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PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.1 総論)

 お猿@おはようございます。

 突然ですが、予告通りにPIE2009に行ってきたよっ!今回の開催日は3/26~29の4日間ですが、お猿はその内27~28日に参加。前回のPIE2008が初日から3日間参加だったことを思えば1日短かったものの、まあいいじゃん

 前回はリッチに寝台特急「北陸」で行きましたが、今回は西武鉄道と加越能鉄道の運行する夜行バスで、エコノミークラス症候群の恐怖に怯えながら行きました。3列シートと聞けば何かカッコイイように聞こえますが、所詮はバスですからね。熟睡は不可能でした(窓側の乗客、カーテン閉めろよっ!)

 ……で、無駄に早い時間帯に池袋に到着し、行きつけのネット喫茶で他にやっているブログの更新をしながら過ごしていた。ブログ用の写真を撮影させていただいているあんしん弁当さんの写真も送っていなかったので、実は、ここで送っていた。いやぁ、ネット喫茶って便利だ。

 時間になったら、山手線とりんかい線を乗り継いで会場の東京ビッグサイトへ!

東京ビッグサイト
オリンピック誘致の看板が目立つ会場でも、オレたちはPIEが大事だ!

 前回は小雨混じりだったことを思えば、今回は非常に天気も良くPIE日和ですな(どんな日和だよっ!)。駅を降りれば、テンション高めのカメラ小僧が重装備で展示場に向かっていく。こういう場合は誰がPIE目当てなのか見ていれば分かるのが面白い。ちなみに、こっちは「立山黒部アルペンルートを行く(室堂編)-1」に合わせて購入したハクバの「PHOTOLAND TR+」に「D700」と「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を入れて臨んだ。意外とこのバッグを持っている人が多いのに驚く。小型でガマグチタイプってのがいいのかも知れない。

 さて、会場の入口まで来ましたよ。

PIE会場入口
PIE2009会場の入口。もう、これを見ただけでテンションが上がる

 大半の人が、受付けを済ませているので、真正面には人がいない状態。行列は受付けの裏に出来ているので一見すると来場者が少ないように見えるがとんでもない。

 受付けで入場パスを受け取るのだが、業種毎にパスの種類が異なる。お猿は前回と同様に「デザイン・印刷・出版」ということに。

PIEの入場パス
左が昨年の入場パスで右が今年の入場パス

 前はビニルのケースに入っていたけど、今回は紙だけ。コスト削減なんだろうか?

 暫らく待って、10:00の開場と共に会場内へと入る

PIE会場内部
やっぱり、カメラメーカーのブースは迫力あるなぁ~

 おー、やっぱりテンションが上がりますなぁ

 さて、Nikonブース、Nikonブース……。Nikon信者としてはお参りせねばなるまい。会場の奥座敷に黒いブースが見える。一際輝く黄色いロゴ!我らが本山、Nikonブースじゃ。

並ぶ2強ブース
何も隣に陣取らなくても……と思う、カメラの2強ブース

 面白いことに、某C社の隣に陣取っている。まさしく、川中島の合戦での信玄と謙信の一騎打ち!黒いブースのNikonに白いブースの某C社。非常に分かりやすい。

 ……というわけで、まずは黒いブースのNikonへ。

PIEでのNikonブース
真っ黒なNikonブース。シックな感じがオイラ好きだぜ!

 通路沿いには2つのステージが用意されていて、ミニセミナーが開催されていた。

阿部秀之さんのレクチャー
阿部秀之さんが、Nikon党へと洗脳教育していました(笑)

 前回に続いてNikon布教師の阿部秀之さんが、FXフォーマットとDXフォーマットの両方について力説していた。この方は寝言でもレクチャーできるんじゃないだろうかっていうほど、つらつらと語ってくれた。面白いのが、北京オリンピックのカメラマン席を撮った写真で黒レンズと白レンズの数の比較をしているものだった。「シャレだと思って見てくださいよ!」と言いつつ、かなりのインパクトがあったように思う。ハッキリと某C社の名前は出さなかったが、明らかだよね

 この阿部さんを聞いた後に、他のブースを見ようと離れた時、お猿の肩を叩く人が……。富山県のカメラ仲間でSONYユーザーのT氏だ。「お猿さんなら、Nikonブースに張り付いていると思って来たら、案の定でしたね」とのこと。それにしても、これだけの人だかりの中で、よく見つけられましたねぇ。

 T氏とブラブラして別れてから、再び中に入れば、今まで発売したNikonのデジタル一眼レフの展示。

Nikonの歴代一眼レフカメラ
歴代のNikonのデジイチ軍団。それにしても、絵になるなぁ

 そして、現行のデジイチとニッコールレンズの展示ですな。これだけあるんなら、どれか1本ちょうだいな!

