« 今年最後の“アレ”に投票しようぜ! | トップページ | PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.2 総論) »

PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.1 総論)

 お猿@おはようございます。

 突然ですが、予告通りにPIE2009に行ってきたよっ!今回の開催日は3/26~29の4日間ですが、お猿はその内27~28日に参加。前回のPIE2008が初日から3日間参加だったことを思えば1日短かったものの、まあいいじゃん

 前回はリッチに寝台特急「北陸」で行きましたが、今回は西武鉄道と加越能鉄道の運行する夜行バスで、エコノミークラス症候群の恐怖に怯えながら行きました。3列シートと聞けば何かカッコイイように聞こえますが、所詮はバスですからね。熟睡は不可能でした(窓側の乗客、カーテン閉めろよっ!)

 ……で、無駄に早い時間帯に池袋に到着し、行きつけのネット喫茶で他にやっているブログの更新をしながら過ごしていた。ブログ用の写真を撮影させていただいているあんしん弁当さんの写真も送っていなかったので、実は、ここで送っていた。いやぁ、ネット喫茶って便利だ。

 時間になったら、山手線とりんかい線を乗り継いで会場の東京ビッグサイトへ!

東京ビッグサイト
オリンピック誘致の看板が目立つ会場でも、オレたちはPIEが大事だ!

 前回は小雨混じりだったことを思えば、今回は非常に天気も良くPIE日和ですな(どんな日和だよっ!)。駅を降りれば、テンション高めのカメラ小僧が重装備で展示場に向かっていく。こういう場合は誰がPIE目当てなのか見ていれば分かるのが面白い。ちなみに、こっちは「立山黒部アルペンルートを行く(室堂編)-1」に合わせて購入したハクバの「PHOTOLAND TR+」に「D700」と「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を入れて臨んだ。意外とこのバッグを持っている人が多いのに驚く。小型でガマグチタイプってのがいいのかも知れない。

 さて、会場の入口まで来ましたよ。

PIE会場入口
PIE2009会場の入口。もう、これを見ただけでテンションが上がる

 大半の人が、受付けを済ませているので、真正面には人がいない状態。行列は受付けの裏に出来ているので一見すると来場者が少ないように見えるがとんでもない。

 受付けで入場パスを受け取るのだが、業種毎にパスの種類が異なる。お猿は前回と同様に「デザイン・印刷・出版」ということに。

PIEの入場パス
左が昨年の入場パスで右が今年の入場パス

 前はビニルのケースに入っていたけど、今回は紙だけ。コスト削減なんだろうか?

 暫らく待って、10:00の開場と共に会場内へと入る

PIE会場内部
やっぱり、カメラメーカーのブースは迫力あるなぁ~

 おー、やっぱりテンションが上がりますなぁ

 さて、Nikonブース、Nikonブース……。Nikon信者としてはお参りせねばなるまい。会場の奥座敷に黒いブースが見える。一際輝く黄色いロゴ!我らが本山、Nikonブースじゃ。

並ぶ2強ブース
何も隣に陣取らなくても……と思う、カメラの2強ブース

 面白いことに、某C社の隣に陣取っている。まさしく、川中島の合戦での信玄と謙信の一騎打ち!黒いブースのNikonに白いブースの某C社。非常に分かりやすい。

 ……というわけで、まずは黒いブースのNikonへ。

PIEでのNikonブース
真っ黒なNikonブース。シックな感じがオイラ好きだぜ!

 通路沿いには2つのステージが用意されていて、ミニセミナーが開催されていた。

阿部秀之さんのレクチャー
阿部秀之さんが、Nikon党へと洗脳教育していました(笑)

 前回に続いてNikon布教師の阿部秀之さんが、FXフォーマットとDXフォーマットの両方について力説していた。この方は寝言でもレクチャーできるんじゃないだろうかっていうほど、つらつらと語ってくれた。面白いのが、北京オリンピックのカメラマン席を撮った写真で黒レンズと白レンズの数の比較をしているものだった。「シャレだと思って見てくださいよ!」と言いつつ、かなりのインパクトがあったように思う。ハッキリと某C社の名前は出さなかったが、明らかだよね

 この阿部さんを聞いた後に、他のブースを見ようと離れた時、お猿の肩を叩く人が……。富山県のカメラ仲間でSONYユーザーのT氏だ。「お猿さんなら、Nikonブースに張り付いていると思って来たら、案の定でしたね」とのこと。それにしても、これだけの人だかりの中で、よく見つけられましたねぇ。

 T氏とブラブラして別れてから、再び中に入れば、今まで発売したNikonのデジタル一眼レフの展示。

Nikonの歴代一眼レフカメラ
歴代のNikonのデジイチ軍団。それにしても、絵になるなぁ

 そして、現行のデジイチとニッコールレンズの展示ですな。これだけあるんなら、どれか1本ちょうだいな!

