すったもんだでAdobe CS5の無償アップグレード♪

 お猿@おはようございます。

 巷では、小惑星探査機のはやぶさ(MUSES-C)が、交信が途絶えたり、エンジンが故障したり、燃料漏れしたり……と絶望の淵に立たされながらも、その都度、日本の科学者の変態的な底力で裏技ともいえる対処をもって乗り越え、無事に地球に帰還!カプセルも完璧といえる着地を遂げたようでございます

 満身創痍になりながらカプセルを地球に届け、自身は大気圏突入で燃え尽きるという、なんとも健気が姿が天文ファン以外にも共感を呼んでいるようで、はやぶさファンが一気に増えたようでございますね

 まあ、時同じくして東北新幹線の新型車両も「はやぶさ」と言うらしく、これはこれで鉄道マニアにウケがいいらしい。ネットのニュースを見てみると「はやぶさ」の記事はどっちがどっちだかわからない有様です。まあ、いいか。

 そんな交信が途絶えたり復活したりと不安定ながらも地球に戻ってきた「はやぶさ」のように、お猿もブログ更新が途絶えたりしながらも、健気にブログに戻ってきたりしているわけです。いいじゃん、マイペースで更新していけばっっ!!

 ……というわけで、前回の更新の内容がAdobe CS5が悩ましい……ということで、Adobe CSを持っているお猿は、CS4をもってアップグレード対象から外れるため、CS5が発表になってから発売になるまでの期間にCS4のUPGパッケージを導入することで、CS5への無償UPGを実現しようという作戦に出た、ということを書きましたね。

 それが、発表になってすぐの4月13日のできごとでした。

 Adobe CS5への無償アップグレードの条件などは、Adobeの無償アップグレードの申し込み方法というページに詳細が書かれているのですが、肝心なのは準備物ですね。

 具体的には「購入証明」「バーコードラベル内の18桁の番号」が必要となるのですが、後者はCS4のパッケージを持っていればAdobeストアで購入しようが、通常の販売店で購入しようが差別はないわけです。ただ、問題なのは前者の、レシートや領収書といったもの。

 お猿は、ネットの価格比較サイトで最安値をはじき出しているところで、CS4のUPGパッケージを購入するために、念には念を入れて某O商会に、

「領収書は発行できないとありますが、Adobe CS5の無償アップグレードは納品書でも大丈夫でしょうか?」

……と電話問い合わせまでしてみた。担当の方は「では、Adobeに確認とってみますので、折り返しお電話します」ということで暫く待つことに……。そして、回答は問題なくアップグレードできるとのことでした。

 ならば……ということで、CS4をポチして購入。翌日には納品書と共にCS4がやってきたわけです。

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 「購入証明」で確認が必要となるのが「購入店名」「購入日」「購入製品名」「購入金額」だった。これが確認できねば無効になってしまうんですね。それで、確認してみると購入店名、購入製品名、購入金額まではクリア。微妙なのが「購入日」ですね。「発注日」「出荷日」「納品日」は書いてあるものの、購入日というのがイマイチ分かりにくい。

 心配になりながらも、某O商会さんが、わざわざAdobeに確認して太鼓判をもらっているのだもの。心配はいらん……と思って過ごしていた6月1日。無償UPG申し込みから1ヶ月以上も経過しての出来事だった。お猿のところに「アドビシステムズからのご連絡」というメールが届いた。

 申請してから返信が来ていなかったので、やっと御沙汰があったのかと半分喜びながらメールを見て顔面蒼白となった。

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お問い合わせにつきまして、ご案内申し上げます。
この度は無償アップグレードをお申込頂きまして、誠にありがとうございます。

恐れ入りますが、この度お送りいただきました納品書にて、
ご購入日を確認することができない為、無償アップグレードを承ることができません。

※なお、発注日・出荷日・納品日は、お支払いの有無を確認できないため、
弊社といたしましては、ご購入日と同様のものとしてお受付けいたしかねます。

アドビストア以外の販売店から対象製品をご購入された場合、ご購入証明として、
「* 購入製品名」・「* 購入店名」・「* 購入金額」・「* 購入日」 の
4項目の記載がある、レシートまたは領収書等が必要となります。

お手数をおかけ致しますが、ご購入いただきました販売店まで
上記項目が記載された領収書およびレシートの発行、
または再発行をご依頼くださいますようお願い致します。

販売店に購入証明の発行をお断りされた場合は、上記4項目の
記載がある請求書・納品書・注文請書(振込明細書も含む)のいずれか、
または複数の書類で代替することが可能です。

これらの書類で購入日付、製品名、購入数量・金額が明記されていることが
無償アップグレードお申し込みの条件となります。
あらかじめご了承ください。

また、上記事由により、今回のお申込みは一旦お取り消しとさせていただきますので、

再度お申込みいただく際には、お手数ではございますが、新規にてWebケースより
お申込みくださいますようお願い致します。

 ……そりゃないよ。購入業者に確認しているのに、この納品書が無効だなんて!