Nikonのデジイチとニッコールレンズ
魅力的なレンズがいっぱい展示されていましたよ

 さらに、奥座敷へと進むとカウンターがあってデジイチに関する説明も聞けるし、現行デジイチやレンズを試すこともできる。黒い壁に黒いシャツのスタッフ……まるで保護色だ。

Nikonのカウンター
表の通路からは全く見えないデジイチのカウンター

 ここで残念だったのが、レンズを貸してもらって持参のデジイチで試写できないということだ。せめて、CFを貸与デジイチに入れて試写できればと思ったのだが、それもできない。SIGMAやTAMRONなどのブースでは、レンズを使ってちょうだい!というノリでガンガン貸してくれたのに、それができないとは残念だ。撮ったデータをテイクアウトして家でジックリと鑑賞したいのに……。次回は是非とも大盤振る舞いしてもらいたいものだ。

 今回のブースで非常に目立ったのが、金屏風ですな。

金屏風
D3Xの威力をまざまざと見せ付けられる作品展示

 これは、最近やっと70万台前半に落ち着いてきたD3Xiconの作例。金屏風の日本画をD3Xで撮影し、原寸大で大判プリントしたものが展示されていた。隣にオリジナルも展示してあったので比較はしやすい。確かに、こういうものを作ろうと思えばD3Xの超高解像度は使いやすいし、接写での複製を仕事とする人には非常に有効なツールだと思う。……が、お猿は必要ないなぁ。

 今回のNikonは、特に目立った新製品というものはなかったが、展示の中心はCOOLPIXはじめ、D3XやD90といったところだろうか?意外なまでにD700が紹介されていなかったのは驚いた。

 ところで、ちょっと面白かったのがコレ。

MEDIA PORT UPコーナー
PIEなのに展示されていた「MEDIA PORT UP」の展示

 MEDIA PORT UPですね。通常のヘッドセットにドラゴンボールでサイヤ人が装着しているスカウターのようなものがついているというもの。音楽と一緒に映像も楽しめるっていうヘッドセットなのだが、実際、半眼をスカウター(?)で覆われている人が目の前からやってきたらビビると思う。実際、山手線でこれを装着している人はお見かけしなかった。

 こんなもんが写真関連と何が関係あるのか?と思われるだろうが、これに関するあるパーツが目立たないながらも参考展示されていた。正直なところ、まだまだ実用段階ではないな、と思ったがこれがうまく進化していけば、今発展中のある技術はもっと使いやすくなるだろうなと期待している。この辺は、後日レポートしたい。

 それにしても、VR 70-200mm F2.8後継レンズまだっスかーっ

 さて、Nikonブースはこんな感じだったが、お隣にあった某C社の白いブースも賑わっていた。お笑い芸人のU字工事は何かにつけては、栃木に茨城が責めてきたとイチャモンをつけているが、似たような心境になってきた。

「某C社が責めてきたぞーっ!

PIEのCanonブース
白いイメージの某C社のブース

 世界3大カメラショーと言われるのが、アメリカのPMA、ドイツのフォトキナ、そして、日本のPIEなのだが、PIEより僅かに先行して行われるPMAでは、いつも新製品が持っていかれている気がしていた。その影響でPIEはPMAよりは目新しさがなかったものの、今回のPIEはPMA以上の収穫があったように思われる。いろいろある中で、直前に発表となったEOS kiss X3iconが注目を浴びていた。

EOS kiss X3看板
直前に発表となったEOS kiss X3が目玉でした

 最初にデジイチに動画機能を盛り込んだのが、Nikonの「D90」なのだが、その後に発売された某C社の「EOS 5D Mark IIicon」にも搭載されて、動画機能としてはミドルクラス以上に搭載されたことになった。そこに、某C社はエントリー機にも投入してきたというわけだ。正直なところ、ミドルクラス以上を使うような人は、動画機能は「う~ん、必要か?」と思っていると思う。邪道だと思っている人さえあるのではないか?Nikonの阿部さんのレクチャーなんか聞いていると、デジイチを使っての動画撮影というのは、かなり奥が深いことが分かるのだが……。

 しかし、そんなコダワリがなく動画撮影を使いたくなってしまうのが、動画機能標準装備なコンデジからデジイチにやってきたエントリークラスの皆さまだと思う。ここでエントリークラスに搭載してきたというのは面白い。そのためか、動画機能をガンガン楽しんでよと言わんばかりに、某C社はブースの3分の1くらいのスペースにメリーゴーランドを引っ提げてきた。

メリーゴーランド
動画撮影を体験するためのメリーゴーランドです

 来場者に乗ってもらう為のアトラクションではない。あくまで、コンパニオンさんが乗っているのだが、動くメリーゴーランドをEOS kiss X3の動画で撮ってみないかという展示なのだ。上の写真では、コンパニオンじゃなくて、やや浮かれたオッサンの人形なのだが、個人的には女性撮りよりはオッサン撮りが好みなので、こればっかり撮っていた。

 まあ、某C社がPIEに目玉として持ってきたのがコレなんだろうと思った。まあ、これで動画撮影をして試してみるのも良かったかもしれないが、さすがにそこはNikon党の良心と言うべきか、非国民扱いされそうだったのでやめておいた。「Nikon D700」とデカデカと書かれたストラップをつけて、ここに踏み込むのは、巨人の帽子をかぶって阪神の応援席に行くか、WBCで日の丸を持って韓国応援団に行くようなものだろう。

 えー、では今日はこれくらいに……。

 まだまだ、続きますよっ!

