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D700の高感度で「おわら風の盆」を撮る♪(西新町)

 お猿@おはようございます。

 今年のおわら風の盆の前夜祭について、超スローペースで記事を書いております。とっくに城端のむぎや祭も撮影が終わって、写真のストックがあるんですが、おわらが終わらなきゃ(あっ、ダジャレ!)、むぎやもできねぇや!

 そんなワケで、前夜祭の6日目である8月25日にも行ってきました。仕事が終わって、状況次第で行くか、行かないかを判断して余裕で行けるのは、現地まで車で20分というロケーションの賜物!やったぜ、射水市民!

 ……で、25日の担当は、西新町

西新町のぼんぼり
それぞれの町内の判断は、ぼんぼりを見れば分かる

 ここは、昨年の前夜祭でも経験したことがない場所。初日の鏡町が通りではなく、町内の広場で行われ、町流しが行われなかったのに対して、こっちは商店街が舞台。商店街というだけあって、やや風情に欠けるものの、町流しから舞台演技までやってくれるという充実っぷり。

 更に、踊りの中心となる西新町の公民館前は今年の「おわら風の盆」ポスターの撮影場所となっている。

 そして、定刻になり町流しからスタート。

西新町の町流し
商店街の端から町流しはスタートする。沿道には人だかり!

 町内会から、西新町では撮影の際のストロボ使用はOKという案内があった。そこで、昨年の設定から入ろうとSB-900iconに電球色のカラーフィルターとディフューザーの「Diffuser Kit DFU-01」を装着。更に、町流しでは沿道沿いに場所取りすることになるので、鏡町のように一点集中になることはない。その為に、自分の前を通り過ぎる短時間であるが、接近戦で撮影となるのだ。それで、大口径の標準レンズの出番!高感度撮影に定評のあるD700にナノクリ標準ズームレンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を装着。まさに無敵だ!

 ……で目の前にやってきたところで、何やらおかしい。どうも、シャッタースピードが上がらないのだ。開放F2.8にしても、まだまだ暗い。仕方なく、ISO6400まで上げて何とか撮った。それが、コレ。

おわらの地方
60mm/絞り優先AE(F2.8、1/60秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 いやぁ~、F2.8通しのレンズとは思えない設定だ。実は、この方は歌担当の地方さんで踊り子の後ろを歩きながら移動していくのだが、つまり、この人の先に踊り子さんをお猿は撮影していたわけです。ところが全滅。ブレブレの見れたもんじゃない写真だらけだったのだ。実は、この頃に気づいた衝撃の事実があった。

 お猿は、この日の日中、仕事で風景写真を撮っていたのだが、その時にレンズに装着していた、

 PLフィルターを着けっぱなしでしたぁ~~っ

 いやぁ~、お猿すっかりミステイクだよっっ!!何が悲しゅうて、明るいレンズを装着しながら、わざわざ暗くして撮っているのか!?ファインダー覗いて気付けよっとツッコミを入れたくなるのだが、後のカーニバル。気を取り直して行きたいが、町流しはとっくに通り過ぎてしまった。町流しは片道だけ行って、帰りは普通に戻ってきたので、シャッターチャンスを逃してしまったのですね。

西新町公民館
町流しが通り過ぎた後は、ひたすら待つ!追ってはならぬ!

 まあ、仕方がない。今度は舞台演技に挑戦だ!!

 しばらくの休憩の後、公民館前に地方さんが勢揃い。挨拶をされた後に、演奏が始まる。

おわらの地方
公民館前でおわら節を歌う地方さんたち

 ただ、ここで気付いたのがストロボは使わないほうが、味があっていいなということ。鏡町のようにWBは白色蛍光灯にして、ノンストロボで頑張ることにした。

おわらの男踊り
52mm/絞り優先AE(F2.8、1/40秒)/ISO2500/WB:白色蛍光灯

 男の踊り子さんが息もピッタリで踊る。お猿的に感じるのが、各町内によって踊りの上手い下手があるということ。あまりうまくないところは、これがピッタリと合わない上に、静と動が曖昧なのだ。しかし、西新町は見事なほどに息が合っていて、特に男踊りは静と動がシッカリ分かれていてカッコイイ。

 さて、ここで鏡町でトラブルの原因になりますので……と言われた、他人の焚いたフラッシュなのだが、ノンストロボで撮影しているとシャッタースピードが遅くなるために、他人のストロボと見事にシンクロしてしまうことが多々ある。さて、これは良くないのだろうか?

