お猿@おはようございます。
まずは、いつの間にやら26万ビューを突破です
!
あざーっす
!
今後とも是非とも、踏み続けていただければ幸いです。
先日の2月8日(土)~9日(日)と、お猿がこよなく愛する五箇山にて、四季の五箇山「雪あかり」というライトアップイベントがあったので行ってきた。お猿としては、D700
の本格デビュー戦である。ライトアップということは、夜間がメインのイベントだけに高感度特性が期待されるD700の本領発揮が見られそうだ
。
ちなみに、この五箇山の合掌造り集落はユネスコ世界文化遺産に登録されているのは有名だが、最近いろいろと話題があった。
- 「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」にて、五箇山が最高の三ツ星評価!ミシュランガイドって言ったら、レストランガイドで有名ですが、それの観光地バージョンですね。日本の観光地の中で「わざわざ旅行する価値がある」と評価されたということもあって、南砺市も少々浮かれ気味です
(参考サイト)。ちなみに日本の観光地で三ツ星評価だったのは、五箇山を含む17箇所だったそうです。
- 日経リサーチの「地域訪問者の満足度」の観光地ランキングで7位!ミシュランガイドの三ツ星評価には合掌造り集落の白川郷も含まれているのですが、こちらでは五箇山のみがランクインということで、富山県民としては非常に嬉しい限りです(参考サイト)。しかも、7位以上を見てみると沖縄か富山ばかりで、富山って観光地としてはスゴイところなのだと思ったのだった。
……まあ、そんな感じです。
ちなみに以前に行った「世界遺産の合掌造り集落。あなたが好きな集落は?」という投票の現在状況は下記の通り。
……う~ん、菅沼集落も相倉集落も萩町集落もトントンですね。全く関係のない島根県の石見銀山が善戦しているのが気になります
。まだまだ、投票を受け付けていますので、ガンガン投票してくれよなっ
!!
そんなトレンディーな五箇山ですが、夜と言わず昼過ぎには到着してしまいました。こういうイベントの時には、菅沼集落の駐車場ではなく、隣の合掌の里の駐車場が開放されるので、そちらに駐車。協力金ということで500円が徴収されるが、五箇山萌えなお猿は喜んで献金させていただきましょう!!
すると、こんなステキなものが貰えます。

実際に500円払っているんだけど、この100円券が、やたら嬉しかった
当日のイベント会場である菅沼集落と合掌の里の楽しいショッピングガイドと、そこで使える100円券!これは実に嬉しい。この100円券、何に浪費してくれようか
?
ひとまず、車には一通りの機材を積んできているのだが、このタムラックのカメラバッグを持ち歩くだけで撮影の士気が下がるので、駐車場でリュック型のバッグに必要機材を詰め替える。

車のハッチバックの中は、撮影の基地となっているのだ
ここから先は、このバッグと三脚だけを持っていけばいいので、両手は比較的自由に使える。ちなみに三脚はレグポシェットで運んでいるので、肩掛けです。
合掌の里から菅沼集落への道中に仮設テントの「うまいもん市」が開催されていた。そこで、まんまと手打ちそばの勧誘にひっかかる。勧誘主である道楽クラブのおばちゃんは実に元気だ。初めて会った気がしない。
「今、作ったばかりで一番乗りだから、タダでいいよっ!
」
……とのこと。さすがに、それは申し訳ないので、
「じゃあ、この100円券で……
」
……と気の弱いお猿は、早速100円券を浪費してしまった。
「味が薄かったりしたら教えてねっ!
」
……と言われた。どうも、お猿は味見役に抜擢されたらしい。しかし、この味見役は後ほど「毒見役」と言われることになるのであった。タダほど高いものはないとは、よく言ったものだ。それにしても、以前にも五箇山の合掌の里では、竹中家にて絶品の賄い食をタダ食いさせていただいたりと、恵んでいただくことが多い。五箇山の人ってイイ人すぎます!これだから、五箇山は大好きだ
。