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今年最後の“アレ”に投票しようぜ!

 お猿@おはようございます。

 今日は、侍ジャパンがWBCでキューバに勝ったとかで大変な盛り上がりを見せているようで、お猿も勝敗が気になっていたのですが、やっぱり忘れちゃいけないのが、今日開幕の“アレ”だと思うよっ!!

あなたが選ぶベストカメラ大賞

 そう、「あなたが選ぶベストカメラ大賞」だよねっ

 あまりにも馴染みがありすぎて、お猿自身も今日になって初めて、こんな賞の投票が始まったことを知ったのですが、俺たちカメラ好きにとっては衆議院選挙よりも大事かと思うので、是非とも投票をしてみたいと思うよっ!!

 そんなワケで、カメラ記者クラブが主催する賞なんですが、投票権は写真愛好家なら誰でもOK!もちろん、お猿も投票権もあるし、お茶の間のみんなも投票権があるってわけです。昨年の4/1から今年の3/1までに発売されたカメラが対象らしいですが、対象機種一覧がまとめられているので、それはコチラから見ていただきたい。

 かなり、ガッツリと機種が揃っているのですが、お猿が独自に作成した好きなデジタル一眼レフメーカーは?という読者参加型のアンケートがあるんですが、いつの間にやら現段階で総投票数が、1200票を超えていました。

 7割ほどの方がNikon好きという結果になっていますが、はてさて今年の大賞は何でしょうか?昨年はNikonの初のFX機「D3icon」が受賞したんですが、今年も是非Nikonから大賞が出てもらいたいと思います。

 お猿はもちろん、

Nikon D700

 Nikon2台目のFX機D700に1票を投じたいと思います。なんでも、投票した人から抽選で10名に、

 「カメラグランプリ2009 特製手ぬぐい」

 をプレゼントしてくれるらしいよ!これさえあれば、銭湯行き放題かと思いますので、ぜひともゲットしたいよねっ!!

 応募の要項は、コチラにあるので、ぜひ皆さんも参加しようぜっ!

 できれば、オレたちのNikonから大賞を出してみたいと思うよっ!!

 ではでは。

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SIGMA MACRO 70mm F2.8 EX DGをプチカスタマイズ

 お猿@おはようございます。

 お猿の愛車は真っ黒なんですが、最近どうもドロ水でも被ったかのような感じになって困っている次第であります。中国からのギフト「黄砂」か、純国産で天然素材100%微粒子の「スギ花粉」か、いずれにせよ洗車の苦労が水の泡になってしまうので、何とかしてもらいのが本音です。カメラにとっても良くないので、やっぱり悩むところですね。

 さて、お猿が所有するマクロレンズってものがありまして、カミソリマクロとも言われるSIGMAのMACRO 70mm F2.8 EX DG1本のみです。

MACRO 70mm F2.8 EX DG
SIGMAのカミソリマクロレンズ「MACRO 70mm F2.8 EX DG」

 コイツとの付き合いは所有レンズの中でも結構長く、一昨年の8月にゲットした模様です参考記事。FXフォーマットでも使えるというので、D700にも装着して使えるんですね。ただ、お猿の撮影スタイルを見てみると圧倒的にスナップ写真やら風景写真が多いので、マクロ撮影の機会は全くといっていいほどなかったわけですね。

 お猿が所有するもう1本のSIGMAレンズに「10-20mm F4-5.6 EX DC /HSM」という超広角ズームレンズがあって、そちらは使用頻度が高いということで「「SIGMA 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM」をプチカスタマイズ」で紹介したように、レンズキャップを着脱しやすいようにNikon純正に交換したんです。しかし、「マクロは頻繁に使わねーから」という理由で、こっちはキャップ交換は行いませんでした。

 ……が、事情は変わった

 最近は、マクロ撮影をすることが増えてきたのだ。というのも、当ブログで何度か紹介している通り、富山県射水市にある、あんしん弁当さんのブログに掲載する料理写真を撮っているわけです。しかも、特別にスタジオで撮るわけではなく、通常の営業日にお客さまがおられる中で、店頭に並べられているお惣菜をD700にストロボ1灯を装着して撮っている。参考までに、今まで撮ったものの中から2点ほど紹介すると……、

えびチリたまご
「えびチリたまごは、物忘れ防止に効果的!? (3/12)」より 《参考記事

わかさぎのアーモンドフリット
「わかさぎのアーモンドフリットで骨太に! (3/9)」より 《参考記事

 ……といった感じで撮っています。店頭でのストロボ1灯のみ撮影という過酷な環境なので、それなりの写真かもしれないが、お猿の精一杯とご理解いただければ幸いです。

 そして、ブログは毎日更新ということなので、頻繁にお店に通って撮らざるをえないのだ。そうなると、マクロレンズの使用頻度は増えてくる。そうなってくると、マクロレンズの着脱頻度が増えてきて、SIGMA純正のキャップでは非常にやりにくくなってきたのだ。

 ちなみに、SIGMAのレンズキャップとは、

レンズキャップ
SIGMAのレンズキャップ

 ……というのが、前玉側の「レンズキャップ」で、

レンズ裏ブタ
SIGMAのレンズ裏ブタ

 ……というのが、後玉側の「レンズ裏ブタ」である。

 そして、今回これを、下記のものに交換します。

「LC-62」と「LF-1」
左がレンズキャップの「LC-62」で、右がレンズ裏ブタの「LF-1」

 Nikon純正のレンズキャップ「LC-62」と、レンズ裏ブタ「LF-1」

 では、まずSIGMA純正の使いにくさをPRしちゃいたいと思うよ!