 そんなわけで、購入業者の某O商会に電話で聞いてみた。

 女性の担当者が出て、すこぶる物腰低い丁寧な対応。購入時に納品書で問題ないか尋ねたらAdobeに問い合わせして問題ないことを言ったら、担当者に確認して電話し直しますとなり、すぐに電話がかかってきた。結論としては、納品書で問題ないはずということ。他の人は問題なく納品書で無償アップグレードできているというのだ。そこで、Adobeの担当者が誰か聞かれ、その担当者以外に話をしてもらえばクリアできる可能性が高いということで、Adobeのサポートへ連絡してみた。

 某O商会の名前を出し、色々と話をしてみたが、やたら時間がかかった挙句、返ってきた答えが購入日を確認できないから受け付けかねるとのこと。

 正直、もうどっちがどっちか分からない状態になってしまった。

 改めて、某O商会に結果報告すると、Adobeの担当者などを聞かれ「お手数をおかけしました。こちらからAdobeに話をつけます」となり、念のため、お猿のサポート番号を伝えてひとまず終了。あとは、某O商会まかせとなった。

 しかし、すぐ後に某O商会から電話がかかってきて、「こちらで話をつけますので、問題はないと思いますが、念のために、注文履歴のコピーを速達で送ります。それで一応、無償UPGの手続きをしておいてください」と言われた。注文履歴は、本来は顧客に渡すものではないものの、発注日から発送日まで一切が記録されているので、購入日も確認できるからということだ。なんか、凄く親身になって対応してくれているので、注文履歴を待つことに……。それまでにも、Adobeのサポートに某O商会から言われていることも伝えておいた。

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 ……で注文履歴も到着。改めて、無償UPGの申請もした。ただでさえ混んでいて無償UPGが受理されるまでに1ヶ月以上かかるのだ、6月に入ってから再度無償UPG申請だから受理されて、CS5が届くのは7月になってからだろうな……と思っていた矢先、Adobe Storeから宅配便が届いた。

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 6月9日だから、再度、無償UPGを受理してのものではないことはわかる。しかし、ラベルを見てみると……、

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 「コンピュータソフトウェア/その他」となっている。

 これって、Adobe CS5だよね?

 ……で開封してみた。

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 おー、見事にAdobe CS5の無償UPGパッケージですね。

 これだけ早く来たということは、某O商会が頑張ってくれたんでしょうね。すごいです。

 それにしても、無償UPG承認されたのなら、それはそれで連絡くれたっていいんじゃない?Adobe……冷たいよ……。

 まあ、無事に無償UPGできそうなので、ボチボチとレビューしていきたいと思います。

 ではでは。

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Adobe CS5が悩ましい……

 お猿@おはようございます。

 確か、前の記事で正月を迎えたかと思いましたが、うっかり正月気分のまま2月と3月をやり過ごし、気がつけば4月最終日のようですね。リアル猿を知っている友人からは、

「ブログ見ている人が心配しているんじゃねーか?

……なんて気遣っていただいていたりするので、ここらで一つ記事でも書いてみようかと思った次第ですので、万が一、お猿のことを心配されている方がいらっしゃいましたら、これをもって生存確認としていただければ幸甚です。

 まあ、本来の流れでなら前回の続きでナノクリ大三元レンズの最後の1本AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VR IIのレビューの続きを書くべきなんですが、この数ヶ月になんやかんやとあってナノクリもVRも内蔵した超広角ズームのAF-S NIKKOR 16-35mm F4G ED VRなんかも登場しちゃったりして、またまた物欲が刺激されつつあるんですね。だって、お猿の現在の超広角担当レンズはDXフォーマット専門のシグマの10-20mmですからね。メインカメラのD700iconではクロップしてしか使えないんですよ。フィルタも使えるし、16mmっていいじゃない?VRも付いているしね!

