なぜか、MacProとColorEdge CG241Wがあるぞ?
お猿@おはようございます。
フォトグラファーということが前面に出ているお猿ですが、本業はDTPオペレーターということで、基本的にインドアな人間です。ある意味、デスクワークでして、職場にはお猿用のスペースを用意していただいております。
画像処理専門ということで、外光の影響を受けにくいということもあって、幸いにも窓際族ではないのですが、お猿の数日前までの作業環境はこんな感じ。
ちょっと前までのお猿の作業環境。かつてはカラマネモニタならCRTが常識だった
締め切り迫っていた時に撮ったものだったと覚えておりますが、原稿などで、かなり散らかっていますね。その辺は気にしないで機器を見ていただければと思います。左にチラッと写っているのが大日本スクリーン製のA3サイズも取り込める業務用スキャナ“FT-S5000”。その右にPowerMacintoshG5、そして、PowerBookG4、LaCieのカラマネモニタの“electron 22 blue IV”。
いずれも名機ですが、これが今日はこうなっていました。
これが地味に大変貌を遂げたお猿の作業環境。まぶしすぎるっ!
間違い探し状態ですが、机の上に原稿がなくてサッパリしている以外に変貌を遂げています。スキャナやノートPCは変わっていませんが、MacintoshがG5からIntel入ってる“Mac Pro”に。そして、モニタがLaCieのCRTから、どこぞのLCDに変わっています。正面から見てみましょう。
隣の12inchのPowerBookG4が可愛らしく見える24インチワイド液晶モニタ!
おや?ワイドモニタですねぇ。LaCieも22インチという大画面でしたが、こっちはどうやら24インチワイドですね。かなり広いように見えますが……、
北陸のEIZOブランドだ!いやぁ、眩しく見えますなぁ~♪
あれ?EIZOだって?EIZOと言えばナナオですねぇ。北陸の誇る大企業じゃないですかっ!これは何というモニタかしら?
暫く前に欲しいぞ~ってブログに書いたColorEdge CG241Wではないかっ!
んん~っ?こっ、これはAdobeRGBカバー率96%でハードウェアキャリブレーション対応のカラーマネジメント液晶“ColorEdge CG241W”ではないかっ!以前の記事でColorEdgeシリーズに恋焦がれたお猿でしたが、フトコロの寒さで断念しておりました。そんなお猿を哀れんでか、職場でMacintoshを増やさなければならなくなったということで、購入していただきました。
まあ、お猿が今の職場に来た時は、Macintoshによる組版ではなく、MOTOYA(モトヤ)というメーカーが作っていたAX-ELというUnixベースで動く組版システムを採用していました。今ではPDF/X-1aによるワークフローが確立されつつあるものの、現状はまだまだPostScriptが主流。しかし、このAX-ELはPS環境ではなく独自の環境で行っていたために、PostScriptフォントは使用できず、もっぱらモトヤのオリジナル書体しか使えなかったんですね。不便なようですが、日本語による書籍の組版は大変やりやすく、これで、面付けからイメージセッターによるフィルム出力までこなせていたのでスグレモノだった。
しかし、画像処理ばっかりは苦手なようでして、そこだけはMacintoshのお世話になるしかないと、鳴り物入りで導入されたのが“PowerMacintosh G3 MT”だった。ちなみに、OSはMacOS8。画像処理用ということで、これにはSCSIボードを装着して、FT-S5000とSCSI接続で接続してスキャニングを行うというスタイルだったのですが、ここからMacDTPの悩ましげな歴史が始まったんですね。
今では、MacintoshもMacOSXという世代に入っているのですが、ちょっと前までは、DTP業界だけはMacOSX化が非常に遅れていたのだった。しぶとくMacOS9を使い続け、いざOSX内蔵Macintoshが登場になると、OS9とのデュアルブートモデルを急いで購入する業界人が殺到した。そして、そのMacintosh上で動かすアプリケーションは完全にAdobeの天下。数年前にCSシリーズに移行してからというものDTP業界を泣かせている。そして、更に泣かせていたのがフォントの問題。OCFとかCIDといったフォントからOTFに移行していくということで、その流れについていけないところも出てきたのだ。ソフトウェア的な部分だけでも、OSとアプリとフォントのバランスが非常に難しい。AdobeソフトなんてMacOSの最新版でなければ走らないということがありがち。とにかく、設備投資しようとすれば最新のMacintoshしかなく、そうなるとAdobeアプリも最新版しか売っていない。極力、他のマシンとアプリの足並みは揃えなければならないし……。設備投資にも費用がかかるのだ。
改めて、なぜ、DTP業界は遅れ気味なのか?
それは、最終的に印刷用の版にする機械などが非常に高価であるために、RIPやセッター、CTPなどの機械が対応しないとMacintoshばっかりアップグレードしても出力ができないのだ。Macintoshをアップグレードすれば、その辺も対応させねばならず、実に面倒臭い。
実は、今回のMacProの導入でも悩みがあった。お猿は画像処理担当ということで、InDesignなどによる組版専属スタッフよりはマシンスペックを必要とする。特に最近の多画素デジカメの登場によってRAW現像などをやろうとすれば、更にスペックが必要だ。そういう理由からか、新規導入のMacintoshはお猿に回してくださることが多かったのだが、その都度、足かせになっていたのがコレ。
業務用機器は検証に時間がかかって対応が遅いのだ
大日本SCREENのFT-S5000ですね。通称「ワニ」。SCSI接続であり、業務用ということもあって、周囲の環境への対応が遅れ気味だったのだ。これを導入した頃の環境が、PowerMacintoshG3&MacOS8で、SCSI接続で走らせるというもの。ここからG4になる段階で、スキャナ専用ソフトのバージョンアップ&最新のSCSIボードへの変換を行った。そして、G5になった時には、SCSIボードがロクに対応せず、苦労したが何とか乗り切った。そして、今回はMacProだ。CPUからして違ってくる。MacOSXも10.5になってくるので何かと対応が難しそう。
今回は幸いにして、MacProとMacOSX 10.5への対応が出来るメドが立ったので「お猿が使いたいですっ!」とお願いし、更にダメもとで「ColorEdge CG241Wが欲しいッス!」とフロアに大の字になってダダをこねてみたのだった。そういう経緯があって、職場のお猿の机には、このゴールデンコンビがあるわけなのだが……。
その辺の移行で苦しんで二の足を踏んでいらっしゃる同業者も多いかと思いまして、ColorEdgeのレビューは勿論だが、暫く優先して、MacPro&MacOSX 10.5(Leopard)&ColorGenius EX2という組み合わせでGenascan5000(FT-S5000)を如何にして乗りこなすかをレビューしてみたいと思う。
ではでは。
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