 このレンズ純正のフードは、金属製のねじ込み式なのだが、言うまでもなくレンズキャップがついていると装着できない。

2103117
このフードがネジ込み式なので、装着が余計にモタつく

 ちなみに、レンズキャップがついていると、フードが付けられないのはNikon純正も同じことなのだ。だから、レンズキャップがついている時にフードをつけようと思ったら、一旦レンズキャップを外すことが双方に必要な作業となります。

 問題はここからです。このフードがついた状態でレンズキャップをつけようとすると、

2103118
SIGMA純正レンズキャップではフード内部に装着は不可能

 ……というように、レンズの外側を指で挟んで持つために、フードに入れることも出来ないし、仮に出来たとしてもレンズキャップを装着できない。

 しかし、スプリング式を採用しているNikon純正のレンズキャップは、

2103119
Nikon純正レンズキャップならフード内での着脱は簡単

 キャップの中央部分をつまんで持つので、フード内までしっかり持っていける。そして、フードをつけたままで、レンズキャップを装着できるので、非常に使い勝手が良い。

21031110
フードを装着したまま、レンズキャップを装着できるのがイイ

 ほらね。

 今さらながら、Nikonがこのタイプのレンズキャップを採用してくれたことを誇りに思います。お猿のカメラバッグ内の収納方法からすれば、このフードを付けたまま収納は可能なので、非常に撮影がスムーズだったりするのだ。そんなワケで、レンズキャップはこれを使います。

 次は、後玉側の「レンズ裏ブタ」ですね。両者の裏ブタを比較すると。

21031111
左がSIGMA純正の裏ブタ。右がNikon純正の裏ブタ

 ……という感じ。SIGMA側の方が複雑な構造なので、使い勝手が良かろうと思ったら大間違い。

21031112
SIGMA純正レンズ裏ブタは、装着で何かとひっかかる

 双方共に、ネジ込み開始の位置は3箇所あるのだが、SIGMAは円柱形に加えて複雑な構造になっている分、やたらとひっかかる。結局、印の位置を確認してピッタリ合わせて装着するのが一番早かったりするのだ。

 その点、Nikon純正は擂り鉢状の形状をしている上に、シンプルな構造なので、スッとネジ込ませることができる。

21031113
Nikon純正レンズ裏ブタは、本当に簡単に装着できる

 これは、見なくてもやりやすいのがありがたい。

 まあ、そんなワケで、今後はマクロ撮影に行く時にレンズ交換がスムーズにできるし、レンズフードも装着したまま、バッグに収納できるのがうれしい。他レンズメーカーはもうちょっと使い勝手を良くしてもらいたいと思うのであった。

 さて、別件です

 来週、3/26~3/29に東京ビッグサイトで行われるPIE2009ですが、仕事の都合がつきまして1泊2日で行ける事になりました!26日は仕事の締め切りなので、それを終らせて夜行で上京する予定です。3/27~28日の2日間を堪能できることになりました。

 今年はパッとしたものがないと思いきや、PMAでも発表のなかったものが、PIEに合わせて地味ながら発表されてきているようですね。Nikonが静かなのが気になりますが、是非とも新型VR 70-200mm F2.8をPIE会場でいじくりまわしたいと思います。あ、せっかくなんで、70万円台まで下がってきたD3Xiconも記念にいじっておこうかねぇ。D3iconと変わらないと思いますが……。

 お猿の行動としては、基本路線は無料セミナーを受けまくることでしょうか?ああいうの聞いていると製作意欲が出てくるんですよね。それに、やっぱり一流の写真家などの話を聞くというのは、本当に勉強になります。そういうこともあって、今のうちにセミナーをチェックしておいて話を聞きまくろうかと思います。

 PIE帰りにはレポートもアップしようと思いますんで、その節はよろしくお願いします。

 ではでは。

P.S.最近、こっそりニヤニヤ笑って読んでいるのがぱきら。身に覚えのあるものから、最近の若いモンは……と言いたくなるような小話がズラリと。話のネタにちょうどいい。ウソのようなホントの新人類のお話。

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「生きる意味」の答えは『歎異抄』に(親鸞会.net)

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D300の内蔵ストロボでケラレを検証する(2)

 お猿@おはようございます。

 最近、更新やらコメント返信が滞り気味ですが、花粉症でテンションが下がり気味なので許してやってほしい今日この頃です。

 昨日から富山県内はおしなべて強風に揉まれていまして、屋外でレンズ交換は、ウェルカム・ダスト状態で自殺行為。こんな時こそ、FXのD700に標準レンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」、DXのD300に望遠レンズの「AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)」という2台体制で撮影に望んでみました……が、この組み合わせ、実に使いやすい!