Nikonのデジイチとニッコールレンズ
魅力的なレンズがいっぱい展示されていましたよ

 さらに、奥座敷へと進むとカウンターがあってデジイチに関する説明も聞けるし、現行デジイチやレンズを試すこともできる。黒い壁に黒いシャツのスタッフ……まるで保護色だ。

Nikonのカウンター
表の通路からは全く見えないデジイチのカウンター

 ここで残念だったのが、レンズを貸してもらって持参のデジイチで試写できないということだ。せめて、CFを貸与デジイチに入れて試写できればと思ったのだが、それもできない。SIGMAやTAMRONなどのブースでは、レンズを使ってちょうだい!というノリでガンガン貸してくれたのに、それができないとは残念だ。撮ったデータをテイクアウトして家でジックリと鑑賞したいのに……。次回は是非とも大盤振る舞いしてもらいたいものだ。

 今回のブースで非常に目立ったのが、金屏風ですな。

金屏風
D3Xの威力をまざまざと見せ付けられる作品展示

 これは、最近やっと70万台前半に落ち着いてきたD3Xiconの作例。金屏風の日本画をD3Xで撮影し、原寸大で大判プリントしたものが展示されていた。隣にオリジナルも展示してあったので比較はしやすい。確かに、こういうものを作ろうと思えばD3Xの超高解像度は使いやすいし、接写での複製を仕事とする人には非常に有効なツールだと思う。……が、お猿は必要ないなぁ。

 今回のNikonは、特に目立った新製品というものはなかったが、展示の中心はCOOLPIXはじめ、D3XやD90といったところだろうか?意外なまでにD700が紹介されていなかったのは驚いた。

 ところで、ちょっと面白かったのがコレ。

MEDIA PORT UPコーナー
PIEなのに展示されていた「MEDIA PORT UP」の展示

 MEDIA PORT UPですね。通常のヘッドセットにドラゴンボールでサイヤ人が装着しているスカウターのようなものがついているというもの。音楽と一緒に映像も楽しめるっていうヘッドセットなのだが、実際、半眼をスカウター(?)で覆われている人が目の前からやってきたらビビると思う。実際、山手線でこれを装着している人はお見かけしなかった。

 こんなもんが写真関連と何が関係あるのか?と思われるだろうが、これに関するあるパーツが目立たないながらも参考展示されていた。正直なところ、まだまだ実用段階ではないな、と思ったがこれがうまく進化していけば、今発展中のある技術はもっと使いやすくなるだろうなと期待している。この辺は、後日レポートしたい。

 それにしても、VR 70-200mm F2.8後継レンズまだっスかーっ

 さて、Nikonブースはこんな感じだったが、お隣にあった某C社の白いブースも賑わっていた。お笑い芸人のU字工事は何かにつけては、栃木に茨城が責めてきたとイチャモンをつけているが、似たような心境になってきた。

「某C社が責めてきたぞーっ!

PIEのCanonブース
白いイメージの某C社のブース

 世界3大カメラショーと言われるのが、アメリカのPMA、ドイツのフォトキナ、そして、日本のPIEなのだが、PIEより僅かに先行して行われるPMAでは、いつも新製品が持っていかれている気がしていた。その影響でPIEはPMAよりは目新しさがなかったものの、今回のPIEはPMA以上の収穫があったように思われる。いろいろある中で、直前に発表となったEOS kiss X3iconが注目を浴びていた。

EOS kiss X3看板
直前に発表となったEOS kiss X3が目玉でした

 最初にデジイチに動画機能を盛り込んだのが、Nikonの「D90」なのだが、その後に発売された某C社の「EOS 5D Mark IIicon」にも搭載されて、動画機能としてはミドルクラス以上に搭載されたことになった。そこに、某C社はエントリー機にも投入してきたというわけだ。正直なところ、ミドルクラス以上を使うような人は、動画機能は「う~ん、必要か?」と思っていると思う。邪道だと思っている人さえあるのではないか?Nikonの阿部さんのレクチャーなんか聞いていると、デジイチを使っての動画撮影というのは、かなり奥が深いことが分かるのだが……。

