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四季の五箇山「雪あかり」レポート(3)

 お猿@おはようございます。

 今日は、わけあって近所の「東亭」にて、昼間からいいもの食べてきました。もともと射水市の魚屋さんだったところを改築したというだけあって、魚市場の仲買人の権利も持っているお店です。そりゃもう刺身とかすごかった。富山の寒ブリとかタコとかウニとか……。朝仕入れてきた魚介類のコースが、リーズナブルに食べられた。もちろん、清酒「立山」を呑みながら……。かなり呑まされて、今は頭がガンガンです。極めつけのカニ雑炊が旨かったなぁ~。今までも前を通ってきて「かなりお客さんいるなー」と思っていたのですが、いや、これは隠れた名店ですよ。

 そんなワケで、アルコールが残る中での記事です

 前回まで、「四季の五箇山 雪あかり」の菅沼集落ライトアップ初日のレポートを行いました。ただ、初日は日中は良かったんですが、夜から雨が降ってきたりしてストロボ撮影でうまく行っていなかったと思ったので、二日目(最終日)はリベンジです。

 この日も、昼から現地入り。自宅から五箇山まで高速利用で30分以内で到着できるので非常にありがたい。東海北陸自動車道が開通したこともあって、何かと便がよくなったものの、あまり観光地化しすぎてしまうのが心配。昔ながらの空気を保っていただきたいものである。

 さて、前日同様に合掌の里の駐車場に車を停め、必要機材を持ってひとまずトイレ……ということで、イベント事務所のある建物へと行く。すると、五箇山観光協会のトップ営業ウーマンである五箇山のゆきえ嬢から「あれ?お猿さん?(もちろん、コードネームでは呼ばれませんが……)」と声をかけていただく。彼女はお猿の住む射水市のローカルラジオ「エフエムいみず」にて「民謡たいむ ででれこでん」という番組のパーソナリティーをされているのだが、時間が合わず聞けていない。いつか聞かねば。ここで、「コーヒー飲んで休んでいって!」ということで、お言葉に甘えてコーヒーをご馳走になる。ここんとこ、五箇山に来ると連続してタダで何かにありつけている。う~ん、五箇山っていいところだ

 そうして、タダコーヒーをご馳走になって菅沼集落へと向かう。駐車場をブラついていると、お猿の横で車が停まる。道楽クラブの手打ちそばのおばちゃんだ。「今日もそばやってるから、毒見してく~?」とのこと。さすがに昼食食べたばかりで食べられなかったが、五箇山には本当に知り合いが増えた。これは素直に喜びたい。五箇山に住もうかな……なんて思えてくるくらい人間が温かい。これからも五箇山には足を運びたいと思うが、せめてブログで五箇山紹介をしては御礼としたいと思います。

 さて、快晴ということもあって、前日から雪が減りこそすれ増えてはいない。ただ、屋根の北面などは雪が残っているところもあったので、合掌の里の「水上家」なんかを撮ってみた。

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 微妙なアングルで電線とか入ってしまうので、フレーミングには気を遣う。合掌の里は、菅沼集落とは別扱いで世界遺産のエリアには入っていないのだが、合掌造り家屋の数はそこそこ揃っている。しかも、フォトジェニックになりやすい。その理由が、コレ。

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 屋根から落ちた雪が家の周りに積もっていくので、外壁を雪から守るためのものと思われるが、「(ちがや)の雪囲い」と言うらしい。これがまた風情がある。これと同じ機能を持つと思われるものが、世界遺産の菅沼集落に入ると、プラスチックの波板になってしまうのだ。上の合掌屋根はいいのだが、下の部分を撮影したくないのはこれが理由。実際に菅沼集落は人が住んでいるので、大変だとは思うが、この辺も何とかしてもらいたいと思うところ。ホント、大変だとは思うんですけどね……。この茅の雪囲いならば家屋全体を撮っても風情のある写真になるんだけどねぇ。

 さて、菅沼集落に入って行きましょう。今回は、ちょっと違った目線で……。

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 これは、菅沼集落の中にあった消火栓にグッと来たので、それをメインの被写体として撮ってみたもの。この汚れ具合が何ともいえず、また、合掌家屋をボカして入れているので雰囲気は伝わるかな?