 そんな感じでNikon様の話題ばっかかと思いきや、お猿はデジタルフォトグラファーでございますので、Adobe様にもかなり依存しちゃっているわけですね。そう、Creative Suiteでございます。中でも、Photoshop

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 職場では、Mac Proのお世話になっているお猿ですが、自宅ではWindowsマシンですので、個人的にはWin版のAdobe Creative Suite Standardを所有しております。Photoshop以外にもガッツリとAdobeに染まっているので、周囲では某MS社のOfficeソフトの達人が鼻歌交じりにWordとかExcelを使っているのですが、お猿は文書作るときはInDesignかIllustratorでやっちゃってますので、Wordの書式設定もできなければ、Excelの関数計算なんかもできないわけです。地方自治体主催のパソコン教室レベルのこともできないんですよ。

 まあ、そんな有様ですが人生ではまったく困っておりません。

 ……で、このAdobe Creative Suiteですが、まさに初代CSですね。このバージョンで特に困ったことはなかったので、その後のバージョンアップでも心が動くことはなかったんですね。現在CS4まで発売されていますが、つい先日リリースされたCS5にしたって、かなり前からPhotoshop CS5の多機能っぷりは知りつつも、そんな機能がなくたって困ることないよねっていうことで初代CSでドッシリ構えていたわけです。

 そんなお猿でしたが、時代の流れとともにパソコンを買い換えたわけです。

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 それに伴って、環境は以前のWindowsXP環境のNECからHPの以下になりました。

●本体 HP Pavilion Desktop PC HPE-190jp/CT

  • Windows7 Professional 64bit
  • Intel Core i7-960プロセッサー
  • 12GB RAM
  • NVIDIA GeForce GTS 250
  • 1TB HDD
  • ブルーレイ記録/DVD スーパーマルチドライブ

●モニタ EIZO ColorEdge CG223W icon

 ……といった構成です。先代のNECのXPマシンはメモリ2GBということで、大きな画像を開くととたんに動きがトロくなってしまって、CaptureNXなんか夢のまた夢でした。そこで、やっぱりメモリは積んでおきたいということで12GBのものをチョイスし、そのメモリに対応すべくWindows7だって64bit版をチョイスすることになったんですね。

 そして、Windows7で使うためにCSのままでいられなくなり、更に64bit対応のためにPhotoshopだってCS4にせざるをえませんでした。まあ、これだけならAdobe CS4のDesign Standardで事足りるのですが、お猿は、あと1つコレを単体購入していたんですね。

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 今は亡き、WebオーサリングソフトのGoLive CS2です。数年前に某店で、型落ちしたGoLive 5.0が1個だけ激安で売っていたので、うっかり手を出してしまいまして、そこから地道にバージョンアップを重ねてCS2まで来てしまったんですね。今から考えればVHS vs Betaの時代に健気にBetaを使い続けていた人のような気がするのですが、これを使って作ったサイトもいくつかあるためにDreamweaverがないと困ってしまうわけです。

 そうなるとチョイスは、DTP関連ソフトに加えてWeb構築関連も含まれているAdobe Creative Suite 4のDesign Premiumですね。ちょっと痛いですが、ライセンスの問題もありますので、ここでCSからCS4にアップしておかねば、多額の投資をして、それ以降に備えねばならないわけです。まあ、CS4にしておかないとWindows7にまともに対応してくれませんからね。仕方のないことです。

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 ……でやってきました。CS4です。Photoshop CS4どころかInDesign CS4やらIllustrator CS4も入っているし、Dreamweaver CS4とかFlash CS4も入っていて、色々と対応できてしまうんですね。

 そして、これはCS5への無償アップグレードもついているのでCSからCS5へのアップグレードみたいなものですね。現在、5月28日発売のCS5待ちでCS4をインストールしてあるんですが、いや実に快適ですね。NVIDIAのGPUにも対応しているとだけあって、PhotoshopCS4の操作も実に快適になっております。

 CS4からCS5への無償アップグレードですが、WEBにて申請は済んでいます。ただ、Adobeさんも無償アップグレードの申請が多いらしく、未だに無償アップグレードできるか否かの回答はいただいていません。

 5月に入ってしまいましたので、Adobeさんからのお返事を早くいただきたいものです。

 CS5が入ってきたら、これまたレビューしなきゃなりませんね!楽しみです。

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Photoshop world conference & expo 2006やるんですねぇ

 お猿@おはようございます。

 ちょっとお世話になっているmixiで、昨年に続いて「Photoshop world conference & expo 2006」が開催されることを知りました。

 昨年の同イベントは、日本初上陸ということで2回目はあるのか、ということに、今後も続けていくという主催者の弁。しかし、待てど暮らせどサイトは一向に更新されていませんでしたが、な~んだ、やるじゃん!

