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射水市浄土寺地区に群生するカタクリを撮る

 お猿@おはようございます。

 前回の記事は、うっかりプライベートに走ってしまいましたが、今回から再びマジメにデジカメネタに戻ろうかと思っている次第であります

 そんなワケで、妻とご祝儀を手に入れた代償として、自由を失ったお猿でありますが、今回のネタはまだ自由のあった“独身貴族”時代の記録です

 昨年の今ごろ、お猿の生息する富山県射水市の浄土寺地区ではゲンジボタルのシーズンに突入するということで盛り上がりつつありました。お猿もフラフラと撮影に行きまして、現地の方とも仲良くなって撮影を堪能していたのでありますが、その時にお世話になったKさんに、言われたのが、

 実は、春になると私の家の裏山にカタクリの花が一面に咲くんですよ。その時は連絡するので、是非撮影してください

 あれから約1年が経とうとしていた4月5日、Kさんからメールが届いた

 おはようございます。浄土寺のKです。裏山のかたくりの花が咲きました。
 よろしかったら見に来て下さい。

 おーっ!お猿、超感動したでっ!!こっちが半分忘れかけていたことを、ちゃーんと覚えていてくださったのだ!さっそく、「行きますっ!」と返信すると、さらに翌日の4月6日にもメールが届く。

 こんにちは、Kです。
 裏山のかたくりの花は満開です。
 明日お待ちしてます。僕はたぶん居ると思います。
 もし出かけるとしても、1時間くらいです。
 母に言って有りますから、母に案内してもらって下さい。

 という文面に、Kさんの撮影したカタクリの写真が添付されていた。

カタクリの花

 おー、立派なカタクリではないかっ!カタクリもいいけど、背景の苔がなんともグッとくる。

 それにしても、今回の件で実感すたのが、色々な土地に撮影に行って「撮影させていただいている」という姿勢で撮影すると、現地の人とも仲良くなれるし、意外な撮影スポットも教えてもらえるということだ。「善因善果 悪因悪果 自因自果」の因果の道理は狂いがなく、撮影時のマナーを守ることは非常に大事だと思うのであった。実は先ほども、Kさんより、

 今晩は、Kです。
 先ほど前の川へ行ってみたら、蛍一匹だけ見つけました。
 あと一週間ぐらいかな?
 また報告します。今年もたくさん舞えば良いですね。
 明日僕は仕事で、弥陀ヶ原に行きます。
 天気が良ければ、良い写真が撮れるのになあ、、、、
 またメールします。おやすみなさい。

 ……とのこと。今年のホタル撮影シーズンも目前のようです!

 それはそうと、4月7日の早朝にKさん宅を訪れる。実に10ヶ月ぶりくらいの再会だが、ご家族総出で歓迎してくれた。コーヒーやらお菓子も出してくださり、恐縮するお猿だが、遠慮なく食べるのもお猿です

 さっそく、裏山に案内していただくと、カタクリがあったあった!これはスゴイということでD700に、SIGMAのマクロレンズのMACRO 70mm F2.8 EX DGを装着して撮影モードに入る。ここからは、純粋に写真を堪能していただければと思います。

 まずは、朝の木漏れ日に照らされるカタクリの花です。

カタクリの花

 被写界深度が結構浅いのだが、合焦しているところはカリカリシャープなのが、このマクロレンズの特徴。カタクリの花も見事だが、地面を覆う苔の質感がグッとくる。

 次は、日陰部分のカタクリ。

カタクリの花

 奥に広がるカタクリの花は日が照らしている。ボカしているものの、カタクリの花がたくさん咲いている雰囲気は出ているのではないだろうか?これを、縦位置で撮ると……、

カタクリの花

 こんな感じで横の広がりより奥行きが出ていると思う。何よりも手前の苔やカタクリの葉がスッキリしていてお猿好み。

 次は、ちょっと方向を変えて、苔があまり生えていない箇所で日当たりの良いカタクリを撮ってみた。

カタクリの花

 日陰でシットリしたカタクリがお猿好みだが、これはこれで輝く花弁が美しい。手前にチョットだけカタクリの花を前ボケとして入れてみた。

 ちなみに、この花を撮影しているところをKさんが盗撮(?)していたようで、後日、メールに添付されて送られてきた撮影中のお猿の写真。

フォトグラファー猿

 実は、三脚は不使用でオール手持ち撮影。しかも、地面に寝転がって撮っているので、着ているのはホームセンターで買った安い作業着。安いけど、丈夫な上に、寝転がっても枝などがツンツンと刺さらないので、非常に仕事がしやすいのだ。