 レンズの焦点距離だけ見れば、24-70mm & 70-300mmということで繋がっているようですが、実のところD300に装着すると約1.5倍の焦点距離なので、24-70mm & 135-450mmと中望遠付近がズッポリ抜けてしまう。でも、この辺は足で十分稼げて、むしろF値が明るい状態で450mmの望遠も使えるというのはF値固定のままで1.5倍のテレコンを装着しているようで便利だった。結果的にD300の使用頻度が多くて複雑な心境だったが、D700とD300で、どっちがメインかサブかというのは決めがたく、FXとDXそれぞれの長所を生かした撮影をしていきたいと思ったわけです。

 さて、本題に入っていきましょう!

 ズバリ、D300の内蔵ストロボでケラレを検証する(1)の続編です。

 昨年の某イベントで、他のスタジオからのカメラマンと一緒に撮影をしていたものの、大口径レンズを装着しているのに、内蔵ストロボを光らせて撮って、ケラレ写真の大量生産になっていたというのがコトの発端。それに関しては、同情の声を寄せていただきまして、お猿の愚痴もナンボかおさまっております。

 前編では、実際にどの辺に影ができるか見てみましたが、今回は、全く同じ組み合わせで実際に被写体を撮ってみて、影の具合などもチェックしてみたいと思います。

 最近は、ネット上では動画が流行っているようですので、お猿も流行に乗って動画で分かり易く検証してみたいと思います。そう、

 GIFアニメでねっ

 FLASHムービーのように特別なプラグインも必要なく、ユーザビリティ的には優れているかもしれませんが、なにぶん使っている画像が全てGIFアニメなので、最悪のユーザビリティという噂も聞こえてきているようです。

 さて、今回もD300に悪魔の高倍率ズームレンズ「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)」にフードを装着して広角から望遠までを試してみます。被写体は、当ブログでしばしば登場するミッキーマウス!

 では、内蔵ストロボを使って激写してみましょう。

 焦点距離は、レンズに表示されている数値でチェックしました。

2103141

 別の視点で、内蔵ストロボによる撮影を見てみましたが、焦点距離が伸びるに従って影は伸びるものの、その分、画角が狭くなっているのでフレーム内にケラレが出てしまうのはワイド側ですね。35mmくらいまでが怪しいといったところでしょうか?

 ちなみにこれはDXフォーマット上でやっていることなので、センサーサイズの大きいFXフォーマットだと、50mmくらいまではケラレが出てしまうのではないかと思う。

 では、この視点から見て、内臓ストロボと外付けストロボ(SB-800)で影の出方を比較してみましょう。

 まずは、ワイド端の18mm。

2103142

 ストロボの直当てなんて滅多にやらないんですが、さすがに発光部が高いだけあってレンズの影の長さが全く違う。外付けなど三脚の足元のちょっと先くらいまでしか影が出ていない。何よりも仕上がった写真にケラレが全く見られない。唯一の弱点は被写体そのものの影が内蔵ストロボより大きく出てしまうことくらいだろうか?

 では、次はテレ端の200mmで検証してみます。

2103143

 案の定、レンズが伸びるため、それに追随してレンズの影も伸びている。内蔵ストロボなど椅子の位置まで影が伸びているのに対して、外付けストロボは被写体までの半分もいっていない。ただ、画角が狭い分、内蔵ストロボにケラレは出ていない上に、被写体の影も細いのだが、肝心の光量が足りないため望遠撮影では力不足に違いない。

 さて、この検証をさらに別の角度から見てみます。今度はちょっとカメラよりの高い目線から見てみた。さっきのものよりケラレの原因となるレンズの影が分かりやすいと思う。

 では、まず内蔵ストロボのみの検証からいってみましょう!

2103144

 焦点距離が伸びるほど、光量が強くなるので明るくなるのがよく分かる。また、モロにレンズの先にストロボ光が当たっているのが分かると思う、。そして、影もどんどん伸びている。ワイド端の時点で椅子まで影が伸びているのだから、ケラレて当然とも言える。

 では、先ほどに続いて内蔵ストロボvs外付けストロボをやってみましょう。まずはワイド端の18mmから。

2103145

 外付けストロボでも影はできるものの、レンズの先端に当たっている光が目立たないのがお分かりだろうか?これはさすがである。

 次はテレ端の200mmで見てみます。

2103146

 さすがにレンズ長が伸びる分、外付けストロボでもレンズ先端に僅かに光が当たっている。しかし、レンズの影の短さに驚く。望遠撮影では、直接当てることもあるので、非常に頼もしい。

