し易いように中央の上部がスライドして開くようになっている。
……とまあ、こんな感じですね。そして、キャリブレータがキッチリと画面に接するように、モニタの角度を少々上に向けます。
上からグリグリ押さえつけて吸盤をくっつけようとすると、画面を傷める上に色もおかしくなるので「置く」感じでいきましょうね。そして、スタートすると……、
……と画面の中央には様々な色が代わる代わる表示されます。その色をキャリブレータが読み取って色の基準値からどれくらいズレているかを判断するわけですね。
ちなみに右下には、
……と進行状況が表示されます。視覚的に分かってありがたいものです。
DTPの印刷用途ならプリセットで設定が用意されているので、それを選択すればモニタのボタンをいじることもなく勝手にやってくれます。これは非常にありがたいですね。
さて、注目の結果は……次の記事で紹介します!!
ではでは!
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