とろろのかかった手打ちそばは素朴で美味しかった♪
実際に食べた手打ちそばは、とろろがかかっていて実に素朴な味わいだった。手打ちそばの味がよく出ている。つゆは少々薄めだが、これがまたそばの味を引き立たせる。何よりも、そばを作ってくれている道楽クラブのおばちゃん達と笑って話しながら食べるのがうまい。やっぱり、撮影に来たら現地の人とガンガンしゃべりたい。五箇山はお猿の肌に実に合う。
そんなワケで、そばをタダ食いさせてもらったので、当初の昼食代の予算が浮いた。折角なので、同額で食べられる岩魚(いわな)の塩焼きにチャレンジした
。

やっと食べれた岩魚の塩焼き
お恥ずかしい事ながら、お猿は五箇山に何度か来ていながら岩魚にありつけたことがなかったのだ。実は、お猿は富山に来るまでは太平洋側に住んでいたのだが、実は山育ち。小中学校の頃は学校の行事でヤマメやらニジマスなどの掴み取りをしては、河原で塩焼きにして食べたものだ。富山に来て、魚といえば海の魚ばかり食べているが、川魚の淡白でありながら香りがよく、ホロホロと身が崩れる食感がたまらない。
こうして久々に川魚にありつけた。しかも、初挑戦の岩魚だ。川魚の一番おいしい食べ方は串刺しにして塩焼きにするに限ると思う。事実、炭火で焼いてあったので、頭から尻尾まで骨ごと食べられた。ハラワタは取ってあるので、何の抵抗もなく丸ごと食べられる。塩だけで川魚の味が一気に引き出される。これはうまい!塩味だけなのに実に贅沢だ。やっぱり五箇山に来たら、合掌造りもいいけど、食生活を含めた「文化」を丸ごと堪能したい。なんてったって「ユネスコ世界文化遺産」なのだから……。
さて、腹ごしらえが済んで、身も心も“五箇山モード”に切り替わった。では、菅沼集落にいざ出陣!

合掌の里から菅沼集落はトンネルで繋がる
合掌の里から、続くトンネルを通り抜ければ菅沼集落だ。
菅沼集落に関しては、何度も訪れているので、まずは国道156号線沿いの歩道に上って定番の全景の写真を撮る。昨年の「雪あかり」で初めて撮影して、ブログ記事も書いた。その時は、前日ギリギリに大雪が降って屋根にも雪があったのだが、今年はどうか……?

屋根から雪を失った合掌造り集落。地面の雪がせめてもの救いだ
ガーン!雪、全然ないしっ!!
そりゃ、周りには50センチレベルでの積雪があるけど、屋根には全くと言っていいほど雪がない。暖冬の影響か、かなり雪は少ないようで、さっきの道楽クラブのおばちゃんも嘆いておった。でも、これは五箇山が悪いんじゃない。地球全体の責任だ。
最近の雪の少なさにお猿が嘆いていると、周囲の人は「えーっ!雪がない方がいいじゃん
」と驚く。そりゃ、車の雪下ろしもしなくていいし、運転もしやすい。歩きやすいし、何かと不自由がない。しかし、フォトグラファー的には雪があった方がいいのだ。こんな時は、中途半端エコが顔を覗かせる。
まあ、雪がないのは仕方がない。なければないなりに写真を撮ろう。夜までは、ウロウロとしながら、スナップ感覚で撮ってみようと思っていると、塩硝の館付近にスケッチの団体が折畳み椅子に座って、スケッチブックに水彩絵の具でスケッチをしていた。

のどかな天気の下で、スケッチをする軍団
いやぁ、写真愛好家の団体は見たことがあるけど、絵描きの団体はなかなかお目にかかれない。一瞬勝負の写真に対して、非常にゆったりとした時間が流れている彼らはいいものだ。そこら辺を、思わず単焦点レンズの「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D
」に切り替えて撮ってみた。

D700に50mm F1.4を装着すると軽いし楽しい!
D700に装着すれば35mmフィルムの画角で扱えるので、本来の標準レンズとしての利用ができる。被写体を同じように入れようと思えば、背景を大きくぼかせるのだ。この単焦点は最近になって後継モデルが出たけど、未だ現役で販売しているロングセラーである。開放で撮ってみたが、ISO200で撮ると少々オーバー気味になってしまう。NDでも欲しいところだが、まあ、ないものは仕方がない。なんだかんだと、F1.4開放の描写は銘玉のナノクリ大口径ズームの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED
」でもかなわない。改めて、単焦点の面白さを実感したのだった。
さて、この後は、集落内の民芸品を売っているところへ行ってみよう。

民芸品売り場には、珍しいものが沢山ありますよ~
軒先に大根やかき餅を干しているように見えるけど……?