おわらの男踊り
45mm/絞り優先AE(F2.8、1/40秒)/ISO2500/WB:白色蛍光灯

 かっけーっ!というのが、お猿の感想。確かに風情があるとは言えないが、お猿的にはこの青白い陰影と、クッキリ出た路面の影法師が美しいと思うのだ。このハプニングと言える他人のストロボは、おわらに関しては大いにアリで、むしろ自分が焚いたストロボよりも陰影をハッキリ出してくれるので面白いと思うのだ。

 さて、どんどん行きます。子供たちも入っての男踊りになってきたのだが、こうなると、公民館側だけ向いて踊るわけではなく、かなり至近距離まで寄ってくる。こうなると、24-70mmという焦点距離は非常に使いやすく面白い写真になってきた。

おわらの男踊り
31mm/絞り優先AE(F2.8、1/30秒)/ISO2500/WB:白色蛍光灯

 D700なら焦点距離は35mmサイズそのままの画角で使えるので31mmは、まさに広角扱い。その広角のパースペクティブを生かして、遠近感のある踊り子になったような気がする。

おわらの男踊り
29mm/絞り優先AE(F2.8、1/50秒)/ISO2500/WB:白色蛍光灯

 う~ん、いいねぇ!

 さらに、極め付けがコレ!!

おわらの男踊り
36mm/絞り優先AE(F2.8、1/40秒)/ISO2500/WB:白色蛍光灯

 ドンッ!

 基本的に、おわらの踊り子は笠で顔が隠れているのが美と思うのだが、こうやって笠の目から差し込んだ光が踊り子の顔を照らすのも面白いと思う。ちなみに、この動作は、鍬で田畑を耕しているのを表しているそうです。

 さて、女踊りも行ってみましょう!

おわらの女踊り
50mm/絞り優先AE(F2.8、1/50秒)/ISO2000/WB:白色蛍光灯

 公民館側を向いて踊っているのだが、女性の踊り子は、この笠から見えるうなじ付近が美しいように思うのだ。真っ黒な帯もカッコイイので、女の踊り子は後ろからでも、バッチリOKですな。

 ……で、踊りを待つ踊り子も、

おわらの女の踊り子
58mm/絞り優先AE(F2.8、1/60秒)/ISO2000/WB:白色蛍光灯

 こんな感じで、かなりリラックスしたムード。踊っているばかりが、おわらじゃない!!

 さて、舞台演技が終了すると、暫く休憩の後、観光客も混じっての輪踊りとなります。輪踊りと言っても、商店街を使ってのことなので、非常に細長い“輪”になります。道路の両端に“お立ち台”ができて、踊り子さんが2名立って踊ります。それを撮るのもイイぞ!

 ただ、この時は、あまり近寄れないので望遠レンズにシフト。しかし、鏡町同様にズーム全域F2.8の望遠ズームなんて持っていないので必然的に「AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)」になってくる。ただ、描写はピカイチだと思うので、ISO感度はD700を信用して、バシバシ撮って行きましょう!ああ、「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II」の発売日はまだか!?

 さあ、気を取り直して行ってみましょう!