 菅沼集落は、田んぼを中心に家屋が円形に並び、更にその周りを田んぼが囲む形状をしている。通常の観光客は家屋の並びの中で撮ったりしているのだが、ちょっと目線を変えて、外から菅沼集落を見てみた。

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 手持ちで撮ったので少々水平が傾いてしまっているものの、実際は結構雪があるのが分かるだろうか?そして、意外と空が高い。みやげ物屋とかが写らなくて観光地っぽさが出ないので、個人的には好きなスポット。ただ、合掌家屋の後ろから撮る形になって顔が写らないので、ちょっと物足りなさを感じてしまう。だから、広角で撮っているのだ。

 さて、薄暗くなってきて大勢のカメラマンが思い思いの場所で場所取りを開始。お猿は「脱・定番スポット」が今回のテーマなので、個人的には定番のカメラマン撮りをしてみた。

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 どうです?こんなのもいいでしょ?

 雪上舞台での五箇山民謡披露は18:00からと19:30の2回あるのだが、17:30過ぎから雪上舞台近辺が騒がしくなってくる。三脚を携えたカメラマンがゾロゾロとやってくるのだ。

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 前日と同じ場所での民謡披露なのだが、実際はこんな場所で行っているんです。これは、高いアングルから撮ったものだが、前日の民謡写真は雪面ギリギリからローアングルで撮っている。

 テレビ局も来ていたりするので、ビデオ用の三脚も並んでいた。

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 定番構図になる国道156線沿いの歩道にも行ってみた。ここからの見た集落を撮るためではない。ここで写真を撮る人々を撮るためだ。

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 ご覧のとおり、歩道はビッシリ。三脚で撮っている本格派だけではなく、携帯電話のカメラで撮っている人も非常に多かった。それにしても、携帯のカメラでうまく撮れるのだろうか?次は、縦位置でも撮ってみた。

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 今度は、列の長さに注目。

 これを撮ってから、集落内に戻る。日暮れからしばらくすると、完全に暗くなる手前で空が青っぽくなってくる。その時間帯になると、合掌家屋はオレンジ色になり、いい具合に撮れるのだ。

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 「雪あかり」という名前のイベントなのだが、この日は満月。しかも、前日と違って晴天ということもあって、「合掌家屋 with 満月」という写真が撮れるのだ。う~ん、これで屋根に雪があれば……。

 そうして、18:00になって五箇山民謡の披露が始まった。昼にコーヒーをご馳走になった五箇山のゆきえさんのMCで進められていくのだが、やっぱりトークがうまいですね。といちんさやこきりこ節なんかの謂れから語ってくれるので非常にイイです。

 まず、18:00の披露では、全景を撮る為に離れたところで撮影。手前のカメラマンのシルエットだけ入れたかったので、ストロボ不使用。ここで高感度に強いD700のISO1600を試してみる。レンズはナノクリ大口径レンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を使用したのだが、絞り開放で撮ってみた。F2.8でも解像感は良好。ただ、被写界深度が浅いのは確かなので、少々ピンボケ写真の量産になってしまった。でも、VRが無くてもD700の高感度撮影の質の良さがあれば、手ブレ写真や被写体ブレ写真は防げると実感。やっぱり、D700のISO1600の画質は素晴らしい。

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 横位置もいいけど、

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 こんな空を多めに入れた縦位置もいいかも……と思った。上に明るい星があるのにお気づきだろうか?上の暗い部分に文字を入れればポスターにも使えますよっ!!ただ、個人的には踊り子の格好は足も上がってヒネリも効いていいのだが、間隔が広いのでちょっと残念。あと半歩分近づけば……と思ったのだが、これは最初の場所取り時点でやらねばならないことなので仕方がない。

 そして、踊りが終わった後の撮影会です。

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 前回の記事で五箇山のゆきえさんがコメントされているように、五箇山の地酒「三笑楽」で一杯やってから踊っているらしいので、寒さ対策はできているらしい(?)。踊り子さんもイイ気分で踊っているんでしょうね。

 そんなこんなで、1回目の民謡披露は終了。個人的に好きな感じに写真が撮れた。

 次回のレポート最終回は19:30からの最後の披露を最前列で撮ったものを紹介します。今度はお猿のスタンダードのスローシンクロ撮影は使わず、D700の高感度撮影のみで対応。手前の雪の山に露出を持っていかれない為の対策だ。

 では、次回の最終回をお楽しみに!!

 四季の五箇山「雪あかり」レポート(4)へ続く……

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