 毎年行っている、JAGAT主催のPAGEなんかより、Photoshopに特化していて、しかも、世界のPhotoshopトップクラスのトークが聞けるなんて、

「Photoshopのオリンピックや~♪彦麻呂っぽく)

 ……である。なんせ行かねばフォトショッパーとは言えない。Photoshopの伝道師と言われるラッセル・ブラウン氏もやってくる。昨年はラッセルのセッションはちゃんと聞いてめちゃめちゃ感動した記憶がある。国内の講師陣でも電塾の早川塾長やエヌフォトの永嶋サトシ氏のセッションなんかも実にディープだ。最新技術やらTipsなんかワンサカ聞ける筈なので是非とも行きたい。

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セッション中のラッセルブラウン氏 

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セッション終了後に私とツーショットに応じてくれたラッセルブラウン氏

 しっかしな~、開催日が11/28~11/29とのこと。モロ平日な上に月末でもろもろの締め切り直前ということもあって結構厳しい。

 さて、どうするか……。2日間みっちりのセッションは欠かさず受けたいし……。悩む悩む……。

~今日のリンク~
報恩講・降誕会へ行こう
ヤマダ電機

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ペンタブレット「intuos3」を使ってみました(2)

 お猿@おはようございます。

 前回は、intuos3の魅力について書きました。では、パッケージに何が入っているか見てみましょう。

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 まずは、主役のタブレット君です。

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 ちなみに私が使用しているものはタブレットの入力エリアがA5サイズの「PTZ-630/G0icon」というタイプです。A6サイズの「PTZ-430/G0icon」に比べて入力エリアが広いだけでなく、エクスプレスパッドが左右に付いているというのが魅力。PTZ-430は左側だけにしか付いていないので、キーボードまでお迎えに行く頻度が増える可能性が大なワケです。ちなみに、更に大きいA4タイプの「PTZ-930/G0icon」というモデルもあったのですが、机の上が狭くなる上に、絶対位置で操作するタブレットでは、腕を動かす範囲が広くなるので個人的にはPTZ-630が好きです。intuos3のクリスタルグレーの重厚感と光沢は実にイイ味を出しています。

 そして、お次はちょっと太めの専用ペンです。これまた、ペンタブレットというくらいですから、必要不可欠の一品です。

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 ちなみに、このペンを立てるための専用スタンドも付いています。垂直に立てるというのは使いやすいのだろうか?とも思いましたが、案外使いやすいものです。

 そして、お次は専用マウスです。

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 ワイヤレスマウスには、電池を交換する必要があったり、充電したりするという面倒なモデルが多いのですが、これは全くのバッテリー要らず。タブレット上でしか使えないという制限付きですが、5ボタンマウスで、お得感がありますが、個人的には5ボタンマウスはマウスを掴んだ段階でボタンをクリックしてしまって誤動作するので好かないので、お蔵入りしております。

 さて、お次は専用ペンの「替え芯」

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 インクを必要とするボールペンでもないのに、一丁前に替え芯というものが存在します。プラスチックのペン先でプラスチックのタブレットの上に書くので、ペンで紙に書くような摩擦がないために不満を覚えるユーザーさんも多いのでしょう。一通りの替え芯は付属して付いてきますが、追加購入もできます。付属しているのは、ごくフツーの「標準芯」、ブラシ感覚で扱える「ストローク芯」、紙に書くような摩擦を得られる「フェルト芯」があります。さすがに「標準芯」は3本オマケで付いていました。

 では、お次は付属しているCD-ROMを紹介しましょう。まずは、必要最低限のドライバCDです。

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 これがなければ、動かない……ということはありませんでした。一応、動くのですが、エクスプレスパッドや筆圧などの詳細設定をするには必要です。ただ、これはWindowsにしてもMacintoshにしてもVer.4.91なので、ちょっと古いです。最新版は、Windowsは「V4.93-3Jwi」、Macintoshは「V4.93-3Jxmi for MacOSX」なので、WACOMのダウンロードサイトから入手してインストールするために、私は付属CD-ROMのドライバは使用しませんでした。

 お次は、オマケソフトです。まずは、フォトレタッチソフトの「PhotoshopElementsicon」です。

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 ただ、最新版のVer3なのでちょっと古いですね。まあ、仕事柄CSを使っているので、これは全く使っていません。

 もう1枚ありました。これには「Corel Painter Essentialsicon」と「ComicStudioicon」が入っています。

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 いずれも、廉価版なんですがPhotoshopElementsよりはチョイ嬉しい。ただ、使っていません(汗)。

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 結局は、タブレット本体と専用ペンしか使っていないお猿でした。結局は、慣れてしまえばマウス使わなくても通常のオペレーションは全く問題なくできてしまうので、折角の専用マウスもお蔵入りなワケです。

 ではでは。

今日のリンク
2GBを一回で送受信する【アゲルねjp】

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ペンタブレット「intuos3」を使ってみました(1)

 お猿@おはようございます。

 そんなワケでPAGE2006にてWACOMのペンタブレットintuos「萌え~♪」状態になってしまったお猿です。富山に戻る前から「intuos3使いたいで症」を発症してしまい、富山の職場に戻るなり、3日間の修行期間なんて確保できないので、スパルタで1日で習得しようと決断。つまり、愛用のマウスを片付けてしまって、すべての操作はペンとキーボードにて行うという荒行。さて、これで習得できればおなぐさみ!