おわらの女踊り
270mm/絞り優先AE(F5.6、1/40秒)/ISO3200/WB:白色蛍光灯

 実は、お立ち台付近はぼんぼりの明かりも届かずに非常に暗いので、こんな感じ。背景を落とすのもいいけど、背景を選んで撮ったのがコレ。

おわらの女踊り
135mm/絞り優先AE(F5、1/15秒)/ISO3200/WB:白色蛍光灯

 やはり、開放と言っても少々背景がうるさい。でも、雰囲気は伝わるだろうか?

 では、踊り子さんのバストアップを狙ってみましょう。

おわらの女踊り
195mm/絞り優先AE(F5.3、1/20秒)/ISO3200/WB:白色蛍光灯

 背景の民家がグッと圧縮されて風情のある写真となったような気がする。手だけが被写体ブレの影響で動きが伝わると嬉しい。

おわらの女踊り
210mm/絞り優先AE(F5.3、1/13秒)/ISO3200/WB:白色蛍光灯

 これなんかも手の動きが面白いと思った一品。

 来年も命あらば、おわら撮影にチャレンジしたいが、「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II」を使ったら、どんな写真になるか今から楽しみだ。今のところのレンズシステム構築の最終レンズだ。節約モードに入ろうかと思います。

 そんなわけで、西新町は終了~。おわらはまだまだ続きます!

 ではでは。

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D700の高感度で「おわら風の盆」を撮る♪(鏡町)

 お猿@おはようございます。

 うっかり前回の更新から、半月以上が経過してしまいました

 と、いいますのも、我らNikon党も今回の衆議院選挙で「政権交代」を掲げて挑んでみたのですが、どういうわけか議席を1つも確保できず大敗を喫してしまいました。この半月、選挙活動に明け暮れ、敗北によるショックで暫く引きこもっていたのですが、ようやく次の参議院選挙に向けて動き出せたようです

 ……

 アホなことはこれくらいにして、本題に入りたいと思います

 まあ、何と言いましょうか。本当のところは、最近、どうも諸々のサイトのライターとしても動いているので、なかなかこっちが更新できないっていうのと、先月末はアレの撮影で忙しかったというのがありますね。そう、越中富山が全国に誇る一大イベント!

 おわら風の盆です!

 まあ、「おわら風の盆」の本番は、9月1日~3日の3日間。でも、知られているようで、案外、地元の富山県民も知らなかったりする「前夜祭」っていうのが8月20日~30日の11日間にわたって行われるわけです。これに関しては八尾の町全体が毎日踊るわけではなく、11の支部が日替わりで踊りを披露していくというもの。しかも、毎晩20時~22時限定の「プレおわら風の盆」といったところでしょうか?

 実は、昨年も前夜祭の撮影を行っておりまして越中八尾『おわら風の盆』を撮る(1)なんていう記事を書いていたわけですね。ただ、どういうわけかタイトルの最後に(1)なんて書いて(2)があるような気配を漂わせていたのですが、うっかり書かずじまいで1年が経ってしまったんですね。

 まあ、気を取り直して今年の分を書いていきたいと思います。

 昨年との違いは、ズバリ機材

 昨年の機材は、DXフォーマットのフラッグシップ「D300」に、ナノクリズームレンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を装着。これに、SUNPAKの「Diffuser Kit DFU-01」を装着したSB-800をトッピングしてのものだった。ストロボ発光でも、カラーフィルタを装着して、現地のぼんぼりのWBに近付け、ディフューザーを装着して面でライティングしたというものだ。感度をやたら上げなくてもキッチリ撮れるというものだ。

 それに対して今年の機材は、FXフォーマットの「D700」に、ナノクリズームレンズの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」を装着。これに、SUNPAKの「Diffuser Kit DFU-01」を装着したSB-900iconをトッピング。FXならではの圧倒的な高感度特性で、どんなものが撮れるかが楽しみだ。

 さて、前夜祭初日の20日。仕事を終えて帰宅し、両親と妻を連れて八尾へGo!富山県内の撮影には、圧倒的なアクセスのしやすさを誇る射水市だ。自宅から八尾の会場までは、下道で20分もあれば到着してしまう。前夜祭の11日間だって、仕事が終わって様子を見てから出発しても余裕があるのだ。改めて、今のロケーションがステキすぎる。