 この調子で、さらにアップで撮ってみたのがコレ。

カタクリの花

 う~ん、あまりカタクリの可憐さが出ていないなぁ。

カタクリの花

 これはこれで、提灯みたいで面白いけど、ちょっと寂しいね。

カタクリの花

 やっぱり、これくらい賑やかなのがいいけど……。

カタクリの花

 個人的には、こういう日陰のカタクリがイメージにピッタリだね。

 ……とまあ、色々と撮ってみました。

 さて、実は今回はD700以外にも、D90を動員していたのでした。つまりは、動画機能を搭載した初のデジタル一眼レフですね。これは、「静の中の動」を撮るのに適しているとPIE2009にて阿部先生がおっしゃっていた。まさしく、こういうネイチャーを撮るのに適していると思ったので、写真を撮りながら、動画撮影もやっていたのだ。

 このレポートは別記事でやりますが、とりあえずダイジェストをお見せしましょう!

 ……いかがですか?

 結構面白いので、D90のDムービーの威力をお楽しみに!

 ではでは。

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入籍していた模様です…(汗)

 お猿@おはようございます。

 前回の更新で、見事に30万ビュー突破したお祝いを兼ねていた訳ですが、それから1ヶ月以上も更新が止まっておりました。原因は決して、達成感による燃え尽き症候群でもなければ、普通に死んでいたわけでもないのDeath。

 お猿は生きております!!

 まあ、なんと言いいましょうか。うっかり、ご報告が遅れたんですが……。

 どういうわけか、お猿は、

 入籍していた模様です……(←ドカーン的なもの)

結婚的なもの
妻の父が勤めている職場から頂いたケーキに載っていたもの

 そんなわけで、お猿はシャイボーイなので結果的に1ヶ月以上も経ってからのご報告となったのですが、いわゆるニュースなんかでいう「入籍していたことがわかりました」ってヤツです。わかってやってください。

 ちなみに、相手は猿ではなく、一応ホモサピエンスですのでご安心いただければ幸いです

手作りブーケ
器用な妻の兄が手作りしたブーケ。コサージュも手作りでした

 まあ、そんなこんなでPIE2009が終ってからレポートを続けて、「そんなイベントもあったよね」程度に皆さんの海馬の情報も薄れてきている頃かと思いますので、PIE2009レポはこの辺で終ろうかと思います。何よりもお猿の海馬が相当ヤバい状態ですので、PIE2009レポの続きはそれぞれの新製品レポ的に進めていこうかと思いますので、ご了承願いたいと思います。

 ちなみに結婚式は、両家の家族だけの超地味婚です。しかも、珍しい「仏前結婚式」とか「仏式結婚式」と言われるものですな。でも、よ~っく考えてみれば、日本国民の大半が仏教徒だと思えば何もおかしいことではないですよね?っていうか、仏教徒なのにキリスト教式でやる方がおかしいと思うのがお猿の持論。葬式や法事だけ仏教っておかしいよね?

 まあ、芸能人でも、つんく♂さんなんかは浄土真宗の西本願寺で仏式結婚式だったらしいし、狂言師の和泉元彌さんも浄土真宗の築地本願寺にて仏式結婚式だったそうな。そんな感じで、仏前結婚式も認知度は高まっているそうですが、お猿もその部類でお世話になっている浄土真宗の親鸞会館にて挙式でした。

 地味婚なので、実に経費は抑えまして、写真撮影はお猿の自前。つまり、新郎兼カメラ係です。

 まさしく、“新郎”“心労”もしくは“辛労”

 会場にカメラやら三脚を持ち込んで、アングルやら露出、ピントなどをセットして、会場のスタッフの方にレリーズを押して貰う感じですね。そりゃもう、走り回りましたよ。アングルのセットの時には、自分が立つ位置に父親に代理で立ってもらったりしましたからね。一時的に、父に新婦を奪われました(笑)。

 その会場で撮った家族写真がコレ。

結婚式の家族写真
新郎がセルフサービスで撮る家族写真。ストロボ1灯だけでやりました

 赤絨緞と壁画がゴージャスなんですが、絨緞の影響で色カブリしやすいんですよね。でも、まあデジカメ撮影って言ってもD700ですからね。集合写真をFXフォーマットにAF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G EDを装着して撮るとかなり気持ちが良い。隅々までスッキリと解像するので、隅の人の顔までクリア!FXで使うと使いやすい画角だよなぁ~と実感。RAW+JPEG撮影でガッツリ抑えました。ストロボ1灯だったけど、あの状況で何とかうまく行きました。

 デジタルだったんで色補正もラクラクでした。式の後もデジタルデータでキープできるので、後々で葉書などに使えて便利でした。撮影後、クリスピアに打ち出して両家に渡したら、あまりの速さとキレイさにメチャメチャ喜ばれました。これぞハンドメイド結婚式です!!

