D700のイメージセンサークリーニングを実践!
お猿@おはようございます。
昨日は、日本国内で皆既日食が見られるっていうことで、それこそ「どいつもこいつも皆既日食状態」になってテンヤワンヤでしたね。
何と言いましょうか?最長でも6分ちょっとの間、太陽が月に隠れてしまうっていうだけなんですが、高い旅費を使ってトカラ列島までツアーで行く人とか、飛行機から見てやろうなんて人もいらっしゃったりで、たかが日食ごときで日本人テンションアゲ♂アゲ♂でした。
お猿も、ご多分に漏れず「日食萌え~~っ!」状態でしたので、是非とも撮ってやろうと思ったのですが、お猿が生息する富山県は皆既日食エリアではございません。富山市天文台の情報によりますと、11:07が食の最大となり、74%が欠ける部分日食になるのだそうな。それでも、70%以上が欠ける深い日食は51年ぶりということで、貴重なシャッターチャンスでもあったわけですね。
ただ、いくら部分日食とは言っても、太陽というものはすこぶる明るいものでございまして、かなり露出倍数が高い濃いNDフィルタが必要となってくるのでございますね。そこで、デジタルカメラマガジンなどでは、フジフィルムの光量調節用フィルター ND-4.0などが推奨されていた。これは、角型フィルタで露出倍数10000倍でありながら、価格は1840円というお手頃アイテムだ。
ところが、案の定、メーカー在庫すらスッカリ無くなってしまい、入荷できても皆既日食過ぎてからときたもんだ。仕方ないので、現在持っている一般的なNDフィルタとPLフィルタを重ねて使ってみることにし、シャッタースピード最大&絞り最大&ISO減感しまくりで対処するしかネェと判断。
そうなると、ちょっと気になるのが、イメージセンサーというかローパスフィルタのゴミ問題ですね。絞りが開放側ならまだしも、最大絞りと来たら日頃目立たないゴミだって写りまくりますがな……。そういや最近、f8くらいでも、シミみたいなものが写り込んでいるし、そろそろアカンかな……って思っていたんですけど、さてNikonのSCに送り込むか……とも思ったんですが、お猿はアレを持っていたんですね。
2年前に購入したニコン純正のクリーニングキット
そう、Nikon純正の「ニコンクリーニングキットプロ」!2年以上も前に書いた「デジタル一眼レフのCCDのゴミを何とかしたい」という記事でゲットしたプロ仕様のクリーニングキットでしたね。
デジタル一眼レフの普及に伴って、イメージセンサーというかローパスフィルタのゴミ問題が出てきて、各メーカーから様々なクリーニングキットが登場した。粘着ゴムを押し付けてゴミを取るものやら、掃除機のように吸引するものなど、手法は異なれど技術者でなくともリスクなくクリーニングできるようにと工夫を凝らしたものが登場した中、Nikonのコレは違った。
ある程度、練習しなくては危険が伴うというリスクがありまくる、かなり原始的なクリーニングキットだ。だが、それだけ最も効果的にゴミ除去できるという方法でもある。そんなワケで、「レンズフィルタクリーニング実践!」という記事で書いたように、まずはレンズフィルタをクリーニングすることでトレーニングを積んできたというわけだ。
そうしているうちに……、
2年かけて500枚のシルボン紙をレンズフィルタだけに使い切りました
これだけあった、当初の500枚入りのシルボン紙をフィルタクリーニングだけで使い切り、新たに購入したのだが、さすがにフィルタクリーニングは慣れてきたので、いい加減にイメージセンサークリーニングを実践してみたいと思うのだ。
今回は撮影で最もよく使っているD700のクリーニングといきたいと思います。おちょぼ口のニコンFマウントながら、センサーサイズはFXフォーマットというフルサイズですので、比較的のびのびと拭けるかな……と。
基本に忠実に……をモットーに50mm F1.4Dを装着してテスト撮影する
まずは、ローパスフィルタ上のゴミの位置を確認するために、マニュアルCDで登場した「Ai AF Nikkor 50mm F1.4D」との組み合わせてみる。
ちょっとヨレヨレですが、白い紙を撮影します
次に、最大絞りにしてMFにて白い紙を撮影する。それで撮ったのがコレ。
クリーニング前に撮影したのがコレ。ゴミがちょっと分かりにくい
う~ん、ちょっとアンダーでございますが、そこそこに綺麗に見えますね。でも、よ~っく見るとゴミらしきものがあるんですよね。そこで、Photoshopにて自動レベル補正を施してみると……?
Photoshopの自動レベル補正でゴミが一気に浮き出てくる
あら~ヒドイ色になりましたが、ゴミがクッキリと見えるではありませんか!青空に見えたシミの正体を見つけたりっっ!これで絞り最大で日食撮影をしようものなら写り込むでしょうなぁ。では、クリーニングしてみたいと思います。
ドキドキドキドキ……。
フル充電状態でミラーアップをし、やっているものの、こんな動画撮りながらやっているので、最初の1回はこんな有り様です。
動画撮影しながらクリーニングした結果、右端のゴミは巨大化していた……
総じて、ゴミは取れたものの新たなゴミが付着し(移動しただけ?)、右端に着いているゴミなんかは、そのまま大きくなっちゃっていますね。恐らく、最後に拭き抜く段階で残ってしまったんでしょうね。
まあ、一言いっておきますが、動画撮りながらクリーニングするのは、よい子はマネをしちゃいけません。
では、2度目の挑戦!今度は、動画撮影はしていません。
2度目のクリーニングで目立つゴミは2個だけに減っていた
おおっ!周囲のゴミは消えました!でも、無視してもいいようなゴミが2つほど存在しています。
基本的に、中途半端がモットーのお猿ですが、変に負けず嫌いな点がありまして、意地でもゴミは無くしたいと思います。
そう、美しい地球のために……。
失礼しました。まあ、綺麗にこしたことはありませんし、ローパス拭くのもフィルタを拭く力加減で拭けばいいし、クリーニングスティックにシルボン紙を巻くときに、1cm程出しておけば力を入れすぎて破損ってことも起こりにくいので気楽にやりたいと思います。
では、3度目の正直!!
3度目にはゴミが全滅!これは非常に気持ちがよい!
おおっ!ゴミ全滅っっ!!
これは気持ちがいいですね。動画では、巻きつけたシルボン紙が緩んできてマウントにひっかかったりしていますが、実際はキチンとした状態でやってますよ!
でもやっぱりニコンFマウントのおちょぼ口から、クリーニングスティックを書道のように垂直に近い角度で入れて四角いセンサーを拭くというのは、広い空間で丸いフィルタを拭くのとは違いました。ただ、やっぱりフィルタクリーニングの感覚は重要なんで、キッチリとトレーニングをしておくのは大事ですね。
この後、DXフォーマットやりましたが、やっぱ狭かったですね。
まあ、なんやかんやと自分でイメージセンサークリーニングはできたので、今後は気楽にやっていきたいと思います。調子こいて富山にSCがないことをいいことに、クリーニング業を副業でやってみたりして……。まあ、リスクが大きいのでやめておきましょう。
ではでは。
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