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 私が、ペンタブレット恐怖症になったのは、うかつに職場に転がっていたコンシューマー向けのFAVOiconに手を出してしまったからなのかもしれない。FAVOはIntuos3に比べてペンも細ければ、タブレットの面の摩擦もだいぶ違うのだ。つまり、FAVOはいかにも「プラスチックの上にプラスチックで描いています」という感じ。そうだ、intuos3なら大丈夫に違いない!と思って、挑戦しようと思った。

 そういえば、intuos3は職場の某イラストレーターが、デジタルコミック(?)に挑戦しようとして購入したものの、3日間の修行期間を確保できないほどご多忙なので、完全にお蔵入りしてしまっていたのだ。……ということで、調達するには費用は要らず。ヒマ人な私が拝借して使ってみた。

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 さすがに、intuos3のパッケージはプロ御用達ということでゴージャス!とてつもなく上品なパッケージです。同じWACOMのFAVOのパッケージを近くの量販店で見てきたのだが、家族で絵を描きましょうっていうノリのポップなパッケージだった。さすがはintuos3。「いぶし銀」という言葉がピッタリのパッケージです。 では、早速、仕事用Macintoshに接続してみましょう。

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 最近のMacintoshのキーボードによく見られるAppleライクな白に対照的なダークグレーのintuos3。実にシブいですね。質感も何とも言えません。A5サイズを選んだのですが、ペンタブレットとキーボードで一気に机の上が狭くなりました。

 intuos3にはワイヤレスマウスも付いています。今までも、ワイヤレスマウスを使っていたのですが、このマウスはタブレット上のみ使用可という制限付きだが、電池不要という有り難い仕様です。でも、使っておりません(汗)。もっぱらペンのみで操作しております。

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 WACOMのお兄ちゃんがintuos3の実演をしてくれた時に気づいたのが、この人のクセなのかもしれないがペンを「短く」持っていたということだ。長めに持って指先で描くというより、ペンを短く持って手全体でグイグイと描いていくというイメージだ。いずれは指先で小刻みに描いていければ細かいタッチができていいかもしれないが、マウス操作に慣れている人は移行期間などはこういう描き方がいいのかもしれない。マウスは手全体を動かして描くので操作感は似ていると思います。私もWACOMのブースで試用してみた時は真似して短く持ってみたのですが、案外使いやすかったです。これはオススメかもしれません。

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 それで、FAVOと大きく違う上に、従来のintuosとも違う目玉機能が「エクスプレスパッド」というもの。A6サイズなら左側のみ、A5サイズ以上なら左右にそれぞれ埋め込まれた4つのボタンと1つのトラックパッド。よく使うショートカットなどを割り当てておけば、ペンを持たないフリーハンドで操作ができるというスグレモノ。

 トラックパッドならスクロールやズームとして使えるから、いちいちツールを持ち替えたりキーボードまで戻らなくてもいいし、ファンクションキーにスペースキーやアンドゥなどを割り当てておけば、それはそれでタブレットだけで用を足せるので、また便利です。

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 Photoshopを使っている私は、スタンプツールをよく使うので、Opt(WinならAlt)を登録しています。また、スクロールは頻繁に行うのでスペースキーも登録して、それを押しながらペンを走らせてスクロールさせています。

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 ……ということで、次回はintuos3の設定に入っていきましょう。

 ああ、いつもながらまとまりがなくて申し訳ないです。

 ではでは。

今日のリンク
親鸞会 家族の会

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ペンタブレット・WACOMの「intuos3」に転向(2)

 お猿@おはようございます。

 そんなわけで、Adobeのセミナーでペンタブレットをサクサク使っているのを見て、「ペンタブレット萌え~♪」状態になってしまったワタシは、ワコムの展示コーナーでフラッグシップモデルのintuosを見に行きました。実に閑散としていたのでワタシ一人でワコムさん独占しておりました。

