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SB-900の操作性を比較する

 お猿@おはようございます。

 梅雨の明けない鬱陶しい富山から本日もブログ更新してみたいと思いますが、なかなかアウトドアで撮影できずにイライラしています。でも、そんな時はやっぱり「雷撮影だよね!年がら年中、雷シーズンな富山県ならフォトジェニックはやっぱり雷かと思いますので、お猿もご多分に漏れずに、夜のお仕事として雷撮影にいそしんでおります。

雷の写真
寝不足と戦いながら自宅で撮った深夜の稲妻。WBは「蛍光灯」にて

 ……という感じに先日も撮ったんですが、これをやった時ってアレですね。翌日が辛い……?つまり、寝不足?なかなか良い子が寝る時間の0時くらいまでに、雷の乱れ撃ちってのが起きてなくって、草木も眠る丑三つ時くらいにドンガラガッシャンとやってくれるわけです。

 コイツら、夜行性

 ……と思うのはお猿だけでしょうか?お猿の場合は、いつも10~20秒くらいのスローシャッターで、網を張って撮るスタイルですので、ホントに長期戦になっちゃうんですよね。それにしても、豪快な雷鳴と共に雷が来ると「カッコイイ稲妻写真が撮れるぜ~っ!とソワソワするお猿とは対照的に「イヤな音~っ!とイヤがる妻が隣にいます。まあ、妻は高校時代に吹奏楽部でフルート奏者だったそうなので、ここは一つパーカッションの音と心得ていただきたい所存でございます。そんな妻も最近は雷鳴が聞こえると「ねぇねぇ、写真撮らなきゃ!」と押し出してくれるので、flipperさんのコメントじゃないですけど、リードが長くなりつつあるのかなと思っております。

 まあ、それはさておき何と言いましょうか?まだ音羽の雷写真コンテストで天下を取れるような雷写真はゲットできていませんので、快心の一撃ってのを撮ってやろうと空を睨んでいます。もう、何と言いましょうか?

「雷、萌え~~~っっ!

 ……って感じですね。まあ、あの「龍の巣」とか「龍の城」は、8月に撮影したものですから、まさしくこれからがシーズンってとこでしょうか?

 さて、前口上はこれくらいにして、NikonのスピードライトSB-900iconについてのレビューを続けていきたいと思います。前々回には、先代の「SB-800」との外観の比較をしてみましたが、今回は肝心の操作性などに重点を置いて比較してみたいと思います。

 まず、高電圧で大光量をブッ放つストロボにとって大事なのは、その高電圧を支える電源ですが、別売オプションの外付け電源を考慮しなければ、単3乾電池を内蔵の電池ボックスに入れるのが基本となります。お猿の所有するSB-800とSB-900の電池ボックス周辺を比較しますと……、

SB-800とSB-900
お猿的には大変貌の電池ボックスまわり

 ……という感じですね。一見、よく分からないのですが、SB-800を見ますと、

SB-800の電池ボックス
SB-800は基本的に電池を5本セットできるようになっている

 ……という感じに、単3充電池4本に加えて、もう1本装着することが出来ます。基本的には、SB-900と同様に単3充電池4本なんですが、SB-800は標準のオプションとして増設電池パック「SD-800」ってのが存在するんですね。これは別売りではなく、SB-800購入時に付いてくるものです。SB-800の電池ぶたを取り外して装着するスタイルですね。これを使うことで、単3充電池を5本使うことが出来るので発光間隔を短縮できるんですね。ちなみに、マニュアルでは、eneloopのようなニッケル水素電池なら、

  • 使用本数…最短発光間隔…発光回数/発光間隔
  • 4本使用……約4.0秒……150回以上/4~30秒
  • 5本使用……約2.9秒……150回以上/2.9秒~30秒

 ……という具合に驚異的に短縮できるわけです。ところが、SB-900は、

SB-900の電池ボックス
SB-900は電池4本でも発光間隔はSB-800の5本以上の速さ!

 ……という具合に増設電池パックというものは存在しません。結局、別売りのオプションでも購入しない限り単3充電池4本での撮影となります。では、マニュアルでは発光間隔はどうなっているのでしょうか?

  • 使用本数…最短発光間隔…発光回数/発光間隔
  • 4本使用……約2.3秒……165回以上/2.3~30秒
  •  SB-800で5本使用したときよりも短縮できています。省電力で大光量ってことなんでしょうか?なんせスゴイです。このデジカメ業界で一般的に使用されるeneloopなんてのは、基本的に2本、4本、8本……という偶数での販売となっているので、5本というのは非常に面倒臭かったというのはありますね。2本と8本のeneloopを購入してみたものの、充電器は4本までしか充電できないので、充電も面倒というのがあります。4本でキッチリ抑えられて発光間隔も短縮できるのは非常に扱いやすいといってもいいでしょう。