 そして、初日担当の鏡町に到着。

 聞くところによれば、町中を踊っていく「町流し」は行わないという。そして、広場での「輪踊り」「舞台演技」を行うとのことだった。前夜祭では、大抵の町内は舞台演技はやらずとも町流しや輪踊りは行うと思っていたが、鏡町は違った。

 町流しをやらないということは、見物客はその広場に集まってしまうというわけで、非常に混雑しやすいのだ。町流しなら、沿道に広がる分、混雑は少ないのだが、これは想定外の事態だった。到着したころには、広場を囲むように人垣ができていた。これは参った。標準レンズでは寄り切れない。

 そうなると、FXフォーマットで寄れるレンズは?

 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)しかないですね。

 昨年、試しにD300に装着してやってみたのだが、描写はいいのに決して明るくないレンズなので使い物にならなかった。感度を上げればDXの高感度特性では、ノイズだらけで力不足。だが、今回は違う。俺には高感度大好きなD700がついている!そういうことで、レンズを交換し、20時を待った。すると……、

「トラブルを避けるために、ストロボの使用は禁止しております」

 ……とアナウンスが流れた。ストロボ併用で試験撮影して、この望遠ズームは使えると思っていたのに一気に予定が狂った。仕方がない、アレをするしかない……と、ISO感度アップを試みた。さすがに増感する勇気はないので、ISO6400の世界に突入。レンズはもともと絞り全域で描写の良いVR 70-300mmなので開放で勝負してみた。色々な意味で、現在持てる機材の極限に挑戦という感じだ。

 ちなみに今回、ストロボなしで撮影していて個人的に好みだったWBが「蛍光灯」で、この設定で全部の撮影をこなしたほどだ。昨年は、ストロボに電球色のカラーフィルターを装着して、あえて「曇天」とか「日陰」といったWBで撮影して、電球色の色カブリを強調したのだが、どことなく平坦に仕上がってしまったので、今年は蛍光灯!その差は歴然。

 そんなワケで、作例をいくつか紹介したいと思う。 

おわら風の盆
300mm/絞り優先AE(F5.6、1/13秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 ストロボ不使用で、会場のぼんぼりと外灯のみが唯一の照明。テレ端いっぱいの300mmでF5.6という決して明るくない設定でISO6400とVRIIに助けられて手ブレなしで撮影ができた。ストロボを全く使わないことで、立体感が出た上に、程よい被写体ブレで求めていた「流れ」が再現できたような気がする。ISO6400は初めて多用したが、高感度ノイズが出るものの気持ちの良いノイズだった。

おわら風の盆
210mm/絞り優先AE(F5.3、1/60秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 輪踊りのコーナーを曲がってこちらにやってくるところを抑えた。男と女の踊り子の間隔は開いているものの、望遠の圧縮効果で接近しているように見える。開放絞りなのだが、いかんせんF5.3では背景が少々鬱陶しい。今回は全撮影を通して、ADL(アクティブD-ライティング)は「オート」にて撮影。ぼんぼりや外灯側は明るいのだが、反対は極端に暗い部分をうまくカバーしてくれたように思う。

おわら風の盆
300mm/絞り優先AE(F5.6、1/25秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 鏡町の女性の浴衣は白と青が清々しい。

おわら風の盆
250mm/絞り優先AE(F5.6、1/25秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 ちょっと引いて数名の踊り子をバストアップで入れてみた。もうちょっと構図を考えたい。

おわら風の盆
300mm/絞り優先AE(F5.6、1/20秒)/ISO6400/WB:蛍光灯

 おわらの踊りは後ろから撮っても絵になる。ド真ん中に来てしまったものの、照明のテカリがいい感じで、また、背景が黒く落ちているのが結構好み。少女たちの踊りが花畑のように入っている感じが好きである。