 「萌え~♪」なのはいいが、実はワタシ、職場にあったコンシューマー向けのワコムのタブレットFAVO iconを使ってみたことがありまして、その試用してみた甘酸っぱい経験から「ペンタブレットは使えネェ」症候群にかかっており、最後の一歩が踏み出せず、マウスを握り締める毎日でありました。

 具体的にマウスとペンタブレットの違いを言いますと……、

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 ……っていう感じで、マウスの場合は、ある場所にポインタを持っていくときに、スッと移動して、ちょっと浮かせながら戻して、またスッと移動するという移動の仕方ですね。つまり、マウスがどこにあろうと、ポインタが現在ある位置が基準となって、そこからマウスをどの方向に移動するかという「相対位置」なのがマウスってワケです。

 さらに、マウスで何か書こうものなら「クリックしながら」ドラッグするという操作方法をとります。また、ポインタを動かすときには、マウスはデスクないしパッドの上に接している必要があります。浮いていたらポインタは動かないワケです。

 ……ところが、ペンタブレットときたら……、

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 ……ということで、モニタの画面の座標とペンタブレットの座標が対応している「絶対位置」です。したがって、モニタの縦横比とタブレットの縦横比は、ほぼ等しく、タブレットの右上をポイントすればモニタの右上にポインタが来ていることになります。

 ちょうど、操作感としては、銀行や郵便局のATMにあるようなタッチパネルのような感じで。画面上を指でポンポンとタッチしていく感じです。従って、画面の左下にポインタがあった時に、タブレットの右上をポンとタッチするとポインタは画面の右上に「瞬間移動」するってワケなんですね。

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 これをペンで行うのを考えると、昔愛用していたシャープのワープロ専用機「Pen書院」に操作感が似ていると思います。ペンにコードがついていて、実際の画面上をペンでタッチしていくというもので、なかなかに使いやすかった思い出があります。実際に絵も描けたので、まさにペンタブレットそのもの。

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 しかし、タブレットというものは、マウスは「低空でも浮かせていたらポインタが動かない」というのに対し、ペンタブレットは「低空で浮かせながら移動させてポインタを動かす」というモノです。しかも、絶対位置での指定なので、左下から右上に1本の線を引こうと思ったときに、マウスみたいに2往復させてしまったら完全に2重線になってしまいます。なんか分かりにくいでしょうが、マウスで慣れてしまうと非常に使いにくいのですが、そこら辺をワコムのお兄ちゃんは、使いこなしているのであった。

 それを見て、「おぉ!こんな感じに使うのね」と雰囲気をつかんで(←コレ大事)頭の中でイメージトレーニングしながら帰路につくのであった。なんせ、ワコムさん曰く「仕事の谷間にでも3日も練習すれば慣れますよ。ユーザーさんからは『ペンタブレットなしの仕事は考えられない』と言われます」ということでした。確かに、直感的にPhotoshopのマスク処理などをやっているところを見ると、マウスで腱鞘炎ギリギリの仕事をしている私にとっては実に魅力的なツールとなることは間違いないので、練習してみようと思ったのだ。

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 やっぱ、実際に使っているのを見るのが大事ですね。

 では、ペンタブレットユーザーとなった私の環境を次回から紹介しましょう。

 ではでは。

親鸞会ちゃんねる
浄土真宗親鸞会 石川
親鸞会 Watch

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ペンタブレット・WACOMの「intuos3」に転向(1)

 お猿@おはようございます。

 再びPhotoshop談義に戻りたいと思いますが、パソコンのデバイスとして重要なのは入力機器でしょう。いくらハイスペックなマシンがあっても、入力デバイスのキーボードやマウス、出力デバイスのディスプレイなどがなければタダの箱である。

 中でも、入力デバイスは自分に合ったものを使いたい。キーボードもこだわる人にとっては、どんなパソコンを使っても変えないという人もあるくらいだ。マニュアル車のクラッチのように、寝る時の枕のように、別物に変わってしまうと作業効率がダウンしてしまうシロモノなのだ。それだけに、直接手に触れるだけに手に馴染むものにしたい。

 そんなワケでPhotoshopでフォトレタッチする私にとっての入力デバイスは……?というと、今までは専らマウスであった。これも頻繁に動かし続ける私にとって、USBケーブルが邪魔で仕方がなかったのでワイヤレスマウスを愛用している。そして、ショートカットを駆使する為のキーボード。更に、PhotoshopWorld以来愛用しているブラシ幅をスムーズにコントロールする為の「Griffin PowerMate icon」だ。これで、私の一生は終わるはずであった……。

 ところが、一大転機が訪れたのが2月に池袋で行われた「PAGE2006」に於ける無料セミナーだ。AppleAdobeが中心になって「Mac OS X Tiger」と「Adobe Creative Suite 2.0 icon」でのワークフローを様々な角度からデモしてみようってワケだ。決まって業界で名のあるデザイナーさんが腕をふるってデモしてくだされるワケだが、某デザイナーがペンタブレットを用いてデモしてくれたのだ。しかも、デザインにのみ使うのではなく、通常のアイコンのドラッグ&ドロップなどの操作などにも使っていて、カーソルの動きが実に爽やかでオー!と感動したのであった。やっぱ、タブレットは使いやすいのだろうか?