野菜や果実が干してあるように見えるけど、全部ぬいぐるみ♪
実際は全部、布と綿で作った小物だったりするのです。大根を干しているところの“ぬいぐるみ”とか、干し柿の“ぬいぐるみ”とか、かき餅の“ぬいぐるみ”などがあって、全部手作りで販売している。こういう“ぬいぐるみ”は、なかなかお目にかかれないだけあって、是非ともゲットしたいものだ。
横位置でも1枚。

キーホルダーやストラップのような小物なので、他では手に入らないオリジナルアイテムだ
う~ん、やっぱり軒先のライティングは懐かしさがあって良いですねぇ。コントラストの強さが結構好きです。
そんな中に、こんなぬいぐるみがあった。

周囲が植物系なのに、ここだけ動物性タンパク質な“牛”のぬいぐるみだ
牛ですね。牛!しかも、ホルスタインです
。
牛年だからですかね?野菜や果物のぬいぐるみの中で、妙に浮いていました。
さて、民芸品売り場を離れて、集落をグルリを回ってみたんですが……、

やっぱり、地球温暖化の代償は大きいような気がする
やっぱり、屋根に雪がない
。
まあ、合掌造りという独特の形状は、豪雪地帯の五箇山で、家が雪の重みでつぶれないようにできたものですよね。ってことは、雪が落ちやすいというのは、むしろ本来の姿であって……合掌造りの性能が改めて知らされる……って、やっぱ雪欲しいわ
。
改めて……、
地球温暖化のバカヤロー!!
……ということで、よろしくお願いします。
さて、更に集落を歩いていると、良いにおいが漂ってきます。

五平餅の香りが懐かしいのだ
五平餅
!
ひたすら、ゆっくりとした時間の中で五平餅を焼き続けるおじちゃん。五平餅についたタレが焦げる香りが周囲に漂って、観光客が吸い寄せられる。いやぁ、昔よく食べた懐かしい香り。やっぱり、五箇山って合掌造り家屋だけではなく、食文化から生活様式までひっくるめてステキなところだと思った。
さて、その五平餅を売っているところから目線を上げると……?

道路沿いに見えるのは、全部カメラマン。それにしても気持ち悪いほど多い
カメラマン多っっ
!!
菅沼集落を一望できる国道156号線沿いの歩道にビッシリとカメラマンがスタンバイしている。昨年はお猿もここから写真を撮ったのだ。ここからは観光パンフにも使われる定番構図が撮れる。それを狙ってスタンバイしているのだ。他の観光客もこのカメラマンの光景に「えーっ!?あれ、全部カメラマン
!?」と驚いていたのが印象的だった。だが、今年は屋根に雪もないので、改めて定番構図を撮る必要もないと思ったので、自分なりの菅沼を撮ろうと下界にてスタンバイしていた。
そうして、日暮れとなり薄暗くなったところでシャッターを切る。

実際には、もっと明るいのだが、合掌造りに露出を合わせれば、これだけ暗くなるのだ
日没直後からしばらくしてからがライトアップ撮りにはベストだ。18時からは五箇山民謡が披露されるので、それまで撮れる限り撮ってみた。本当ならば18時くらいにも撮りたかったのだが、五箇山民謡も撮りたかったので、今回はこれでガマン。本当なら雪が載ったのを撮りたいが、ないのは仕方がない。
せめて、ライトアップの時くらい、人工雪で白くするってワケにはいきませんかね
?
……と思ってみた。スキー場をやることを思えば、屋根の面積だけ雪を積もらせるだけなので楽なもんだと思ったが、やっぱり天然でないとダメなんだろうか?イベントを思えば、是非ともやってもらいたいと思った。やっぱり、邪道なんかな~?
さて、だんだんと暗くなってきますよ~。

数分後に五箇山民謡の披露を控えた雪上舞台。この雪の下は、田んぼなのだ
実は、これは五箇山民謡を披露する雪上舞台越しに撮った合掌造りです。手前の影は、スタンバイしているカメラマンの影。
雪上舞台での五箇山民謡披露の写真は次回にしましょう。
ではでは。
四季の五箇山「雪あかり」レポート(2)へ続く……
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