 会食も行いまして、その時にはレストランの調理スタッフは忙しそうだったので、完全にタイマー撮影。セッティングしてテーブルの反対から猛ダッシュする“新郎・お猿”

結婚式の会食写真
セルフサービスで撮る家族写真2。こっちはディフューザー使用&スローシンクロ

 ハアハア言いながら撮ったのがコレ。先の赤絨緞ではバウンス撮影でしたが、こっちは逆光ということもあって、SUNPAKのディフューザーDiffuser Kit DFU-01を装着しての直発光!ちょっくらメガネのレンズがテカりましたが、上等な仕上がり。手前のテーブルだけが明るくならないようにスローシンクロで撮っています。分からないでしょ?

 その後も、事後処理に追われまして、追加で頂くご祝儀なんかに内祝いなどを送ったりしていたんですが、最近流行りのカタログギフトって便利ですよねぇ。それまであまり知らなかったんですが、カタログ見ていると自分がほしいものが結構あったりして、なかなかいいものです。あと、妻の引越しの手伝いやらやっていて結局今に至っております。

 家具類も調達したりしたんですが、ちょっとお金をかけたのが寝具ですね。特にお猿はまくらは譲れないものがありまして、フワフワのまくらは眠れない。あくまで、低反発まくらにこだわっていますが、気に入ったのがなくて困っていたところ、やっとこいいものを見つけましたよ!チョイと高めですが、安眠が得られました。布団もチョットいいのに変えたんですが、やっぱいいわ!夫婦共働きなんで、家では寝てる時間が大半(汗)。ならば、家具類でも寝具にはこだわらないとねっ!ってことで頑張りました。

 そんなこんなで、ゴールデンウィークには両家の親戚めぐりをしたんですが、お猿の出身は静岡県なんで行ってきましたよ!

 それも、日本のチベット!浜松市天竜区佐久間町!

 佐久間町といえば、佐久間ダムだよねー。それを妻に見せてやりました!

 今住んでいる富山県には日本一の黒部ダムがありますが、この佐久間ダムもかつては「東洋一のダム」といわれていたこともありました。ダムマニアにとっては、聖地の一つにカウントされています。

佐久間ダム
堤高155.5mを誇る電源開発の重力式ダム「佐久間ダム」

 あいにくの強い雨だったので、軽装備のお猿はあまり気合を入れて撮れませんでしたが、D700で一度試してみたかったのが、佐久間市街地から佐久間ダムに向かう道中にあるトンネル内部の撮影。

佐久間ダムへのトンネル
暗いトンネルだってD700の高感度撮影でノイズレス撮影ぢゃ

 ご覧のとおり、掘削したまんまの荒々しい岩肌の凸凹がムキ出しになっている。オレンジ色に輝くナトリウムランプがあるものの、非常に暗い。かつて、コンデジで撮ろうとしたが見事にノイズだらけorブレブレの写真になってしまったことがあった。しかし、D700の高感度撮影でISO1600で余裕のよっちゃんで撮れた。しかも、気になるノイズがないに等しい。ちなみに、この佐久間ダムは心霊スポットに数えられているので、変なものが写っている可能性があります(脂汗)。

 さらに、トンネル内部から分岐して展望台に向かう細いトンネルはもっとすごい。

佐久間ダム展望台へのトンネル
トンネル内から展望台に向かう細いトンネルだって気合が入っている

 こっちは、岩肌がコンクリートで固められることもなくムキ出しだ。この雰囲気を味わいにくる人もいらっしゃるのだ。

 そして、見物を終えた後には、佐久間電力館を見学しに行った。

佐久間電力館
無料で見学できるので是非とも佐久間電力館は見ておきたい

 佐久間ダム脇に電源開発が立てている電力館。無料で見物できる。小学生の頃は、ここにやってきて三極モーター作りをやった記憶がある。なんせ、電気を学べる施設なのだ。ちょっとしたゲームもあるので、子供さんも喜ばれることでしょう。

水車ランナ
実際に使われていた水車ランナだって展示されている

花崗閃緑岩
佐久間電力館の中に展示されている巨大な花崗閃緑岩。実に堅牢だ

 そんなこんなで、事後処理も終りましたので、そろそろ通常のブログ更新に戻ろうかと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

 最後に、結婚して得たもの……。

 、ご祝儀

 結婚して失ったもの……。

 自由

 ……ということで、時間もお金も自由になりませんので、結婚を機に補正予算案が提出されている模様です。こちらは野党同然ですので、与党の妻に従うより他にないようです。

 ではでは。

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