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 しかし、プライベートで使っているWindowsと出会った頃から10余年もの間、マウス一本で生きてきた私にとっては、タブレットなどという全く操作感覚の違うデバイスは使いにくいもの以外のなにものでもなかった。ノートPCについているトラックパッドでさえ、使いにくくてマウスを装着しているくらいなのだ。

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 でも、マウスだけでは、微妙なカーブを描いたり連続した線を描くのはやりにくいという難点はあった。そもそも、マウスで字を書いてみたらよーっく分かる。タダでさえヘタな文字が手の震えの止まらないシャブ中のお兄さんの文字になってしまうのだ。これは何かと大変だ。 一度はトライしてみて挫折したペンタブレット。もう一回挑戦してみようか……。

 そういうワケで、展示会でブース(といっても僅か1畳ほどのテーブルだった)を設けていた、ペンタブレットの最大大手のWACOMさんにお邪魔してみた。どういうワケか全然お客さんがいなくて、寂しそうに立っているメーカーの若者……。勇気を出して声をかけてみた。

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 展示ブースには、WACOMのフラッグシップモデルであり、プロ御用達の「intuos3 ワイドモデル icon」がMacintoshと共に置かれていた。通常は「intuos3 PTZ-630 icon」という、入力エリアがA5の縦横比4:3のモデルが使われているが、これは「ワイドモデル」ということで、最近流行りのワイド画面と対応しているというシロモノだ。恐る恐る聞いてみた……、

「ぶっちゃけ、ペンタブレットってフォトレタッチに使えるんですか?」

 今から考えてみても、何とも情けない質問だ。ホントに自分の技量がモノサシとなった質問だ。それに対しても、WACOMのお兄さんは優しく教えてくれた。

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 そもそも「intuos」という文字すらロクに読めない私に読み方から教えてくれました。

お猿:「これって『いんつおす』って読むんでしたっけ?」

店員:「『インテュオス』って読むんですよ~」

お猿:「あ、ど~も」

 さて、ここからメーカー直々にマンツーマンでのペンタブレット講義がなされるのだ。私が、マウス使いからintuos使いになるまでの日々をこれから綴りたい。

 ではでは。

浄土真宗親鸞会への疑問質問
メディアの見た親鸞会
ためになる話 親鸞会

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バニッシングポイントのお作法(3)

 お猿@おはようございます。

 すでに新機能と言うにはどうかと思うが、PhotoshopCS2 iconの新機能「バニッシングポイント」の紹介をしている。前回までは、面を作成するまでやってみた。この出来不出来が質に大きく左右するので、丁寧にやりたいものだ。

 さて、お次は作った面にいろいろと張り込んでいこうと思う。

 第1回の時に紹介した素材のうち、お猿謹製のドラゴン君のポスター(?)をコピー&ペーストで、バニッシングポイントの画面にペーストする。そして、「変形ツール(T)」で対象のオブジェクトを選択して拡大縮小などの変形を加える。

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 そして、移動すると面の形状や遠近感に応じて選択されたオブジェクトの形がスルスルと変形する。

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 ここで、自然に馴染ませるために、上のメニューで「ぼかし」「不透明度」「ブレンド」を設定できる。そのまま貼り付けた状態では周囲がザックリ切れていていかにも「貼り付けました」といわんばかりになってしまうので、ぼかしを使ったりするのもいいが、結構秀逸だと思われるのが「ブレンド」というもの。「オン」「オフ」「輝度」から選べる。

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 「オフ」は全くブレンドかけずに貼っただけというもの。「オン」は合成モードの「乗算」のようなものだが、結構使えるのが「輝度」というもの。背景の輝度に合わせてオブジェクトの明るさが変わるのだ。これで、ライティングに応じて自然に貼っていくことができる。

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 ちなみにMacintosh版ならオプションキーを押してからドラッグしていくと複製ができる。上記のようなコーナーに来たらちゃんと向きを変えて変形するのだから面白い。

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 そうして、壁だろうが、地面だろうがベタベタと貼っていくことができるのです。上のサンプルは急いで作ったもので、変であるがほかにも色々と使い方があるので研究してみるといいでしょう。それにしても、ブレンド条件を「輝度」でやっていくと上記の写真のように光の当たった壁と当たっていない壁でキッチリ変わっているのがお分かりだろうか?