 そんなこんなで、内蔵ストロボを使うのはあくまで臨時というのがいいような気がする。実際にお猿は臨時でも内蔵は使っていない。あくまで、リモート発光のコマンダーとしての利用である。お猿の場合は、そのコマンダーが欲しくてD700をゲットしたということもある。そうは言っても、やっぱりデジタル一眼レフで撮影する時は、バウンス撮影ということも考慮して外付けストロボは必携と思う。できれば、リモート発光ができるモデルがあった方が撮影の幅が一気に広がる。

 今回の検証では、35mmくらいまでが危険ゾーンでしたが、50mmくらいでもイメージサークル内にはケラレの原因となる影は入っていると思う。FXだとさらに広くなると思われるので、広角側にシフトしてしまったのも見てみたく、今度はできればD700で検証してみたい。もちろん、ナノクリの大口径ズームの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」で!今回のレンズよりも口径もフードも大きく、広角側なので面白いことになりそうだ。

 以上、内蔵ストロボには気をつけようぜ!!

 ではでは。

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「龍の巣」との再会!

 お猿@おはようございます。

 昨日の記事では、溺愛レンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」が修理に出してから、僅か1週間で退院してきたという旨を書きました。

 ……が、もう1つ写真関連で届いたものがありました。それが、これ。

巨大な宅配便
稀に見る、畳2/3ほどのサイズの巨大な宅配便

 何やら平べったくて大きなものですが、隣に置いてあるA4サイズのクリスピアと比較していただければ、その巨大さが分かっていただけるはず。実際は、畳2/3ほどの面積ですね。非常に大きいものです。そして、差出人と品名を見てみると……、

PIE2008入賞作品
「PIE2008入賞作品 在中」ということは……???

 差出人は「PIE事務局」。品名は「PIE2008入賞作品在中」となってる。

 「もしや!」と思って開封してみると……、

龍の巣
1年ぶりの再会を果たした「龍の巣」だ!家に置くとかなり大きいなぁ……

 ビンゴ!「龍の巣」でした

 これに関しての詳細は、PIE2008に行ってきたぞ!(1)を見ていただきたいのだが、「龍の巣」とは昨年のPIE2008フォトコンテスト自然部門のグランプリ作品です。お猿の最初にして最後かもしれない快挙でした。間もなくPIE2009が開催されますが、PIE2008から間もなく1年。その時に「1年後に、このパネルは差し上げます」と言われていたのでした。

 あのビッグサイトの会場内で見たときには、さほど大きいとは思わなかったものの、明らかに全紙よりは格段に大きいサイズ。我が家に入れてみると本当に大きい。しかも、市販の額縁に入れたものではなくって、しっかりとパネルにしてあって高級感も漂っている。上の写真から分かるように8畳のお猿の部屋に置いてこのサイズだ。本当に大きい。

 それにしても、あの時、会場で見たパネルが1年越しに目の前にあるのだ。感動が蘇って思わず再会に目頭が熱くなった。これだけの大きさで印画紙にプリントされているって本当に美しい。自分が撮ったものなれど、いいものだ。現在、家のどこに飾るか検討中。

 さて、このパネルにはPIE事務局から「PIE2008フォトコンテスト 入賞者各位」として「PIE2008フォトコンテスト入賞作品のご返却について」という題名の文章が添付されていた。

PIE事務局からのお知らせ
残念なお知らせもあったPIE事務局からの書面

 この中に、ちょっと気になる文面が……。

 今年度、PIE2009では一定の役割を終えたものと判断し、フォトコンテストは行わないことになりました。これまでPIEフォトコンテストにご応募いただいた皆様には、心より御礼申し上げます。今後も、PIE事務局ではより魅力的な展示会となるよう鋭意努力して参りますので、どうぞ、ご期待ください。

 ……とのことでした。なるほど、それでPIE2009ではフォトコンが開催されなかったのか……。でも、やっぱりやって欲しかったな。PIE2009のために撮りためたものもあったので。

 それで、PIE2009にぜひ来てください、ということで招待券と案内状が同封されていた。

PIE2009招待券
PIE2009の招待状もありましたよ!

 今年もまた面白そうだ。丸々4日間は難しいかもしれないけど、ぜひとも2日間は参加したいと思う。ホンネは、VR 70-200mm F2.8の後継レンズが発表になるのを期待したいけど、発表がなくても写真の創作意欲を高めてくれるし、タダセミナーだけでもスキルアップに繋がる啓蒙イベントだと思う。

 さて、そろそろ行く準備をしないとね!

 ではでは。

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AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDが退院してきた!

 お猿@おはようございます。

 アメリカでは世界3大カメラショーの1つPMA 09が開催され、新製品発表に大いに期待していたんですが、う~ん、全くなかったわけじゃないんですが、ちょっと寂しかったかなというのが本音です。特に今回は、次に狙っているAF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) のナノクリ化された後継レンズが発表になるかなって思っていただけに、快音が聞かれなかったのは実に残念!これはもう、

 母国・日本で開催される「PIE2009」に期待したいと思うよっ

 頼むよっ!Nikonさん!母国開催でナノクリ大三元レンズを完成させようぜっ!!