 踊りの切り替えの時に、撮ったのがコレ。

おたや階段
会場にある「おたや階段」は観覧席だ

 鏡町の名物「おたや階段」だ。今回の踊りの会場となった広場に下りてくる大きめの階段。昨年のデジタルカメラマガジン11月号の「先駆者の現場」で写真家・榎並悦子さんが特集されていたが、その扉の写真の背景にあるのが、まさしく鏡町の「おたや階段」。これがまたいいバックになるのだ。

おわら風の盆
165mm/絞り優先AE(F5.6、1/20秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 演奏をする地方と呼ばれる人たちも、結構いい味を出している。望遠を使わざるを得ない環境ながら、案外面白い写真が撮れるものだと思った。三味線や胡弓のテカリが何とも言えない。

おわら風の盆
145mm/絞り優先AE(F5.6、1/30秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 男踊りが始まった。女性の浴衣のような華やかさはないが、この勇ましい踊りは好きである。

おわら風の盆
90mm/絞り優先AE(F5.6、1/20秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 男の踊り手が輪になって息ピッタリで踊る。左に見える電柱に照明があったと思うが、スポットライトのように踊り手一帯が明るくなっている。

おわら風の盆
300mm/絞り優先AE(F5.6、1/20秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 おわらの浴衣は、町内によってデザインが変わるものの、帯だけはどこでも真っ黒。これは、昔、どの家にでも冠婚葬祭用の黒帯があったからというものらしい。

おわら風の盆
195mm/絞り優先AE(F5.6、1/50秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 手前に観客の頭が入ってしまったが、まあ仕方がないということで……。できれば、踊り手の指先まで入れたかった……。

おわら風の盆
200mm/絞り優先AE(F5.6、1/15秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 ストロボ禁止ということで、デジイチ持参のアマチュアカメラマンなどはストロボ非発光を設定できるが、コンデジを持ってきているような一般の観光客はストロボの発光・非発光の設定方法など知らない人が多いようだ。おそらく「AUTO」で撮っているのだろう。なんやかんやとストロボがバシバシと焚かれるものの、個人的にはこのようにうっかりシンクロしてしまったのも味があって面白いと思う。

おわら風の盆
280mm/絞り優先AE(F5.6、1/40秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 こういう角度で女性の踊り子を撮ると、何とも艶かしい。背景に何となく写っている観光客もアリだと思う。

おわら風の盆
270mm/絞り優先AE(F5.6、1/50秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 基本的に、踊り子は笠で顔が見えない方が風情があると思うのだが、このようにチラリと片目が見えるのはいいと思った1枚。踊り子の目線の向きも評価が分かれるところだと思う。

おわら風の盆
300mm/絞り優先AE(F5.6、1/40秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 動きが止まってしまっているが、思ったよりも背景がボケた。

おわら風の盆
98mm/絞り優先AE(F5.6、1/15秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 夫婦踊りと言われる踊りが始まると、随所で歓声が上がる。ここでは背景のおたや階段を入れるのに頭を悩ます。混雑で場所の移動がままならないので、定点でズームを使うことでカバーする。

おわら風の盆
86mm/絞り優先AE(F5.6、1/30秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 夫婦踊りの見せ場のポーズ。

おわら風の盆
155mm/絞り優先AE(F5.6、1/15秒)/ISO6400/WB:白色蛍光灯

 おわららしくないけど、個人的に好きな1枚。おたや階段のギャラリーに飛び込んでいく感じが面白いと思ったのだ。

 ……とまあ、まとまりなく紹介しましたが、今年の初戦はこの通り。撮影ポジションは動かせず、ズーム1本で勝負するしかなく、また、ストロボは使用不可能という制限された環境だからこそ、昨年にない新たなおわら撮影の工夫が生まれたように思った。

 ただ、やっぱり明るいレンズは欲しいもので、早く「AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR II」が欲しいなと思うのであった。来年のおわらはきっとこれで……。

 ではでは。

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