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 ちなみに、バニッシングポイントから通常の編集画面に戻り、背景画像を消すと上記のように、分離して表示ができる。最初に「新規レイヤー」を作ってからかからないと、バニッシングポイントから戻ったときに、オブジェクトは背景に貼り付けられた状態になって修正不可能になってしまうので、微調整や加工を加える為にも「新規レイヤー」を作ってから臨みたい。

 ではでは。

親鸞会 家族の会
仏教講座
浄土真宗親鸞会 滋賀

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バニッシングポイントのお作法(2)

 お猿@おはようございます。

 昨日からPhotoshopCS2 iconの注目されている(……とは言っても、私はあまり使わない)バニッシングポイントのお粗末なデモを続けております。昨日はフィルタメニューからバニッシングポイントを選択してウィンドウを開くところまでやりました。あまりにアッサリとした画面でビックリしましたが、ここでラッセル氏なんぞ色々とやってのけたのでビックリです。

 バニッシングポイントのツールバーは至ってシンプル。ここで「いかにもバニッシングポイント」と言いたくなるような、スパイダーマンばりのパース付き格子模様の入ったのが、バニッシングポイントを使うときに重要になってくる「面作成ツール」というもの。

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 これで、1枚の画像に様々な面を設定していき、Photoshopに奥行きなどの情報を与えていきます。これは多角形ツールのように扱います。写真の中で面を作成したいところ(壁面や道などが分かりやすいですね)で、パースを作ってみます。多角形ツールと違うのは、最初から四角形(台形)を作るという前提なので、4個目のポイントを打つときには既に台形の4つの辺をプレビューすることができるので、パースは作りやすくなっています。

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 この4つ目のポイントを打った段階で面の中にグリッドが表示されます。このグリッドが青色であれば、比較的正確な効果を望むことができます。……が、ラッセル氏の話では青色であっても極端な長方形のグリッドになってしまうと良くないそうです。下の写真のような正方形のタイルを並べたような感じになるのがベストです。

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 ちなみに赤や黄色のグリッドになっている間は正確な効果が望めませんので、青色になるまで頑張りましょう。

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 そして、青になったら角ではなく辺の上にあるポイントを横に引っ張ってみましょう。新たな面がスルスルと派生させることができます。

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 こうやって必要な面を必要な数だけ作成していきます。一通りできたらバニッシングポイントの作業の大半を終えたと言ってもいいでしょう。これが、仕上がりを左右しますので、頑張って作っていきましょう。

 さて、いよいよ次は写真を合成していきます。

 ではでは。

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バニッシングポイントのお作法(1)

 お猿@おはようございます。

 暫く休業していただけではなく、その直前まではかなり長い間、脱線話になっていたのでPhotoshop談義に戻さねばと思いましたので、昨年のPhotoshopWorldや今月のPAGE2006でPhotoshopCS2 iconのデモの時には必ず出てきたのがバニッシングポイントという新機能。これはどうも注目株のようで、PhotoshopWorldでのラッセル・ブラウン氏のデモはなかなかに面白かった。流石にPAGEでのデモは若干劣るものの、バニッシングポイントのアピールはシッカリなされていた。 

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↑バニッシングポイントのデモをするラッセル・ブラウン氏。

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↑PAGE2006のAdobeブースでセミナーに参加すると貰えたAdobe特製色鉛筆。

 さあ、ではラッセルからも教えてもらったバニッシングポイントのデモをこちらで思い出しながらやっていきましょう。半分記憶がフッ飛んでいますので……。

 では、サンプルとして用いますのは、まずはどこにでもありそうな路地の写真。

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 それと、当ブログのイメージキャラ(我が家に転がっていたヌイグルミ)の写真(すみません、アソビで合成しました)の写真を用意します。

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 路地の写真を開いて、新しいレイヤーを1つ作ります。これはラッセルがしつこく言っていた)

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 そして、フィルタメニューから「Vanishing Point」を選択します。カタカナ表記で探しても「ばにっしんぐぽいんと」とか「バニッシングポイント」なんて出てきませんのでご注意ください(笑)。

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 そうすると、「抽出」や「ゆがみ」ツールのように別ウィンドウが開き、こんな↓画面になります。

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 結構サッパリとした画面ですが、ここから作業が始まります。……が、そこら辺は次回へ。

 ではでは。

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