 さて、そのナノクリ大三元レンズのお話なんですが、先週に書いた記事で、お猿が溺愛するD700のベストマッチレンズAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDを入院させる旨を書きました。

カメラのキタムラ・高岡姫野店
いつもお世話になっているカメラのキタムラ・高岡姫野店です

 このレンズは、昨年の春に無金利ローンキャンペーンを行っていたキタムラで、最安購入できたものだったので、記事を書いた翌日、つまり、2月27日(金)にキタムラへ持っていったんですね。

 その時に「大体、いつも通りに1週間~10日間くらいですかね?」と聞いたところ「いや、もうちょっとかかると思います」と言われて愕然としていたんですが、本日の朝にお猿が入り浸っているカメラのキタムラ・高岡姫野店のH店長から電話がかかってきた。

「修理お預かりしていたレンズが直って返ってきました」

 ……とのこと。

 あらやだ、出来の悪い娘を嫁に出したと思ったら、早々にお引取りしてきてしまったみたいじゃないの。いや、それとは全く違いますね。非常に喜ばしいことです。修理期間は実質1週間みたいなもんです。これは素晴らしいよねっ

 ウハウハしながら、レンズを受け取りに行く。それにしても、やっぱり重い。でも、うれしい。

AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF)
やっぱりNikonの金輪レンズはカッコイイなぁ

 修理伝票と共に、エアークッションに包まれた24-70mm F2.8!外装もなんとなく綺麗になっていました

 さて、どんな修理がなされたんでしょう?チェックしてみましょう。

2103073

 まずは、「お客様ご指定内容」には何と書かれていたんでしょう?

  • ズームリングが重い、引っかかりがある。
  • MAとMの切替スイッチが固い。
  • レンズ内ゴミ取り。

 う~ん、さすがにH店長!お猿の言わんとしている事を端的にまとめられています。実は、このH店長は、お猿がレンズフィルタとか買いに行くと、レジで「はい、じゃあ10%引いておきましたよ」と顔パスで1割引してくれる心優しい店長なのだ。小さい店舗だけど、高岡姫野店はサイコーです。

 さて、それに対してNikon側の処置は、

  • ズーム作動不具合のためズーム機構部の部品を交換いたしました。
  • バヨネット・後固定筒 製品No.刻印・A/M切り替えSW部を交換いたしました。
  • レンズ内清掃いたしました。
  • 各部作動の点検をいたしました。

 ……となっている。では、交換部品を見てみましょう。

2103074

  • バヨネット……1個
  • ヘリコイド環部組……1個
  • 後固定筒 製品No.刻印……1個

 これだけ交換しても保証期間内だったのでタダです。かなり大き目の部品が交換されているようで、ナノクリレンズの証である黄金の「N」マークも修理前は傷がついていましたが、新品になって返ってきました。それ以外にも、

2103075

 ……と「製品番号部の部品を交換致しましたので、番号が変更となりました。ご了承下さい。」となっているように、マウント側の製品番号のあるパーツも丸々交換となっていた。

 ちなみに今回の修理を担当したのはどこだろうか?提携修理先の「フクイカメラサービス」という可能性もあるが……?

2103076

 おおっ!ちゃんとNikonの「カスタマーサービス部修理センター」ですね。本家本元です。それにしても、今までも何度かNikonに修理を出してきましたが、本当にサポートが気持ちいいなって思います。早いし丁寧だし、予想以上に綺麗になって返ってくるんですよね。修理に出すのは辛いけど、でも得した気分になっちゃうんだよなー。サポートNo1になるのも当然だって思います。

 これで、レンズ内のゴミも取れたし、かなり新品同然になってきたので、D700とも気持ちよく使えると思います。

Nikon D700
Nikon D700に似合うのは、やっぱりコイツだぜっ!

 やっぱり、D700にベストマッチなのは「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」だよねっ!でも、VR 70-200mm F2.8の後継が早く出て欲しいです。D700が大口径の望遠ズームを欲しているんです~!

 そんなわけで、PIE2009に大いに期待しましょう!

 ではでは!

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D300の内蔵ストロボでケラレを検証する(1)

 お猿@おはようございます。

 暖冬でスギも満開のようで、山々もオレンジ色に染まっております。皆さんの中には、これ幸いと花見をしに出かけられる方もおられるかと思いますが、お猿はスギ花粉症なので、外出そのものが自殺行為のためにインドアライフを満喫しております。お陰で、外界との接点はネットだけだぜっ(ウソ)!

 そんなスギ花粉で大惨事のお猿ですが、せめてバーチャルな世界でうごめかねばと思いますので、ブログでも書きなぐっておこうかと思います

 ……そんなこんなで、いつの間にやら、

 28万ビューを突破していました

 あらやだ。気付かない間に27万ビューを超えていましたね。あれ?いつだろう?まあ、これもひとえに皆さま方が踏みにじってくださったお陰ですので、今後とも30万ビューの大台に向けて、より一層、踏みにじっていただければ幸いです

 ガンガン踏みにじってくれよなっ!!