 しかし、そんなコダワリがなく動画撮影を使いたくなってしまうのが、動画機能標準装備なコンデジからデジイチにやってきたエントリークラスの皆さまだと思う。ここでエントリークラスに搭載してきたというのは面白い。そのためか、動画機能をガンガン楽しんでよと言わんばかりに、某C社はブースの3分の1くらいのスペースにメリーゴーランドを引っ提げてきた。

メリーゴーランド
動画撮影を体験するためのメリーゴーランドです

 来場者に乗ってもらう為のアトラクションではない。あくまで、コンパニオンさんが乗っているのだが、動くメリーゴーランドをEOS kiss X3の動画で撮ってみないかという展示なのだ。上の写真では、コンパニオンじゃなくて、やや浮かれたオッサンの人形なのだが、個人的には女性撮りよりはオッサン撮りが好みなので、こればっかり撮っていた。

 まあ、某C社がPIEに目玉として持ってきたのがコレなんだろうと思った。まあ、これで動画撮影をして試してみるのも良かったかもしれないが、さすがにそこはNikon党の良心と言うべきか、非国民扱いされそうだったのでやめておいた。「Nikon D700」とデカデカと書かれたストラップをつけて、ここに踏み込むのは、巨人の帽子をかぶって阪神の応援席に行くか、WBCで日の丸を持って韓国応援団に行くようなものだろう。

 えー、では今日はこれくらいに……。

 まだまだ、続きますよっ!

ブログランキングにも参加しているので良ければクリックお願いします。
にほんブログ村 写真ブログ デジタル写真へ/Banner_03 ←清き一票を!

~今日のリンク~
【三星カメラ】カメラ販売
デジカメオンライン|デジタル一眼レフ
将来性を感じさせる男になるための5つの格言
浄土真宗親鸞会講師blog

|

« 今年最後の“アレ”に投票しようぜ! | トップページ | PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.2 総論) »

携帯・デジカメ」カテゴリの記事

コメント

PIEお疲れ様でした。
まさかこんなに早くPIEレビューされるとは思いませんでした。
恐れ入りました。

hideが業界関係者からの聞いた情報なのですが、今年のPIE運営は
今までの運営会社とは違う会社であったという事でした。

お猿さんレビューは、今年の状況を客観的に分析されていると私は思いますし、
これを見ればPIEに来られなかった人も会場の状況が解る出来栄えだと思います。
今年のNikonのブースのアピール度は、目覚しい新製品の登場も無くインパクトは、
少々欠けていた思うと残念でした。

PIEレビューの続編楽しみにしています。
では、では.............(*^m^)


投稿: cameraman_hide | 2009年3月29日 (日) 22時34分

「お猿さん」、おはようございます

hideさんからお誘いを受けていたのですが、残念ながら日程が合わず
私は最終日の29日にPIE2009に行ってきました。

NIKON党でありながら、ほとんど別のブースで過ごしていた私にとって
は今回の記事は大変有り難いです・・・

では続編を楽しみにいていますね

投稿: RED | 2009年3月30日 (月) 07時24分

○cameraman_hideさん、コメントありがとうございました。

 そして、PIE2009会場ではお初にお目にかかれて良かったです!お世話になりました。
 帰って来てソッコーで第1回をアップしたものの続編が凄く遅くなってしまいました。なんか忙しいです、ハイ。
 Nikonブースは目立たないけど、カメラ関連のメディアも取り上げていなかったものがあるんですね。見方によっては面白い参考出品があったんです。それもアップしますね。
 来年はPIEじゃなくってちょっと違ってくるとも聞いています。どうなるんでしょうか?

○REDさん、コメントありがとうございました。

 最終日でしたかー!hideさんにREDさんは来られますか?って聞いたところ、お忙しいとのことで……。残念!
 Nikonブース……やっぱ、VE 70-200mm F2.8を出さないとねっ!!

投稿: フォトグラファー猿 | 2009年4月13日 (月) 20時05分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.1 総論):

« 今年最後の“アレ”に投票しようぜ! | トップページ | PIE2009に行ってきたぞ!(Vol.2 総論) »