     その辺の実験はまた後日行ってみたいと思います。

     さて、次は操作ボタン関連を見てみたいと思います。

    SB-800とSB-900の操作ボタン
    操作ボタン関連は、SB-900が一気に多機能っぽくなっている

     上がSB-800で下がSB-900なんですが、一気にボタンの数が増えていますね。SB-800が、大雑把に電源ボタンとMODEボタンとセレクタで収まっているのに対し、SB-900は、それ以外にZOOMボタンとファンクションボタンが独立しています。

     まず、全ての始まりでもある電源のON/OFFを電源ボタンの長押しでやっているのがSB-800に対し、SB-900は回転式。ここら辺の慣れは意外とスムーズでした。

     そして、SB-900を手にして「おっ!」と思うのが「ファンクションボタン」の存在ですね。MODEなどで諸々の画面を表示させると、ファンクションボタンの上の液晶に、現在割り当てられている機能が表示され、アクセスしやすくなっています。SB-800では諸設定はセレクタボタンの中央にある「SEL」ボタンを長押しして、さらにそこから設定項目を選んで……という面倒だった手続きが短縮されたっていうのは分かりやすい。

     特に嬉しかったのは、「アドバンストワイヤレスライティング」とかいう、いわゆるリモート発光を多用するお猿としては、カメラのアクセサリシューに取り付けて使用する通常発光とリモート発光を小まめに切り替えて使うことが多いんです。例えば、ブラケットに装着して縦位置撮影の場合はコードを使わずにリモート発光を使用し、横位置撮影の場合は、通常発光に切り替える……など、まあ、他の人はあまりやらないようなことをやっているんです。

     そんな時、SB-800では、

    SB-800のリモート発光への切替
    諸設定が、スムーズにやりにくSB-800のカスタムファンクション

     上の写真のように、マルチセレクターの中央の「SEL」ボタンを2秒間長押ししてカスタムファンクション画面に切り替えます。そして、セレクターでワイヤレスモードの設定を選択して、ワイヤレスのON/OFFを切り替えていくっていうことなんですが、これが実に面倒くさい。

     この辺の操作が、SB-900では、

    SB-900のリモート発光への切替
    SB-900ではアドバンストワイヤレスライティングへの切替は非常に簡単!

     ご覧の通り、電源ボタンと一体化していて、電源のON/OFFの切替の延長上に、ワイヤレスのREMOTE/MASTERの切替が存在します。しかも、誤操作防止のために、ON/OFFからREMOTE/MASTERに移る時には、スイッチ中央の丸いボタンを押してロックを解除する必要があるので、通常発行中に勝手にリモートに切り替わってしまうという可能性は低くなるんですね。これは、非常に嬉しい機能です。ここら辺も、後日徹底検証してみたいと思いますよ!

     そして、外付けストロボならではの使い方が「バウンス撮影」かと思います。当ブログでも何度も取り上げているものですし、お猿自身もバウンスばっかやってます。しかも、言わずと知れた「斜め後方バウンス」!横位置撮影の時は全く問題にならないのですが、縦位置撮影の時に問題になってくるのが、発光部であるヘッドの水平回転角度ですね。その辺を見てみますと……、

     ……と無駄にムービーを使って説明してしまっているのですが、SB-800では右方向には90度までしか回転しないんですね。こうなると、グリップを上にして縦位置撮影をしようとすると、せいぜい天井バウンスが関の山。斜め後方バウンスしようと思ったら、グリップは下にせねばならない。まあ、お猿は縦位置撮影は基本的にグリップを下にして持つのでSB-800で良かったのだが、たま~にグリップを上にして持ちたい時もある。

     また、お猿が所有していないバッテリーグリップ、つまり、縦位置グリップを使用したときには斜め後方は絶望的となる。そんな時に、SB-900は左右共に180度の回転角度を持っているので、バウンスをしてこそ外付けストロボというお猿としてはSB-900の首の回り方は気に入っている。

     あと、SB-900を使っていて気になるのが、

    SB-900の加熱防止機能
    結構、鬱陶しいSB-900の加熱防止機能

     「温度計マーク」ですね。つまり、「加熱防止機能が付いているんです。デフォルトで、この機能がONになっているのですが、連続発光などによって加熱のおそれがある場合、警告画面に変わり、すべての操作ができなくなってしまうというリミッターなんですね。もちろん、OFFにすることもできるのですが、正常な動作をしてもらうにはONにしておくのがいいんでしょう。

     ただ、連続して使いたいときなんかは、テンポよく撮っているときにリミッターが働いてしまうのは結構イヤですね。冷却はあくまで「自然冷却ですし……。SB-800だって、このリミッターはついていないけど、熱くなったら調子悪くなるのは一緒なので、SB-800とSB-900を交換しながら使うのがベストなのかもしれませんね。

     そんなワケで、多機能なSB-900らしく操作系では使い勝手が良くなっているというのがお猿の感想です。では、マニュアルとか世間のレビューから離れて実証していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いしますね!

     ではでは。

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