 さて、今日は久々に大掛かり(?)な検証ネタです。

 ……というのも、お猿は大きめのイベントの撮影をしたりするんですが、そうなると、他のスタジオのカメラマンさんと一緒に仕事することになったりするんです。それで、お猿が最終的に業者さんの写真を預かってクライアントさんに渡すことになるんですが、その中の写真に量産された内蔵ストロボによるケラレ写真があったんですね。

 クライアントさんの都合上、実際の写真をお見せするわけにはいきませんので、同じ条件で撮ったものをお見せしますと……、

2103031

 ……というように、画面の下側に黒い海坊主が出現するわけです。これは、大口径レンズなどを使っているときに内蔵ストロボを発光させると起きやすいトラブルです。つまり、これはレンズの影。もしくは、レンズフードの影だったりするわけです。

 このサンプルはライティングにムラがありますが、白い壁を撮っています。実際の現場では、何枚撮っても画面下が半円形に暗くなってしまうんですね。

 こんな写真を量産してくれた某スタジオのカメラマンさんですが、実はその現場をお猿は見ていたんですね。確かNikonのD200に28-70mm F2.8の大口径レンズを装着し、内蔵ストロボだけで撮っていたような気がします。「何で、あんな撮り方しているんだ?大丈夫か?」と思っていたんですが、案の定でした。この有り様でキッチリ費用だけ貰っていくんだから、お猿としても憤慨です。

 そんなわけで、今回は内蔵ストロボによるケラレに注目です。

 今回は、お猿自慢の大口径レンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」が入院してしまっているということなので、愛機であるDXフォーマットのフラッグシップ機「D300」での検証ですよ!ちなみに、D300の内蔵ストロボはこんな感じです。

2103032

 頑張って高さを稼いでいる感があるんですが、それでもレンズに近いので太めで長いレンズは致命傷です。フードを付けていたら尚更ですし、ワイド端になればなるほどイメージサークル内に影が入りやすくなるのでケラレ易くなります。

 そんなこともあって、お猿は内蔵ストロボ愛用派ではありますが、内蔵ストロボはライティングの主役としては使っていません。つまり、

2103033

 マイメニューの「内蔵フラッシュ発光」の項目を、大抵の人は、

2103034

 ……というように「TTLモード」にしていると思います。

 しかし、お猿の場合は、内蔵ストロボは直当てしませんので、

2103035

 同項目を「コマンダーモード」にしています。そして、さらに、

2103036

 「内蔵フラッシュ」の「発光モード」は「--(発光しない)」にして、「Aグループ」を「TTL」などにして外付けストロボのリモート発光のためのコマンダーとしてのみ活用しています。一応、内蔵ストロボは発光しますが、ほんの僅かな差で露光しないタイミングになっているので、あくまでコマンダー扱いです。そういうこともあって、FX購入時にD3iconではなくってD700を購入したということもあります。D700には内蔵ストロボがあって、コマンダーを買わなくてもリモート発光できますからね。

 そんなわけで、実際に内蔵ストロボを発光させると、光の具合はどうなっているのかが気になって実験してみました。

 場所は、お猿の職場にあるスタジオ。

2103037

 ここには、そこそこの大きさで真っ白なホリゾントがありますので、便利です。

 D300に高倍率ズームレンズで悪魔のレンズの「AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G (IF)」を久々に動員してみた。かなりの広角から望遠までを1本で撮れる上に、長さもかなり変わってくるので実験向きだ。

 では、やってみましょう。

○内蔵ストロボ使用:18mm

2103038

 右のカメラから内蔵ストロボが光っています。途中までは綺麗に拡散しているのですが、すぐに光のした部分が欠け始めています。DXフォーマットとはいえ、かなりのワイドなので手前まで写ります。そこで、写るのがケラレなんでしょうね。

○内蔵ストロボ使用:200mm

2103039

 18mmの時より光量が増えているものの、望遠ということですので、手前が写ることはありません。実際はレンズも伸びていてケラレているんですが、イメージサークル内には入らないようで、ケラレは発生しませんでした……が、内蔵ストロボで200mmの望遠を撮ることはまずないでしょう。

 ここで、外付けのストロボも試してみたくなった。内蔵ストロボよりも光量が多い上に、レンズから離れていることもあって、内蔵ストロボのようなケラレは発生しにくいはずだ。

○外付けストロボ使用:18mm

21030310

 内蔵ストロボと比べると、全く光の伸び方が違う。欠け目がなくストロボの発光面を中心に上下に光が綺麗に伸びている。18mmの広角でも全くケラレることがなかった。

○外付けストロボ使用:200mm

21030311

 レンズが伸びるものの、全く動じることはなかった。レンズがテレ端になると、ストロボも自動的に光の幅を狭めてくれるので拡散している感じはなく、中心を重視しているのが分かる。

 そんなワケで、そもそもストロボの直当てはやらないお猿ですが、やったとしても内蔵ストロボで直当てをするのは危険だということが分かりますね。扱いには気をつけたいものですが、次回は今回の検証をさらに別の角度から見て見たいと思います。

 ではでは。

P.S.お猿がメニューの撮影させていただいている「あんしん弁当」さんが、明日、テレビで紹介されます。詳細はコチラ。是非、見てくれよなっ!!

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